刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 こんばんは、頑張りました。暑いです。

 今回の話を含めコラボも後少しで終わります。そして暑さに茹だっている間もとじともサービス終了までにメインストーリーを進めようと頑張ってました、オフライン版が出る前にメインはクリアしときたいので。

 スパロボ30、ゲオにPS4予約の奴置いて無いんですけど?!



第九十話 戦士再集結!とっておきのセカンドアタック。

 前回の"刀使ノ指令ダグオン"

 

 よし!出来た!遂に出来た!試作品だけど()()()()()()()()()なんら問題無い出来だよ!ありがとうギアちゃん!

 

 こちらこそとても有意義な時間を過ごせてとても感激でした!

 

 いやいやいや~!それ程でも………あるよ!ついでにプロトタイプドリルライナーも出来たし後は宇宙人とのケリを着けるだけだね!

 

 “アハハハハハハハハハハハハハハ”×2

 

 やべー…あの2人めっちゃ徹夜明けのテンションぢゃん(´・ω・`; )

 


 

 

 

 

 ━━鎌倉・刀剣類管理局本部

 

 管理局本部、発令室の正面モニターの推移を眺めながら胸元で組んだ腕を指でトントンと叩きながら立つ女性。

 長船女学院学長兼、現刀剣類管理局本部本部長(代理)真庭紗南が苦々しく苛立たし気に、そして頭を悩ませていた。

 

 (例の街──駒王町の不可視の壁はゆっくりだが確実に範囲を拡大している。そして謎の穴に消えたダグオン、異世界人、刀使選抜部隊の人員……)

 視線を動かしモニターの映る他の情報に目を配らせる紗南、その中には世界各国で目撃されていると報じられた異星人とダグオンの戦闘や彼等が使用するビークルの姿。

 

 (薫ぅ…アイツ無事なら無事と連絡の一つくらい寄越したらどうなんだ!あのクソガキめ…)

 苛立ちの原因である刀使からの音信不通に胸中で文句を垂れながらも、雪那とは違い周りに当たる事はしない。

 

 そんな緊迫した状況の発令室内で本部長が座す中央のデスクに備えられた電話が甲高い電子音を響かせる。

 

 「っ…こんな時に一体何処のどいつだ?!」

 ふんぬと言わんばかりに力強く受話器を取る紗南、苛立ちのままにもしもしと誰何を問う。

 

 『おう学ちょ…糞ババア、元気だったか?』

 果たして電話の向こう側の声は、先程まで紗南がその消息を憂慮していた相手──益子薫その人であった。

 

 「薫…お前、何で態々そっちに言い直した?うん?てか連絡すんのが遅いんじゃボケェェェェ!!」

 

 『いきなり叫ぶな?!便りが無いのは元気な証って言うだろ!そもそも国際電話は高いんだよ!』

 

 「限度があるんじゃアホンダラァァア!みみっちい事を抜かすな!」

 

 『薫~?あんまり紗南先生をからかってはダメデスよ?』

 

 薫の散々な態度に切れ散らしながらも受話器に耳を傾けていると彼女と同様、長船の刀使である古波蔵エレンの声が少し遠くより聴こえた。

 

 「エレンも一緒か。他の連中はどうした?」

 

 『さぁな、こっち今ウイングライナーの中でな、エレンの他にはグレモリーっつう赤髪ボインのねえちゃんと女装野郎と正統派シスター(悪魔)アーシアだけだ。他は他で別々に跳ばされたからな』

 

 「む、分断されたのはダグオンのみかと思ったが…お前達もそれぞれ別にされていたのか」

 言いながら各国の主だったニュース番組に目を走らせる紗南。ダグオンと彫刻の怪物の戦闘が映し出されるが刀使の少女達や異世界の者達の映像は無い。

 意図的にカットしているのか、取り沙汰される情報は"良く"も"悪く"もダグオンと異星人の戦闘のみ、チラリと映った荒魂はアメリカや一部以外からは実はエイリアンの尖兵なのではと邪推されている。

 

 「一応訊いておくがノロはどうした?」

 

 『戦闘の後、ウイングヨクがウイングライナーのブースターっぽいユニットから出した装置で回収した。多分帰ったら俺達に渡してくれるだろ、だから回収班用意しとけよ』

 

 「何でもアリだな、頭が下がる思いだ」

 

 『じゃ、そう言うワケだから電話は此処までだ。俺は一等客車並の座り心地を噛み締めながら空の旅を堪能するぜ』

 

 「おうおう、精々今の内に堪能しておけ。帰ったらまた、たーーーっぷりと仕事を回してやる」

 

 『は?待て糞ババア!?今聞き捨てならない事を──』

 薫が最後まで言い切る前に通話を切った紗南。

 一旦眉間を揉み解し、発令室を後にする。

 

 (ガキ共の無事は分かった、取り敢えずは朱音ちゃんに報告だな)

 何だかんだと彼女の苦労も絶えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ━━大西洋上空・ファイヤージャンボ機内

 

