刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

120 / 126
 はいこんばんようらございます。
 相変わらず増量した職務に追われるダグライダーにて候。

 今回の話は結芽ちゃんの日記を皮切りに3本立て、最後の日記だけはそれらとは別にまぁ伏線です。

 さてスパロボ30プレイ中に困った事が起きまして、セフィーロマップで3、4度目の相手ターンにイノーバが動くとエラーでゲームのアプリケーションが強制終了してしまって…、しかしネット回線が繋がってもいない、Wi-Fiも無い身ではどうしようも無く、いっそGEOに相談してみようかと最近は思っています(いや本当どうしよう?)




幕間 その後の勇者達withゆめ日記

 8月○日 たぶん晴

 

 おねにーさんからの宿題で残りの夏休みの期間、日記を付けるように言われた、メンドくさいけど夏休みの残り期間だけと言うので頑張る。

 異世界から来たおねーさんおにーさんが帰ってから何日か…たぶん二週間くらいたったと思う。

 色々あったからまだ昨日の事みたいに思える気がする。

 あの後おねにーさんはゼータおねーさんにグチグチ言われてた───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「羨ま死…妬ま死、怨怨怨怨……」

 

 「いい加減勘弁してよ~、八つ当りにも限度があるよ」

 

 ダグベースのメインオーダールーム内に轟く怨嗟の声、その発生源は観る者によって様々な姿に写る次元超越者の少女ゼータ。

 対象は同胞たる一見美少女の美少年アルファ。

 端から見ればギャルが整端な美少女に対しどす黒い煙状のオーラを伴った怨念を放ち続けていると言う光景である。

 ……全く意味が分からない。

 

 「………………あれは、一体何だ…?」

 

 学業、職務、バイト以外ではダグベースに常駐する頻度が多い龍悟が、同じくオーダールームに居座り態々自室ではなくオーダールームで店を広げて宿題に悪戦苦闘する焔也に訊ねる。

 

 「詳しくは解らんけど、アイツら刀使に推し?ってのがいるらしくてよ、鎌府の糸見沙耶香っているだろ?よく衛藤達と一緒に居て、柳瀬に懐いてるちびっ子」

 

 「……ああ、この間の一件にも関わった関係者ではあるし…俺も諸々と縁がある……」

 ダグオンとなった当初頃からの事件を振り返りながら沙耶香の記憶を鮮明に思い出す。

 

 「ゼータの奴はその糸見を一番推してるらしくて…で、この間の異世界の事件でアルファが外に出て来たろ?」

 そこまで聞いて龍悟も察した。要するに目の前のギャル擬きはチャランポランを絵に描いた様な同胞が、自身が最も敬愛している人物に遭遇・接触した事に対し嫉妬しているのだ。

 それはもう、普段アルファがルールを曲げたり破ったりした時に対する折檻時よりも苛烈なモノをぶつけている。

 

 「……実力行使に出ないのは、己の個人的感情と理解しての事だからか…?」

 

 「多分な。この間の接触事態は連中の中ではルール違反だったらしいけど、状況が状況だったから仕方ないって感じでおざなりにしたみてぇだし」

 

 1年コンビが会話する傍らで変わらずアルファに怨嗟を吐くゼータであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 8月✕日 めいっぱい晴れ

 

 焔也おにーさんが珍しく"はき"がない。

 お兄ちゃんが見かねて理由を訊いてみると、焔也おにーさんのお母さんに関係がある事らしい……お母さん……───

 

 

 「はぁ……はぁぁぁあ」

 ダグベースのサロンで正義に燃える炎の不良少年、鳳焔也がイメージにそぐわない程覇気無く溜め息を吐く。

 

 「………」

 「………」

 「………」

 「………」

 「………」

 ラボに籠りきりな翼沙を除く面々がその様子に無言で顔を見合わせる。

 

 「はあぁぁ」

 

 カウンターで1人頬杖を付き溜め息を吐く焔也を少し離れた場所から見守る5人、申一郎が龍悟に視線で何があったと問うが龍悟は無言で首を横に振る。

 撃鉄が顎で戒将に焔也を指す、理由を訊ねろと言う事だろう。

 

 「(致し方無し…)うぉほん、焔也らしく無いぞ…何を悩んでいる?」

 

 「あえ?あぁ…うん…いや、そんな大した悩みって訳じゃねぇんだけど……」

 

 「ンだよ、大したコトねぇなら話してみろッテの」

 

 (申一郎…貴様、奴の悩みが小さいと確信したらこれかっ!!?)

