私の名前は・・・内緒。私のことを知る人は私のことをネコートと呼ぶ。今私はユクモ村近くの渓流へと向かっている。
禁忌の黒龍であるミラボレアスに乗って。
・・・いやなにやってんの私!怖っ早っ高っ・・・
「ネコートさん大丈夫かニャ?おいらにしっかり掴まっているニャ」
「あ、ああ・・・」
何故だろうか、年下なはずのシンバルが頼もしく見える・・・いやいかんいかんここは年上としての威厳を・・・
「にゃあああやっぱ怖いいいい」
「ね、ネコートさん、本当に大丈夫かニャ?」
年上だからと言って威厳を保てる者と保てない者があると言うことを知った私は終始シンバルにしがみついていた。
・・・
渓流に着くなり、シンバルはポケット村で買ったポポの肉を次々と調理し始めた。その手際の良さと言ったら王宮に勤める料理人に並ぶのではないかと言うくらい早い。手伝おうと思ったが
「ネコートさんはお客さんだから座っててニャ」
と言われてしまった。仕様が無いから座って待っていると
「お茶どうぞ」
「あ、ああすまない」
まさかの黒龍からお茶を出されてしまった。おそらく私は世界で初めて黒龍にお茶を出してもらったアイルーになってしまったのではないか
「・・・そういえばこの何でも屋の代表は誰なんだ?」
ふとそう思い、黒龍に聞いてみる。
「え?あそこに居る黒ティガさんですよ」
黒龍が指し示す先には空腹のせいか地面にへばりついている黒轟竜の姿があった。先程の暴れっぷりからは考えられない姿だ。
「そ、そうなのか。てっきり貴殿が代表かと」
「違いますよ。元々黒ティガさんとイビルさん、それにシンバルさんとコハルさんが始めたんですよ。私は後から加入しましたけど」
「そうだったのか・・・しかし珍しいことをするものだな。モンスター助けをするとは。」
「ええ。でもそのおかげで私はこうして楽しい生活を送れているんです。」
そんな風に黒龍との会話を楽しんでいたら、シンバルが大量の料理を運んできた。
「出来たニャ!みんなお腹いっぱいになるまで食べるニャ!」
「「「「「「「いただきまーす!!!」」」」」」」
・・・
「おいラー!その肉は俺が狙ってた奴だぞ!」
「サササササッササ」(黒ティガ、残念だが早い者勝ちだ。)
「いただきー」
「ホギャーー!最後のポポのタン!!!イビルてめぇ!!!!」
・・・
「ゼノちゃん美味しい?」
「うん!おいしいよママ!」
「コハルちゃんすっかりママだね~」
「えへへ~」
・・・
「・・・アルバ君はなんで居るんですか」
「うむ、お前達に頼みごとをしたくて訪れたのだが良い香りがしたのでな」
「はあ・・・いいですけど、こんなに頻繁に来て神域は大丈夫なんですか?」
「問題ない。バルカンの奴に放り投げてきた」
「・・・たぶん今頃神域は火の海になってますよ」
・・・
神域にて
「アルバの野郎――――!!!」
「・・・おいアカム、バルカン様ご立腹だぞ。お前なんとかしてこいよ。」
「無理無理無理無理あんな所に行ったら一瞬で消し炭にされる。つかそう言うテオ様こそ止めてきてくださいよ!」
・・・
「ネコートさん、お口に合うかニャ?」
「ああ、美味しいぞシンバル」
「ニャーそれはよかったニャー」
「それはそうと古龍が増えているのだが・・・」
「ああ、アレはミラさんのお兄さん、アルバトリオンさんだニャ」
「・・・アルバトリオンって禁忌の古龍だよな」
「意外にも気さくで優しい人だニャ」
「・・・ここにいると頭がおかしくなりそうだ」
「分かるニャ。おいらはもう慣れたニャ」
「でも良いところだな。」
こういう風に種族の異なるモンスター達が手を取り合って暮らしている。そんな生活がうらやましい。そんな私の考えを読み取ったのかシンバルは
「またいつでも遊びに来るといいニャ。」
嬉しいことを言ってくれた。
「・・・いいのか?」
「おいら達はいつでもウェルカムだニャ!」
「ふふ・・・ではありがたくお邪魔させてもらおう」
▽ネコートさんが常連になりました
これから会話文多めでもよろしいですか?
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OK
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しっかり地の文書けや!