魔法科コラボの寿々花来ました!二枚も!しかも二枚も!?
ガチャ第二段開催されて直ぐ回したら来ました。ヤバイです。感激です!
良いですよね、エリカに後ろから抱き着かれる寿々花。エリカの中の人が真希ちゃんと同じなんで笑っちゃいます。
後、復刻アリスギア、FAガールコラボで☆4スティ子出ました。ふっふぅ~⤴️
FGOは紅葉さん引けました。
前回の"刀使ノ指令ダグオン"
彼方より来る来訪者達の存在は、大衆の好奇により遂に全世界へと知られることとなった。
そして、それらと戦う存在も。
しかし、この世界の物語の中心は未だ二羽の雛鳥とそれを取り巻く者達に限られる。
果たしてそれはこの世界にとって幸運なのか不運なのか……全ての鍵を握るのは若き勇者達。
彼等、彼女等の次なる道行は──
…貴様、それで良いのかデルタよ……
━━神奈川県鎌倉・鎌府女学院某所
そこは人気が無く、部屋の周囲を幾つかの機械に囲まれた場所。
その場に存在する人影は2つ、1つはこの部屋を含む鎌府女学院の全てを取り仕切り、刀剣類管理局本部の本部長でもある人物。鎌府学長高津雪那。
もう1つは寝台の様に倒された椅子に座らされる銀と言うよりはアルビノ染みた白髪の、幼さないがらも感情の希薄な表情をした少女。糸見沙耶香。
沙耶香の横に佇む雪那の手にはノロの入った注射器、それを眺めながら雪那は恍惚とした声で沙耶香に語り掛ける。
「沙耶香。私が見出だした最高の器」
そんな雪那を見る沙耶香の瞳は何処までも無機質な人形の様だ。
「これは紫様より鎌府に…、いえ、この私が命じられた大いなる研究の成果……!」
果たして雪那の言う命を紫が本当に望んだのかは甚だ疑問であるが、彼女の中ではそういう事になっているのだろう。
「この力で満たした時貴女という器は完成する。何も考えず、感じる事も無い、ただ紫様に仇為す者を討つだけの刀使として」
満足に語ったのか沙耶香の顔に手を添えようとする雪那、そこで沙耶香の頬に貼られた可愛らしい絆創膏に気付くと、不機嫌な目になり、彼女の顔から剥がいさる。
剥がされ落ち行く絆創膏の先を見詰める沙耶香。その瞳はほんの僅かに揺れ動く。
無論、剥がした雪那はそんな小さな些事等気付きもしない、床に落ちた絆創膏を見つめ続ける沙耶香の頚へそのままアンプルがセットされた注射器を射し込もうとする。だがそこで雪那にとってはあり得ない、予想外の事が起きた。
大人しく従順であった筈の沙耶香が左手を腕全体を使い注射器を雪那の手から払い除ける。
宙を舞い、虚しい音を立て落ちる注射器、その行く末を見届けた後、雪那はやっと沙耶香が何をしたのか認識する。
「…沙耶香、何を…」
恐らく高津雪那の頭では、馬鹿な、何故、有り得い等の幾つもの思考が彼女の中を巡り、沙耶香を見下ろす。
「私は…」
沙耶香自身、何故自分がこんな行動を取ったのか理解出来ていない様子だ。
「沙耶香…?」
沙耶香が何故拒絶したのか分からぬまま雪那は再び沙耶香の名を呼ぶ。
当の沙耶香はまるで怯える幼子の様な顔で、そのまま近くに立て掛けていた妙法村正を手に取り、部屋の窓を割って飛び出す。
「沙耶香!待ちなさい!」
雪那の静止の言葉も意にも介さずそのまま夜の街へ消えていった。
そしてそれを目撃し好機と捉えた存在が静かに嗤う。
「あの娘、あの時の……ウフフ。ちょうど良いわねワタシ」
「ああ、退屈しのぎの玩具には最適だ」
「それじゃ柳瀬さん、明日の朝には帰れるように準備しておいてね」
「はい」
沙耶香を見送り、宿に着いた舞衣。江麻から美濃関へ帰還をするに辺り、荷造り等の準備を終えておくように言われ、短く返事を返す。
そのまま江麻とは宿の入口で別れる。暫く彼女の背中を眺めながら、江麻が見えなくなったのを見届け、宿に入ろうとする。──そこへ……。