 重度のモノではないと確した途端意気揚々無遠慮に焔也に語り掛けた申一郎に心中で毒づく。

 

 「まぁ、うん…そうだよな、話せば楽になるってあるよな」

 

 「応とも、何時もみたいに考え無しがお主の良いところじゃ、とっとと話せ!んで楽にならんかい!」

 

 此処ぞとばかりに撃鉄までもが続く。無論発言した当人てしては仲間兼ライバルがウジウジ悩む様が気に食わないと言うのもあるようだが…。

 

 「(うち)はさ、親父がまぁ警官つーか刑事してんのよ、んでお袋と俺の二人で普段暮らしてるんだわ」

 

 「ほう…、御父堂は警察組織の人間だったのか…。それなのに貴様は不良をしているのか……」

 

 「いや別にグレて不良してる訳じゃねぇよ。偶々カツアゲ現場見つけてカツアゲしてる奴らボコったり、弱い者虐めしたりしてる奴らぶん殴ったり、近所に騒音掻き鳴らして迷惑かけてる賊ぶっ潰したりしてただけで、授業だってちょこっと眠気に負けたりやる気がイマイチ湧かなくてゲーセンでサボったりするだけだし……」

 

 「理由は兎も角、暴力沙汰にサボタージュに授業態度に問題有り…と来れば、まぁ不良扱いは妥当ではあるか、と言うか貴様、刀匠課程含む刀工の授業位しか真面に受けんそうではないか」

 

 「うげっ!?どこでそれを…!」

 

 「衛藤、安桜、柳瀬等に普段、美濃関で貴様がどう過ごしているかを以前訊いた」

 

 「そう言やぁ、美濃関のカワイコチャン達ン中で刀使科と刀匠科とかの娘にはお前結構ウケが良いんだよナァ……」

 

 「…逆に神職科などからは噂が独り歩きし…怯えられている訳か……」

 

 「おにーさんすごーい!テレビとかマンガの人みたい!」

 

 「凄いかのう?カタギのモンに手ぇ出す不埒モンや、迷惑千万なだけの走り屋なんぞ普通シメるじゃろ?」

 

 戒将達が呆れ混じりに感想を述べる中で1人撃鉄だけが焔也の行動に同調を示す。

 この男もおおよそ似たような事をして番長と呼ばれた経緯があるのだ。

 

 「居たよ、ココにも不良マンガから出て来たヨウなのが……、で?つまり今オマエん所の実家にはオフクロさんしか居ねぇワケか」

 

 「ああ。んで、今俺一応理事長推薦で刀匠研修も兼ねて本部の人員補充で家を空けてるだろ?」

 

 「ふむ…御母堂お一人残る訳だな、もしやそれが悩みか?いやしかし…それならばもっと以前より悩んでいそうな物だが…」

 

 「いや、問題はそっちじゃねぇんだ。確かに俺も実家を離れてるからお袋がたまに…本当たまに電話して来ることぁあるんだが……」

 

 「……歯切れが悪いぞ……」

 

 「…………お袋がさ、訊いてくるんだよ。また遊びに来ないのかって」

 

 「うん?」 「言うとる意味がよう解らん」 「つまりドー言うこった?」 「……帰ってくるのは何時か?ではなくか…?」 「遊ぶの??」

 焔也の語る母親の発言にイマイチ悩みの実態が見えぬ他の面々。若干1名そもそもの意味を履き違えて受け取っているがご愛嬌。

 

 「あー…この間の異世界騒動で、何人か管理局の宿舎じゃなく、数人バラして何人かがテメェん家に招待したろ?んで(うち)はフェニックスの兄妹に部屋提供したんだよ」

 

 「ああ、そう言えばそうだったな。それで?」

 

 「お袋は普段寂しさを紛らわす為に親父の職場にちょくちょく理由付けて訪ねてはビジネスホテル泊まったり、主婦仲間の家に厄介になったりしてんだけど…ちょうどさ、その日…折り悪く?って言やいいのか?お袋が家に居てよぉ、見付かったんだよ」

 そこまで語って頬杖を組み直し、組まれた両の甲に額を乗せて声を絞り出す。

 

 「そりゃあ……一大事じゃな、そんで?その状況をどう乗りきったんじゃ?」

 

 「その辺はフェニックスの妹の方が頑張って誤魔化してくれたから、ダグオン関係とか異世界どうこうはバレずに済んだ……ただ…」

 

 「「「「ただ…?」」」」

 

 「だからこそ困ったと言うか…説得が上手く行きすぎたのが逆に問題だったと言うか……」

 

 「回りクドイなァ、つまりドー言う事だってばヨ?」

 

 「あれからお袋が次はいつ家に帰って来るのかとか、お友達は一緒じゃないのかって毎度電話が来てな……」

 言って、頬杖を解きカウンターに顔を突っ伏す。

 

 「そりゃゴシューショーさん」

 

 「話はまだ終わりじゃねぇんだ」

 

 「ほう?」

 戒将の促疑に突っ伏した顔をはたと上げ続きを口にし始める。

 

