刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 オハヨウゴザイマス、本編の文章が長い上、これから眠りますので手短に。

 やっと納得の出来る形になりました。文章と言うのはフラッと降りて来たかと思えば、思ったのと違ったりと中々思うようにいかないものです。
 後、水着イベントとか復刻イベントとか忙しいんです。




第九十一話 最終決戦!アルファの秘策、無限砲発射!

 

 前回の"刀使ノ指令ダグオン"

 

 おおぉぉぉぉお!!ワシのビークルが遂にお披露目じゃぁぁぁぁぁぁあ!!

 

 プロトタイプだけどね。

 

 ワシ大活躍じゃぁぁぁぁぁぁあ!!流石ワシのドリルライナーじゃぁぁぁぁぁぁい!

 

 まぁプロトタイプなんだけどね。

 

 さいっこぅぅぅじゃぁぁぁあ!ドリルライナァァァァア!!

 

 うん、まっ、いっか。

 


 

 ━━神奈川県・山北町内駒王町

 

 不可視の壁はアルファが届けたドリルライナープロトタイプに乗り込んだドリルゲキにより砕かれ、その破片は泡と消える。

 

 「糞っ!?こんな事があってたまるか!私のキャンバスは過去誰一人として破壊出来た者は居ないと言うのに…!」

 地獄の門を頭部に持つ前衛芸術の異形は双腕四足を震わせて有り得ない光景に戦慄する。

 

 『このまま突撃して土手っ腹風穴空けちゃるわい!』

 

 と意気揚々吼えるドリルゲキの声、しかし物事は早々容易くは行かない。

 先の壁を破壊した影響か試作機であるプロトドリルライナーは節々から黒煙を立ち昇らせ、中では計器が喧しく鳴り響いている。

 

 「ぬおっ?!何じゃ?何じゃ?!どうした!ドリルライナー!!?動け!気合いが足らんぞ!!」

 アラート鳴り響き赤く染まったコクピット内で、操縦桿を頻りに動かしたりコンソールを必死に叩くドリルゲキ、しかしライドビークルはウンともスンとも言わない。

 

 

 

 

 

 

 「あちゃー、やっぱプロトタイプだからゲキくんからのBE(ブレイブエナジー)の流動に耐えきれなかったかぁ」

  ザ・ピンクな薄桃色の髪を軽く掻いて、漫画宛らのバツ眼に顔を歪めながらあっけらかんと溢す。

 

 「ぶれいぶえなじ~?」

 「つかオマエ誰だよ?」

 「ドリルゲキさん大丈夫かしら?」

 突然ドリルライナーと共に現れ、何時の間にかしれっと自分達の集団に混ざっている謎の人物に美炎達調査隊、可奈美達選抜刀使の視線が注がれる。

 唯一ゲキを心配してくれたのは瀬戸内智恵ただ1人と、ゲキ本人が知れば感涙モノだろう。

 

 「むむむむ~……、かわいい…けど、なんか…なんか違うような……う~ん」

 

 「由依ちゃん?……いつもなら可愛い子には勢い任せに飛び付いて行くのに」

 由依がアルファに対し僅かばかりの躊躇いを見せているのを見て清香がさりげに毒を含んだ物言いで驚く。

 

 「ダグオンのビークルより降りて来たのですから、関係者なのは確かなのでしょうが……(あちらのフードを被った刀使らしき人物と違い、こうも簡単に顔を晒している……つまり、正体を知られた所で痛くも痒くも無いと言う事になる…油断は禁物か)」

 ミルヤがアルファの推察をしながら心中では警戒の度合いを僅かに上げる。

 

 「ん?何だかみんなの視線が刺さるなぁ。もしかして、ボクが誰だか気になってる?気になってる?ウフフ…いやぁモテモテで辛いなぁ!」

 

 「………斬るか」

 

 「ダメだよ姫和ちゃん!確かにこの子かなり空気読めてないかもだけど、いきなり斬るのはまずいよ!」

 

 「そういうカナミンも大分失礼デース…」

 

 なまじ顔が良いのでドヤ顔を決めて胸を張る性別不詳(刀使視点)の人物の態度に思わず小烏丸に手を掛ける姫和とそれを慌てて止める可奈美。

 エレンが言う通り可奈美も可奈美で自然に酷い事を言っているが、当人にその自覚は無い。

 

 「ねー……」

 

 「どうしたねね?お前がそんな反応するなんて珍しい。そこのナチュラルボーン板金並みにその桃色頭は残念なのか?」

 

 「斬られたいのか貴様……!」

 

 「ねー、ねね!ねーね…ねねね!」

 

 「あん?」

 

 「薫ちゃん?ねねちゃんなんて言ってるの?」

 

 「細かい事は流石に全部解らんが……どうも胸に飛び込まないのは発育どうこうが問題だからじゃ無いらしい。良かったな姫和、お前はオンリーワンだ」

 

 「やはり今ここで斬る」

 

