古明地こいしとFクラス   作:こいし金二

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クリスマスですね。
一緒に過ごす人はいないので一人でゲームします。
これがあがる時には乙女シリーズどんくらい終わってるのかな?


第七十四話「教師戦2回!」

 

 

 

高橋先生の奇行のおかげでなんとか点を取られずに攻撃が終わり、今度はこちらが攻撃する番。

 

「じゃ、行ってくるぜ!」

 

「頑張ってね、魔理沙!」

 

こちらのトップバッターは魔理沙。

相手はピッチャーが鉄人先生、キャッチャーが風見先生。

さっきの撃った球の威力からして、風見先生がピッチャーは出来なかったって感じかな?

ちなみに高橋先生も同様みたいで、レフトの守備についてる。

なんというか、こっちの姫路ちゃんと立ち位置が似てるね・・・。

 

「守備も固いけど、レフトに飛ばせたらまだ希望はありそうだよね。」

 

なんらかの反則するとか、投げたボールの威力が強すぎて他の守備がやられるとか。

 

「・・・そうだな。」

 

まだ坂本君不機嫌なの?

大丈夫かなこれ・・・。

『ストライク!』まあでも、『ストライク、ツー!』ちょっと聞いた『ストライク!バッターアウト!』作戦だと、最後『ストライク!』の方の攻撃に全てを『ストライク、ツー!』かけるって言ってたし、『ストライク!バッターアウト!』この辺は重要じゃないみたい。『ストライク!』まあでもやっぱり、頑張って『ストライク、ツー!』いるんだから応援はし『ストライク!バッターアウト』さて、守備頑張ろうっと!

魔理沙、正邪ちゃん(天に召された福村君と交代)、木下君の3人が一瞬で三振。

ボール球すらなしだったし、こっちの攻撃は一瞬だったなぁ・・・。

とにかく、2回は日本史。

阿求ちゃんが投げるわけにもいかないから、ピッチャーは引き続き吉井君。

とはいっても、吉井君も得意科目だからさっきよりはいい感じになりそう。

 

「さぁ来いっ!今度はさっきまでのようにはいかないぞ!」

 

吉井君も威勢がいい。

この回も、できれば抑えたいとこだよね。

 

「威勢がいいな吉井。」

 

相手の4番バッターはやっぱり鉄人先生。

まあでも、鉄人先生の怖いのは本人の身体能力だし、補習教師という立場上全教科に対応しなきゃいけないから点数はそこまで・・・。

 

『補習教師 西村宗一 日本史 712点 VS Fクラス 吉井明久 日本史 200点』

 

そんなんチートやチーターや!(CV関○一)

これは敬遠しかないね・・・。

吉井君と坂本君も同じ結論に至ったようで、敬遠の体勢を・・・あれ?立ち上がらないの?

吉井君も疑問に思ったようだけど、そのまま投げる。

それを見た鉄人先生は眉をひそめながら一球目を見送った。

 

「ボール!」

 

審判がボール宣告。

 

「・・・これは、坂本の指示か?」

 

「そうだが、何か?」

 

鉄人先生の問いかけに対し、坂本君がそう答えると、「・・・そうか。」と不機嫌そうに答える。

どういうことかな?

 

「・・・お前らは勉強はダメでも、こういうことは理解してると思っていたんだがな。まだまだ指導が必要なようだ。」

 

「?フォアボール狙いなんて、勝負の基本だろう。敬遠を汚いとか言うつもりか?」

 

「そういうことを言ってるんじゃない。いいか、教師としてひとつ言っておく。」

 

何を言うのかな?

わかんないけど、吉井君がボールを投げる。

 

「何事も、やるなら徹底的にやれ!」

 

ガキンという音とともに、ミットに向かっていたボールがかき消える。

敬遠球を打たれたの・・・?