 「あんまりお袋がしつこいもんだから、一回、服部先輩とか刀匠科のダチ連れてったんだよ。でもさぁ……お袋の反応が思ってたのと違うと言うか……いや、喜んではくれたよ、でも……なんか…こう……期待してたのと違うって顔されて、割かしショックだったって言うか……」

 

 「それがおにーさんがタメ息ついてた理由?」

 

 「そうなんだよ、何でなんだ?何がお袋の期待に添えなかったのか全然解らん!」

 

 「……お前……いや、お前はそう言う人間だったな……」

 「何とも……度し難い。いや単純な所は長所でもあるが…」

 「おおう…鈍いとかそう言うレベルじゃないのぅ」

 龍悟、戒将、撃鉄とが呆れと天然記念物を見た時の様な驚きとが綯交ぜになった反応を顕にする。

 申一郎は声を殺して笑いを堪えているので精一杯だ。

 

 「何だよ?」

 

 古典漫画の如く疑問符を浮かべ首を捻る焔也に戒将、撃鉄が口を開く前に申一郎が制する様に口を挟む。

 

 「い、イヤ…クク…何でもネェよ。そーだナァ、焔也ヨォ、いっその事安桜チャン、衛藤チャン、柳瀬チャン辺りを連れてってやったらドウだ?もしかしたら女同士にしかワカラネェ話があるかもしれねェゼ」

 

 「安桜と衛藤は兎も角、柳瀬は確かにお袋が何を期待してるのか解りそうだな。よっしゃ、今度は取りあえず三人呼んで柳瀬にそれとなく探って貰うか!

 ありがとよ、みんな!今度はお袋を心から喜ばせてやるぜ!!」

 

 「オウ……ぷフッ…ガンバレ」

 

 「お前と言う男は……まぁ当人は納得しているから我々がこれ以上どうこう言う物でも無い事ではあるが……」

 「……どう転ぶにしろ、結果は予想出来るな…」

 「うむ。ちゅうかのう……焔也のお袋さんはどんな女性なのか逆に興味が湧いたわい」

 最後の撃鉄の言葉には結芽を除いた3人も確かにと頷く。

 

 

 

 後日談と言う名の今回のオチ。

 

 思い付いたが吉日を地で行く行動力を発揮した焔也は、翌日早速件の美濃関3人娘に予定の都合を打診、美炎は最初嫌そうな顔をするも、焔也の母親に興味をそそられたのか存外乗り気になる。

 そこから数日後、岐阜の美濃関学院に一時帰順後、揚々と鳳家へ娘衆を連れて帰宅する焔也。

 果たして母、鳳あずさの反応はそれはもう嬉々たるモノであった。

 見目麗しき美少女が3人、息子との距離はかなり親しい様子、この際であるから断言しよう。

 あずさが焔也に求めていたのは将来の伴侶候補である。

 あの日フェニックス兄妹……否、レイヴェル・フェニックスを見掛けてより、彼女は普段のおっとりした性格が嘘の様に狂喜した。

 息子の学業の出来が良くない事は母として当然知っていたが、可愛い一人息子、甘やかす事躊躇い無し、そも厳しく叱るは夫が担う、父が鞭、母が飴。

 その甲斐あって焔也は成績こそ奮わぬものの運動能力は高く、夢中になった事には凄まじいやる気を見せる子となった。

 その彼女に唯一の負い目があるとするならば、幼き日の息子が刀使に憧れた事を諫める事が出来ぬ事だった。

 

 さて在りし日、若きあずさもまた刀使であった。

 が、彼女の才は精々が有象無象の凡人、折神紫は元より、相模湾岸大災厄にて活躍した現伍箇伝学長にすら劣るレベルである。

 誇る所があるとすれば大災厄時に生き残れた事、と言うよりもそれすら運が良かったが故の物に過ぎない。

 そういった諸々の事情から我が子に負い目を懐いていた訳である。

 そして結果、息子は刀使への憧れを前に現実を突き付けられ、諦め、それでも尚刀使に関わる何かにすがり刀匠の道を選び美濃関へと入ったのだ。

 彼女にはそれが妥協に映ったのだ。

 そしてより一層子を甘やかす様になった。しかし焔也も当然思春期を迎えれば母からのスキンシップを鬱陶しく思うもので、知らぬ間に傷を増やしたりとなれば親として気が気で無い。

 だが本人に訊ねるにも気が憚られ早幾年、高等部へと進学した息子がある時を境に嘗ての様に意気軒昂とする様を見せる様になってからはあずさも我が事の様に嬉しくなった。

 となると今度は息子の交友関係が気になり出す。が、焔也は成績の事もあってあまり学校での出来事を話したがらず、あずさもそれとなく聞き出せる程話術が巧みな訳でも無し、今日に至るまで只管焔也と過ごせる時間を楽しむだけに留めていたのみであった。

 