 ねねの奇妙な反応に訝しむ薫は当人と言葉を交え、しかしあくまでもフィーリングと長年の付き合いからの理解では、ねねがアルファの性別に言及している事までは理解が及ばず、そもそもこの場に居る面子の中ではダグオン、女神一行を除けば、アルファが少年とは誰も見抜けていないのである。

 そしてねねと言えば十中八九胸なので、そのソムリエ評ぶりから必ず過去最底辺の結果となった姫和にとばっちりの如く薫の皮肉が及ぶのだ。

 

 閑話休題(さておき)

 

 ドリルライナーが行動不能と見て安堵を憶えたアーティシャン星人。ダグオン達がドリルライナーを引き上げ敵を牽制している間、顔面の"彫刻地獄門"を開き其処へ手を突っ込む、取り出されたのは粘土…否、その実態は粘土の様に捏ね繰り回され固まったザゴス円盤や荒魂、果ては各国に現れた彫刻モナドの破片。

 

 「アイツ!何かする気だ!?」

 

 一誠が気付き殴り掛かろうとするが、アーティシャンは自らの能力【同一線上の座標軸移動】により近場の民家を盾にする。

 

 「チィッ!余計な力を使わせておってからに!!唯でさえ門を開いて作品の素材を取り寄せているのだ!大人しくしていろ!!」

 門の中より新たに取り出す、原型を留めたザゴス星人数匹。

 彼等の傷をまるでパテで塞ぐ様に修復し一誠に向け放り投げ、更に他の者達にも邪魔されぬ様に同じ行程を行い、防備を固める。

 

 「増えた!?」

 

 「いや…あのアリ擬き星人には傷があった、俺達が道中で倒した者の中で比較的無事な者を再利用したんだろう」

 ネプギアが現れたザゴス星人に驚愕する一方で、曹操が現れたザゴス星人をつぶさに観察し半ば憶測であるが正解を導き出す。

 

 「ふん!それだけでは無いぞ下等生物!!」

 

 曹操の言葉に対し勝ち誇る様に吼えるアーティシャン星人、残ったもう片方の腕で捏ねた粘土が数匹の巨大な人形と、人間大の人形を複数列べ立てる。

 地上に現れた()()()は段々と明確な輪郭を以て貌を成す。

 

 1つ、透明なマネキンの中に骨の様なフレームが見える巨人。

 

 1つ、蛙にも似た分厚い装甲と火器を備えた怪物。

 

 1つ、鋭利な刃を翼にした様な盲目の怪鳥。

 

 1つ、まるで折紙で出来た衣服を纏った様にも見える影。

 

 1つ、白いプラズマに包まれた魔神。

 

 そして2つ、互いが対となる様にデザインされた半人半獣の甲冑巨獣。

 

 加え、ザゴス星人同様に門の向こうより取り出され継ぎ接ぎされたザゴス円盤幾機が巨大戦力として立ち塞がる。

 

 更にはパープルハートに対しインディゴブルーに染まった天使と悪魔の翼持つ女性の彫像を。

 リアスに対して流動する水で出来た人形を。

 祐斗に向けて手足が剣と化した立像を。

 朱乃とギャスパーに向けて手足が生えた石柱を。

 曹操に向けてフルプレートアーマーを着こんだ刀持ちの和人形を。

 猫魈姉妹に対し、意思があるかの様に動く石像を。

 アーサーには黄金で出来た矛持つ鷲獅子の彫刻を。

 イリナに対しては常に描かれた者と物が変化する絵画を送り込む。

 

 

 「小さい…って言うか、私達に差し向けられた方は兎も角。デカイ方ってダグオンだけじゃなくて、ゼノヴィア達の事も警戒心してるワケ!?」

 イリナが敵の配分に対し思わずツッコむ。

 

 「かもね~。スゴいね~♪でも君たちなら勝てる!勝てる!ガンバッ♪」

 

 「ちょっと待って下さい!」

 

 「あれ?いーすんじゃん、ボクとは自己紹介の件でニアミスしてそれっきりだったから、てっきりボクの事苦手でずっとねぷねぷの中に閉じ籠ってるのかと思ったよ~」

 

 「苦手なのは事実です」

 

 他人事並に簡単に語るアルファへ、パープルハートの中で今の今まで大人しくしていた司書イストワールが突如、現れ待ったを掛ける。そしてアルファからの評に対し困惑しながらも肯定で返し、彼女は一拍置いて続ける。

 

 「コホン…先程までと違い、巨大な敵も地上に複数います。このまま戦闘に移ってしまえば街の被害は甚大です!」

 

 「ナルホド、つまり駒王町に被害が出なきゃ良いんだね!おけおけ、そーゆことなら…ヴァーリくーーーんちょっとこっち来てよーーー!」

 

 イストワールからの苦言に納得をして見せると、意図も容易く返事をしてヴァーリを呼び寄せる。

 