ボールの軌道なんて見るまでもない。

ホームランだね。

 

「・・・ふん。」

 

鉄人先生がひとまわりしてホームに帰還する。

・・・痛いけど、もし高橋先生が奇想天外なプレイをしてなかったら、今ごろノーアウトで4点取られてたんだよね。

正直、ぞっとするかな。

 

「・・・くっ!」

 

坂本君が悔しそうに唇を噛む。

やっぱり、いつもの坂本君らしくない。

普段なら鉄人先生が言うまでもなく、こういうのには手を抜かないのに。

そもそも高橋先生のプッシュバントのこととか、持ち手が逆なこととか気づいてたと思うし・・・。

 

「タイム!」

 

吉井君が咄嗟にタイムを申告。

坂本君の方に駆け寄り、二言三言言葉を交わして戻る。

坂本君も、自分が本調子じゃないことは自覚してるとは思うんだけど、さっきのこと忘れて試合に集中しろってのも酷な話ではあると思う。

このまま坂本君があの調子なら、この試合はダメかもしれないよね。

 

「プレイっ!」

 

試合が再開され、次は5番バッターから。

次は・・・保健体育の大島先生だね。

 

『保体教師 大島武 日本史 233点 VS Fクラス 吉井明久 日本史 200点』

 

基本実技の先生で、保健体育くらいしか座学はないはずなのにこの点数。

点数自体は吉井君より少し高いくらいだけど、運動神経は言わずもがな。

勝負にはちょっと勇気がいるかも。

でも日本史教師の豊郷耳先生が後ろに控えてるから、ここで敬遠は辛いし勝負はするはず。

一球目を投げる吉井君。

 

「ファール!」

 

いきなり大島先生振ってくるとはまたやる気だね。

打たれたけど、ファールだから問題ナシ。

 

「なるほど、確かに自分でやるのとは違うようだ。」

 

教師チームは準決勝の時とメンバーが総とっかえされてる。

これが2回目だったら、私達に勝ち目はまずなかったんじゃないかな・・・。

そして吉井君が指示を見てから二球目を投擲・・・しようとしたところで指示が入ったのか、無理矢理速度を緩めようとする吉井君の召喚獣。

ストライクゾーンに行った球は打たれたものの、根元に当たったのか飛距離はあんまり伸びてない。

 

「これなら・・・っ!」

 

私は召喚獣を走らせて、なんとか補球に成功。

ボールが地面に落ちる前に補球出来たから、何もなかったらアウトになるんだけど・・・。

 

「・・・・・・」

 

審判はアウトの宣告をしない。

吉井君のさっきの投球は二段モーション気味だったから、ボークの反則を取るか判断に迷ってるのかな。

 

「今のはアウトで構わない。」

 

そんな審判に、大島先生がベンチに戻りながら言う。

初回だから見逃してくれたみたいだけど、今の私達には正直ありがたい。

これで1アウトノーランナー。

 

「野球・・・か。ルールは知っているが、やったことは全くないな。」

 

次のバッターは易者先生。

どうやら野球の経験はないみたいだけど、ルールは知ってるみたいだからさっきの高橋先生みたいなことはなさそうだよね。

 

『現代文教師 易者 日本史 470点 VS Fクラス 吉井明久 日本史 200点』

 

うわっ、文系の先生なだけあって、かなり点数高い。

まあ、易者先生って何となくそういうのが得意そうなイメージあるからね。

というか、召喚獣の名前のところ易者って。

ほんと、謎が多いね・・・。

 

「ストライク!」

 

そんなことを考えてる間に吉井君は投げてた。

易者先生もバットを振ってたみたいで、ストライクに。

 

「・・・ふむ、なかなか難しいものだな。」

 

そう呟く易者先生。

まあ、経験がない野球をさらに召喚獣でやるわけだからね・・・。

いくら易者先生の点数が高くても、そう簡単にはいかないんじゃないかな。

そして二球目を投げる吉井君。

ボールはストライクゾーンに入ってたけど、タイミングが合わず易者先生は盛大に空振り。

 

「ストライク、ツー!」

 

あと1ストライクでアウト。

ここはどうにかストライクを取ってほしいところかな・・・。

三球目を投げる吉井君。

 

「確か、こんな感じだったな。」

 

・・・!

易者先生は三球目でいきなり持ち方を変え、高橋先生がやったようなバントの体勢に。

ゴン、と音を立てて転がるボール。

ここでプッシュバントは想定外だった!

