お姉ちゃんと別れた後、私は坂本君を探す。
えーっと・・・あ、いた。
ムッツリーニ君といる。
「ねえねえ坂本君。」
「うぉっ!?古明地か、いきなりだったから驚いちまった。ちょうどいい。実は今、今朝よりもさらに良くない状況になっている。」
「もしかして、Bクラスに宣戦布告をされそうなの?」
「・・・そうだが、何故知ってるんだ?」
「お姉ちゃんに聞いたんだよ。」
私はさっきお姉ちゃんが教えてくれた情報を伝える。
お姉ちゃんが非開戦派なこともきちんとね。
じゃないと情報の信憑性なくなっちゃうし。
「・・・なるほど、そういうことだったか。お前の姉が言う通り、戦ったら100%負ける。だから戦いは回避しなければいけないんだが・・・そのためにDクラスを使おうと思う。」
「Dクラス?なんらかの方法でDクラスがBクラスに宣戦布告をするようしむけて時間を稼ぐの?」
「いや、違う。試召戦争は1対1しか認められてない、つまりDクラスとの戦争中はBクラスは宣戦布告が出来ない。そして、終戦後には補充試験の時間が与えられる。こうしないとどんなクラスでもすぐ負けるからな。」
なるほどね。
確かに、Dクラスと戦う方がBクラスと戦うよりいいかも。
勝っても負けても私にとってマイナスだし・・・。
・・・ん?
「坂本君、その案なんだけど、Eクラスじゃダメなの?」
「まあもちろんそれができるならそっちの方がいいが、Eクラスには戦争の中心となる人物は今はいない。Dクラスの方が圧倒的に簡単だ。なにせ明久と島田の件があるからな。」
「でもそれ誤解だってさっき吉井君言ってたよね?」
「この際事実関係はどうでもいい。とにかく明久と島田に、清水がキレるくらいにベタベタさせ、宣戦布告をするよう仕向けるのが俺達が生き残る道だ。」
「・・・実はさっき、明久に頼まれて屋上の盗聴器は接触不良を装い、一時的に機能しないようにしていた。」
なるほど、それならまだ伝わってないってことなのね。
「まあ、Dクラスと戦うにしても勝算はない。ただ負けない勝負が出来るというだけだ。強いて言うなら、負けない勝負を続けて稗田が登校出来るようになるまで戦いを引き伸ばすのが勝ち筋といったところだな。」
それは確かにめんどくさいよね。
こういう体調を崩した時、阿求ちゃんが登校出来るまでには平均で3日くらいかかるから、明日始めるとだいたい2日間ずっと戦争になるし。
「さて、まずは恐らく水飲み場で昼食をとっているだろう明久に事情を説明する。その後は島田と姫路がここに戻って来次第作戦を始めるぞ。姫路や島田が戻って来た時のために俺は教室に残りつつDクラス戦の準備を行う。ムッツリーニは情報操作を、古明地には明久への説明を頼む。」
「うん、わかったよ~。」
「・・・了解。あと、説明の簡略化にこれを持っていけ。二番目のデータに今の会話の録音がある。」
そう言いつつムッツリーニ君が渡してきたのは小型録音機だね。
それに今の会話のデータがあるみたいだから、それを聞かせればいいってことかな?