 しかし息子がレイヴェル──ともう1人金髪の青年(イケメン)も居た気もするがその時のあずさにはどうでも良かった──を連れて帰宅した際に彼女の中で塞き止められていた遠慮と言う名の關は決壊した。

 以降、息子が帰宅した際や、鎌倉での宿舎(尚、実際にはダグベースの一室である)に帰参する頃合いを見ては電話を掛けて、愛息の女性関係を出馬亀する始末。

 だがしかし、催促しても息子が連れて来るのは男友達ばかり、もしやソチラの気がと危惧した所に可奈美、舞衣、美炎を伴っての再びの帰宅である。

 あずさは再び狂喜した。

 訊けば彼女達は中等部生…即ち後輩との事、あずさは吟味する。

 息子に気があるのは誰か、又は息子が気を揉んでいるのは誰か。

 三者共に息子と親しい様子、あずさ個人としては発育も良く安産型の臀部を持つ柳瀬舞衣が好ましい、しかししかし、安桜美炎とも中々に距離が近く、だがだが、衛藤可奈美とも程好く睦まじい様にも見える。

 この際本命は兎も角として明日は赤飯を炊くとしよう、ああ、その前に夫へ電話をして共に祝わねばと心に誓うのであった。

 

 そして焔也は焔也で母の思惑を舞衣を通して知ろうとしたが結局は母の圧しに圧倒され彼女が何を意図していたのか理解出来ぬのであった。

 

 ※但し舞衣は察した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 8月□日 曇りのち晴れかも?

 

 世間の夏休みも段々終わりに近付いてきた。

 管理局はあい変わらず忙しいからか申一郎おにーさんがナゲいている。

 夏場は海でナンパするのが楽しみだったんだって。

 正直ナンパはどうでも良いけど海は私もちょっと行きたいと思ったからお兄ちゃんに相談してみた。

 

 …………怒られた。でもおねにーさんが助け船を出してくれたおかげで基地近くの海で遊べる様になったよ──

 

 

 

 

 「アーーー、出逢いが欲しい……」

 サロンのカウンターで開口一番宣ったのはげんなりした顔の申一郎。

 

 「愚か者、刀使達が今日も今日とて荒魂退治に精を費やしているのだ。我々も異星人の出現の警戒や窮地にある刀使の部隊の救援、果ては管理局内での業務に学業とやる事が山積みなのだぞ!」

 

 「ダグオンの活動は別として。警邏と刀匠の連中はそうかもしれネェが、オレはそうじゃないの」

 

 戒将の叱責も何のその、軟派なりの矜持で返す。

 

 「いや…お前、綾小路じゃ技巧科なんだろ?やる事あるんじゃねぇの?」

 焔也が呆れた様子で問うが、申一郎はナニソレ美味しいの?と言わんばかりの反応。

 それを見ながら翼沙が綾小路での普段の申一郎や今現在までの管理局での申一郎の行動を彼が知る範囲で教えてくれる。

 

 「申一郎は授業こそ受けますが、学科における作業等には単位の為稀にしか参加しません。ただ土師さんを始めとして女生徒に声を掛けては円滑にコミュニケーションを取るので、其々の専門分野に傾倒している相手からは窓口として頼りにされたりはしますね。

 そしてつい先日には本部の廊下にて我が校の刀使、水科綿花さんに声を掛けていましたね」

 

 因みに綿花と書いて【わか】と読む。伍箇伝特祭隊本部に於いて参謀を勤める水科絹香の2歳下の妹である。

 容姿は姉をそのまま幼くし、髪を纏めず短くした姿。

 髪型さえ揃えれば双子も斯くやと見違えるばかりの容姿(但しスタイルは姉が勝る)である。

 姉は垂れ目がちだが、綿花はツリ目である。

 

 

 

 「ああ!あの何かこう…幸薄そうな声の!」

 焔也も綿花をナンパする場面を見た覚えがあるのか、しかし些か綿花にとっては不名誉な覚え方で回想している。

 

 「その記憶の仕方はどうかと思いますが……綿花さんに声を掛けて袖にされていましたね…と言うか、絹香先輩に見付からなくて幸運でしたね申一郎」

 

 「オレぁ別に見つかっても問題ナイぜ?姉妹揃ってデート出来るかもしれネェし」

 

 ((それは無い))

 

 自信満々に返す申一郎に同校の出の2人は心中にて否定する。

 

 「ま、フラれちまったらしょうがネェ。切り替える。また今度機会があればチャレンジするとしてだ…!もう夏休みも終わりが見えてくる時期になった、にも関わらず、重大なイベントをオレ達はスルーしている!!?!」

 いきなり大仰に宣誓する申一郎に仲間達は何だコイツと奇異の眼を向ける。

 

 「じゅーだいなイベントって?」

 そんな中、精々が変なコトしてるなぁ程度の認識の結芽が皆を代表し彼に問う。

 

