俺が転生した世界は変態のドS達が集まる、最低最悪のバトル世界だった。 作:ハーピス
楽しく見てくれたら光栄です。
ある日俺は事故に会い、命を落とし、無の空間にいて、そこでコーズ・ポア・エリサという管理人さんに出会った。
そしてもう一度違う世界で旅をすると決めた俺は、ドStransformationバトルワールドという名前の世界へ転生された。
「うわぁぁぁぁぁ~。し、死ぬぅぅぅぅ」
バァン!
俺は地面に頭から突っ込み地面に突き刺さった。
「うぉぉぉぉ~。バァン!い、イテテテテ」
俺は全力で頭を抜き、慌てて目を開ける。
するとそこは綺麗な街並みがある。
「う、嘘だろ。これが俺の2度目の景色かよ。すげぇー。なんかすげぇ~。ここがドStransformationバトルワールドなのか」
明るい日差し、数々の森林の緑、多くのお店や武器屋、うじゃうじゃといる人。
それはもう現実世界とは違う、なんという開放感のある世界だ。
ここで旅をするなら文句はない。俺はそんなことを思っていた。
だかそんな甘い世界ではない。これから起こる物語は、まだ海門義彦は知るはずがなかった。
「でも、もっとボロボロの世界に来ると思ったんだけど。まぁ~いいや。で、ここに来たのはいいけど、この後どうすればいいんだ?」
どうしたらいいか分からない時、どこからか誰かの声がした。
「あ、義彦くん。あなたに言ってなかったことがあるので、ちょっと聞いてください」
「この声、どこかで。あ、エリサさんか?」
「そうです。無の空間から、そちらに通話を繋いでいます」
「そんなこと出来るのか。で、話ってなんですか」
エリサは慌てていたのか少し深呼吸をして話す。
「ここの世界は名前の通りバトルワールドです。いわゆる戦う世界です。なのであなたにはクエストに出てもらい、戦って貰わないと行けません」
「つまり俺が何か武器を使って魔物を倒すということか?」
「はい、そうなります。別に武器でわなくて魔法も使えます。が、魔法は扱いが難しいのでオススメはしません」
ま、マジか。俺、武器とか魔法使えんの。人生でこんな経験出来るとは思ってなかった。
なぜか俺は少し、死んでよかったかもと、心無しに思ってしまった。
「それはマルチみたいな仲間を集めてから戦った方がいいのか?」
「そうですね。それもいいですが、最初は簡単なクエストにソロで挑んで、自分のレベルをアップさせてから仲間を集めた方がいいと思います」
「なんで最初から集めないんだ?」
「それはですね、最初からは、なかなか集められないんです。自分が弱いと集まるとしても、弱くて貧弱な戦士しか来ないんです。だからまずは、自分のレベルを上げて、できるだけ強い戦士を集めた方がいいと思います」
「なるほど。でも俺今、お金ないぞ。武器とか買えねぇから、戦えないぞ」
「大丈夫です。これを受け取ってください」
そう言われると、何も無い空間から腕時計が出てきた。どういう仕組みになってんだこの世界。
「まずは、今渡された腕時計を付けて、指紋を認証してください」
「あ、あ~。よし!」
ピピ。
「認証完了しました」
「これでいいのか?」
「はい。では次に、腕時計をタッチして見てください。すると、名前や設定画面が出てきましたね」
「お、おう」
こんな腕時計は現実世界では絶対に作れないだろうな。
「設定画面をタップして、マネーという所をタッチしてください」
「これか。出来たぞ」
「そこに多分マネーが入ってるはずです」
「ほ、ほんとだ。3000コルド入ってる。ていうか、コルドって現実世界では、何円くらいなんだ」
「そうですね。だいたい3000コルドで、30万くらいですかね。なので1コルドで、100円程度ですね」
そ、そんなに。人生でこんな金額初めて持ったぞ。この世界怖ぇけど、なんかすげぇ~。
「この金で武器とか買えるのか?」
「はい。でもあまりいい品は無理ですけど」
30万もあっていい品は買えねぇのかよ。何、ここは石油王でもいるの?