 「何の用だ?今は戦闘中なんだ、何かあるなら手早く頼む」

 

 「大丈夫だいじょーぶ、すぐ済むよ…っと」

 言いながら白龍皇の鎧から生える"白龍皇の光翼"の宝玉部分によじ登るとマイクロチップ状の何かを捩じ込んだ。

 

 『っオォォオオ?!』

 

 「アルビオン!?おい!何をした!!?」

 

 「すぐ分かるよ、えー…"外部コマンド、ボイスアクション・アクティベート…!"」

 

 『Divide!』

 

 アルファが取り出したダグオンスターマークエンブレムに、何らかの音声コマンドを入力すると、呼応する様にアルビオンの白龍皇の光翼が輝き出す。

 光は宝玉から鎧に伝わり、左腕の甲冑部分を別の形へと変化させる。

 その形状はまるで箕ないしはマイナスドライバーの様である。

 

 「本当はねぇ一誠くんがプロモーションチェンジ使えたらそっちに集約させるつもりだったんだけど、君らの所の一誠くんは気合いとかで強さが変動する割に()()()()()()()()()()()()()()()、分割してヴァーリくんや他の子に使わせる事にしたんだよ。さぁ、頭の中に情報が入ったね?格好良く叫んで、格好良く突き刺してね!」

 そんな風にキラキラと期待する目を向けながら語るピンクのアンチクショウ。

 

 『ヌゥ…ヴァーリよやるしかないようだぞ……』

 

 「致し方無い…か、確認するがコレを使えばこの街の被害は少なく済むんだな?」

 

 「モチのロン」

 

 アンチクショウからの肯定の返事を聞いて直ぐ様空中へと飛び立つヴァーリ。ツールと化した左腕を掲げアルビオンと共に叫ぶ。

 

 「『ディバイディング・ドライバァァァアア!!』」

 

 先端を大地に向けるように急降下するヴァーリ、ドライバー化した部位の上部から光が順に点灯し蒸気が吹出すと突き刺さったドライバー部を軸に空間が歪み拡大される。

 

 『これは!?』

 

 『何だぁ!?街ん中に急にクレーター?が出来たぞ?!』

 

 『……ルシファーが何かをしたようだ…』

 

 『なんかアルファのヤローと話テンのは聴こえたゼ』

 

 『アルファは後で問い詰めるとして、それよりもこれで街の被害を気にしなくて良いのは有難い。我々も存分に力を振るえる』

 

 いきなり起きた事象に戸惑いつつも戦場を気にする必要が無くなった事にダグオン達の気概が上がる。

 

 「今のは……何が起きたのですか!?」

 

 「街があんなに遠く…、これは異世界の力?それとも……」

 

 刀使達は刀使達で目を丸くしながら目の前で起きた出来事に絶句する。

 

 

 「ヴァーリ!何をしたの!?」

 そして空中にて一部始終を眺めていたパープルハートが敵を一旦ファイヤーダグオンに任せ、状況の仔細を把握する為近付く。

 

 「それは俺が知りたいくらいだ」

 

 「んふふふっふ~♪驚いたかい?驚いただろう!これぞ数多の勇者の力の1つ!GGG製ガジェットツール!ディバイディング・ドライバーをボクなりにリスペクトしたタイプ【勇者王】GGG式ディバイン・ディバイディング・ドライバーverアルビオンさ!」

 

 フンスと鼻を鳴らし自慢気に語るアルファ。

 この場ではアルファ以外知る由も無いが、ヴァーリが振るった力の元となったツールは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、その一角である。

 

 「【勇者王】のチップの1つは問題無く作動したね!よし、ちょうどねぷねぷも近くに来たし君にはコレをあげよう!!」

 そう言って取り出したのはあつらえたかの様なシェアクリスタルに似た記憶媒体。

 

 「これは?」

 

 「【太陽の勇者】の力を宿したクリスタルだよ!ホントは【勇者】と【伝説の勇者】との三択で迷ったけど、ねぷねぷ的にはコレかなってボクの独断と偏見で決めました!えっへん!」

 

 「そ、そう……でも何故?」

 

 「そこはコラボレーション!だからね!こっちも大盤振る舞いしなきゃ!」

 

 「解った様な…解らない様な……まぁくれると言うなら有り難く使わせて貰うわ!」

 

 「因みに発動したら使用は一回こっきりだからタイミングは気を付けてね~。あ、ゼノヴィアちゃーん」

 

 最後にそう言いながら、今度はゼノヴィアを呼びつけるアルファ、他にも残りの女神一行の面々に声を掛け、彼等彼女等が入れ替わり立ち代わり来る度に何らかのアイテムを渡していく。

 そうして最後に一誠に何事かを耳打ちしながら赤龍帝の籠手に備えられた宝玉に"何か"をインストールした。

 

 果たしてアルファより与えられた力を持って戦場へと舞い戻ったネプテューヌことパープルハートは再びファイヤーダグオンと並び立つ様に敵を見据える。

 