 「アリガトよ結芽っち、ナイスな返しだ。オマエらも見習え!…トモカク!夏と言えば夏休み!夏休みと言えば海だろうガッ!!」

 

 「海……行きたい!おにーさんたまには良いこと言うじゃん」

 

 「いや山もあるだろ」

 

 「……そうだな、俺も個人としては山を推す…」

 

 「山か…よく山籠りしたのう」

 

 海派に対し山派?が難を示す。尚撃鉄は除く。

 

 「ねぇお兄ちゃん──」 「却下だ」

 結芽が戒将に許可を求むる前に戒将が否を突き付ける。

 

 「えーーー、なんで!!?」

 

 「結芽、お前の立場は一応は故人。認識阻害の眼鏡とフード付きのパーカーを羽織っての近場の外出なら未だしも…海水浴等と、何処から正体が洩れるか解った物ではない!」

 

 「ぶーぶー!」

 兄の当然の意見にブーイングをする。結芽、漫画だったら口が3の形になっている事だろう。

 

 そんなサロンへ駆け込んで来るは、我等がトラブルメーカー管理者アルファ。

 

 「話は聴かせて貰ったよ!!」

 

 彼が現れた瞬間、渋面を作る戒将。

 また何か思い付きで行動を起こす気だなと呆れる他の面々、唯一今回期待の眼差しを覗かせる申一郎、そしてとても期待を寄せる面差しの結芽といった反応に別れる。

 

 「海!良いじゃないか!定番イベントだよ!」

 

 「しかし結芽の問題がある。我々が例え都合を付けても結芽は外に出せんぞ」

 

 「ちっちっちっ♪静岡の土地を押さえたのは何も大元に倣っただけじゃ無いんだよ?」

 嘗ての勇者ダグオン達が存在した世界の山海市とほぼ同様の地域にダグベースを安置しているが、そんな事を彼等が知る由も無いので彼等は不審な顔をするばかりである。

 

 「まぁ言ってる事が解んネェのはイツモの事だからイイとして、何か対策があるンだな?」

 理解はしないが何かしらの案を持つお調子者に期待を寄せる。

 

 「君たちのライナービークルが発進するゲート付近の海域、其処からおおよそ徒歩単位で十分くらいの距離に!こんな時の為に!プライベートビーチを作っていたのさ!!」

 

 「なんて無駄な労力を……」

 「何故その行動力を真面目な方に生かせないのか…」

 「こ奴やはり馬鹿なんじゃなかろうか…」

 「……最早病気だな…」

 

 「プライベートビーチかぁ、他の利用客が居ねぇからカワイコチャンをナンパ出来ネェのが残念だが…結芽っちの事情を考えりゃ仕方ネェか」

 

 「?結局海に行けるの?行けないの?」

 仔犬の様に眼を潤ませ粒らな瞳を戒将に向ける結芽。

 元より妹には甘い部分がある男、言葉でいくら厳しく接しようとも、問題がクリアされてしまえば遇の音を出す事も躊躇われる。

 

 「くっ……。今回に限り、眼を瞑ろう。だが、他に他人の出入りが無かろうと警戒を怠る事だけはするな!」

 

 斯くして勇者6人と刀使1人、オマケ2人はアルファ謹製のビーチへ向かう事と相成った。

 

 

 

 

 ━━ダグベース近郊・シークレットプライベートビーチ

 

 アルファの言う、発進ゲートから徒歩十分は実際には比喩である。

 何せライナービークルがダグベースから出撃する際、ビークル用の路線が張られた洞窟を通過し海水へと突入、所謂海底洞窟を通過する事が一連のシークエンスなので、最終的に発進ゲートは海中に存在する。

 であるので、ダグベースから徒歩移動した場合、ダグベースが安置された洞窟から続く下り道を通って山を降りる、すると出口に外から漏れ出る太陽光の光が見え、そこそこの広さがある砂浜に出る。

 この場所を上空撮影した場合、三方を岩壁に囲まれ、正面は海と言う正しく穴場と言える場所となるだろう。

 

 「マジでビーチだよ、周りがかなり険しい岩崖の影になってから確かにダグベースを経由しなきゃ通れねぇな」

 ビーチパラソルとシートを抱えた焔也の感想である。

 

 「本当に…娯楽事には妥協せん奴だ、呆れてこれ以上は物も言えん」

 双眼鏡、救命胴衣、等の緊急救命具を持つ戒将が嘆く。

 

 「あーあ、せめてボインな娘が仲間に居たらナァ」

 折り畳み式のアウトドア用ラウンジチェアーを脇に抱えサングラスを掛けた申一郎が願望を口にする。

 

 「全員参加する必要があったんでしょうか…?」

 クーラーボックスを肩に掛けた翼沙がずり落ちた眼鏡を直す。

 

