刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 こんばん…いえ、おはようございます。
まぁ、私はこれから一旦寝て昼から仕事なんですけどね。
 それにしても今度のとじともコラボは超電磁砲ですか、どんなシナリオとなることやら──楽しみです。
 今回のあらすじを担当したのは管理者ζことゼータ。
彼女?の担当世界は所謂異世界転移モノ系、彼女?の性格はご覧の通りとなります。シータ氏の胃は大分ピンチ。


第二十五話 山狩りの夜、現れる戦士。

 

 "前回の刀使ノ指令ダグオン"

 ちょーやばい巨人を倒して基地に戻る系なダグオンのメンズ達。んでちょい戻って山ん中で逃げてるかなみんとヒヨヨンにエレンっちとかおっち合流したじゃん?したら、親衛隊が来てるしマジヤバい!かおっちのねねちんがピンチ!?でかおっちもピンチ!な時にウイングヨク登場で夜見ちゃんメチャ涙目、夜見ちゃんソッコーで逃げて、かおっちはおねんね、翼沙きゅんコンワクゥ♪

 てか、沙耶香ちゃんはよ

以上、今日の前回のあらすじ担当管理者ゼータちゃんでした♪

 

 貴様?!何故アレにあらすじを任せたァ!アルファアア!! 

 


 

 夜見を退け、そのまま倒れ深く眠りに付く薫とねねを眺めながら、ヨクはダグテクターのセンサー感度を最大にしながら周囲を警戒する。

 それにより聴こえてくる音は此処より下方で行われている戦闘の音、気にはなるが薫に守ってくれと言われたのでヨクは律儀に薫の側に立ちながら思案する。

 これだけの戦闘ならば仲間達の誰か或いは自分以外の4人は彼方に居るだろうと結論着け、ここに至るまでの経緯を思い起こすのであった───

 

 

 空を駆ける四機の飛翔体、それは死闘を終え帰還せんとするダグビークルであった。

 シャドージェットの背には未だにダグファイヤーが乗っている。

 「さて、敵は倒した。帰還後は管理者を問い詰めるだけだ」

 ダグテクターのマスクの奥で決意の籠った眼差しをするカイ、アルファは実体こそ無いがただでは済まないだろう。

 「オウオウ、燃えてんなカイのヤツ」

 「仕方無いのでは?あの時の意味深な発言は僕も気になっていますし」

 『あれはタイミングがなぁ』

シンの言葉にヨクが出現間際のアルファの発言を思い出す、ダグファイヤーもそれに同調する様に頷く。

 やがて静岡県上空に差し掛かり、ダグファイヤーがリュウに降ろす様に促す。

 人目の無い広い場所を見付け、地上へと降りたダグファイヤーは幾ばか振りにファイヤーエンとファイヤーストラトスへと分離する。

 「お~!戻った。いやぁ、何か変な感じだったぜ」

 「……俺達も何れ味わう事になるか…」

 「ま、取り敢えず一息つけんジャネ?」

 「そう…だな、確かに少し休息を挟むべきか」

 「ダグベースに連絡を取りましょう、とは言っても彼等ならこちらが勝利した事を知っているかもしれませんが…」

 体の調子を確かめる様に腕を前後に回すエン、リュウはその様子をしげしげと観察する。

 シンはそれを見ながら期せずして小休止がとれる事をカイに進言するとカイも己と皆の疲労を鑑み了承する、そこでヨクがアルファとブレイブ星人の待つダグベースへと連絡の為、通信を入れる。無論、ヨクの言う通り彼等はギガンタース撃破の結末を既に知り得ているのだが。