 「おぉ…おおおっ!!」

 窓にへばり着きながら興奮した声を挙げるのは美炎。

 そんな少女の様子に周りの面子は微笑ましいモノを見るように苦笑する。

 

 「興奮し過ぎじゃないのか?」

 十条姫和が美炎のテンションの上がりようにジト目で溢す。

 

 「しょうがないよ、みんなと合流する前は色々立て込んでたし、それに普段私達って外国いかないから…エレンちゃんは別かもだけど。後…ほら、美炎ちゃんはファイヤーエンさん好きみたいだから、この飛行機自体にも感動してるんだと思うよ?」

 姫和の隣に座る衛藤可奈美が自分達のこれまでを簡素に説明しながら姫和に応える。

 

 「私も飛行機、乗るの…初めて。早く舞衣に会いたい、それにファイヤーエンの事…舞衣も気にしてる」

 同じく姫和の隣に座る糸見沙耶香が言葉を発する。

 

 「舞衣ちゃんかぁ、元気にしてるかなぁ」

 

 「むしろ我々を心配してるだろうな」

 

 「舞衣のクッキー…食べたい」

 

 

 

 

 「刀使ちゃん達は色々と込み入ってる感じね」

 少し前の座席から刀使の少女達を眺めながらジャンヌ・ダルクがポツリと溢す。

 

 「いきなり跳ばされちゃったからね~、美炎ちゃんはちょっと違うみたいだけど」

 

 「でも良かったです。ネプテューヌ先輩達と合流出来て」

 ジャンヌの言葉に反応したネプテューヌが美炎の奇行に目を向けながらサラッとフランスで購入した本場の菓子を口にしている。

 同じく相伴に預かっていた塔城小猫が合流当初の事を思い返す。

 

 「シャドーリュウさんが、いきなり北上すると言った時は驚きました」

 

 「途中チリに寄ったしね。しかも例の彫刻倒しに」

 

 「その後、アメリカとの国境近くまで近付いた時に先輩達が()()に乗って来てくれましたけど」

 

 「リュウってば、あんまり多くを語らないからちょっと解りづらいのよね」

 

 小猫の言葉にちょくちょくジャンヌが補足を入れながら自分達が歩んで来た道程をネプテューヌに話していく。

 

 「そっか~、こっちはこっちで大変だったよー。フランスからイタリアに架けてカーチェイスするハメになって、しかもビルとか平気で走るんだもん。カート系ゲームでもあそこまでのコース取りはしないよ。可奈美ちゃんだけは平気だったみたいだけど、私と中にいたいーすん、一誠はすごく酔っちゃって本当に大変だったよ……ヴァーリもちょっと顔色悪かったし……あれだね、普段自分でしてる高速移動なんかを、座ってシートベルトした状態で体験させられると酔うね!」

 

 言いながら思い出して顔色が青くなるネプテューヌ。

 2人はお疲れ様ですと労う。

 

 「?カナミだけって事はミホノは?」

 

 「……みほっちの為にも黙秘するよ」

 その一言で2人は察した。

 

 

 

 

 

 「そっちはそっちで大変だったみたいじゃないか?」

 女子会から離れ男共との会話に加わるゼノヴィア・クァルタが、女子会からの会話を後ろ手に一誠へ軽く笑いかける。

 

 「あぁ、あれはヤバい…本当にヤバい…マ○オってすごかったんだな」

 

 「引き合いに出すのが某カートゲームなのか……」

 

 「しかしまさかお前までグロッキーとは驚いたぜヴァーリ」

 

 巨体故、中央3人席の肘掛を上げた状態の座席に座るヘラクレスが窓側の席で黄昏気味のヴァーリ・ルシファーに絡む。

 

 「フッ…別に伸びてはいない。まぁあまり良い気分では無かったがね」

 

 「俺はしってんだぞ…お前あの時アルビオンに酔いを半減してもらったよな」

 格好付けてキメ顔のヴァーリにジト目で兵藤一誠が茶々を入れる。

 

 「使える物を使うのは出来る男の特権と言う奴だ。文句があるなら君も三半規管なりを強化すれば良かっただろう」

 

 『まさかヴァーリが我の力をこんな事に使う日が来ようとは……』

 

 『一応言っとくが相棒……赤龍帝の籠手をそんな下らない事に使ってくれるなよ?』

 

 各々の宿主の中に居座る白と赤の龍がため息混じり、呆れ混じりに声を発した。

 

 美炎が眺める窓の外、シャドージェットと共に並びながらファイヤージャンボは日本を目指す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ━━駒王町・不可視の壁前

 

 「どう言う…事かね?それは」

 

 球体関節の首を鳴らしながらアーテシャン星人は首を傾げて念話相手に状況を問う。

 

 ≪どうもこうも無い。今言った事全てが事実だ、其方(そなた)の配した彫刻は全て破壊され、ソレに紐付けられていた此方(こなた)の力も解かれた、故に入れ換えられたモノは戻りつつある。まぁ、その地に住まう住人までは知らぬが……我等が計略は最早意味を成さなくなった、故に協力関係は解消だ。此方(こなた)は精々宇宙(そら)より其方(そなた)の痴態愚行、醜聞を見物させて貰う≫