「あぁあ!やっと会えたぁあ!?」
「え…?」
バイクのエンジンを吹かせ現れたのはフルフェイスのヘルメットを被ったアウトドアジャケットの人物。
「久しぶりだね、舞衣ちゃん!」
「え…と、あの……どちら様でしょうか?」
突如現れた謎の人物に困惑する舞衣、そんな彼女の訝しげな顔に気付いたのか、謎の人物がヘルメットを脱ぐ。
「僕だよ、舞衣ちゃん」
「………もしかして、雷火さん!?」
雷火と呼ばれた青年は舞衣に名を呼ばれ笑みを浮かべる。
「いやぁ、本当に良かった。何度か検討違いな所に出て迷ってたからやっと会えてほっとしたよ」
何度も迷ったと言う割には明るく笑う青年、その笑顔は可奈美と重なるモノがある。
「雷火さんどうして此処に?美濃関に居たんじゃ…」
「うん、まぁ、何だか可奈美が妙な事件に首を突っ込んだじゃない?きっと舞衣ちゃんは色々心配とか苦労してるんじゃないかなて」
可奈美の事、舞衣の事をよく知るかの様に語る雷火、何を隠そう彼のフルネームは衛藤雷火【えとういかづち】美濃関学院高等部1年神職科に在籍している可奈美の実の兄である。
「その為にわざわざ…?」
「うん。でも大丈夫みたいだね」
「え?!でも私は可奈美ちゃんを連れ戻す事が出来なかったんですよ…!」
舞衣の努力も虚しく、反逆者として今も折神家に追われる身となった可奈美。雷火の手前、後ろめたい思いに駆られるのか言葉が尻すぼみになっていく。
しかし雷火は気にした風も無く、からからと笑う。
「だって、可奈美がその道を選んだんだ。なら舞衣ちゃんが気にする事じゃないよ。可奈美は大丈夫、何となくだけど分かるんだよね」
根拠にも無い事をあっけらかんと言う雷火、兄妹揃って妙にそっくりである。
「そう……ですか。じゃあ本当にわざわざ私の様子を見にに会いに来たんですか?」
「うん、後、もう一人…可奈美のお友達に。何て名前だったかなぁ」
「もう一人…。それって美炎ちゃん…」
「そうそう!そんな名前だった!僕はまだ会った事が無いんだよね。その子もこの宿に?」
「あの、美炎ちゃんは今、別件で伍箇伝の任務に就いていて」
雷火の質問に舞衣は美炎が現在、伍箇伝各校から選ばれた隊にて任務に就き不在である事を伝えた。
「そっか。うん、ありがとう舞衣ちゃん、色々と分かったし僕はもう帰るとするよ」
「今からですか?」
「大丈夫、大丈夫。一回来た道なら帰りは何とかなるよ………多分」
最後の科白が些か不安を煽るモノであったが舞衣も雷火がアレなのは知っているので苦笑で返した。
それから暫くして雷火を見送った後、宿の自室に戻り、湯浴みを終えた舞衣。備付けの浴衣に袖を遠し縁側に腰掛け、空を見上げる。
「やっぱり美濃関の空とは少し違う…可奈美ちゃんどうしてるかな……」
雷火はああ言っていたがやはり不安の晴れない舞衣、湯上がりの火照った顔が14歳とは思えない色気を醸し出す。
そこに部屋に敷かれた布団の枕元に置かれた舞衣の携帯が着信を報せる。
「こんな時間に?」
夜更けも深い時間に急な電話、一体何者であろうかと電話に出る。その声は糸見沙耶香のモノ。
呼び止めた時に沙耶香の連絡先こそ知ることは叶わなかったが、渡すことが出来た自身の連絡先に掛けてきた嬉しさに舞衣は喜びの声を滲ませる。
「どうしたの沙耶香ちゃん?」
『あ…』
「…早速ありがとう。電話かけてくれて嬉しいな。夜更かしさん同士、お話しよっか」
何を言おうか戸惑う沙耶香を気遣い、舞衣は自分から話題を切り出す。
「大丈夫、ちゃんと聞いてるから」
『あの…やっぱり何でも無い……』
沙耶香は何事かを口にしかけ、しかし、止めた。
結局、その通話は切れてしまう。
だがその時、僅かに聴こえた別の声を舞衣は聴き逃さなかった。
「今、何と言った?」
高津雪那が溢れそうな苛立ちを必死に抑えながら真希、寿々花の両親衛隊に訊き返す。