 「待たせたわね」

 

 『いんやぁ、こっちも大分温まって来てたとこっす!』

 

 プラズマの塊と左右対称の2対の巨獣相手に立ち回っていたファイヤーダグオンが嘯く。

 其処へ渋い顔をしたイストワールも戻って来る。

 

 「焔……ファイヤーダグオンさん、アルファ氏から伝言があります。……「君は無限砲を撃つ為に体力温存しなきゃダーメ♡」……だそうです」

 

 「いーすん物凄く嫌そうね」

 『つか最後のハート要るんっすか?』

 

 「物凄く不本意ですが、そのままに伝える様にと仰ってましたので…物凄く不本意ですが」

 

 『なら申し訳ないっすけど、戻って伝えて下さい。"ざけんな、この状況で黙って見てるなんて出来るかよ!お前風に言うならだが断る。だ!"んじゃネプ先輩、ゲキが代わりに相手してたみたいなんっすけど、やっぱ飛べないから苦戦してるみたいなんで頼んます』

 

 「ええ、貴方も無茶はしないようにね」

 

 『うっす!』

 

 イストワールを置去りにして敵へと向かって行くファイヤーダグオンとパープルハート、置いていかれたイストワールはため息を吐きながら再びアルファの方へと降りてゆく。

 

 そして他の戦場では──

 

 

 

 

 

 

 「宇宙人が出した物だから当然だけれど…ただの水の塊では無いわよね」

 

 消滅の魔力球を数発当てたにも関わらず健在な流動する水の人形を前にリアスが歯噛みする。

 

 「相性が悪いわね……、朱乃かギャスパー、或いはヴァーリならもしくは……普通の水かそこいらの魔力を通した水の人形なら楽勝だったのだけど…もしかしてあの宇宙人それを理解って?一度アルファに呼ばれた時に敵を入れ替えておけば良かったかしら……」

 観察を続けつつも攻撃を加えるリアス。其所へ獅子剣へと転じたライアンを伴ってローブを被った結芽が近付く。

 

 「リアスおねーさん苦戦してるね、助けてあげよっか?」

 

 「手伝ってくれると言うならば有難いけど、アレは貴女でも手こずるんじゃないかしら?」

 

 『確かにな、ノロならばいざ知らず、只の水ではな…まぁ異星人の造り出した物ならば只の水かは怪しいが』

 

 「じゃあ相性が良さそうな人に任せちゃえば良いじゃん」

 

 「出来たらそうしたいのだけれど……あの水人形、中々隙をくれないのよ」

 

 『であれば紅き娘よ、貴様先程管理者より譲り受けた玩具を使ってみてはどうだ?彼奴も元よりそのつもりで渡したのだろう?』

 

 結芽の手の中でライアンが訊ねる。

 

 「私は神器を持っていないから、正直使い物になるか分からないけれど……それにそこはかと無く不安だわ」

 

 「まぁ分かるけど、おねにーさんもこう言う時はちゃんとしたの渡すし大丈夫だと思うよ?」

 

 リアスに同意を示しつつも流石に緊急時ならばマトモな物を寄越すと述べる結芽、それでも末尾が尻すぼみ気味なのは普段のアルファの行動の賜物からか……。

 途もあれ、結芽の助言を聞いてリアスも覚悟を決める。

 

 「そうね…迷うよりも行動した方が健全だわ。コレは叫べば発動するのよね?」

 

 「おねにーさんがそう言ったなら…うん」

 

 「そう…"起動!"」

 覚悟を決めたリアスの声を聞き届け、スターマークが光る。果たして次の瞬間にはリアスの手元には鍵盤式弦楽器──要するにギターとキーボードを混ぜた物──が出現し足下は何時の間にかスピーカーが備えられた円盤状のステージ。

 

 「なに?これは?ナニ?」

 あまりに突拍子の無い物に呂律回らず混乱するリアス、そんな彼女の目の前に空間スクリーンの説明書が現れる。

 

 「えーっと……[やぁリアスちゃん、ボクのプレゼントを起動してくれたようだね!どうだい?格好いいだろう!!さて使い方が解らなくて困っているだろうから教えてあげよう!その装備の名前はGGG製ガジェットツールギラギラーンVV(ダブルブイ)&ステージ7を元に作ったタイプ【勇者王】GGG式デモギラーンD×D&ステージ7/5。これは君の消滅の魔力を流す事で君の消滅の力を指向性を持たせたまま超強力にします。え?なんで楽器なのかって?それは元ネタがそうだからさ!え?君に渡した理由?それは……君の声かな、歌上手そうだよね?ま、歌う必要無いんだけどね♪以上]………訳が解らないわ…けど一応ふざけている訳では無い…のよね?兎に角魔力を流せば良いのね」

 