「・・・ん?古明地さん、僕に何か用なの?」
「まあ、今大変なことが起こってるから、ちょっと吉井君の力が必要なんだよね。とりあえず、これを聞けばわかると思うよ。」
不思議そうにする吉井君の前で、小型録音機を取り出して、再生する。
『・・・土屋君、明久君のセーラー服写真を売っているって本当ですか?』
『・・・1枚100円。二次配布は禁止。』
『二次配布は禁止ですか・・・。でも、私個人で楽しむだけでも充分に』
「(ブツッ)あ、ごめん、ファイルこれじゃないみたい。」
「ちょっと待って古明地さん!僕の女装写真をムッツリーニは売ってるの!?そっちの方がよっぽど僕にとって大変なことなんだけど!?」
そういえば二番目のファイルだった。
というか、音質が悪くて声からはわかんないけど、これ姫路ちゃんだよね・・・。
「まあそれはあとでムッツリーニ君に聞いてね。それで、今度こそ正しいよ。」
もう間違えないでファイルを再生する。
Bクラスが戦争の準備をしていること、それを凌ぐために美波ちゃんと吉井君がつきあってるふりをしてもらうこと、お姉ちゃんが非開戦派なことを伝えたら、吉井君も困った様子だけど、一応はやってくれるみたいだね。
吉井君を連れて教室に戻る。
美波ちゃんと姫路ちゃんはもう帰ってきてたみたいで、坂本君が早速要件を伝えてるね。
「それで、ウチにどうしろって?」
「明久と付き合ってる演技を頼みたい。それもベタベタで、見ている者が怒りで血管が切れそうになるくらいのな。」
「絶対イヤ。ウチがそこのバカと付き合ってるフリなんて。」
まあ、当然断るよね。
今朝あんなことがあったのに付き合ってるフリをしろなんて、人によっては坂本君を殴ってもおかしくないんじゃないかな。
「そこをなんとか頼みたいのじゃ。島田だけでなく姫路も。」
「え、私もですか?」
「うむ、明久と島田だけでは現実味に欠けるからの、おぬしには2人の仲を妬む役をやってもらいたい。」
あれ、木下君いつの間に?
さっきはいなかったけど、既に話してあったのかな?
「どう言われようともイヤよ。」
「島田よ、よく考えるのじゃ。確かに色々思うところはあるとは思うが、これはおぬしにしかできん役割じゃ。静観し、良くない結果になった時、おぬしは自分を責めずにいられるかの?例えば・・・姫路の転校とかの。」
「うっ・・・。」
そういえば、学祭の時に転校は免れたから忘れてたけど、設備が悪くなれば姫路ちゃんの転校の可能性もあるんだった。
ならなおさら守らないとね。
「あのさ、だったら彼氏役が僕じゃなかったらいいんじゃないかな?ほら、例えば雄二とかさ。」
「ほほう、お前は俺に死ねと言うのか。」
代案を提示する吉井君だけど、坂本君がもしやったら、多分「・・・浮気はダメ。」って言われてスタンガンとアイアンクローで制裁を受けるんじゃないかな・・・。
作戦立てる人いなくなっちゃったら、Dクラスを挑発出来ても、結局負けちゃうよ。
「でも吉井君、今朝あんなことがあったのに、他の人と付き合ってるなんて無理があるよ?」
「そっか、確かに・・・。」
少なくとも私なら嘘って思うよ。
キス、しかも唇と唇なんて好きな人にしかしないと思うし。
「あのっ、やっぱり私転校なんてしたくないですっ!すごく個人的な理由ですけど、お願いしますっ!」
「う・・・。わ、わかったわよ!とりあえず形だけでもやればいいんでしょ!でも演技の内容次第じゃ、どうするか知らないからね!」
美波ちゃんが結局折れたように見えるね。
役得かもしれないけど・・・。
「うむ、そうと決まれば早速開始じゃな。三人とも、この台本を受けとるのじゃ。」
「お前らはそいつを持って屋上で演技開始だ。ムッツリーニ、清水の盗聴器はどうなってる?」
「・・・さっき明久に頼まれた時は接触不良を装っただけだから、今はまた動くようにしてある。」
「そうか。だとしたら演技以外の会話は一切しないようにするんだ。演技がバレたら元も子もないからな。」
「・・・カメラには死角がある。台本を読みながらの演技でいい。」
確かに、演技だってバレたら意味ないもんね。
でも、木下君はどんなことを台本に書いたんだろ?