「で、でも。クエストをクリアすればその分のお金は貰えるので心配しないでください。クリアすればですけど…」
なぜ、2回言った。俺に不安でもあんのかよ。そりゃ~現実世界では、中高と帰宅部だったから運動神経には自信はないけど。
「あと、クエストを受け付けられるギルドセンターなどの場所は腕時計に表示されているマップをみて動いてください」
「なるほど~。了解。ありがとさん」
「では、伝えることは伝えたのでこれで失礼します」
「ちょっと待ったー!」
「なんですか?」
「あ、ごめんごめん。1つ聞いていいか?」
「なんでしょう」
「この世界ってバトルとかに負けたら死ぬ事とかあんのか?」
「もちろんありますよ」
「も、もし死んだらどうなるんだ?」
「そうですね~。その時は素直にお亡くなりになってください」
「……。え、そんだけ…」
俺は一瞬言葉が詰まった。エリサさん怖ぇ~よ。何、もしかしてスパイだったりして。
「ん~。あ、そうだ。義彦さん、これを受け取ってください」
そう言われて、また何も無い空間から、でっかいダイヤみたいな物が出てきた。
「これはなんだ?」
「それはダイヤテレパシーといって、そのダイヤの頂点の部分を押すと、私のいる無の空間に通話が来て、私とお話しが出来るという機械です」
「そ、そんな機械まであんのかよ、この世界!」
「もういいですね。では、これで」
「おう。またな」
こうしてある程度の情報を得て俺は改めて旅をスタートする。
「さ、まずは武器屋とか行くか」
俺は魔法もいいけど、なんかめんどくさそうなので武器で戦うことにした。
いやだって、アニメの主人公は大体武器なのかなぁ~って。まぁ~そんなことより、できるだけいいお店探そっと。
「えっとマップだと、ここら辺には武器屋が3件くらいか。1番近いとこでいいか」
俺は3分くらいに歩いて、武器屋に着いた。さぁ~てどんな武器にしようかな。
「失礼しま~す」
入って、最初に出てきたのは多分店長だろう。なんかすげぇ~胸がでかい女の人が出てきた。
「い、いらっしゃいませ~。あ、あぁん」
「な、なんすか。そのなんかあざとい喋り方は。ここ武器屋ですよね」
「そうです。ここはキャビンアテンダントという武器屋ですよ。あなたはどんな武器で私につつかれたい」
なんなんだこの人は。変態、ド変態。他人に胸の谷間とかあざとく見せてくるし。顔近いし。
あ、いや別に悪くは無いけどな。いやいや今はそんなこと考えるな。
「あ、あのできるだけ強い武器ありませんか?」
「わあぉぉ。あなたは強い武器で私につつかれたいのね。それはそれで嫌いじゃないわよ」
「いや、違うから。なんで俺がつつかれる側なんだよ。そんなことより3000コルドくらいで買えるようなできるだけ強い武器が欲しいんだ。そんなのないか?」
「ええ、もちろんありますよ。1つ目はブラジャーしか着れない、エロエロソード。2つ目は…」
「ちょっとまて。なんなんだそのソードは。何がエロエロソードだよ。誰がそんなの買うか!」
なんで30万円でそんなソード買わないといけないんだよ。さすがの俺でも買ってたヤツいたらドン引きするぞ。30万で巨大ガム買った方が得してるぞ。
「ならどんな物が欲しいんですか?」
「普通にかっこよくて強い武器だ。3000コルドで買えるくらいの」
「ん~。しょうがないですね~。これなんかどうでしょう。1つは、炎の剣、名付けてレッドカリバー。そして2つ目は、黒雷を操る剣、ブラックサンダーガイル。この2つはここの1番の剣ですよ」
見た目は予想以上の仕上がり。切れ味も良さそうだし、何よりカッコイイ。だが問題は金だ。
「すっごいいいんだけど、これどのくらいするんだ?結構高そうだけど…」
「元々この店は高い値段の武器はあまりないの。それとあなた、初心者でしょ?」
「な、なんでそれを。あんた能力者なのか」
「その格好を見れば分かります。防具をなんにも付けづに薄っぺらい服ですもの」
「薄っぺらいは余計だ」
一応はお気に入りの服なんだが。俺やっぱり服のセンスないのかなぁ~。
「あなたに質問してもいい?」
「なんですか。急に」
「この剣は本当は1本で3000コルドなのだけれど、無料でもう一本あげるから、今後も武器を買う時はこの店に来てくれる?」
それってあの2本が両方手に入るってことか。最高じゃねぇか。でも、こんなやり取りはダメだと小中学生で習ったな。だがこの剣は欲しい。喉から手が出るほど欲しい。
この答えはもちろん。
「分かりました。今後は何かあったらここに来ます」
「ありがと。では、レッドカリバーと、ブラックサンダーガイルをあなたに差し上げます。それとついでに、私も貰ってくれるかな?」
「嫌です。断ります」
「あ、あぁんっ!そ・く・と・う。こういうのも嫌いではないですね」
「ダメだ、この人。頭が狂ってやがる」
俺は3000コルドを全部使って、2本の剣を手にした。
「では、クエスト頑張ってね」
なんで急に馴れ馴れしくなってんだよ。まぁ~でも、この恩は返さないとな。
「行ってくる」
俺は武器を手にして、とうとうギルドセンターへと足を運んだ。
この後の出来事に、海門義彦は何も考えていなかった。
この世界の真実の正体は、まだ海門義彦は知らなかった。