 「…結芽が全員参加を頑として譲らなかったからな……ライアンの同行を諦めただけでも良しと考えるべきだろう……」

 バナナボート他、マリンレジャー用の遊具を持たされた龍悟が出掛け前のいざこざを回顧する。

 

 「一応、何かしら異変が起きればブレイブ星人が連絡を寄越すと言うとったが」

 コンロやバーベキューの食材等を背負った撃鉄が続く。

 

 「海ーーーー!」

 そんな彼等の目の前ではしゃぐのは既に出発前に部屋で水着に着替え、目的地に到着した途端着込んでいたウインドブレイカーを投げ棄てた結芽である。

 

 「フフーン!どうだい?関係者以外は一切入る事の出来ないこの素晴らしい立地のビーチは!!」

 同じくウインドブレイカーを着用した桃色頭がドヤ顔で仁王立つ。

 

 「お前何でそういう仕事は早いんだよホントさぁ」

 

 「こんな事をしている暇があるのならば、例の無限砲の完成を急ぐか、あの時異世界人である彼等に使わせた兵装を我々にも使える様にしたらどうだ?」

 ほとほと呆れ返った焔也と戒将。戒将は事変の折、ネプテューヌや一誠らが与えられ使用した他の勇者の武器が使えぬ物かと問う。

 

 「無限砲に関してはハードよりもソフトが難航してるんだよ、だから後回しで良いの。で、ねぷねぷ達に渡したアレは……君達に扱うのは無理だよ」

 

 「何?」

 

 「それはどういう意味でしょうか?」

 

 「と言うかのぅ、ワシのドリルライナーを早く正式に寄越さんかい!」

 

 アルファの言葉に眉根を潜めた戒将と、彼等の会話に聞き耳を立てていた翼沙と撃鉄が其々の疑問や願望を捲し立てる。

 

 「まぁまぁ撃鉄くんは落ち着いて、ちゃんと正式仕様ドリルライナーは組み上げてるから。んで、翼沙くんと戒将くんの疑問には言葉通りの意味だよと返すよ。

 だってこの世界の人間である君達は既にダグオンという勇者の力を手にしてるからね。

 ひとつの世界の人間が使える勇者の力は一種だけ、ねぷねぷ達はこの世界に紛れた事や複数の種族が存在している状況だったから、ある程度ダウンサイジングして使える様にしたんだもん」

 

 砂浜にその辺りに転がっていた枝で絵を描き説明する。

 

 「……そう言えば、彼女達はあの武器を使用する際に符丁のような名称を叫んでいたな…」

 

 「そうとも!それぞれ、勇者エクスカイザー、太陽の勇者ファイバード、伝説の勇者ダ・ガーン、勇者特急マイトガイン、勇者警察ジェイデッカー、黄金勇者ゴルドラン、そして勇者王ガオガイガー。

 君達の勇者指令ダグオン含め八種の勇者が其々の世界で地球を守って来た…(ホントは他に産まれるハズだった幻の勇者と八つの勇者と共に戦った勇者もいるけど…黙っとこ)そういう事だから」

 

 「八種?八人じゃなくてか?」

 

 「焔ぴっぴはダグオンの一人でしょ?ダグオンは今んとこ六人とライアンの一体、結芽ちんは除いて総勢七人がメンバーしょっ?」

 広げられたレジャーシートで柔軟体操するゼータが補足する形で会話に交じる。

 

 「お?おお。いや結芽ちゃんは仲間に入れようぜ?!」

 

 「モチ仲間ではあるけど、それはそれだし。んで続きだけど…それぞれの勇者は勿論単独だったワケじないの」

 「エクスカイザーは双子のレイカーブラザーズが合体するウルトラレイカーに三人チームが合体するゴッドマックス。ファイバードにはサンダーバロンと救命チームガードチームが合体するスーパーガーディオン。

 ダ・ガーンにはガ・オーン、航空機に変形するセイバーズが合体するペガサスセイバー、陸上車両チームランダーズが合体するランドバイソン。マイトガインにはマイトカイザー、アニマル特急ボンバーズが合体するバトルボンバー、レスキュー特急ダイバーズが合体するガードダイバー、マイトガンナー。

 ジェイデッカーはブレイブポリスと呼ばれる超AIロボット達…ビルドチームが合体するスーパービルドタイガー、シャドウ丸、ガンマックス、デューク。

 ゴルドランは彼含めたレジェンドラの勇者達、レオンカイザー、空影、シルバーナイツが合体するゴッドシルバリオン、アドベンジャー、キャプテンシャーク。ガオガイガーにはGGG機動部隊の氷竜、炎竜、風龍、雷龍、マイクサウンダーズ13世、ゴルディーマーグ、月龍、日龍、翔竜、カーペンターズ、諜報部ビッグボルフォッグ、シャッセールの光竜、闇竜、ビッグポルコート、赤の星の戦士ソルダートJのキングジェイダー。