「我々親衛隊は糸見沙耶香の捜索に協力出来ない。と申し上げました」
「そもそも
真希の端的な答えを補足する様に寿々花が理由を雪那に説明する。しかし……
「紫様の為なら尚更よ!沙耶香こそ紫様の片腕に相応しき者!反逆者も捕えられない無能とは違うの!親衛隊!紫様の為にも早急に沙耶香を連れ戻しなさい!」
正に身勝手極まりない理屈で親衛隊に命令する雪那、しかし真希は瞳を細め語気を強く拒絶の言葉を発する。
「申し訳ありませんがご期待には沿いかねます」
「獅童貴様!」
「お静かに。紫様の親近を悩ますは高津学長とて本意ではないのでは?」
「っ…!」
真希の言葉に食って掛かろうとする雪那を、横から寿々花が口を挟む事により遮る。
そのまま、怒りを顔に刻みながら発令室を出る雪那。扉を閉め廊下に出た瞬間、鬱憤をぶちまける。
「出来損ない共め…沙耶香に取って代わられるのを恐れたか!」
どうやら彼女達からの対応を自分の育て上げた道具に代わられる事を恐れてのモノと曲解したらしい。
苛立たし気に爪を噛む雪那、そこへ夜見が怪我をした身体を死に体に鞭打つ如く這い這いの足で現れる。
「高津学長…」
「夜見…折角の力も御しきれず惨めな姿。それで親衛隊とは聞いて呆れるわ!お前など所詮、紫様の恩情で拾われた試作品。身の程を知りなさい」
夜見を見た瞬間、捲し立てる様に罵声を浴びせ彼女を下に見る雪那、その顔は自身の無能を棚に上げて他者の失敗を喜ぶ醜い人間のソレだ。
しかしそんな言葉を浴びせられても顔色1つ変えず、包帯に包まれた痛々しい身を捺して右腕を差し出す。
「私の…私の力であればご随意に……」
だがそれが気に障ったのか夜見の頬を力強く叩く雪那。
「私の力だと!?お前にくれてやった力など沙耶香を完成させる上で零れ落ちたゴミも同然!なのに紫様に召し上げられその上増長して、私を見下すとは!忘れるな!沙耶香さえ居ればお前達等必要無いことを!!」
叩かれた夜見の顔はうつむき髪の影に隠れ表情を窺えない。黙って叩かれた頬を抑えたまま、雪那の罵声を一身に受けている。
「うわ~。おばちゃんおっかな~い」
その様子を少し離れた場所から柱に隠れ眺める結芽、お気に入りのマスコットのストラップを弄りながら沙耶香が逃げたであろう方向を見詰める。
思い出すのは親衛隊として紫付きの刀使となって暫く経った時、雪那に連れられ局長室に現れた沙耶香の事。その時は自分も綾小路は相楽結月と共に紫の側で沙耶香を見ていた。
そして悪戯を思い付いた子供の顔になる。
「……(家出したのって、私と同い年のあの沙耶香ちゃんだよね?)たしかあの子も天才って言われてるんだっけ…捕まえたらみんなビックリするかなぁ」
そう笑うと結芽は楽しそうにスキップしながらその場を離れた。
そして結芽が本部より出ていく瞬間を見掛けた兄、燕戒将。
「結芽……?こんな夜更けに一体何処に…」
不振に思いながらも、先程アルファより入った火急の要件を片付ける為、ダグベースへと転送される場所を探し人気の無い所へ向かうのであった。
とある路地近くのコンビニ、そのフェンスを挟んだアパートとの細い路地に糸見沙耶香は踞り座って携帯の電話帳を眺めていた。
(どうして私…)
思い起こすのはあの時、雪那の手を振り払って逃げた事。
「ずっと言うこと聞いてきたけど…アレが入ってきたらきっと……消える…消えちゃう…」
顔を伏せて泣きそうな声で震える沙耶香。その様子は年相応の小さな少女のようだ。
「あ!」
そこに現れたのは柳瀬舞衣。沙耶香は連れ戻しに来たのかと驚き逃げようとする。
「待って沙耶香ちゃん!見つけた…」
走って来たのだろう息を荒くしながら舞衣は沙耶香へと近付いていく。
「遅くなってごめんね。この辺りのコンビニ全部周ってたから…」
「なん…で…わたし何も…」
