そんなこんなで週末。
私は魔理沙と共に霧島さんの家に向かってたんだけど・・・。
「ひさしぶりの翔子の夕飯、楽しみだわ~!」
「・・・こいしちゃん、魔理沙さん、知っての通りお姉ちゃんは言い出したら聞かないので・・・。私が止められればよかったんですが、ごめんなさい・・・。」
どこから聞いたかわかんないけど、霊夢さんと早苗ちゃんも参加するみたい。
まあ、私的には霊夢さんも早苗ちゃんも大歓迎なんだけどね。
「お姉ちゃん、この前みたいにカー○ィにならないでよ?」
「早苗、私だってそれくらいわかってるし、自重はするわよ。せいぜい10人前にするわ。」
「お姉ちゃん・・・。普通は1人分だからね・・・。」
霊夢さんは相変わらずでちょっと安心かも。
早苗ちゃんに話を聞いたところ、前回来た時は霊夢さんが22人前食べたみたい。
どうやら、行くことを知った2週間前から断食してたみたいなんだけど・・・霊夢さんらしいというか。
「まあまあ早苗、私もこいしも迷惑だなんて思わないし、お前のことだから了承は得てるんだろ?」
「まあ、連絡は勿論してますけど・・・。」
「だったら大丈夫だと思うぜ。」
「大丈夫、なのかな・・・?」
早苗ちゃんの心配もわからなくはないけど・・・霊夢さんって本当に幸せそうに食べるから、多分作ってる側も悪い気はしないんじゃないかなって。
それに、早苗ちゃんがそこまで心配する必要はないのに。
そんな話をしてたら私達は家に着く。
霊夢さんが呼び鈴を鳴らすと、中から出てくる霧島さん。
連れられて部屋に案内されると、既にほとんどが集まってるみたい。
・・・あれ、姫路ちゃんがいつもと違ってポニーテールだね。
「ところで、来る途中にあった、鉄格子がはまった部屋は何だったのぜ?」
「・・・雄二の部屋。」
魔理沙と霧島さんが話してたけど、魔理沙は聞くんじゃなかったみたいな表情してる。
「あと来てないのは・・・吉井君と坂本君かな?」
このなかには2人の姿だけが見えないからね。
霊夢さんや早苗ちゃんみたいに、私が知らなかった参加者がいるならともかく、あと2人なはず。
「・・・ちょっと待ってて。今連れてくる。」
ん?
連れてくるって誰を・・・。
ドサッ←ロープで縛られた坂本君が床に落ちた音
「・・・雄二を連れてきた。」
「・・・ん?古明地らか。どうしてお前達がここにいるんだ?」
「ああ、うん、霧島さんの好意だよ・・・。」
そっちこそ、なんでロープで縛られてるの?って聞きたいけど、聞いたらまずいかな・・・?
「・・・吉井も来たみたい。出迎えに行ってくる。」
木下君がロープをほどいていると、呼び鈴が鳴ったのが聞こえたね。
やっぱり吉井君かな?
「ところで雄二よ、お主は霧島から何も聞かされておらぬのか?」
「ああ。いつものようにクスリ嗅がされて気を失い、気がついたらここにいたって感じだ。」
・・・いつものように?
突っ込むのも今さらかもだけど・・・。
坂本君の日常について考えてると、霧島さんが吉井君連れて戻ってきた。
うん、これで全員だね!
「ところで、坂本君は連行されたわけだけど、勉強道具は大丈夫なの?」
「・・・大丈夫。準備は万全。」
手に持ってるのは・・・坂本君のものと見られる鞄。
本人が知らない場所で、よくそれだけの用意を・・・って思ったけど、そういえば坂本君、入院してたんだったね。
「全員揃ったみたいですし、早速始めませんか?」
阿求ちゃんが言う。
改めてみると、ものすごい大人数だよね。
Fクラスからは私、魔理沙、お空、正邪ちゃん、阿求ちゃん、美波ちゃん、姫路ちゃん、吉井君、坂本君、ムッツリーニ君、木下君が、Aクラスからは工藤さん、霊夢さん、早苗ちゃん、小鈴さんと、15人いるもん。
じゃあ、私はこの前と同じく阿求ちゃんに現代文かな?
