立花響は特殊な転生者   作:龍蟹

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第1話

 

突然だが私、立花響は転生者と言うものです。

それも、ただの転生者ではありません。

今回で19回目(・・・)の人生を送ることになる転生者です。

 

……何故そんな中途半端な数字なんだと言われても私は知らない。

何せあまりにも突拍子もない出来事だったため私にも何が何だか分かりません。

 

最初の転生で終わりかと思えばさらに続くから驚いた。

一体いつまで死んでは転生するんだと何度思った事か。

 

当の本人二人は答えてはくれないのでホントにわからん。

 

とはいえ転生はあまり嫌ではない。

数多くの出会いがあって、別れがある。

楽しい事があったり、悲しい事があったりと様々だったが嫌じゃないと言える。

……寿命が長い者に転生した時は気が遠くなりそうになったけど。

 

あぁ因みに、前世で私が手に入れてきた、又は使用してきた能力とかは今世に持ち越せると言う能力を獲得している為、「前世では使っていたのに使えない」なんて事はないです。ホントにない。

後、完全記憶能力も備わってます。

 

それで今回の人生は何事も無い平和に近い世界……かと思った。

 

何せ、この世界に転生するのは三回目(・・・)だったので直ぐに分かった。

 

この世界にはある一つの『災害』と呼ぶべき存在があった。

その名は『ノイズ』

それは人類共通の天敵とされ、私達人類を脅かす認定特異災害。

歴史上に記されている異形の類は大半がノイズ由来のものとされていて、学校の教科書にもその存在が記されていたりと、知名度自体はに高い。

何せ、国連総会で特異災害に認定された程だ。

ノイズ達は空間からにじみ出るように突如として発生して、人間だけを大群で襲撃、触れた人間を自分もろとも炭素の塊に転換させる力を持っている。

近いもので言うと神風特攻隊みたいなものかな?

それとノイズ達は発生から一定時間が経過すると自ら炭素化して自壊する。

それから、一定範囲以内に人間がいなければ、周囲を探索したりはせず自壊するまであまり動くことがない。

サイズもそれぞれで最低でも人間ほどの大きさ、最高でもビルを超えるほどの大きさだ。

 

ノイズの正体は未だに分からないけど、先史文明期から長く存在している事は確か。

恐らく、今も撒き散らされている“呪い”が関係しているけど。

 

合計で100年以上はこの世界にいたんだ。

それ位は分かる。

ただ、今の人達はその事を忘れてしまっているけど。

まぁ、大昔の事だか仕方がない。

 

取り敢えず今は、厄介事に巻き込まれるまでは平和に暮らそうと考えた。

けど……あんな大事件が起ころうとは思いもよらなかった。

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