奇蹟の右手により、男根を消失し、豚野郎から、『美少女ダストちゃん』へと、クラスチェンジしたと思われた。
だって、右手は不可逆の呪い。常識レベルのお約束だろ?
そんな常識を嘲笑うかのように右手は光る。今まで何を見てきた。常識など、ただの過去例に過ぎない。現実を書き換えろ。
異能発動ーーーー
『|絶対美少女化(ハーレム)!!』
進化前:最強の美少女ダストちゃん
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超成功☆
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名前:ダスト君
種族:人族(最強の男の娘)
特記:主人公
異能:絶対美少女化(ハーレム)
寵愛:混沌神(クトゥルフ)
装備:穢れなきドレス[SSR]
美少女は、男の娘になった。
黒髪の乙女。細い肢体。しなやかな張りのある玉肌は、身体を振ると、それだけで水が弾き、乾く。
見た目は、変わらない。
しかしながら、変化もある。
丸みを帯びた身体こそ変わらないが、ふくらみかけた胸が無くなり、男根が復活した。
見た目が美少女である事の優越感と、女にはなれない偽物である事の劣等感が、ないまぜになった複雑な色気。
完璧では無いからこその親しみやすさ。禁忌を犯す背徳感。
ダスト君は、姿見の前で、恐る恐るスカートをたくしあげ、その下半身の男神を確認した。
神に背く行為。禁断のエロスが、そこにあった。
「これは、新しい扉を開いたかも、しれんな。だけど、今日はお終い。またね、バイバイ。」
ダスト君は、中性的な声で、寂しそうな表情をして自分にしばしの別れを告げる。優しく労るように、ペタリと頬を触る。
異能発動ーーーー
『|絶対美少女化(ハーレム)!!』
進化前:最強の男の娘ダスト君
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超成功☆
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名前:ダスト
種族:人族(おっさん)
特記:帰ってきた主人公
装備:穢れなきドレス[SSR]→布の服と靴[R]
「良かった。戻れたか。」
何をもってハーレムとするか、おそらくそんな理由だろう。主人公に限り自由に、3形態の変身が出来るようだ。
ぶにぶにした情けない体に戻る。
「フフフ、勇者よ。俺は、まだ2形態を残している。真実の姿を知った時、貴様は後悔するだろう。」
後悔しか無いまである。それは、そうと。
「小石ちゃんを待たせてたな。俺は今夜、男になる。なるつもりだが、なんかこう、勇気を挫かれたな。」
いつでも戻れる。それは、甘美なる誘惑であり、人間は得てして、低い方に流れるものである。
そして、ダストは判断を誤り、決断の先送りを選択した。
「今夜じゃなくてもいいか。会ったばかりだし、まだ時間はあるし、もっとお互いに良く知って、2人の仲を進展させてから。」
異能発動ーーーー
『|絶対美少女化(ハーレム)!!』
進化前:プロニート豚
↓
超成功☆
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名前:ダストちゃん
種族:人族(最強の美少女)
特記:真主人公
異世界に美少女が、帰ってきた。
軽い足取りで、小石ちゃんの待つ部屋に戻るダストちゃん。
「ダスト?可愛くなってるよ。」
「大丈夫、元の姿にも戻れるから。小石ちゃんに、この姿も見てもらいたくて。」
「・・・ヘタレ。」
むすっとした小石ちゃんに撫でられて、夜は深まる。姉妹のように、仲良く寝た。
主人公は誰がいい?
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豚野郎 ダスト
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美少女 ダストちゃん
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男の娘 ダスト君
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美男 Dust
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でぶ女 D