でも、バッターが人間くさいかも。バッターのキャラがかなり違う?
「……それでも…、世界は終わらせないで。」
「いいのか?」
「いいとか悪いとかじゃないわ。例え、私が心の奥底で、あなたという破壊者の存在を望んだとしても……、私はそれでもこんな汚い世界でも生きてやる! それが答えよ!」
「そうか…。」
するとバッターの姿がみるみるうちに変わり始めた。
目玉は大きく丸くなり、顔はワニのように長くなり、手と指はまるで悪魔か何かのように長く、そして尖っていく。
「ば…バッター?」
その姿を見て、ルイズは、杖を握ってガタガタと震えた。
『お前に否定され…、虚無の認識が変わったんだろう。』
「じゃ、じゃあ…他のみんなには…、あんたがそう見えてたってこと?」
『そうだ。お前達、虚無の担い手にだけは、俺が人の形に見えていたらしいが。』
「うぅ…。ば、化け物…!」
『さあ、俺を止めてみろ。世界を終わらせたくないのなら。』
バッターが前に進み出てくる。
「う…うわあああああああああああああああああああ!!」
ルイズは、恐怖に震え上がり、叫びながら杖を突き出し、エクスプロージョンを使った。
そしてバッターの胸の部位が爆発し、大穴が空いた。
「えっ?」
『………これで…、終わる…。』
バッターが前に倒れ伏した。
「バッター? あんた…?」
『…ヒューゴ……、ヴェイダー……、お前達のところへ…行くからな。』
バッターの形が粒子となって消えていった。
『なんてことを…、ガンダールヴの効果がマリオネットに、“情”を発生させるなんて…』
「誰!?」
謎の声にルイズは驚いた。
『もはや、この世界を救済する術は無くなった……。僕は…永久に…、この世界を憎むだろう』
「ブリミル…? ……キャッ!」
「ルイズ! 逃げるぞ!」
「ワルド!」
大いなる意志が揺れ動きだし、吹っ飛ばされていたワルドが戻って来て、呼び戻した風竜に乗って大いなる意志の上から逃れた。
大いなる意志が、やがて海へと再び沈んでいった。
バッターという災厄が消えた。
ルイズは、一躍救世主と評されたが、心にぽっかりと穴が空いたように空しかった。
そしてバッターに協力して彼を救世主と崇めていたロマリアは、他の国を巻き込んだことや、危うく世界を滅ぼしかけた責任を取らされる形になった。
ロマリアが動くきっかけになったブリミルが残したという言い伝えのせいか、ブリミル教は急激に衰退することとなる。
「これで…本当に良かったのかしら?」
ルイズは、結婚式場の控え室で、ひとり呟く。
やがて控え室の戸が開き、新郎のワルドが来て、ドレス姿のルイズが手を引かれて会場へ向かった。
世界をOFFにしなかった場合の選択肢エンドでした。
ジャッジを出そうかとも考えましたが、出しませんでした。
このネタでは、ワルドが裏切ってないので、親同士の決めた婚約により結婚しました。
お気に入り、評価、感想、ありがとうございました。
これで、ゼロの使い魔×バッターネタは終わりです。