気になるけど、まあ実際に3人がやるのを見ればわかるよね。
ちなみに、キスシーンみたいなのは入ってみないみたい。
盗聴対策にみんな無言で屋上へと続く廊下を歩く。
たてつけが悪いドアを開き、屋上に出る。
どうやら誰もいないようだね。
カメラの死角に移動して台本を開く2人。
「「・・・・・・」」
あれ、なんか固まってる。
なにが書いてあるのかわかんないけど、なんか大変なことが書いてあったのかな。
まあ、余計な言葉が入らないよう、私達はFクラスに戻る。
ムッツリーニ君が持ってる受信機で音声はその場にいなくても聞けるからね。
「・・・ねぇ、アキ。」
あ、始まった。
「ん?なに、美波?」
「今さらなんだけど・・・あ、アキにきちんとウチの気持ちを伝えておこうと思うの。」
ちょっと詰まりながらだけど、美波ちゃんはセリフを続ける。
抵抗はあるみたいだけど、このくらいなら問題は多分ないと思う。
・・・ないよね?
「え?そんなの、今更言われなくても・・・。」
「それでも聞いて欲しいの。・・・・・・こういうことは、ハッキリさせておきたいから。」
あれ、少し不自然な間がある気がする。
「う、うん。わかった。それなら聞かせてほしい。美波の、本当の気持ち。」
お、多分ここから告白始まるかな。
「わ、わざわざ・・・・・・わざわざこんなところに呼び出してごめんね、アキ・・・。あのね、ウチは、アキのことが・・・・・・。」
しおらしく言葉を紡ぐ美波ちゃん。
一瞬言葉を区切り、その後のセリフを告げるために大きく息を吸う。
さて、どんな風に告白を・・・
「・・・アキのことが、嫌いなのっ!!」
んん?
何を言ってるのかな、美波ちゃんは。
「み、美波・・・?」
「始めて会った時から、ずっとアキのことが嫌い!あれから友達として側にいるのがずっと辛かった!本当は友達でいるなんて、我慢できなかったのに!」
これは酷い。
わざわざ屋上まで呼び出して嫌いって言われるなんて。
こんなの漫画や小説とかでも見たことないよ?
「美波・・・。」
「アキ・・・。」
美波ちゃんと吉井君が見つめあってるような気配がする。
さっきのセリフを受けて、吉井君はどうフォローするのかな?
「・・・僕も、ずっと、同じ気持ちだった。」
・・・多分吉井君、台本のセリフをそのまま言ってると思う。
見てないから断定は出来ないけどね。
・・・あ、美波ちゃんが吉井君を殴った音が聞こえてきた。
「まったくお主らは、なんという失態を・・・。」
「美波ちゃんはセリフをちゃんと言わないと。吉井君は考えよ?」
「だ、だって仕方ないじゃない!あんな台詞言えるわけないもの!しかも録音されてるかもしれないのよ!?」
「そうだよ!美波があんな可愛い台詞言えるわけがあれ?右手の感覚がなくなってきたような?」
「美波ちゃんストップストップ!吉井君の手酷いことになってる!」
まあ、美波ちゃんの気持ちはわからなくはないけどね。
でもあれはね・・・。
あと、吉井君はいい加減学習した方がいいと思うな。
「それなら、木下君かこいしちゃんがお手本を見せるのはどうですか?」
「うーん、私でもいいけど、こういうのはやっぱ演劇が上手な木下君がいいと思うな。」
木下君は演劇に関しては校内でも多分トップクラスだと思うしね。
「んむ?別に構わぬが。」
そう言うと木下君は吉井君の手を取る。
さて、どんな感じになるのかな?
「わざわざわざわざこんなところに呼び出してごめんね、アキ・・・。あのね、ウチは・・・、アキのことが好きなのっ!始めて会った時から、ずっとアキのことが好き!あれから友達として側にいるのがずっと辛かった!本当は友達でいるなんて、我慢できなかったのに!アキ・・・。あんなことしちゃった後で今更だけど、改めて・・・貴方のことが好きです。ウチと、付き合ってください。」
わぁ・・・!
私に言われたわけじゃないのに、なんだかドキドキする・・・!