低い軌道で転がってきたボールを補球して一塁に送球するも間に合わず、一塁に進まれる。

うーん・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も試合は不安定なまま進んでく。

8番バッターの布施先生はフライを打ち上げてアウトになったものの、7番バッターの豊郷耳先生は敬遠で(900点あったし・・・)、9番バッターの河城先生は普通にヒットを打たれ、現在2アウト満塁。

そして打順は一巡し、再び1番バッターの風見先生。

さっきの生物ほど点数はないはずだけど、パワーはありそうだから、下手したら満塁ホームランで一気に4点取られる可能性もある。

2回目だし相手も慣れたと思うし、かなりピンチ・・・。

吉井君の方を見守ってると、その奥のファーストの木下君が牽制球を投げるような指示。

ここから見る限り、河城先生は特にベースから離れてないし必要は無いけど・・・緊張をほぐすためかな?

指示の通り、投げる吉井君。

河城先生は当然アウトになるわけもなく、悠々と一塁上に立っていた。

 

「セーフ!」

 

まあ、吉井君だってこれでアウトを取れるなんて思ってないと思うけどね。

木下君はそれを吉井君に投げ返す・・・と思いきや、心配そうに顔を歪めてた。

 

「タイム!」

 

そしてそのままタイムを申告し、吉井君の方に歩いてくる。

そのまま二言三言話した後に戻り、再び試合は再開。

 

『生物教師 風見幽香 日本史 299点 VS Fクラス 吉井明久 日本史 200点』

 

試合の行方を左右するような回。

私もそっちに意識が向いてると・・・。

 

「タッチアウト、じゃ。」

 

「へっ?」

 

一塁側で、そんな声が。

そっちを見ると、ボールを持ったグローブを、一塁からリードを取った河城先生に当ててる木下君の姿。

これってもしかして・・・隠し球!?

 

「ランナーアウト、チェンジ!」

 

審判が宣告し、スリーアウト。

・・・え、嘘、このピンチを無得点で凌ぎきったの?

 

「これでワシも役に立てたようじゃの。」

 

「木下、ナイス!」

 

「さすがだぜ木下!」

 

「・・・グッジョブ。」

 

「すごいじゃん木下君!」

 

ベンチに向かいながら、木下君の活躍を褒め称える。

正直、絶対打たれるって思ってたし・・・。

 

「これで、気持ちよく秀吉とお風呂に入れるっ!」

 

「おぬしはいきなり何を言っておるのじゃ・・・?」

 

吉井君?

 

「あれ?だってさっき秀吉が僕のところに来た時、一緒にお風呂に入りたいって・・・。」

 

「何を言っておる。ワシはそのようなことは一言も・・・」

 

そこまで言ったところで思い直したかのように意見を翻す木下君。

 

「い、いやっ。そういえば言ったの!そうじゃな!風呂じゃ!明久よ、是非ワシと共に男湯へ・・・くふぅっ。」

 

「あらあら、ダメじゃない木下。お風呂は性別ごとに別れて入るものなのよ。」

 

「そうですよ木下君。お友達と一緒にというなら、あとで私達と一緒に入りましょうね?」

 

「し、島田に姫路!?落ち着くのじゃ!ついにワシと風呂に入るということすら違和感を覚えなくなっておるぞい!?」

 

「確かに木下君の見た目で男湯は問題だけど、木下君男だから女湯も問題だからね?」

 

一緒にお風呂入れるとしたら・・・アキちゃん位じゃないかな?

・・・あれ?なら吉井君と入ってもおかしくない?

アホなこと考えてたら頭がこんがらがってきたよ・・・。

 

「さあみんな!今度はこっちの攻撃だよ!頑張ろう!」

 

「「「おうっ!」」」

 

とにかく、やっと掴んだ攻撃チャンス。

最初は阿求ちゃんからだし、頑張って!




いかがでしたか?
易者先生対応力が高いですね。
打てないと判断して即座にバントに切り替えました。
しかしポケきら年内に書きあがってるのかな?
恐らくこれでこの作品は今年は終わりだとは思いますけどね。
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