誰かダブルクロスの臨界ブラキの倒し方教えてください
シェンガオレンの討伐から一週間。何でも屋はいつも通りのんびりとした営業をしていた。今日は生憎の雨、というよりも嵐だった。
「ニャ~外はすごい嵐ニャね~」
「すげえな・・・ここまで嵐がひどいと依頼も無いから暇だな」
「うん。でもたまにはゆっくり過ごすのもいいよね~」
「ササササッササ」(ここはいつもゆっくりしているだろ)
「でもこんなにゆっくりできるのなんて久しぶりじゃありませんか?」
確かに最近はラオシャンロンのために温泉を掘ったり、シェンガオレンを迎撃したりと忙しかった。
「ニャ!調味料切らしてたニャ!ちょっとユクモ村まで買いに行ってくるニャ!」
「え?大丈夫ですか?私も一緒に」
「大丈夫だニャ!行ってくるニャー」
「「「いってらっしゃーい」」」
コハルを筆頭とするちびっ子達(約一体超弩級の大きさを持つ)に見送られ、シンバルはユクモ村へと出発した。
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「ニャーひどい雨だニャ・・・」
ユクモ村で調味料を仕入れたシンバルはテクテクと渓流の道のりを歩いていた。すると、いきなり突風が吹き、シンバルは飛ばされてしまった。
「な、なんニャーーー!!!?」
風の力によりシンバルの身体は野を超え山を越え、渓流のさらに奥地にある霊峰へと運ばれた。
「ぜぇ・・ぜぇ・・し、死ぬかと思ったニャ・・・それにしてもここはどこかニャ?」
シンバルは辺りを見渡すが全く見覚えがなく戸惑っていると。鉛色の空から真っ白な龍が降りてきた。龍はシンバルを見つめると口を開いた。
「貴方がモンスターの何でも屋さんですか?」
「そ、そうだニャ」
「私は嵐龍アマツマガツチ。このような形でお呼び立てしたことをお許しください。」
「だ、大丈夫だニャ。それよりオイラに何か用かニャ?」
「はい、私は貴方たちにお願いしたいことがありまして・・・私にどうか青空を見せてくれませんか?」
「あ、青空かニャ?」
意外な依頼にシンバルは驚く。
「はい。私、生まれて数百年生きてきましたが一度も青空を目にしたことがないのです。」
「嵐を止めることは出来ないのかニャ?」
「それができないんです。私は常に嵐とともにある古龍。嵐がやむのは私が命を終える時だけなんです。」
悲しげに目を伏せるアマツマガツチ。つまりそれは自分が死ぬ瞬間にしか青空を見られないという事。
「僕に任せるニャ!きっとアマツさんに青空を見せて見せるニャ!!」
そんなアマツマガツチを不安にさせまいとシンバルは力強く胸を叩いた。
・・・・・・・
・・・・
シンバルは帰宅するなりミラボレアスに尋ねた。
「ミラさん、古龍の力って一時的に封じる事って出来るのかニャ?」
「え・・・ま、まさかシンバルさん私を封印しようと・・・・」
「ち、違うニャ!誤解だニャ!」
シンバルは慌てて今にも泣き出しそうなミラボレアスにアマツマガツチの事情を話した。
「そうだったのですか・・・アマツちゃん青空がみたいと・・・」
「そうなんだニャ。ミラさん何か良い方法ないかニャ?」
「古龍の力を封印することは出来ませんが、一時的に嵐をやませる方法ならありますよ」
「ホントかニャ?!どんな方法かニャ?」
「アマツちゃんが纏う嵐と同じくらい強い嵐をぶつけて嵐を相殺する方法です」
「ええと・・・それはつまり・・・」
「はい、同じく風を操る古龍のクシャルダオラ君の協力が必要です」
ミラボレアスの提案にシンバルは頭を抱えた。
・・・・・・
・・・・・
「悪いニャーこんなことに付き合わせて」
「いいってことヨ。」
翌日、シンバルはバルファルクに乗ってクシャルダオラの住む雪山に向かっていた。
本当はミラボレアスと共に雪山に行く予定だったのだが、ミラボレアスはティガレックス亜種達と共に別件の仕事へ行くことになってしまい、急遽渓流で休憩していたバルファルクに頼み込んで雪山へと行くことになったのだ
「ついたゼ」
「ありがとうだニャ!」
「それじゃ終わったら角笛吹いて呼んでクレ」
そう言ってバルファルクは飛び去っていった
雪山の上空はクシャルダオラの力により風が吹き荒れているため、バルファルクの飛行能力を持ってしても無事にたどり着けるとは限らないのだ。そのためシンバルは山の麓からは歩いて行くことになっている。
「さーていくかニャ」
シンバルはホットドリンクを飲み干し、雪山の山頂を目指して歩き始めた
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これから会話文多めでもよろしいですか?
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OK
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しっかり地の文書けや!