「・・・とまあ、こんな具合じゃ。」
スッと手を離す木下君。
吉井君が幸せな夢が覚めた時のような表情してるけどしょうがないよね。
・・・あ、キラキラ光るものが目に。
「ともかく、このままでは清水が嫉妬するどころか全く逆の結果になりかねん。次は姫路も参加してもらうが、しっかり頼むぞい。」
「はい、頑張ります!」
「それはいいけど、もう次の授業が始まっちゃうんじゃないの?」
「その点は大丈夫じゃ。今は補充試験なりメンテナンスなりで教員の手が足りんため、今の時間は自習になっとるからの。」
あ、ほんとだ。
時計を見たら、もう授業が始まってる時間だ。
「次の設定は、授業を抜け出し逢い引きをしておる2人を姫路が注意するというものじゃ。まずは島田と明久は腕を組むのじゃ。」
「「・・・・・・」」
顔を見合わせる2人。
ハードル高いなって思ったのかな?
「あ、あのっ、木下君。腕まで組む必要はないのでは・・・。」
まあ確かに、演技とはいっても好きな人が別の子と腕組みなんて、あまりいい気分にはならないよね。
「お主の気持ちもわからなくはないが、視覚的な影響は大きいからの。たまたま見かけただけの人がそれを見て、2人が付き合っていると認識すれば、それが清水に伝わるかもしれん。」
「わ、わかったわよ。でもアキは変なところ触ったらコロスからね・・・!」
「う、うん・・・。」
結局2人は折れて、若干ギスギスした感じになりながらも腕を組む。
普段ならこんな姿を見たらちゃぶ台やカッターが飛び交うこの教室も、坂本君があらかじめ事情を説明してたから静かなまま。
まあ確かにリアリティは出たかもしれないけど、作戦がめちゃくちゃになりそうだったもん。
「もう、そんなに腕をぎゅっとしてたら歩きにくいじゃないか。」
「あはは、いいでしょアキ。ウチらはつきあってるんだから。」
気恥ずかしさとか色々あるとは思うけど、二人とも顔に笑みを貼り付けて演技を続けてる。
・・・美波ちゃんの力が少し強すぎるせいで、ギシギシと音が聞こえてきたのは気のせいだよね!
ちなみに、私はさりげなく後をつけて、カメラの死角から指示を出すよう言われてるよ。
「でも美波、そのせいでさっきから肘に当たってるんだけど。」
「え!?こ、この、スケベっ!」
「アバラ骨が。」
「うふふふ。アキってば、冗談が好きなんだから。本当に可愛いわね。」
「まったく、美波は甘えん坊だなぁ。」
2人とも演技を続けてる。
でも多分、美波ちゃん間接技仕掛けてるよね・・・。
「ねぇ美波。美波は僕のどこが好きかな?」
「そんなの、決まってるじゃない。頭の天辺から眉毛まで、全部好き!」
おでこだけ?
そこは爪先だよね?
ちなみに、私はお姉ちゃんのどこが好きかっていうと、お姉ちゃんが存在している宇宙から、お姉ちゃんが誕生する遠いきっかけのビックバンまで、全部好き!