 ≪やぁやぁ、ダグオンの諸君。強敵撃破おめでとう!≫

 通信を繋げて聞こえた第一声がこれである。

 「……呑気だな」

 「つーか、やっぱ普通に知ってんのな…」

 「丁度良い、小休止がてら聞かせて貰う。あの発言の意味を」

 アルファが早々に対応した事で好都合と捉えたカイが出撃で聴けず仕舞いであったサンプルの件を話題に持ち出す。

 ≪あー、うん、アレね。何て言うかさ…、前に説明したよね?君たちをダグオンに任命した時に≫

 「立体交差平行世界ですね、ではサンプルと言うのはもしや……?」

 ≪いぐざくとり~♪要は刀使が存在する可能性のある世界の幾つかで今回の様に折神紫ちゃんを暗殺しようとする事件があったのさ≫

 「「「……(紫ちゃん……)」」」

 「貴様の御当主の呼び方は兎も角、ならばその事件に関わりのある者の中に我が妹も居たのか?」

 「彼の言い分を鑑みるに間違いないかと」

アルファの紫に対する呼称に些か反応しずらいエン、シン、リュウをよそにカイが疑問を挙げ、ヨクが補足する。

 ≪んー、まぁ世界の流れがそれぞれ微妙に違うから結芽ちゃんは独りっ子なんだけどね、他にも兄弟姉妹が居たり居なかったりする世界もあるし≫

 割りとざっくばらんな説明をするアルファ、因みにエンとシンは最早話半分で聞いている。リュウも所々をスルーする事に決めたようだ。

 「成る程、大まかにではあるが…見えて来た。つまりは結芽はどの世界でも病に苦しんでノロを投与されたのか……で、あればサンプルとは──」

 「………燕結芽の死にまつわる情報か…?」

 「恐らく他にも親衛隊が投与されたノロのデータ等もあるはずです」

 ≪わぁ、話はやーい。いやうん、説明を細かくしなくて助かるけどね、とは言え悪魔でも他所の世界の話。この世界はこの世界で本人の情報がいるし、出来ればこの世界のノロ…それも投与前か、或いは既にかなりの投与をされた被検体の情報も欲しいかな≫

 触りの説明だけで大筋を理解したカイと、その様子から察したリュウ、更に仮説を組み立てたヨクがおおよその事情から結論を出す。

 「なぁ、分かるか今の話?」 「ア?アー、まぁ、大体は?

 「まじかよ?!」

後ろではエンのフリにシンが見栄を張って答えエンがショックを受けていた。

 ≪そんな訳で朗報?うん、朗報です!なんと!この近くで親衛隊が例の2人を追って出動してます。ダグベースからのセンサーで捉えた映像解析によれば、数は3人≫

 「3人……結芽の性格を考えて顧みるに…現場に居るのは獅童、此花、皐月か?」

 ≪正解!?凄いね戒将くん。つまりは彼女達とどうにか上手く接触すれば、サンプルが手に入るって寸法さ!その為にウイングライナーに採血アンプルを積んだからね≫

 アルファの言葉に急ぎウイングライナーを確認に行くヨク、その言葉通りウイングライナーの積載スペースに銃のような注射器や保管用のジェラルミンケースがあった。

 「いつの間に……!?」

 驚き固まるヨクの後ろ姿を確認しカイはアルファに問う。

 「随分と用意が良いな、矢張貴様は我々の知らない事件も熟知しているのだな」

 ≪……熟知って言うか、おおよその世界で大体は結末が一緒だからね……稀にifもあるけど。そういう意味じゃ、この世界は全く不透明かな≫

 「…………だが、今の所は貴様の知る歴史通り。違うか…?」

 アルファの返答に対し熟慮しながら聞き返すカイ、暫くは彼とアルファの問答が続く。

 

 

 「結局どういうことだよ?」

 蚊帳の外のエンが頭に疑問符を大量に浮かべる。

 「…要は管理者とやらの言う世界とは無数に存在すると言う事だ」

 「ついでに言えば、僕達と容姿性格思考が同じでありながら、僅かに違う選択をした自分がいる。それが平行世界です、そして幾つかの平行世界と更に隣あった全く別の歴史を辿った世界を時間的概念を含め、交わる場がある事を表すモノが立体交差平行世界だと思って下さい。漫画等であるでしょう?歴史上の偉人が女性だったとか?」