 

 念話の相手、修道女姿の異星人ベテルが嘲笑を残して会話を切った。

 

 「ぬうぅぅぅ……私の…わたしの…ワタシの……私の芸術を否定したなぁァァァァあ?!!!人間共っ!人間共っ!!人間共ガァァぁぁぁぁァア!!我が芸術を解さぬ迄には飽きたらずぅぅ!こうまで徹底的に否定するぅぅかぁぁあ!おのれ!おのれ!おのれ!おのれぇぇえええ!!この私がぁぁぁっ!寂れた地を盛り上げる為に造ってやったモナド達までも破壊するとはぁぁああ!」

 

 常の様なふざけた笑いは成りを潜め、ただ只管に吼える芸術家。

 分体である躯を軋ませる程に怒りに震える。

 一頻り癇癪を発散したアーテシャン星人はそこで本体が、この街に近付く最も忌々しい存在に眼を見開く。

 

 「戻って来たか…!おのれ……最早再びベテルに頼る事は叶わぬ……いや、待て、ちょうど良い。我が芸術を徹底的に否定した奴等にはこの地で死んで貰おうじゃないか」

 言葉にしたと同時に人形の腕が振るわれる。

 指揮の様な振りに従うように、次々とザゴス円盤が集まり、新たなクロッキー人形が降り注ぎ、アスファルトの地を割りシード星人達が芽生え、荒魂が引寄せられる。

 迎撃の為の陣容を整えた星人が暗く嗤う。

 

 「私が使える兵力はこれが最後。荒魂も居ないよりはマシと言う始末…ふ、ふふんふふふ!上等ではないか!!逆境こそ新たな芸術の扉を開く好機!そして私は邪魔者共を排除し、悠々とこのキャンバスを彩ろうではないかっ!!」

 星人の意識、視線の先には駒王町に飛来する5つの航跡雲。

 

 それはこの星の守護者達を乗せた勇者の翼。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ━━駒王町・上空

 

 「おうおう、ゾロゾロ集まって来てんな」

 

 『……先陣を切る…』

 

 エンの発言に応じる様にリュウがシャドージェットからシャドーバルカンを放ち、進路を開く。

 更にキャノピーが開かれ、其所から3枚のカードが飛び出て機獣が顕現する。

 

 陸地に降り立ったガードウルフ、ガードタイガーが進路上の雑兵を蹴散らす。

 

 「陸路のスペースが空いたな。皆、準備は良いか?お前達を降ろした後、我々は直ちに融合合体し、首魁の元へと進む」

 

 「承知した」

 「お任せ下さい」

 「地上の雑魚は任せてくれ」

 異世界側の3人は事も無し気に返事をする。

 

 「さ、流石にこの高さから降りるのは色々と肝が冷えますねねねねね」

 

 「声が震えてるわよ由依ちゃん?!でも確かに…八幡力ありきで考えても此処から飛び降りるのはちょっと躊躇してしまうわね」

 逆に山城由依、瀬戸内智恵の両名は高高度からの自由落下に不安感を募らせる。

 刀使としての身体機能強化たる八幡力があるとは言え、高層ビル20階分の高さは恐怖が勝る。

 そんな風に考えてながら扉の前で鑪を踏んでいると、反対側に居る木場祐斗が柔和に笑い掛けてくる。

 

 「大丈夫、万が一の時は僕達がフォローしますよ」

 

 「なっ、何とっ?!それならあたしは朱乃お姉さまに手助けして欲しいですっ!」

 

 「あらあら」

 

 ここぞとばかりに由依が欲望を口に出し、指名された姫島朱乃は困った様な笑みを浮かべる。

 

 「由依ちゃんったら……。ええ、はい。お姉ちゃんも覚悟を決めました!行きましょう!!」

 荒ぶる濡場の烏色ポニーテールに呆れながら意思を決めた智恵、決断するや否やささと飛び降りる。

 同じ様にアーマーライナー、ウイングライナー、ファイヤージャンボから人影が次々と地上に向かって落ちて行く。

 

 

 

 

 

 「どうやら他の皆も一斉に飛び降りている様ですね」

 落下の風圧に髪を靡かせながら木寅ミルヤが周りを見ながら溢す。

 

 「アタシは荒魂ちゃんと遊ぶぜ?他のアリ野郎とかはアンタらに任せた」

 

 「えっ?あたしは自分から戦わないけど。そう言うのはヴァーリとかに任せてるにゃん」

 

 レオナルドを抱えながら呼吹に何言ってんのコイツとばかりに返す黒歌、呼吹はそれにマジかと眼を見開いて呆けるも、ま、良いかと思い直し落下の姿勢を変える。同時にレオナルドが飛行出来る魔獣を創り出したのでそれを足掛かりに降りて行く。

 

 「愛してるぜっ!荒魂ちゃぁぁぁんん!」

 

 

 

 

 

 

 

 「今の叫び……ふっきーだね」

 

 「多分いつものヤツだと思います。ふっきー荒魂大好きだし」

 