 当惑しつつもベルトに肩を通し自らの魔力をデモギラーンD×Dなるガジェットに流し弾き鳴らし始める。

 するとその音に呼応してステージのスピーカーからも消滅の魔力が振動波となってデモギラーンと共鳴、水人形へ襲い掛かる。

 リアスが説明書を読み進めていた間、相手を引き受けていた結芽越しに消滅のサウンドが響き渡る。

 それはこの混迷の戦場で多少味方との間が離れた程度の場合、()()()()()()()()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、しかし其所はアルファクオリティ、味方越しであろうとも敵対象以外には被害を及ぼす事は無い。

 結果、水人形は分子振動を乱され分解、その存在を跡形も無く消失させてゆく。

 

 「消えちゃった」

 

 「凄いわね、コレ…射線上に味方や無関係の人が居ても敵だけを消滅させるなんて…(もしかしたら私も鍛え続ければコレと同じ事が出来るのかしら?)」

 自らに与えられたツールの強大差に感嘆しながらも己の力の可能性に思いを馳せるリアス、そんな風に感慨に耽って弾き鳴らす事を止めると、彼女のガジェットは役目を終えたと判断し分解されてゆく。

 

 「成る程…確かに一度きりみたいね」

 

 まず1勝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「聖魔剣!」

 神器により創り出した聖剣と魔剣の力を融合させた聖魔剣を振るい剣人と対抗する祐斗。

 

 (芸術作品と言う割に…硬いな、色々な剣を創り出して試してみたけどどれも効果が無い。まさか物理的消滅にまで耐性があるなんてね…)

 等と祐斗は胸中にて独り語るが、実際にはアーテシャン星人が以前の祐斗の戦い振りから鋳造した対特化用である。

 無論、並大抵やそんじょそこらの力押し型の剣士や剣ならば剣人にとって敵ではないのも事実であるが。

 

 「正直、どんな効果になるか解らないから使用は本命の方をみんなで確実に倒せる時までとって置きたかっただけどね…"起動"」

 爽やかに苦笑しながら受け取ったスターマークを起動する。

 出現したのは特殊な赤い鍔に紺の柄、黄金の刀身を持った両刃の両手剣。

 

 「これは…タイプ【勇者特急】、旋風寺コンツェルン式ガジェットウェポン動輪剣型武装……聖魔極輪剣?何だか随分仰々しい名前だねっ!」

 剣人の腕、或いは脚を弾きながらアルファの戯言がセットになった説明書に素早く眼を通し使い方を理解する。

 

 「使い方に何パターンかあるんだね、でも敵の強さは正直僕が創った聖剣の能力が効かない硬さと言うだけで苦戦する程じゃない。なら…僕の選択はこうだ」

 言って聖魔剣の方を敵に投げ一旦距離を取る祐斗。

 当然剣人はそれを弾き祐斗へ肉薄しようとする。

 

 「聖魔!極・輪・剣!(こんな感じで良いのかな?)」

 距離が詰まる間に剣の能力を発動させる祐斗、手にした剣は鍔が展開しオリジナルそのままに車輪が付いた部位が回転し始めると刀身にエネルギーが収束され始める。

 それを大きく振りかぶり近付く敵へと祐斗は思いっ切り振り下ろす。

 

 「真っ向…!唐竹割り!」

 

 振り下ろされた太刀を今までの聖剣や魔剣同様受けて防ごうとした剣人はしかし自らの腕の剣ごと肉体を縦に大きく断ち切られ爆発した。

 

 「ふぅ、こんなものかな?聖魔剣を創り出す感覚で振るうか、面白いけど…ところで叫ぶ必要あるのかなこれ?」

 倒した敵の残骸を見下ろしながら呟く、恐らくアルファが聴いていれば「必殺技のフィニッシュは叫んでなんぼだよ!!」と言うだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふぇぇぇん!こんなのムリですよぉ!」

 涙目で叫ぶ女装少年ギャスパーが手足の生えた石柱から逃げる。

 

 「石だから電撃が効かない…なんてまるでゲームですわね」

 電撃どころか雷光を放つも一欠片すら砕けない石柱に嫌な汗を感じる朱乃。

 何より厄介なのはある程度コントロールされているとは言えギャスパーの魔眼で停止しなかった事だろう。

 その理由も2人は知る術が無いが、アーテシャン星人は恐らく元より制止した物体に停止は意味を為さない、負荷に耐える象徴としての柱に電気を受け流す大地の象徴たる石を合わせ、更には高い物に落ちるイメージと制止物でありながら動くと言う矛盾を折り合わせた物てして石柱を造り出したのだ。

 

 「ギャーくん!もう少し頑張って逃げて下さい!先ずは私がアルファちゃんより頂いた物を試してみますわ、"起動"」

 朱乃のその声に従い現れるは金色の…何故か獅子の鬣を模した様な装飾と砲身らしき物が付いた弓であった。

 

 「あらあら…コレが私の…えぇっとグレートアーチェリーを元にした…タイプ【黄金勇者】レジェンドラ式グレートウェポン、グレートライトニングアーチェリー…成る程…それは解りましたけど…何んでしょうかこの鬣の上部分だけを取った様な装飾は?それにこの筒は…?」

