追記 3月20日よりリメイク版を投稿しております。そちらの方もご閲覧ください。
日常とは案外、簡単に壊れる。
「炭治郎!炭治郎‼」
遠くで・・・俺を呼ぶ声がする・・・。
誰だ?声を出そうとしても、出すことが出来ない。
ダメだ、体が動かない・・・それに寒い・・・どうしてこんな事になったんだ・・・
*
数分前
「し、死にたくな・・ぐぎゃあああ!」
そう言って鬼は灰になって降りゆく雪の中に消えていった。
「お、終わった?炭治郎?」
そう言って物陰から恐る恐る出てきたのは善逸だ。
「ああ。鬼はもういないよ。善逸だって本当は強いんだからそんなに怖がらなくてもいいんじゃないか?」
「いやいやいや、俺はお前らみたいにアホみたいに強くは、ないんだからさー!怖がって当然だから!」
「そんなことないよ!善逸は強い!そうだよな!伊之助!」
「あ?なにがだ?」
どうやら伊之助は、最初から全く話を聞いていなっかったようだ。
だけどきっと伊之助もそう思っていると思う。実際、善逸がいなかったら危なかった事も結構ある。
「カ~~カ~~お前達、任務を終えたのなら無駄口たたいてないで急ぎ次の町に向かうのだ!カ~カ~」
カラスが鳴いた。
今さらだけどどうやって人間の言葉を喋っているのだろうか?鬼殺隊で特殊な訓練を受けてるらしいけど、一体どれ程の訓練を受けたらしゃべれるようになるんだ?
いや、だけどそれはまた今度考えよう。
カラスの言うとうり俺達が、一刻も早くだどりつけばそれだけ多くの人が救われるんだから。
「確かにそのとうりだな。善逸、伊之助、次の町に急ごう!」
「ええ~今すぐ行くの~?炭治郎も伊之助も今戦ったばかりじゃん。もう少し休もうよ。」
「善逸・・・俺達が一分でも早くつけば助けられる命があるかも知れないんだ。頑張ってくれないか?」
伊之助はもう行く気満々でいる。もともと伊之助は我慢の利く性格じゃないしな。
それでも最近は最初にあったころとは比べ物にならないくらい聞き分けも良くなってきてる。連携攻撃も息が合ってきた。
「うう~わかったよ~」
しぶしぶとは言え善逸がこうして頷いてくれるのはうれしい。
善逸もさっき怖い怖い言ってたけどやっぱり勇気があるんだよ。屋敷の鬼の時だって、あの下弦の鬼の時だって俺達についてきてくれたしさ。
「じゃあ、行こう!」
そう言って俺達はこの場を後にした。
この後直ぐに俺達にふりかかる厄災を誰もまだ予想していなかったのだ・・・
ジュラ・テンペスト連邦国
俺は今数分ごとにどんどんと高くなっていく書類の山にその顔を、うずめてため息をはいていた。
最近いつにもまして書類の山が高くなっていくのが早い。書類の内容は最近舞依が正式に発表した次元間航法に関するものが多い。テンペストは彼女の研究において多額の援助をしているのである程度の権利を有しているのだ。
まあ、前置きはこのぐらいにして俺が何を言いたいかと言うと
「休みが欲しいいいいいい!!!!!」
書類の山から頭をはねおこしながらそう叫んだ!我ながらあまりの声量に驚いたね。
「ここんところず~~~っとこの部屋からでてないよ俺!!」
不満が爆発した瞬間であった。俺以外誰もいない部屋で俺はそう叫んだ。
ブラックだよ~~~ブラック企業だよ~~~!昔みたいに、縁側でスライムになってゴロゴロしてくつろぎたい。冒険とかしたいいいい!
そんな俺は、目の前に積まれた大量の書類を見て思った。
「異世界旅行・・・」
俺しかいないこの部屋にこの一言だけがいやによくひびいた・・・
どうでしたでしょうか?面白いと思ってくれたなら幸いです。