 「有象無象の雑魚を蹴散らした後は星人の相手か、星人がどんな隠し球を持っているか分からん以上、力をなるべく温存しておきたい所だ」

 

 『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)は本丸まで温存すると言う事だな』

 

 「俺らも温存すべきだよな」

 

 『とは言え強化はしておくべきだろう』

 

 ファイヤージャンボから落ちるネプテューヌが呼吹の歓喜の叫びに耳敏く反応し、美炎がスカートを押さえつつ同意する。

 その横でヴァーリが地上の雑兵であるザゴスソルジャーに些か飽きと鬱陶しさを感じながら、以前の戦闘の二の舞はすまいと決断し、アルビオンが翼の宝珠を光らせて意図を汲み取る。

 当然、一誠とその相棒ドライグが会話を交え、同時にドライグの声でシステム的に『Boost』と数度鳴り響く。

 

 「地上の敵が多いな…!ある程度一掃されてもまだ出てくる」

 

 「ガードタイガーさん達頑張ってます…けど、まだ異星人が多いです…にゃあ」

 

 「…ん、ダグオンのみんな、空の方の敵に集中してる。援護難しい?」

 

 「どうだろう?でもそう言えば……ドリルゲキさんが居ないね?」

 

 「その内来るわよ」

 

 わりかし平然とした態度で落下しながら会話を交わす姫和、小猫、沙耶香、可奈美、ジャンヌ。

 その会話を聴いていた訳でも無いが、彼、彼女等の落下地点一部のザゴス星人やシード星人が突如として吹き飛ぶ。

 何事かと目を剥けば、舗装されたアスファルトに穴を開けて飛び出す円錐を被った黒いシルエット──ドリルゲキが推参した。

 

 ドリルゲキ!!参上じゃぁぁぁぁぁあいいいいっ!!!

 

 ドリルクラッシュを解除して軽い見栄切りを取ると同時に叫ぶ黒鉄の戦士。

 そして彼の後方、追うように現れたのは柳瀬舞衣、六角清香、紫藤イリナ、ロスヴァイセ、アーサー・ペンドラゴンといった面々。

 

 「全員集合だね!よーし、いっくよぉぉぉ!へ~んしん!アクセス!!」

 

 「「「「禁手(バランス・ブレイク)!」」」」

 ネプテューヌが改造人間よろしくポーズを決めて女神パープルハートへと転じる。

 そのままプロセッサーユニットによる飛行で可奈美と姫和を腰を掴む様に支えて着地する。

 同じ様に美炎を小猫と一緒に一誠が持ち、ヴァーリは沙耶香を掴むと地上に距離が近付いた時点で敵に投げ込む。

 投げられた沙耶香はシャドーガード達が取り零している星人を斬り刻む。

 ジャンヌは自らの神器の禁手による断罪の聖龍(ステイク・ビクティム・ドラグーン)により着地、と同時にウルフ、タイガーの加勢に加わる。

 

 そして、智恵を伴って着地した祐斗が聖魔剣を大地に突き刺し剣の茨を召還する。

 

 「此処は僕が何とかしますよ」

 

 神器の力により造り出された剣達がザゴス星人とシード星人を蹂躙して行く。

 それを上空からザゴス円盤を迎撃しながら観察していたターボカイが外部スピーカーをONにし、アーテシャン星人へ断罪の申告も込めて宣言する。

 

 『良い加減、決着(ケリ)を付ける必要もある、此処は木場の好意に甘えよう。我々も行くぞ!』

 

 『『『『おう!』』』』

 

 カイの号令に残りの4人が応え、そして5つの声が融合合体と叫ぶ。

 

 ファイヤージャンボから飛び出したファイヤーストラトスがダグファイヤーに変形し無人のファイヤージャンボの背に立つ。

 

 ターボライナーがダグターボに変形し背部のターボユニットをボードに変え空を疾しる。

 

 アーマーライナーがダグアーマーへと転じ、ガードホークの脚を掴んで空を行く。

 

 ウイングライナーがダグウイングへと変わり、そのまま空を飛翔する。

 

 シャドージェットからダグシャドーへと変転すると腕を腕を組んだまま飛行し、敵の攻撃を躱しながら進む。

 

 鋼の巨人達が先んじるのを見届け、次は刀使の少女達と残りの仲間達に先に行く様に木場祐斗は視線を配す。

 

 「大丈夫?まだ円盤も飛んでいるけど……」

 とパープルハートが心配を向けるがそこに横合いからヘラクレスが声を挙げる。

 

 「空に浮かぶデカブツ共は俺様の方で引き受けてやるよ」

 と、超人による悪意の波動(デトネイション・マイティ・コメット)からアーマシンどころかダグアーマーに匹敵するやもと思われる火力を出してアピールする。

 

 「おい!荒魂ちゃんはアタシんだかんな!」

 

 「七之里呼吹!」 「呼吹ちゃん!」

 小太刀を振り回しつつこの場の荒魂は渡さないと噛み付く呼吹を叱るのはミルヤと智恵。

 一瞬、アイコンタクトで何事かを交わすとミルヤが調査隊と嘗ての舞草特別チームに指示案を飛ばす。

 