私の現代文、ひどい時には吉井君や帰国子女の美波ちゃんに劣ることがあるし・・・。
召喚大会の3回戦ではそれでお姉ちゃんに迷惑かけちゃってるし、補強しないとね。
「・・・と、つまりここがてがかりとなるんですよ。」
「私ならこの時、こうは思わないんだけどな・・・。」
「私もです・・・。」
「確かに、自分ならどう考えるかというのも、文章を読んでいくにあたって大事なことですが・・・、ある程度パターンはあるものなんですよ。」
私と早苗ちゃんは、今は阿求ちゃんに現代文を教わってるよ。
パターンってどういうことなんだろ?
「基本的に、現代文の問いは本文中に書かれていることのみで考えるんですよ。例えば、『太郎は顔を真っ赤にした。』という文章があったなら、太郎の感情はどうだと思いますか?」
「えーと、怒りかな?」
「私は屈辱だと思いますね。」
「そうです。表現によって、感情はある程度は絞れるのですよ。その文章の前後に大抵ヒントがあります。さっきの文章なら、直前に『花子にミスを指摘され』とかがついていれば、怒りより羞恥が適切となりますよね。」
「そうかもしれないけど・・・そういうのがなかったらどうするの?」
「そういう場合は、一度飛ばして先を読んでみるとあることがありますよ。それと、本文を読む前に一度設問に目を通した方がいいです。」
「設問?先に文章を読まないと解けないですよね?」
「設問で、何が聞かれているか。それを知ってから本文を読むことで、注意を向けやすくなるのですよ。例えば図書館等で本を探す際、本棚をひととおり見てからタイトル見て記憶を頼りに探すより、先にタイトル等を見て探す方が楽だと思います。本棚が文、タイトルが設問、本が答えといったところでしょうか。」
「なるほど・・・。」
確かにそう言われてみると、先に設問見た方がいい気がしてきたよ。
「慣れないうちは、登場人物の関係性や出来事などを、簡単に図にまとめながら読むと頭に入りやすいと思います。それだけの時間がないのなら、重要と感じた場所に目印をつけるだけでも変わってくると思いますよ。」
「でも、重要と言われてもそれがわかんない時はどうすれば・・・?」
「物語文ならば時間と場所に誰視点か、随筆文や論説文なら作者の思想と一般論の対比といったところでしょうか。どちらにしても、接続詞が手がかりになってきますよ。」
えーっと、論説と随筆が対比で、物語が視点で・・・。
頭がこんがらがりそう・・・。
「阿求ちゃんはそこにつけてるの?」
私がふと漏らした質問に対して、何故か阿求ちゃんは目をそらす。
どうしたんだろ?
「非常に言いづらいのですが・・・私は見たものを忘れないので、1回設問と文を読んだら印などをつけなくても記憶してるのですよ・・・。」
そういえば阿求ちゃんはそうだった。
でもその割には説得力あるし、実際にやったら成績上がりそうなんだよね。
すごいな阿求ちゃん。
そもそも現代文は暗記はあんま関係ない科目だし、努力してるのはわかるよね。
そのまま勉強会をしてると、時刻はいつのまにか6時になってた。
みんなも勉強がはかどったのか、やりきったみたいな顔してる。
苦手科目かつみっちり絞られてた美波ちゃんと木下君はのびてるけど・・・。
「・・・ご飯の準備が出来た。」
そう言われたから私達は移動したけど・・・なにこれ、すごい!
普通の家庭じゃあまり見かけないようなダイニングテーブルに、とっても美味しそうな料理がところ狭しと並べられてる!
とても遊びに来た友人に出すレベルじゃないから、私のテンションも上がっちゃう!
・・・ところで、1か所だけ異常にドカ盛りされてるのは霊夢さん用なのかな?