 「「なーる」」

 正確には少し違うがエンとシンに分かりやすく理解させる為、サブカル染みた例えを出すヨクに2人は揃って頷く。

 事実、織田信長はどの歴史でも大抵本能寺しているので、後の結果が死んでいようと生きていようと、その事実だけは変わらないのだ。

 「それで、貴様は我々に何をさせたい?」

 ≪石廊崎に向かう可奈美ちゃん姫和ちゃんを追う親衛隊を巧い事妨害してね♪≫

 そう言い残し、通信を切り上げるアルファ。

 「簡単に言ってくれる。つまりは反逆者達を助け、親衛隊の血液とあわよくばノロを回収してこい。そう言う事か」

 「そりゃまたメンドーなこって」

アルファの意図を察し、頭を振るカイにシンもやれやれとばかりに肩を竦める。

 「ですが、確定情報とあれば好都合でもあります。隙を突き何とか血液、或いはノロのアンプルが手に入れば、妹さんの治療はまず間違いなく成功するでしょう。」

 「……不確定な平行世界のサンプルだけよりは成功率が違うと言うわけか…」

 ヨクはアルファの案に賛成の意を示し、リュウもそれに納得する。

 「どうすんだ?あんたが決めてくれカイ」

エンに請われるカイ、果たして彼が出した決断はアルファの提案に乗ると言うモノであった。

 「知れた事、我々はこれより貴重なサンプル情報入手の為、親衛隊の反逆者追跡に介入する!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───こうして、ダグオン達は件の山に現れたのだった。そして手分けした結果ヨクのセンサーが捉えたのは薫と夜見の戦闘。

 薫の劣勢を見て技を放ち、加勢。薫が夜見を撤退に追い込んだのであった。

 「……………一向に起きる気配がありませんね、とは言え放って皆さんと合流するのも憚られますし、暫くはこのままかな」

 端から見れば何とも不可思議極まり無い光景がそこにあった。

 

 

 ヨクと薫、夜見との接触から少し時計の針を戻す。

赤羽刀南无薬師景光の調査の為伊豆近辺に来ていた調査隊は反逆者、親衛隊と同じ山に居た。

 突如現れた荒魂に対し戦闘を開始する彼女達、七之里呼吹はスペクトラムファインダーに反応の無い荒魂に何かを察したが、最終的にそんな事はどうでもよいと言わんばかりに暴れ、荒魂を駆逐する。

 ある程度、荒魂を討伐した後エレンと薫の2人に先に行くよう促す智恵、彼女達は互いに同じ組織に属する者としてのやり取りをし智恵は足止めを引き受ける。

 そこへ現れる獅童真希、此花寿々花の二名。

反逆者の可奈美達を追って遭遇した様だが、調査隊に美炎と智恵の存在を認め、在らぬ言い掛りを着ける。

 寿々花が口を挟むも苛立った様子を隠さない真希に調査隊は口を閉口する。そして寿々花が言う。

 「仕方ありませんわね。ま、どうにでもなりますから止めはしませんけど…」

 その言葉を聞いた真希が嬉々として御刀"吼丸"を調査隊に向け告げる。

 「なら黙ってなよ。今回の山狩り、出ている命令は確保じゃなく駆除だ。丁度良いからお前達で存分に遊ばせてもらうよ」

 最早、公ではなく私という欲求に従って動く真希、寿々花は呆れながらも止める事はしない。

 狼の如き殺気と獅子の如き勢いを纏った真希の刃が調査隊に襲い掛かる───その時。

 

 『Garlooo!!』『Golrraa!』『Cooorrruuu!!』

突如響く獣の様な怒声、真希と調査隊の間に割って入った巨大な2つの影と空を舞う1つの影。

 「っ!何だ!?」 「何事ですの!?」

 

 「何?なになに!?」 「何だアレは…!?」 「狼?」 「虎だぁ?」 「空に飛んでいるのは鳥…いえ、鷹かしら」

 現れた三匹…否、三体の正体。それはメカメカしい獣。緑の狼、鮮やかな黄色と黒の縞模様の虎、蒼い鷹の三体であった。

 

 続く

 


 

 次回予告(BGM:輝け!ダグオン)

 オッス、アタシは七之里呼吹。予告だぁ?ちっ、メンドクセ。

 アタシらの前に現れた謎のメカ獣ども、なんか勝手に親衛隊のやつらを相手してるし訳わかんねぇ。

 別にどうでもいいけど、取り敢えず誤解は解けたらしいアタシら。はぁ?反逆者討伐の手伝いをしろォ?

 アタシは荒魂ちゃんと戦いたいんだっての!

 

 次回、"刀使ノ指令ダグオン"

 機獣見参!問われる真意。

 獣の次は忍者かよ!?

 

 




 胎動編、融合合体はエンのみですがガードアニマルを登場させないとは言ってない!
 と言う訳で彼等も立派なダグオンの戦士ですので登場させました。無論、ガードアニマルが居る以上、シャドーリュウも居ます。
 ガードアニマルの鳴き声どうしようかが一番悩みました。
 彼等はダグオンの正体がいずれバレた時には清香ちゃんは当然として、沙耶香ちゃん、結芽ちゃん、後ついでにねねとも仲良くして頂きたい(願望)
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