 「我々も戦力を別ける。七之里呼吹と瀬戸内智恵はこの場に残り、荒魂の殲滅を!我々後の者はその都度によるが恐らく次に待ち受けているであろう敵に対応する!良いな!?」

 

 「「「「了解!」」」」 「おう!」

 

 「はー、しっかり隊長してやがんなー。ま、俺もそれで良い。出来れば俺はダグオンの近くが良いが」

 

 「薫は本当にダグオン好きデスネー」

 

 「まぁこれだけの戦力ならばそうするのも吝かでは無いか…」

 

 「けど、木場さんも、ヘラクレスさんも異星人の相手はお二人だけで大丈夫ですか?」

 

 薫の願望にエレンが苦笑しつつ帯同する。

 姫和もこの場に集まった面子から異議は無しとさっさと進む。

 舞衣だけが異星人側の相手を引き受けた2人の負担に心を痛めるが2人は問題無いと応える。更に沙耶香が尚も不安気な舞衣の裾を引っ張る。

 

 「沙耶香ちゃん?」

 

 「心配無い、ガードウルフが残るって言ってる」

 

 「「「「「「「「!?!?」」」」」」」」

 

 沙耶香のこの発言に幾人かが驚く。

 

 「えっ?ちょ、沙耶香ちゃん?あの子達の言葉が解るの?」

 「と言うか、彼等は喋れないだろう」

 「サーヤ?!マジですか!!?」

 「糸見さん?!いつの間にそんな特技を!!?」

 イリナ、曹操、エレン、清香が次々と沙耶香に言葉を掛けるが沙耶香の両端に立っていた黒歌と小猫も挙手して口を開く。

 

 「オオカミの方は微妙だけど、トラはあたしも解る」

 

 「姉さまと同じです。タイガーさんの意思は何となくフィーリングで理解できます。ウルフさんとホークさんは解りかねますが……」

 猫魈2人が沙耶香を擁護するようにさらりと言ってのけるのでジャンヌはまさかレオナルドを見る。

 

 「……分からない」

 が、流石に彼の幼き少年は魔獣では無い、機獣の言葉や意思は分からない様だ。

 

 そんなやり取りの塊よりやや離れた所で可奈美は顔を隠したマントローブの少女──燕結芽に近付く。

 

 「ねぇ、あなたはどうするのかな?」

 

 「…(千鳥のおねーさん…)…別に。先に行くから勝手に付いてくれば」

 なるべくバレないようフードを深く被りながら素っ気なく対応する結芽、相手はあの衛藤可奈美だ。この少女の直感…と言うか、剣士としての観察眼と勘は洒落にならないモノがある。

 結芽はそれを理屈ではなく本能で理解している。何れ正体を明かすだろうが、それは今日じゃない。

 だから齢12の彼女は彼女なりの拙い演技力を総動員して誤魔化す。

 それをやや上から眺めていたライアンがライアンバルカンで敵円盤を破壊しつつ、結芽が移動を示したので左手のみ元に戻し抱えて翔ぶ。

 

 『御刀千鳥の巫女か…(或いは彼の娘が我が担い手となっていたやもしれないな)…出来る者の様だな』

 

 「待って下さいぃぃぃぃ!!?」

 感慨を懐くライアンの足先に必死にしがみついたギャスパー・ヴラディの必死の鳴き声を残して。

 

 

 「じゃあオッサン、空のUFOは任せた。んで、金髪優男はアタシの荒魂ちゃんは盗るなよ?絶対盗るなよ?」

 

 「もう、失礼でしょ呼吹ちゃん!」

 

 「つかチチエも別にいらねぇんだけどな、みほっち達の方に行ってやれよっと!」

 群がる荒魂を一刀の元に伏しながら呼吹は智恵が残った事にもぶつくさと物申す。

 

 「こ・ふ・き・ち・ゃ・ん?」

 其処には笑顔の般若が居た(通算16回目)。

 

 「ははは…」 「おっかねぇなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「空の方、大分減ってきてるね」

 

 「だね~。地上はまだワラワラいるけど…恐かったら抱き着いて来ても良いよ清香ちゃん!」

 

 「え、やですけど」

 

 「もぅ!恥ずかしがり屋さんなんだから!…それはそれとして小猫さん!抱き締めて良いですか!」

 

 「前後の文脈が全く理解出来ません。あと…嫌な予感がするのでノーサンキューです。ほらギャーくん頑張って」

 

 「ムリだよぉ~!こんな数、敵だけ停めるなんて器用なマネ出来ないよ~!」

 

 「それでもやる。タイガーさんが頑張ってくれてるんだからやる」

 

 壁へと続く道中、祐斗、ヘラクレス・呼吹、智恵と同様に敵の展開した数に対応する為に再び別たれたのは刀使側が六角清香、山城由依。

 女神御一行側が塔城小猫、ギャスパー・ヴラディである。

 味方を巻き込んで一緒くたに停めないようと注文を受けて涙目になる。

 結果、彼女達が居らず、彼女等の手が回っていない敵を見つめて停め、稀に蝙蝠に化けて攪乱し逃げる。

 男としては微妙に情けないが、男の娘としては相応に活躍しているギャスパー。当人がどの様な心境かは宜なるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、残った者達が遂に本丸──壁の前に辿り着く。

