テンペストの鬼殺業   作:とあるスライム好き

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年越しサービス!!
複数話ほぼ同時投稿!(これがやりたかった)
(複数話ほぼ同時投稿のためこれから調整をしていくと思います。すみません)
文章がおかしいところがあるかもしれませんがある程度はご都合主義とその場の空気で察してくれるとありがたいです!
なお本作では読者様が、転スラ(ウェブ版)及び鬼滅(漫画)を読んでいる、と仮定しているため鬼滅の場面を複数箇所カットしています。
すみません。
あと「原作の大幅コピー」に引っかからないようにセリフや細かい点は変更しております。

あと最後になりましたが「お気に入り登録」及びに「感想」「評価」等してくださっていた皆様!
どうもありがとうございました!!!!!
(年越しでテンション上がっています!)

追記 リメイク版を投稿しました。是非ご閲覧ください。


第十九話 調査

一夜明けて・・・

 

「女将さん!床掃除、小物の手入れ、薪運び、全部終わりました。次の仕事はなんですか?」

 

「ちょっちょっとお待ちよ!炭子!次はええと「女将さん!次の仕事を」わかってるよ!仕事の早い子だね!」

 

炭子(炭治郎)は仕事に没頭していた。

没頭しすぎて女将さんが引くほど没頭していた。

 

(いや~痣が見つかった時はどうしようかと思ったけど結果的に良かったのかもな。女の子の真似をするのも苦手だし、こういう風に働くのも懐かしいなあ。あの日(・・・)以来、普通に仕事をしてなかったからなあ)

 

自分の背丈の二倍ほどもある葛籠の山を両手に一つずつ抱え、禰豆子が鬼になった日のことを思い出しながら

 

(あの日、無惨がこなかったら俺は、今もあの家で同じような事をしていたのかもしれないな)

 

そんな事を考えていた。

そして目的の部屋に入ると小さな女の子達が何やらひそひそと話し込んでいた。

 

 

 

 

 

伊之助は歯をギリギリギリギリさせながら廊下を歩いていた。

何故歯をギリギリギリギリさせているのかと言えば伊之助にとってここでの生活はまさに生き地獄だからだ。

山で育った彼にとって家は居心地の良い物ではないうえに、猪の被り物も最初は炭治郎に外され今度は天元に没収された。

更には喋る事を天元に禁止され、いつもの動きやすさを追求したような服とは裏腹に動きにくく重たい女物の着物を着せられて、彼にとっては耐え難い苦痛だった。

そんな伊之助が今向かっている場所は宇髄天元の妻、「まきを」が具合が悪いと言って閉じこもっていると女中達が話していた部屋だ。

その部屋に近づくにつれ段々と不気味な気配が漂ってきた。

 

(やっぱりだ。あの部屋からヌメッとした気持のわりぃ気配が漂ってくるぜ)

 

そこまで考えて伊之助はその部屋に向けて走り出し、勢いよく襖をバァァンと開けた・・・

 

 

 

 

 

 

善逸は伊之助とは違いトボトボと、落ち込んだかの様にして廊下を歩いていた。

先程までは宇髄天元の素顔の事と、自分が最後まで売れないため天元が、

 

「こんな奴、お金を頂くのももったいないですよオ。タダでいいです。タダで」

 

と言って無理矢理この店に潜入させた事による怒りで狂ったように三味線を弾いていたのだが、ふと正気に戻り今までのリバウンドの様に急に落ち込み始めたのだ。

 

(はあ・・・なにやってんだろ。俺・・・。まあ気を取り直して情報収集するか)

 

そう考えた善逸だったが直ぐに諦めた

 

(ダメだ。皆少し前に死んだ人の事で口が重くなっちゃてるな・・・)

 

そのまま暫く聞き耳を立てていた善逸の耳に

 

ひっぐ ううっう ひっ  

 

 

「幼女の泣き声‼」

 

が聴こえてきた。

 

 

 

 

 

 

 


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