 こんな具合に共に戦う仲間が居たんだねぇ。

 因みに竜兄弟姉妹はいくつか合体パターンがあるし、マイクサンダースは他にシリーズがあるけど代表として分けたから個別にしたよ」

 

 「多いな…」

 

 「合体してい勇者達が何機編成かにもよりますね」

 

 列挙された勇者達にある種の戦慄を覚えるダグオン達。

 

 「……詰まる所、結局は俺たちが使える力はこのダグオンの物だけ、と言う事なんだな…?」

 

 「そそ、だからダグオンの所有兵装や武装以外は追加出来ないね。下手に足したら世界がヤバい…これでもちゃんと世界のバランス考えてるんだよ?」

 

 「ま、イイんじゃネェの?ウチュウジン連中とは渡り合えてるワケだし、荒魂相手ならタギツヒメみてぇな例外以外にゃオーバーキル出来るしヨ」

 

 「その辺はボクがちょくちょくアップデートしてるからね♪当時のダグオンよりも強力になってて当然さ!!」

 申一郎の言葉を受け、再びのドヤ顔を晒すアルファ。

 さいで、と素っ気なく相槌を返す申一郎、チェアを展開し、そそくさと横になるとスマホのタイムラインを確認して噴出す。

 

 「グフォファッ!!?マジか…!?いやマジか!!」

 

 「どうした?申一郎」

 

 「いや、由依のヤツが無人島にトばされたみたいでヨ。美少女成分が不足してっから最後の手段でオレの方に助けを求めて来たンデな、情けない顔した自撮り写真と一緒に」

 メッセージアプリケーションに送られて来た山城由依(同好の志)からの一連のやり取りを戒将達に向けて見せる。

 

 「山城…やはり一度風紀的に取り締まる必要があるな」

 

 「山城さんも悪い意味でブレませんね…どうしました申一郎?」

 

 「いや…何つーか、由依のヤツ煽る写真を送ろうかと思ったが、オレも似たようなモンだと思ったらテンションダダ下がりした………」

 周りに居る面子が大半男性、女性は結芽とゼータ。結芽は将来性はあるが今の申一郎のストライクゾーンでは無いし、そもそも彼女の写真を送る訳にいかない。

 ゼータはゼータで観測する人間によって姿が変わるので写真であっても意味が無い。

 結果、奇しくも申一郎は由依を馬鹿にする事が出来ないのである。

 

 「綾小路組は何をしとるんじゃ…」

 「おじちゃん早くしてよー」

 「急かすな、と言うかおチビ…バナナの方はどうした?アレは空気入っとるじゃろ」

 ドルフィンボートに空気を一息で空気を送り、2/3を脹らませながら結芽のせっつきに応じる撃鉄。

 自分が抱えて来たバナナボートの在処を誰何すれば結芽は無言で海の方へ視線を配らせる。

 

 「おん?」

 

 果たして撃鉄が顔を向けたその先には海面に揺蕩う蛍光イエローのビニールゴムの上に佇む黒いビキニ姿にご丁寧に頭部だけ漆黒のフードを被ったままの何処かで見覚えのある女性(厨二病管理者デルタ)の姿があった。

 

 「なんでじゃい!!?」

 

 思わず叫ぶ大男、すぐ傍らに居た結芽はその大声に堪らず耳を塞ぐ。

 そして撃鉄の声を聴き、由依の話題で談笑していた戒将達も、砂浜にブルーシートを轢いて西瓜を置いていた焔也と龍悟も、振り返した嫉妬でアルファを砂に埋めていたデルタも其方に注目する。

 

 「フッ…よくぞ気付いた黒鉄の戦士よ、そして若き燕よ」

 原理不明でボートに立ちながらポーズを決めるデルタ、これまた原理が不明の方法でそのまま海面からビーチに移動して来るではないか。

 

 「おっつおつ~。向こうの世界の後始末済んだんだ~おかー」

 アルファを埋めて満足したのかパラソルの下日光浴に興じようと移動するゼータが同胞を労う。

 

 「然り。あの世界の歪みが完全に安定した事を見届けた。まだ蕾たる魔女に預けた角灯も回収したので、報告に来た次第である」

 

 「それはゼータじゃなくてボクに言わない?普通」

 首から下を完全に埋められた美少年の主張にデルタは左様であったなと返し、彼に報告の続きを語る。

 

 「少なくとも彼方側から干渉が無い限り、此方の世界に留まる異星人共が再び次元を繋げる事は出来まい。

 ベータが手を回したで在ろう神具もガンマに口添えし抑えてある。よしんば次元が繋がったとて、此度の様に世界に悪影響を与える様にはなるまい」

 