 

 「以前よりも壁が進んでいますね……我々が数日間、国外で過ごしていた内に、広げるだけ広げたと言う事でしょうか」

 眼鏡をキラリと光らせてミルヤが不可視の壁を観察し所感を述べる。

 

 『さぁ~てと…どうすっかなぁ……』

 

 上空に余力が出たので地上に降りてきたダグファイヤーがファイヤーブラスター片手に思い悩む。

 

 『ゲキのドリルクラッシュで駄目だったんなら、オレのグラビトンキックも意味ネェよなァ』

 同様にガードホークに掴まる形で空に居ては武装が制限されるダグアーマーがダグファイヤーに同調して肩を竦める。

 

 「やっぱり壁を作ってる宇宙人を倒さないとダメなんじゃないかしら?」

 2体の間を浮游するパープルハートが当然の提案を挙げる。

 

 『本体か……つっても何処に居んのか見当つかねぇし…』

 

 『いえ、居場所なら分かります』

 

 ダグファイヤーの呟きにダグウイングが断言を込めて告げる。

 

 『マジか?!』

 「一体何処に?」

 『つか、分かってたならアン時に教えろヨ!』

 

 『分かったのは此処に来る道中で、でしたのでそう言われても……兎に角!異星人の本体ですが、壁をドーム状の物と見た時、唯一、ドーム中央付近上空にある雲、まず間違い無くその中に星人の本体が居ます。先の作戦以降、ダグベースからの観測データを解析してた結果間違い無いでしょう、何せあの入道雲は大気に流れるどころか、日に日に体積を増しているのですから』

 

 3人からの言葉にやや申し訳なさそうにしながらダグウイングが理由を述べる。

 

 『なので、ダグファイヤーは火炎合体して下さい』

 

 『おし、分かった!ファイヤージャンボ!

 

 「「「「火炎合体?」」」」

 

 「おお!生合体!戦ってる場合じゃねぇ!」

 

 「いや戦え!?」

 

 テレビよりはゲームと言うネプテューヌことパープルハートとそれに付き合う弟と言う図式の兵藤一誠、あまりテレビを目にしなかったアーシアやゼノヴィアが首を傾げる一方で、薫が大興奮して携帯端末を取り出しカメラ片手に祢々切丸を振るうのを止め未だか未だかと待ち構えていると姫和が極めて真っ当にツッコむ。

 

 

 

『火炎合体!』

 

 

 そんなやり取りを余所にダグファイヤーの声に応えファイヤージャンボがファイヤーラダー・レスキューを射出し変型を開始する。

 

 『はぁっ!とうっ!!』

 

 最後にダグファイヤーが跳躍、ファイヤーストラトスのままジャンボの変型した物体に収納されると新たな赤い鋼の巨人が誕生する。

 

 

ファイヤァァァアダグオォンンンッ!!

 

 赤い閃光を瞬かせ降り立つファイヤーダグオンの姿に薫は感無量で無言となりながらカメラを連写し、美炎は子供の様に目をキラキラ輝かせている。

 

 「うっそだろ?!えん……ダグファイヤーがまた合体してデカくなった!!」

 

 「旅客機にしては形が妙だなとは思っていたが……成る程、まだあんな形態を残していたのか、流石ジャパニーズロボだ!」

 

 「ふぁ、すごく大きいです~!!」

 

 「リアスちゃん達はあまり驚いて無いみたいだけど…もしかして知っていたの?!」

 

 「ええ、まぁ。穴に吸い込まれて世界に散らばった時に、薫さんに訊いたら嬉々として教えてくれたの。アーシアはねねに絡まれて聞きそびれていたけれど」

 

 「ミルヤとふっきーがそれなりに教えてくれたけどにゃ?」

 

 「ターボカイから戦力の情報として教えられていたよ」

 

 「まぁ何か変型するだろうなぁとかは思ってた」

 

 「私達日本に残ってたから連日連夜のニュースで普通に知ってた」

 

 パープルハートの問いに、リアス、黒歌、曹操、ジャンヌ、イリナはしれっと答える。

 

 「ヴァーリ!そうヴァーリは?!知らなかったわよね?!」

 

 「なんだネプテューヌ、気付いていなかったのか?機内座席のポケットにフライヤーが挟まっていたぞ?」

 それを仕込んだのはアルファである。

 

 「「気が付かなかった……」」

 兵藤姉弟が声を揃えて唖然となる。

 

 『その雲ぶっ飛ばしてやる!!ジェットファイヤーッストォォォォオッムッ!!』

 

 ファイヤーダグオンの翼に付随した4基のエンジン、そのタービンがけたましく回転し炎の乱流を生み出し積乱雲の隠蓑を蹂躙する。

 