「アキがこんなの食べたら、慣れない味でお腹壊しちゃいそうね。」
「あははっ。本当だよ。」
美波ちゃんと吉井君の会話が聞こえてくる。
ここにはだいたい25人前(霊夢さんが10人分)くらいあるから、吉井君の食費1年分くらいはありそうだよね~。
「やっぱり翔子のところの料理は美味しそうだわ~!断食したかいがあるってもんよ!」
「お姉ちゃん、まずは取り分けられてるものからだからね?翔子ちゃんがお姉ちゃんの分だけ多めにしてくれてるんだから。」
「・・・毎回思うんだが、よく入るものだよな霊夢は。」
目をキラキラさせて涎を垂らしそうな霊夢さんは多分全部食べるんだけど、魔理沙の言う通り、どこに入ってるのかがものすごく気になるよね。
大食いとか出ればいいのにって思うよ。
「ところで、本来は家族で食事する場所なのじゃろ?こんな大勢で食事して、家族に迷惑ではないのかの?」
「・・・大丈夫。私だけだから。」
「翔子の家族はそれぞれが自由に暮らしてるからな。」
あ、それ私もちょっと思ってた。
いくらお金持ちでも普通、幼馴染みとはいえ婚約も正式にしてない彼氏の部屋(しかも鉄格子つき)なんて、家に作れないもんね。
実際、家が名家でお金持ちな阿求ちゃんは、家が厳しいもんね。
お見舞いの時にたまに行くけど、こことは違って日本家屋だし厳格な雰囲気を感じるもん。
「「「いっただきまーす!!」」」
まあでも今は食べないと!
こんな豪華なのに、冷めちゃったらもったいないもん!
「おいしい!」
「凄く美味しいんだが・・・食べ過ぎちゃいそうだな・・・。体重計に乗りたくないなこれは・・・。」
「ですね・・・。ううっ、食べ過ぎちゃいそうです・・・っ。」
「僕の大好物のカロリーがこんなにたくさん・・・っ!!」
「翔子。どうして俺に取り分けた料理だけ毒々しい紫色をしてるんだ。」
「・・・怪しい薬なんて入ってない。」
「・・・!(ガツガツムシャムシャモグモグ)」
「お姉ちゃん、もっとゆっくり食べよ・・・?」
「ははは、やっぱり霊夢は相変わらずなんだぜ。」
みんなでわいわいと食事する。
気を遣ってくれたのか、ここには私達以外の人はいないし、まるで高級レストランを貸し切りにしてるみたい。
こういうのって楽しいよね~!
「ほら吉井君、ボクが食べさせてあげる。はい、あ~ん。」
「ん?あ~ん。」
「こらアキっ、行儀悪いわよっ!」
「そうですよ明久君っ!お行儀が悪いですっ!」
「まあまあ、2人ともそう目くじらたてないであげよ?それよりこれ、すごく美味しいよ!」
「翔子。何故俺の飲み物だけ毒々しいピンク色をしてるんだ。」
「・・・怪しい薬なんて入ってない。」
「この小さな容器のものははじめて食べる味ですね・・・。美味しいです。小鈴、これ何かわかる?」
「これは多分・・・高級食材のひとつのツバメの巣だと思うけど・・・私もはじめて食べたから自信はないかな・・・。」
そんな風に、滅多に食べられないような豪華な料理に舌鼓をうちつつ勉強の疲れを癒し、あっという間にデザートの杏仁豆腐に。
これも甘くておいしい!
「・・・雄二。勉強の進み具合はどう?」
「まったくもって順調だ。心配はいらねぇ。」
「・・・本当に?」
「ああ。次のテストではお前に勝っちまうかもしれないぞ。そしたら俺は晴れて自由の身だな。」
楽しげに笑う坂本君を見て、霧島さんの目がスッと細くなった。
「・・・そこまで言うのなら、勝負、する?」
「勝負だと?」
「・・・うん。雄二がどの程度出来るようになったのか、見てあげる。」
「ほほぅ・・・。ずいぶんと上から目線で言ってくれるじゃねぇか。」
・・・あれ?
もしかしてだけど・・・坂本君、のせられてる?