 疑問を抱きながらも、雷光を放つ魔力の矢をイメーしつがえる、そして矢は石柱に狙いを着ける朱乃。

 

 「ゴールデンアロー!」

 引き絞られた光の弦を離し、雷光が収束された超光速の矢が砲身筒を通って放たれる。

 降り注ぐのではなく、穿たれる雷光に石柱は大穴を開けて倒れると爆発と共に砕け散った。

 

 「あら、私だけで片付いてしまいましたわね。ギャーくんの物がどんな物なのか少し気になってしまいましたわ」

 うふふと柔和に笑いながらギャスパーの元へ降り立つ朱乃。

 対しギャスパーは息を絶え絶えにしながらもホッとした様に答える。

 

 「えっと、なら僕、皆さんが集まって宇宙人を倒す時に使いますね?」

 

 果たして彼に与えられたツールの正体とは…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「何ともチグハグな敵だ」

 襲い来るフルプレートの西洋甲冑を着た和人形と言う東西折衷の敵に対し神の子を貫いた槍を振るいながら感想を洩らす曹操。

 とは言え禁手状態の槍相手に渡り合う敵も敵だと、警戒は忘れない。

 

 「さて、使えと言うなら使ってやろうじゃないか…"起動"」

 出し惜しみせず与えられた物を使用する曹操。彼の起動コマンドにより神器"黄昏の聖槍"に連なる宝珠が集結し、三叉刃にも見える十文字槍へと変化した。

 

 「ふむ…カイザージャベリン型タイプ【黄金勇者】レジェンドラ式ウェポンツール、凱撒標槍ね…。やれやれそのままじゃないか」

 特徴的な飾り気が一切無いシンプルな十文字槍をくるりと回して構えながらニヒルに笑う。

 

 「そら、まずは使い心地を試そうか!」

 言って、今にも斬りかからんと襲い来るフルプレートを連続で突く。突かれた方はそれだけでボロボロだ。

 

 「成る程。必殺武器等と仰々しい肩書を着ける訳だ。さて…なら文字通り決めさせて貰おう!凱撒標槍!大成敗!!」

 大成敗の声に合わせ矛の刃が光輝く。

 矛先を大地へ叩き付けエネルギーの刃が地を割りながら敵へと向かい飛び出る。

 

 「…………?!!?」

 

 股下から裂かれたフルプレートが声無き声を以て絶命した。

 

 「見栄切りまでが一動作と言うのが少々気恥ずかしいな、これは」

 爆発を背景にポツリと呟くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「皆さんそれぞれ貰った武器を使いこなしてますね。ギャーくんは別として」

 自らに宛がわれた敵──狛犬にもガーゴイルにも見える石像相手に渡り合いながら小猫が呟く。

 

 「見た感じ普段の神器やら魔力やらの延長で使えるみたいだしねぇ。あたし達のはどんなカタチなのやら」

 胡乱な黒歌を横目に躊躇い無く起動を試みる小猫。

 

 「"起動"」

 その言葉と共に小猫のグローブが光り輝き、次の瞬間には腕を覆う手首が赤いリング状のガントレット付きの漆黒の爪と変じていた。

 

 「行きます、にゃあ。ヘル…アンド、ヘブン…!」

 

 「ちょ?!白音!!?ああ…もう!"起動"!」

 平然と起動を試みた妹に対して慌てて起動する黒歌。

 彼女の元に現れた武装それは白バイらしき物が変形した巨大なライフル。

 

 「マックスキャノン型タイプ【勇者警察】ブレイブポリス式マクシムカノン…?ちょ、デカ過ぎにゃ!そもそもなんで銃?!いやどっちかって言ったら大砲じゃないこれ?」

 自身の身の丈以上の砲身を腰だめに抱える黒歌が捲し立てる。

 

 「ゲム・ギム・ガン・ゴー・グフォ…ウィータ!にゃあ!!」

 小猫が発動したヘル・アンド・ヘブンにより拘束を受けた石像は脱する事叶わず破壊の両拳を腹に喰らうう。

 

 「むぅ…思ったよりパワーがヤバかったです。上半分残りました…。姉さま!」

 

 「はいはい!発射ぁ!」

 

 想定以上の技の出力に狙いがブレた小猫、これ幸いと残った半身で死に体のまま逃亡を謀ろうとする。其所へ黒歌の一撃が放たれ意思持つ石像は跡形も無く蒸発した。

 

 

 

 

 

 

 

 「グリフォンか…相手にとって不足無しと言える」

 叡知の証、眼鏡を光らせアーサーはスターマークを自らの剣、エクスカリバールーラーに添える。

 

 「"起動"…!」

 

 その言葉と共に王の剣は西洋剣特有の両刃から黄金の光放つ片刃の刀へと転じる。

 