 「何っ?!」

 壁を前に足踏みし、己が駆り出したザゴス星人を始めとした雑兵に手間取っているダグオンや刀使、異世界の戦士達の足掻き様を見て悦に浸り溜飲を下げていた分身のアーティシャン星人はその傲りを砕かれる。

 自らの本体をひた隠した隠蓑が炎嵐によって削られてゆく。

 

 「嗚呼…ァぁあぁぁあ!!?熱い!熱い!?いギィ!?」

 

 悲鳴を挙げて辛抱堪らんとばかりに隠蓑から緊急離脱を試みるアーティシャン星人の本体。そこに──

 

 『今ですゼノヴィアさん!』

 

 「ん?私で良いのか?よし!デュランダル!!」

 

 ダグウイングからの指示に一瞬戸惑ったものの、即座に受け入れ聖剣に力を込めて一切の加減を無しに振り下ろす。

 

 「ヲォ?!ヴォォォアア!!」

 炎に撒かれ深傷を負ったアーティシャン本体に、俗に神器に類される特殊兵装から繰り出される光の奔流に呑み込まれ断末魔を挙げる。

 

 そして不可視の壁の内に死に体の黒ずんだ塊が落ちる。しかし壁は未だ健在。

 

 「まさかまだ生きているのですか!?」

 壁の健在にミルヤが疑を言する。

 

 「……ッ゛ァ゛…ヒヒッ、生きテイル、ワタシはイキているぞ!!」

 黒ずんだ塊──絵画を収める額縁が何処からか声を溢して喜びの感情を露にする。

 「終わラナい!私ハまだ……!!」

 最早原型を留めている事が奇跡の額縁が変型を開始する。額縁が左右の他、前後にも現れ、さながら不完全な鳥籠か砂時計の支柱の様な姿となる。支柱の中央に光るのはノロ。

 「げげげゲゲ芸術はぁぁぁぁぁぁ!終わっテイナァぁぁいいイ!」

 星人を支点に現れたるは地獄の門、門の裏側から肉が競り上がり四肢を生み出す。

 膨張を終え、完全に肉体を構築したアーティシャン星人は余裕を取り戻し宣言する。

 

 「ふっはっはっは!勝った!貴様らは我がキャンバスの内に侵入出来まい!私は貴様らが歯噛みする様を眺めながら、作品を創り続けるとしよう」

 頭部であろう地獄門を揺らしながら醜悪な生命体は門を開き、其処から素材を取り出して当人の言う"作品"を作成に入る。

 

 「くっ…、姉ちゃんどうする!?」

 

 「まだよ!諦めなければきっと何とか──」

 

 

 

 「無駄だぁぁぁぁあ!お前達は此処で我が作品の肥となり死ねぇえ!そしてこの星は我が七七七番目の作品となるのだぁぁぁぁぁあ!」

 

 

 『こうなりゃダメ元で総攻撃するっきゃ…』

 『しかしそれで我々の余力が残ならければジリ貧どころでは無いぞ!』

 『ったって、他にネェだろ?』

 『ベターとすら言えませんが……致し方ありませんか…』

 『……万策尽きたか……』

 

 星人が嘶く中、壁の外側ではダグオン達がこの場の全員で総攻撃するべきかと顔を付き合わせる。そんな時、何処から途もなく聞き覚えのある声が木霊す。

 

 

  ちょーーーーーっと待ったぁぁぁぁぁぁあ!!

 

 その声に皆が空の方を向く。

 晴天の空の下、2つの瞬きが輝く。

 やがてその輝きは点となり、そして空を翔ぶ2機のビークルが駒王へと駆け付ける。

 

 

 「あれって…新しいダグオンのビークル…?機関車に…たい……ほう…?」

 いち速く明眼によってその偉容を眼にした舞依がその姿を認め、正体を口にする。

 即ちそれは彼女が述べた通りのモノ、黒鉄の偉容を持つC62系蒸気機関車。

 そしてもう1機、それは舞依が首を傾げるのも仕方の無い形状、白金に光る大砲、その後部にコクピットらしきキャノピーと主翼尾翼を備えた部位を持つ謎の乗機。

 正しく謎の機体である。

 そしてその翼が付いた大砲のキャノピーから薄紫の少女が飛び出す。

 

 「お姉ちゃーーーん!」

 

 「ネプギア!?それに乗って来たの!?」

 

 「うん!でも私だけじゃなくてね──」

 

 現れた少女、ネプギアことパープルシスターが機関車の方にチラリと視線を配る。

 時同じくして、雑兵を一掃し終えたメンバーが合流を果たし、その場の全員が敵も含め注目を注ぐ。

 

 「う、うーん……やっぱり馴れない事はするもんじゃないなぁ、眼が回るよ~」

 その声と共に乗員扉から出て来たその姿は薄桃色の髪を持つ少女の様な少年。

 管理者アルファがその姿を皆の前に現した。

 

 「…………おい、アルファよ…お主、もしやと思うがそのビークルはまさか…!?!」

 そして何より、黒鉄の偉容に一番反応を示したのはドリルゲキ。

 