 「ご苦労様。ついでに助けてくれるとありがたいんだけど……

 「ねぇねぇ、黒いおねーさん。それってもうネプおねーさん達とは会えないってこと?」

 

 アルファの言葉を遮って結芽がデルタに訊ねる。

 

 「然り。この世界からの干渉ではあの世界の女神に再び逢う事は難しい、が、彼方より干渉があった場合はその限りではない。とは言え、彼方の世界も一筋縄では行かぬ情勢、女神達の敵が此方に要らぬ介入をするとも限らない故、暫くは互いに不干渉を取るが吉であろう」

 

 「てぇ事は俺らの世界が異世界に繋がる事は無いって事か?」

 

 「否。そも元より荒魂が住まう隠世が存在する以上、次元に因っては異なる世界の漂流者が現れる…或いは汝らこの世界の住人が異なる世界へと跳ばされる可能性もゼロではない」

 

 「……つまり…?」

 

 「彼の女神が存在する世界と類似する世界と繋がる事も有れば、全く異なる世界とも繋がる事もある」

 

 「???よくわかんない」

 

  デルタの説明に混乱する結芽を見かね、翼沙が腰を上げる。

 

 「つまりですね、ネプテューヌさんが居た世界…悪魔や天使等が居る事が当たり前の世界が他にもあって其所に繋がる可能性は高いんです。けど、その世界にはネプテューヌさん達は居ないかもしれないと言う訳ですね」

 

 「左様。と、言うよりも……彼の女神と妹女神だけがイレギュラーなのだ。我が知るあの世界の凡そ八割型の中心は赤龍帝兵藤一誠の方で在るからして」

 

 「へぇー、一誠先輩が。まぁ分かる気もする」

 デルタが挙げた名に焔也が感覚的に納得を示す。

 

 「ふむ…話を聞く限りではネプテューヌ嬢とネプギア嬢は存在しないと言う事か?」

 

 「否。女神達は女神達で存在する世界が在る。しかしそれは彼の様な神魔入り雑じる群雄の世界ではなく、女神が国主を務め、信者からの信仰を糧に発展する遊戯の世界であるのだ」

 

 「難しく言い回しちょるが、要するにゲームみたいな世界で生活しとるつう事かいのう?」

 

 「そだねー、ゲイムギョウカイって所でねぷねぷ他三人の女神が居てその下に見習いのギアちゃんみたいな妹女神が居る感じだね。まぁそっちとは今の所縁が薄いから繋がる可能性はハイスクールでD×Dな世界よりはゼロかな」

 

 「へぇー」

 砂に埋められたままのアルファの解説に皆々相応に感心しながら相槌を返す。

 その後、デルタを交え軽いバカンスに興じる勇者達、後には砂に埋まった1人を残し帰参する。

 何だかんだ羽根を伸ばせた事は良い事であった様だ。

 

 

 「たーすーけーてー……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 8月31日 雨

 

 今日で夏休みは終わり。

 振り返るとあんまり自由には遊べなかったけど、海で遊んだり、地元のお祭りに連れてって貰ったり、花火をしたりで楽しかった。

 そう言えば今日おねにーさんからヘンな箱を貰った。

 名前は【キッド】って言うだって。

 おねにーさんが言うにはこの子には意思があって、けど赤ちゃんみたいなものだから私から色々教えてあげて欲しいんだって、何だか分かんないけど、おねにーさんいわく、おねーさんになったつもりでキッドくんを育ててあげてと言われた。

 その後焔也おにーさんが言ってた千鳥のおねーさんのおにーさんの名前を聞いてあわてて研究室にこもっちゃったけど…。

 人に教えるとかしたこと無いけど、多分お兄ちゃん達の助けになることなんだなというのは分かる。

 だから今までのワガママな私じゃなくて、ダグオンの仲間としての気分で接しよう。

 ………上手く出来るか分かんないけど、今日から私はキッドくんのおねーさんだからね!

 

 

 




 ああああ!!?くるみ割り人形!!奥の方は蝙蝠?カフェテラス的スペースに見えた白ワンピドレスの後ろ姿はG線上のアリア?!
 ゲームに出てくるムジカートが一瞬とはいえ観られて興奮しました。はい、タクトオーパスの話です。

 最後の日記に登場した箱の大きさは大体片手でギリギリ掴める程度のルービックキューブ大のガンキッドの超AIです。

 さて2番目の話(これが思いの外長くなった)に登場した焔也の母親ですがかなりポワポワしたおっとり系のご婦人です。
 その内何処かで台詞付きで出るかもしれません。後焔也の友人ですがモブです。3人居ます。しかし名前は設定されています。
 研師 財津丸宗則 刀剣金工 支倉庵 組紐職人 団清太と中々に個性的な名前ですが、まぁモブです。
 はい私モブの名前を考えるのも趣味です。

 ではまた次回お会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。