あの時、電話越しに聴こえた声を頼りに、近辺のコンビニを虱潰したのだという。因みに途中雷火に再会し念の為彼にバイクで探して貰ってもいたが……恐らく迷子になったのだろう。
何故、自分の為にそこまで親身になるのか理解出来ない沙耶香は弱々しく舞衣に訊ねる、だが如何せんいきなり飛び出した為か腹の虫が可愛い悲鳴を挙げた。
「お腹減ってるの?じゃあそこのコンビニで…でも中学生が夜中に買食いなんてダメだし…そうだ!…良かったまだあった。はいコレ」
沙耶香の空腹を知り、何か食べる物をとコンビニを見るも生真面目な舞衣は律儀に補導される可能性を考慮し考え込む、すると何か思い出したのかスカートのポケットを漁ると小さなビニールの可愛らしい包みに入ったクッキーを沙耶香に差し出す。
「クッキー…」
それから2人してフェンスに背中を預けて他愛の無い会話に興じる。舞衣が妹との事を語り、沙耶香がクッキーを口にしながら相槌を打つ。
「──そのくせね。本当に困ってる時は助けて~なんて絶対言わないの。おかしいね、バレバレなのに」
妹の事を語りながら、沙耶香の方に視線を巡らせる。
「なんで…わかるの?」
その視線の意味に沙耶香も気付き、『何故?』と問い掛ける。
舞衣はその今にも崩れ落ちそうに震える沙耶香を抱き締め、耳元で安心させる様に囁く。
「わかるよ。だってお姉ちゃんだもん」
「…あ……(これ…あの時と同じ)」
舞衣に抱き締められた沙耶香は、追手とした戦った時の可奈美に手を握られた事を思い出す。
胸の中に込み上げる温かいモノ、抱いた言葉を口にしようとしたその時──
「沙耶香ちゃんみ~つけた♪」
いきなり聞こえた場違いに無邪気な声に弾かれたように声の方向に首を巡らせる。
フェンスを挟んだ視線の先には、見覚えのある人影、親衛隊最強の刀使、第四席"神童"燕結芽。
幼き狂気が無慈悲に告げる。
「じゃあ帰ろっか。高津のおばちゃんが待ってるよ」
沙耶香はまるで死神の鎌を首に添えられた様に戦慄し一歩、後退る。
その態度を拒絶と見たのか、意地悪く訊ねる結芽。
「あれ?もしかして帰りたくない?そっか~困ったな~。ね、どうすれば良いと思う?おねーさん」
ニヤニヤと嗤いながら舞衣の方に話を振る結芽、その態度に彼女が巻き込まれる事を嫌い沙耶香は舞衣の側から離れようとする。
「沙耶香ちゃん?」
「私が帰ればそれで済むから……」
「いいの?私、事情とか全然知らないけど本当にいいの?聞かせて、沙耶香ちゃんの気持ち」
舞衣はそんな沙耶香を諭すように、優しく、しかし必死に言葉を紡ぐ。そして俯く沙耶香の背中から返ってきた想いは──
「私…嫌………。嫌……だ」
振り向いた沙耶香の顔、泣きそうになるのを我慢しながら…けれど、今にも涙を零れ落ちそうに震える小さな、か弱い女の子の顔。
「うん。わかった」
その沙耶香自身の確かな意思に舞衣は力強く応える。
「じゃあさ~追っかけこしよっか」
そこで事の成行を静観していた結芽が提案をする。
「10数えて待っててあげる。私から逃げられたら知らなかったことに、見なかったことにしてあげる」
「沙耶香ちゃん!」
そして数を数え始める結芽。降って湧いた千載一遇の好機に舞衣は沙耶香の手を牽き、刀使の強化された身体能力で跳ぶ。
屋根伝いに必死に逃げる2人を見送りながら結芽は思惑通りといった顔で笑う。
(そうこなくっちゃ。でないと私のスゴいところ見せられないじゃん)
ダグベースからアルファの要件を終えた戻った燕戒将──ターボカイは駆ける。
帰って真っ先に確めた結芽の所在、そこから行掛けに見掛けたご機嫌な妹の顔を思い出す。
そして高津学長肝いりの刀使が行方知れずとなった事を知る。最悪の事態が頭に過った彼は、即座に駆け出し。ダグコマンダーを起動させた。