 「ふっふーん!そうだよ、これこそ君の愛機となるダグビークル、その試作機!プロトタイプドリルライナーさ!!」

 

 「おお…おおぉぉぉぉお!!遂に!遂にワシにもビークルがぁぁぁああ!!」

 

 『それで…其方のライナービークルは理解出来るが、大砲の方は何だ?』

 

 「それはまた後で。今はこっち(ドリルライナー)が重要、これであの星人の壁を突破しちゃえ!ゲキくん!」

 

 「おうよ!」

 言われるや否や、嬉々として乗り込むドリルゲキ、其処まで見届けてやっとアーティシャンも正気に戻り失笑を附す。

 

 「ハッ!無駄だ無駄だ!我がキャンバスは何人も砕けぬ、その様な玩具で揺らぐものか!」

 

 「んふっふ~、それはどうかな?」

 

 星人の言葉にアルファはニヤリとほくそ笑む。と同時にドリルライナー(プロト)が起動し宙に上昇を始め、滞空する。

 

 

 

 ━━ドリルライナー・コクピット

 

 「ふむふむ…これがこうで…あれがこうなるのか、融合合体出来んのがちと残念じゃが、今はあの鬱陶しい壁を破壊するのが第一じゃ、行くぞドリルライナー!ドリルライナー・アタックモードッ!!」

 

 ゲキの操作と雄叫びに応じて、ドリルライナーの後部ユニットが分離し、ドリルライナーの前方へワープする。

 ワープしたユニットが機首へと接続され、ドリルライナーはその名の通りドリルを頭に持つ列車となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ドリルだ…」 「めっちゃドリル…」 「すんごいドリル」

 「ドリルですね」 「ふぇぇ…」 「完全にロマンの塊になったわね」

 「お手並み拝見ですわね」 「私としては大砲の方も気になるけれどね」

 一誠からパープルハート、イリナ、祐斗、ギャスパー、ジャンヌ、朱乃、リアスとドリルに反応を備に口にする。

 

 「汽車にドリル…ナンセンス極まるチョイスですが…彼等の常識に我々の常識を当て嵌める事こそナンセンスなのでしょうね」

 

 「つか、ホントにあれで壁が壊せんのかよ?」

 

 「壊せるよ!だってダグオンだもん!」

 「おうよ、ヒーローに不可能は無いってなっ!」

 「ねねー!」

 

 「薫大概ですケド、ミホミホも大分傾倒してますネ」

 

 ミルヤの常識クライシスに呼吹が今暫く胡乱な疑問を述べれば、美炎と薫・ねねが自信満々拳を握る。

 そしてエレンは相棒と友人のある種のダグオン狂いに些か呆れ果てる。

 

 

 

 

 

 

 『オォォッ!!ドリルゥゥウクラァァァアッシュッ!!』

 

 

 

 

 ドリルライナーが壁に接敵、甲高い音を響かせドリルが壁を削らんとし火花が散る。

 

 「はっはっは!無駄だだと言うのが分からんとは…」

 

 

 『オォォォオオッ!』

 

 アーティシャン星人の言葉を無視し、ゲキは吼えドリルライナーを操る。

 果たして遂に、結果は現れる。

 最初は小さな音だった。

 

 ──ピキリ、ピキリと僅かな亀裂が生まれ広がる、そしてそれが遂には大きな音をバキリと立てる。

 

 「はは…は?ば、バカなっ?!」

 

 『根性ぉぉぉぉお!!』

 

 その声が最後の1押しとなったか、パリンという音と共に不可視のドーム、その壁に大穴が空き、それが伝播し亀裂がドーム全体に広がり、アーティシャン星人のキャンバスが砕け消滅する。

 

 「あ、ああ…嗚呼、ぁぁぁぁぁぁあ!!私の…私のキャンバスがぁぁぁぁあぁぁあ!?!!」

 アーティシャン星人の絶叫が空に響き渡る。

 戦士達は遂に最大の障害を突破したのだ!

 

 「さぁみんな!ここからが反撃の時間さ!」

 

 アルファが皆を先導する様に仁王立つ。正義の反逆が始まる。

 

 続く

 


 

 次回予告(BGM:We are DAGWON)

 

 やりやがった?!マジでやりやがったアイツら!

 

 ドリルってすごいんだね

 

 そうだよ!ダグオンはスゴいんだよ清香!

 

 

 ドリル、そう言うのもあるのか…。

 

 ヴァーリ、今何を考えた!?

 

 けど宇宙人も諦めてくれないみたいよ?

 

 次回、"刀使ノ指令ダグオン"

 

 最終決戦!アルファの秘策、無限砲発射!

 

 ふっふ~♪一誠くん達には特別限定のこの装備を使わせてあげよう!

 




 ジェイデッカーも来たんだし、次のスパロボ出るようだったらダグオンが欲しいなぁ。
 後、シナリオはアレだったけどレガリアも一緒に来てくれたら嬉しい。
 クロムクロが一緒なら更に嬉しい。
 主に中の人的な意味で。(ユイとイングリッド)

 ではまだ次回

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