 「【黄金勇者】レジェンドラ式フィニッシュウェポン、DRAGO FANG BLADE SPECIAL…長いな」

 元となったスーパー竜牙剣を多少捻った程度の名称である事を彼は知らない。

 

 「手早くケリを着ける。一刀両断切り!」

 

 無駄な言葉は要らんとばかりに一拍で黄金の鷲獅子に肉薄し袈裟斬りに伏す。

 

 「思いの外弱かったな」

 眼鏡をクイッと押し上げてズレを直しながら背中越しに爆散するグリフォンを一瞥すらせず立ち去るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ああもう!ちょこまかちょこまか、くるくると…鬱陶しく回ってくれちゃって!」

 

 自身の周囲をフヨフヨ回遊する2枚の絵画に思わず苛立ちの声を発するイリナ。

 

 「これじゃ貰った武器が使えないじゃない!」

 聖剣エクスカリバーミミックを鞭にして振り回しながら叫ぶ。

 先程から何度も拘束を試みるがその度に絵画は絵の内容を変化させて躱し、抜け出し、捕まらない。

 

 「せめてあの絵をどうにかしないといけないんだけど……」

 絵画に描かれた絵が変化するのを対策しない限り、攻略の糸目は無い、しかしイリナの動きは完全に読まれている。今まで温存してきたミミック含めてだ。

 と、そんな折、絵画達が偶然直線上に重なった瞬間、遠くから爆発と共に鏃の様な物が飛んで来る。

 絵画は完全にイリナを弄ぶ事に夢中であり、イリナもまた絵画が死角となり、その存在に気が付かなかった。

 飛んで来た鏃は絵画達の背中?を()()()()()()()()突き破る。

 

 「へっ?」

 

 穴を開けられた絵画達は絵を変化させる事が出来ずに突き刺さったまま硬直する。

 

 「ぬぅ?!何じゃ!?何かに刺さりおったぞ!ええいっ!抜けんかーーーい!」

 鏃の正体を良く視れば、それはドリルであり、そのドリルの正体はアタックモードと化したドリルクラッシュ状態のドリルゲキであった。

 ゲキのドリルの回転にスパイラルされ宙に放り出された2枚の絵画。

 

 「チャーンス!"起動"!」

 

 これを好機と捉えイリナはスターマークを起動する。

 

 「えと……タイプ【伝説の勇者】オーリン式GNEXバスター!……で良いのよね名前」

 起動されたプログラムがミミックを通して2つの銃砲へて変化、それを連結させながら微妙に自信無さ気に諳じる。

 連結したバスターのモードはバルカン、構え引いた引き金を通じ、砲身が高速回転を始め光の弾丸を連続で射出する。

 それらは全て絵画へと吸い込まれる様に当たる。

 大穴に加え、連続で弾丸を受け蜂の巣の様に細切れになった絵画達は一片すら残さず塵へと還った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 女神パープルハートが相対する彫像と有象無象の雑兵を除き小型の強敵は全滅せしめた。

 しかし一方で大型の猛威は残っており、それぞれが各ダグオンと協力する形で戦闘を繰り広げている。

 

 ダグターボとジャンヌが盲目の怪鳥に挑み、ダグアーマーとヘラクレスが重装甲の蛙と撃ち合いを演じ、ダグウイングとゼノヴィアが透明マネキンと対峙し、ダグシャドーとロスヴァイセが折紙を抑えている。

 

 そして一誠は対の片割れ、炎と風の巨獣を相手に苦心しながらも戦い、ヴーリはもう片方の氷と雷の巨獣と戦いを繰り広げる。

 アーシアは彼等の傷を癒し、パープルシスターことネプギアはそんな彼等を援護する。

 

 そしてファイヤーダグオンはプラズマの集合体らしき光の魔神相手に決め手を欠け膠着状態を続ける。

 

 『クソッ!ピカピカ光りやがって!目に悪い相手だぜ!』

 

 掴み掛かろうとすれば光は霧散して実体を無くし、かといって遠距離から攻撃を繰り返しても、ファイヤーホールドで拘束してファイヤーブレードのフィニッシュで決めたとしても再び再生される。

 

 (ファイヤーブレードじゃどうしたって奴の身体が残っちまう……かといってジェットファイヤーストームもファイヤースターバーンも奴を完全に散らせる訳じゃねぇ!どうする!?)