「・・・実際に、私のほうが上だから。」
「くっ、上等だ!勝負でもなんでもしてやろうじゃねえか!本当の格の違いとやらを見せてやらぁ!」
やっぱりのせられてる。
幼馴染みってだけあって、坂本君の操り方が上手いな~。
「・・・なら、この後出題範囲の復習を兼ねて、模試で勝負。」
「おう、望むところだ!」
「・・・それで、私が勝ったら雄二は私と寝る。」
「・・・は?」
坂本君の目が点になる。
これ、普通の男子なら全力で負けに行くんじゃないかな?
まあ多分、そうなったら坂本君は、脱走防止のために両手両足に手錠つけられて、それでも逃げようと暴れるからスタンガンで強制的に眠ることになりそうだけど・・・。
「霧島さん、杏仁豆腐食べたいからナイフを持ってきてくれないかな?包丁や日本刀でもいいんだけど。」
殺害する気マンマンな吉井君。
素直に持ってこようとする霧島さんを坂本君が止める。
まあ、命に関わるもんね。
「かわりに、雄二が勝ったら吉井と寝るのを許してあげる。」
「驚くほど俺にメリットがねえぞ!?」
まあ、扱いを考えたら確かにそうかも。
「ねえ魔理沙、私達も勝負しましょ。勝った方が奢りね。」
「・・・お前、あれだけ食べておいてすぐ、よくその案出せるな・・・。」
「ダメです魔理沙さん!お姉ちゃんは私と勝負するんです!それで勝ったらお姉ちゃんは私と寝るんです!」
「イヤよ暑苦しい。」
あっちでも勝負の話がされてる。
早苗ちゃんが霊夢さんに勝負もちかけるも、あっさりとつっぱねる霊夢さん。
拒否られた早苗ちゃんがム○クの叫びみたいな顔してるのは突っ込まないよ。
「そういうの楽しそうだよね~、ボクもなにかやりたいな~。」
「・・・愛子も勝負する?」
「それもいいけど、せっかくならテストの点数で部屋割りを決めるのはどうかな?」
そう言いつつ、彼女は吉井君を見て片目をつぶる仕草をする。
どうやら、誘ってるみたいだね。
「だ、ダメですそんなことっ!明久君にそういうコトは、えっと、その、まだ早いと思いますっ。」
「でも保健体育のお勉強、ボクが吉井君に教えてあげたいな?」
「ダメったらダメですっ!工藤さんがそんなことをしようとするのなら・・・私が明久君と一緒に寝ますっ!」
「えぇぇえっ!?姫路さん何言ってるの!?」
おー、行ったね。
まあ吉井君なら特に何もなさそうだけど。
「み、瑞希っ!?何を言ってるの!?」
「でも、美波ちゃんだって明久君のHな本を見たならわかるはずですっ!明久君だって男の子、Hなことにも興味津々なはずなんですっ!」
「確かに、アキの4冊目にはショートカットの娘もいたけど・・・。」
吉井君のそういう秘密、どこまで知ってるのかちょっと気になるかも。
まあ私はお姉ちゃん以外なら別に、性的な目を向けられても気にしないけどね。
男の子ってそういうもんだと思うし。
「だから明久君を守るため、私が明久君と寝るんですっ!」
「そうね、アキを守るため、ウチがアキと一緒に寝ないとね!」
姫路ちゃんと美波ちゃんまで。
木下君や正邪ちゃんが提案に乗らなければいいって主張するも完全スルー。
「あの、もしかしてこれ、私達も参加せざるをえない流れなのでしょうか・・・。」
「まあでも阿求ちゃんは実質学年トップなわけだし、いいんじゃない?」
「私は普通に男女割が好ましいのですけどね・・・。」
私はどうせ、お姉ちゃんいないなら誰でもいいし。
ムッツリーニ君だと鼻血とか写真とかの問題はあるけど・・・。
「・・・じゃあ、まだ開けてない新品の模擬試験を持ってくる。」
「まて翔子!俺はまだ承諾してないぞ!」
「・・・決定事項。さっき雄二は勝負するって言った。反対意見は認めない。」
「ぐっ・・・!そ、それはそうだが・・・!」
さっきのせられた坂本君が、目を泳がせて何かを考えてる様子。
こういうとき、坂本君の頭の回転は早いから、何か策を思いついたのかもしれないけど、何をするつもりなのかな?