地上の星が煌めく夜の街を疾しるカイ、その手にあるモノを握り締め蒼い軌跡が帳の内に消え行く。
振り向かず、唯々前を見て走る舞衣と沙耶香。しかし、凄まじい速さで迫り来る結芽。
月が覗く夜空の下、神社の木々を突きっきり剣閃の軌道が光を散らす。
石畳の上で息も絶え絶えに膝を付く2人に対して結芽は余裕綽々といった様子で彼女達を見下ろす。
「もうおしまい?まだまだこれからだよね?」
沙耶香がいち早く態勢を整え結芽に斬り掛かる。
「わ~!?」
大きく身を仰け反らせる結芽、しかしそれはブラフ。反れた勢いを使い、左足で蹴り払いを仕掛ける。
だが沙耶香とて神童と呼ばれた刀使、結芽の蹴りを受け流し隙を作らない、そこから陣移で間合いを詰め、結芽と競り合う。
「やるね~沙耶香ちゃん。でもまだそんなもんじゃないよね!?」
楽しそうに声を弾ませ沙耶香を煽る結芽、沙耶香の瞳が妖しく光る。
「知ってるよ。なんかスゴい技使えるんだよね?無念無想だっけ?」
しかし、結芽のその言葉を聞いた瞬間、沙耶香の瞳が動揺し輝きが消える。
思い起こすのは可奈美との立ち会い、魂の籠らぬ剣では何も斬れないと言われたあの時の事。
「あれ~?やらないの?む~…!ちょっとモノ足りないけど時間がもったいないから、もう決めるね!」
が、そんな事は結芽には関係ない。その僅かな動揺を隙と取り真っ向から斬り伏せようとにっかり青江を振り下ろす。
しかし横から割り込みそれを防ぐ刃が沙耶香を守った。結芽の凶刃を弾いたのは舞衣。
そのまま御刀を鞘に納め身を僅かに低くし、居合いの構えから剣閃抜き放たれる。
「ビックリした~!おねーさんもちょっとはやる人みたいだね♪……ほんとにちょっとだけね」
舞衣の起死回生の一撃も物ともせず。即座に蹴りを繰り出す結芽、その一撃から素早く剣戟を繋げる。
「まだまだいくよ~!」
対する舞衣は防戦一方となりじわじわと写シを削られていく。
「おお~!けっこうしぶといね!」
「駄目…やめ…」
尻餅を着き、背中に庇われた沙耶香が見ていられないのか小さく懇願する。
しかし舞衣は依然として退かない。
「どう…して…」
「だって私は沙耶香ちゃんよりお姉ちゃんだから!理由なんてそれだけで充分!」
ポロポロと徐々に写シが剥がれていく舞衣を見ながら沙耶香は胸を強く押さえる。
(痛い…痛いよ……だけど温かくて…熱くて……空っぽだった私をいっぱいにしていく…)
胸を締め付ける言葉にならない衝動。
(私は…これを…)
瞬間、弾け跳び消える左腕。完全に写シが剥がれ、左腕を庇う形で御刀を握る舞衣。写シ故に実際に切断された訳では無いが、両手で振るうのは最早難しい。
「もうおしまいかな?だったらお休みの時間だよね!」
結芽が舞衣に刃を突き付ける。
「…ぁあぁ…ああァアアアアアアアアア!!」
その時、後ろから大きな絶叫と共に沙耶香が力強く飛び出し結芽と鍔競り合う。
その顔は今までの感情の無い人形ではなく、血の通った、願いを持った人間の顔だ。沙耶香は叫ぶ。
「これを!失くしたくない!!」
続く
次回予告(BGM:輝け!ダグオン)
おばんどす~仲野順どす~。
なんや最近は鎧塚はん、渡邊はんと仲がよろしおすな~。
女の子以外にも知り合い居ったんどすな~。
なんや東の方はあわただしみたいやね、ちっちゃい方の燕はんともう一人ちっちゃい娘ぉがエライ形相で戦ってはるみたいやし、それを水差そうとする連中も現れたみたいやし。どうなってまうんやろねぇ?
次回"刀使ノ指令ダグオン"
訣別の鳥籠、ジェゲンガ星人再び!
なんや大きい方の燕はんにも久しぶりに逢いとうなりますわ~
さぁて、また色々プロット書かなきゃ。
天華百剣も超電磁砲コラボが控えてますし、また遅れるかも……。
早いとこライアン出したいですね。
今更ですけど、VRS装備はS装備よりはカッコいいと思います。