「そういうアキはどうなの?」
「そりゃあ、もちろん美波と一緒だよ。」
「もうっ。アキったら。ホントに可愛いんだから・・・っ!」
多分今また間接技かけたよね美波ちゃん。
それでも屋上に行くまで技を決められたまま表情を笑顔のままにしてる吉井君は凄いと思うな。
「さあ、屋上に着いたしあっちに行こうか。」
「ううん。向こうにしましょ?」
「いやいや、あっちの方が日当たりが良くて良さそうだよ?」
「日差しを浴びすぎるとお肌に良くないのよ。あっちの日陰にしましょ?」
場所を言い合う2人。
吉井君が指してるのはカメラの死角だから、腕組みを続行したい美波ちゃんと腕を解放してほしい吉井君の戦いって言っていいかも。
まあ結局、美波ちゃんの日陰になったけどね。
二人が座ったところで、木下君が合図を送る。
「ふっ、2人とも!こんなところで何をやってるんですかっ!今は授業中ですよっ!」
ここで姫路ちゃんの乱入。
実際に恋心を抱いてるからか、リアル感あるなぁ。
「しかも、そんなに近いなんて!まるで付き合っているみたいじゃないですかっ!」
「・・・ええ。ウチとアキはつきあってるわ。ごめんね瑞季。今までこの気持ちを黙ってて。」
「そんな、やっぱり美波ちゃんは、明久君のことを・・・。」
多分これ、演技じゃないと思うよ。
吉井君は二人の様子に言葉が続かない様子だったけど、なんか言わなきゃと思ったのか、大きく息を吸い込んで言葉を発する。
「やめて2人とも!僕のために争わないで!」
・・・そのチョイスはどうかと思うよ。
美波ちゃんも吉井君を一瞥もしないで間接外して、何事もなかっように続けてるし。
「・・・やっぱりそうでしたか。美波ちゃんも、明久君のことが・・・。」
「謝って済むことだとは思わないけど・・・、ごめんなさい。ウチのこと、許せないでしょうね・・・。」
「え?許してくれるの、瑞季?」
「許すとか許さないとかじゃなくて・・・。その、人を好きになるのは自由だと思いますから。美波ちゃんのことを責めるなんて、私には出来ません。でも、今朝のキスは反則ですっ!あれは許しませんっ!」
「あ、あれはあんなメールとか色々あったから、つい!」
「つい、じゃないですっ!あんなズルは、神様が許しても私が」
ドンッ!
話が脱線してたから、坂本君か誰かが壁を叩いたみたい。
私も話戻してサインは出してたけど、見てなかったみたいだし、正しい判断だったかな。
・・・それはそうと、吉井君が自分の右腕を見ながら、ものすごい焦りと恐怖の表情を浮かべてるのがものすごく気になる。
○ギーでも寄生してるのかな?
「あ・・・。と、とにかく美波ちゃんのバカァっ!」
そう言って走り去る姫路ちゃん。
今までが素だったし、ここだけ演技っぽく聞こえるけど、しょうがないと思う。
「ちょ、ちょっとアキ!?何瑞季の後を追おうとしてるのよ!?」
・・・ん?
ちょっ、吉井君、ストップストップ!
美波ちゃんの手を振りほどき、切羽詰まった状況で走りだそうとしてるけど、そんなことしたら台無しだよ!
「ま、まさかアキは本当にこういう場面になったらウチじゃなくて瑞季を選ぶって言うの・・・?ね、ねえアキ・・・ウチと一緒にいてくれないの・・・?ウチはアキのことが・・・す、好き、なのに・・・。」
「ごめん美波!行かなくちゃいけないところがあるんだ!」
あちゃー、吉井君は手を振りほどいちゃった。
そのまま真剣な表情で姫路ちゃんの後を追うように走ってく。
吉井君は美波ちゃんじゃなくて、姫路ちゃんを選ぶつもりな・・・・・・ん?
私の横を通っていった吉井君の右腕、なんか直視できないような色してたような気がするんだけど、見間違いかな?
ちょうど美波ちゃんがつかんでたあたりだけど・・・。
「・・・そう、そうなのね。アキは瑞季を選ぶのね。・・・もう演技なんてどうでもいいわ。アキは瑞季みたいな女の子が好きなんでしょ。」
美波ちゃんがそう呟いたけど、吉井君には聞こえてなさそう。
木下君が美波ちゃんに迂闊なセリフを言わないよう言ってるけど、効果はナシ。
美波ちゃんの方も気になるけど、正直今は吉井君が気になる。
でも、Fクラスに戻ったけどいないね。
「・・・古明地。俺のデジタルカメラがひとつ見当たらないのだが、見なかったか?」
吉井君を待っていると、ムッツリーニ君が私に聞いてくる。
「デジタルカメラ?見てないよ?」
「・・・ならいい。見たら教えて欲しい。」
「うん、わかったよ。」
ムッツリーニ君はカメラがひとつ、見当たらないらしいけど・・・。
まあ見たらでいいよね。
とりあえず吉井君が帰ってくるのを待つかな。
ところで、さっきから魔理沙を見かけないような気がするんだけど、気のせいかな?
いかがでしたか?
明久の腕はヤバイことになってます。
色はまるでベトベターです。