・・・と思ってたら、坂本君がジュース溢した。
「っと、すまん翔子!服にかからなかったか?」
「・・・大丈夫。」
「いや、大丈夫じゃない。お前からは見えづらいかもしれないけど、服の裾のそのへんにかかったみたいだ。」
坂本君が指差す場所に、ジュースがかかった様子はない。
だというのにそう言うってことは、服が目当て?
「・・・それは困る。」
「悪い、俺の不注意で・・・」
「・・・あの薬は、繊維を溶かすから。」
「待て。お前は俺の飲み物に何を入れたんだ。」
まあ、色がおかしかったしヤバイものが入ってるのはわかってたけど、ほんとにこぼれたジュースが絨毯と反応して煙あげてるよ。
「・・・とにかく、洗ってくる。」
「それなら、少し速いが風呂にしないか?食後の腹ごなしも兼ねてな。」
坂本君のそんな発言。
いまいち意図がわからないけど、なにか策があるのはわかるよ。
うーん・・・。
「・・・なるほど、そういうことですか。」
私が考えてる横で小さく呟く阿求ちゃん。
阿求ちゃんには意図がわかったのかな?
「ねえ阿求ちゃん、何がわかったの?」
「坂本君の狙いですよ。恐らく彼は私達がお風呂に入る間に問題を盗み出すつもりだと思います。まあ、私はそちらの方が好ましいので言いませんけどね。」
お互いにしか聞こえないくらいの小さな声で話す。
それなら私の荷物は鍵かけとこうかな?
「でも、それで吉井君達の誰かが阿求ちゃん選んだらどうするの?」
「まずないでしょうから大丈夫だと思いますよ。」
確かにそうかも。
じゃあ私も、言わないでおこうかな。
実際、お風呂に入りたいし!
そんなわけで、私達は着替えのために男女で部屋を別れたよ。
「霧島さん、お風呂はどんな感じですか?」
「・・・大浴場と、露天風呂がある。」
「わぁ、楽しみ!」
「ボクも楽しみだよ。温泉も、姫ちゃんのコレを直に見るのも、ねっ。」
「きゃっ!ど、どこ触ってるんですかっ!」
姫路ちゃんの胸を後ろから触る工藤さん。
確かに姫路ちゃんおっきいもんね。
「それに、空ちゃんもおっきいから楽しみかな~。」
「うにゅ?別に羨ましいものでもないよ?」
私はあんま自分のの大きさを気にしないけど、気持ちはわかるよ。
「早苗ちゃんのも負けず劣らずおっきいけど、何が入ってるんだろ?」
「確かに不公平だよな。まあ私は霊夢の方が気になるけどな・・・。あんだけ食べるくせに、その体型なんて、不公平だぜ。」
「確かに、霊夢さんは不思議だよね・・・。」
さっきもあれだけ食べたのに、お腹も特にいつもと変わってないし。
「・・・羨ましい。」
「ちょっ、翔子も愛子もそんなとこ、触ろうとしないでってば!」
「私は瑞希の大きさが不公平だと思うけどね。・・・注射器で吸いとったりできないかしら・・・。」
「み、美波ちゃん・・・?目が本気で怖いんですけど・・・。」
・・・美波ちゃんなら、出来たらやりそうで怖い。
そんな話をしながら脱衣所につく。
というか、この感想は何回言ったかわかんないけど、広いな~。
ホテルのくらいあるから、私達が全員入っても狭さを感じないよ。
「・・・あ、ボク、下着を忘れてきちゃった。取りに戻るね。みんなは先入ってて。」
確かに、下着ないと困るもんね。
着替えを取りに戻る工藤さん。
霧島さんや美波ちゃん、姫路ちゃんも一緒に戻るみたい。
・・・さっきの阿求ちゃんの発言から、なんか惨劇が起こりそうな気がするし、私は先に風呂に入ろっと!
いかがでしたか?
現代文のとこはうちが教えられた方法です。
結構役立つんですよ。
しかしいい加減ポケきらも書かなければなぁ…。
コンテストバトルの描写が難しいのですよ。