 

 半ば手詰まりの状況に尚も思考するファイヤーダグオン。

 そんな状態であってもアーテシャン星人が新たに敵を増やさぬ様に他のダグオン共々、僅な隙を見付けては其方も攻撃を慣行する。

 その窮地にアルファが嘆息しながら通信越しに声を掛ける。

 

 『だから君は待機してるようにって言ったのに…しょうがないなぁ』

 

 『るっせぇ!見てるだけの奴に言われたかねぇ!』

 

 『まぁまぁ、落ち着きなよ。今小さい敵の方を相手してたリアスちゃん達が勝利して援軍に来るから、それでちょうど都合良くギャーくんだけ装備を使用して無いんだよね』

 

 『それがどうしたってんだよ!?』

 

 『あの子に渡したのは【勇者王】GGG式メルティングサイレンズアイ。詳しくは省くけど元になったメルティングサイレン並にチートウェポンと言っても過言じゃないね!まぁ仕様は少し変わってるんだけど、それで敵のプラズマ化を防げるから君は無限砲を取りに来るんだ。出力を抑えれば2発くらいは撃てるだろうから、1発はそのプラズマンを倒すのに使いなよ』

 

 『それで倒せんのかよ?』

 

 『モチロンさ!試作品とは言え無限砲、並の武器じゃあないよ』

 

 自信満々に語るアルファ、それ程までの兵器と言うのなら試してやろうじゃないかとファイヤーダグオンは決意を示す。

 

 「援軍に来ました大丈夫ですか!」

 覚悟を決めたファイヤーダグオンの側に援軍に駆け付けたリアス達が現れ、小猫がファイヤーダグオンに声を投げ掛ける。

 

 『ちょうど良いタイミングだ!ヴラディ!お前が渡されたって言う特殊武器を使え!俺はその間、あのデカブツ砲を取りに行って来る』

 

 「うぇぇえっ?!は、はぃぃい!き、きき"起動"!メメメ、メルティングサイレンズアイィィィ!」

 去り行くファイヤーダグオンの声に吃りながらも即座にスターマークを起動するギャスパー。

 瞬間、彼の瞳が赤く明滅を始め、何処からか甲高いサイレン音が鳴り響く。

 そのサイレン音にファイヤーダグオンを逃すまいと動き出したプラズマの魔神は、しかし身体の光を掻き乱され硬直する。

 

 そしてファイヤーダグオンはアルファの近くで沈黙したままのジェットモードの試作無限砲を抱えると、アルファからのレクチャーを受けながら砲形態へ変化させ危なげ無く構える。

 

 「ホントはコネクターを装着しなきゃだけど、試作だから無限砲の方からマニュアルで操作しないと出来ないんだよね。ちょっとブレるかもだけど頑張ってね~」

 

 『にゃろう…簡単に言ってくれるぜ』

 腰にコネクターを使用せず構えた無限砲を何とか操作しながら出力を調整しプラズマの魔神へと狙いを定めるファイヤーダグオン。

 

 『チャージ、50%!無限砲…発射ぁぁあ!!』

 

 半分の出力でチャージされたエネルギーが砲から収束され放たれる。

 その瞬間、襲い来る衝撃がファイヤーダグオンを後退りさせ大地を削る。

 解き放たれた光の奔流はそのままプラズマの魔神へ殺到、50%の出力にも関わらず砲のエネルギー弾は魔神を容易く呑み込み空気と大地を削り取り焼き尽くす。

 

 「うわ!?あわわわ!!?」

 射線上から大分離れているにも関わらず来る衝撃に、吹き飛ばされそうになるギャスパー。

 その彼の手を掴み踏み留まるのは小猫だ。

 

 「物凄い威力です…!」

 

 魔神を消滅させた光はその射線上に僅かに被っていたアーテシャン星人にも影響を及ぼす。

 

 「なっ?!ガギッ!!?ギギギィィィ!!?」

 

 直前に躱したにも関わらずその威力により地獄門が歪む。

 その影響からか突っ込んでいた左腕は門の先の空間の断絶と共に切断され、星人は悶え苦しむ。

 

 「わお!半分の出力でこれは予想外(完成品はもうちょい調整しておこ)」

 製作者すら驚愕に値する結果を示したのであった。

 

 

 続く

 


 

 次回予告(BGM:We Are DAGWON)

 

 人間大の小さい敵と巨大な敵の一角を倒したダグオンと異世界人、我々も負けていられませんね。

 

 ええ、でもあの大砲すごい威力だわ…!

 

 あれ程の兵器が我々に向けられないのは幸運と見るべきなのでしょうね、所で……

 

 

 

 ねぇねぇいーすんさぁ無限砲のコネクター操作の為に中に乗ってくんないかな?

 ファイター状態ならまだしも無限砲状態だと生身の人間にやらせられないからさぁ、頼むよぉ~。

 

 くぅ…世界の為です致し方ありません…!

 

 

 次回、"刀使ノ指令ダグオン"

 

 最終決戦その2!勇者の力!刀使とアルファ。

 

 

 あの少女は何者なのでしょうか?

 

 さぁ…分からないわ……。

 





 はい、別の勇者シリーズのネタと言うか装備諸々、此処で登場。
 本流では言及はしても出す事は無いのでコラボ様々だったりします。
 作中でもありました通り、各々をリスペクトした(アルファ談)装備です。
 アルファは後、エルドラン系列と電童辺りの力も使おうと思えば使えます。
 勿論当人の戦闘力はゼロです。

 それではまた次回
 

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