刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 こんばん殺法!ダグライダーです。
 あっ、かわいい、戦乙女結芽めちゃかわいい……あっ、あっ、あっ、あっ……。
 戦乙女夜見がスケベエ過ぎる……あっ、あっ、あっ。
 戦乙女舞衣ちゃんの母性がヤバい…あっ、あっ、あっ。
 



第四十五話 復讐の刃!ライアン推参。

 前回の"刀使ノ指令ダグオン"

 スルガと調査隊の戦いに介入してしまったダグオン達、だがそこでスルガに異変が起きる。

 何と異星人の血を得た事で満身創痍のスルガは全快してしまう。責任を取り共闘を提案するダグオン、エンは再びダグファイヤーへと融合合体しダグオンと調査隊はスルガを討滅する。ところが、今度はジェゲンガ星人がノロを取込み復活、禍々しく変貌する。

 そして、それに反応する様にして現れたのは謎の剣、それはアルファの馬鹿者が落としたダグオン達の武装となる剣、ライアンであった。

 


 

 怨嗟と憤怒の声と共に現れた剣、それが巨人となってジェゲンガ星人と対峙する。

 「貴様…!?」「何者だ!」「何処から現れた!?」「貴様も奴等の仲間か!」「「答えろ!?!」」

 ノロを取込み更に凶悪となったジェゲンガ星人が捲し立てる様に怒鳴る。

 巨人は答えず、星人、ダグオン達、調査隊と視線を巡らせ、再び星人へと視線を戻す。

 「剣の巨人……あれも貴方方の仲間なのですか?」

最早何度も起こった己の常識を打ち砕く出来事に一周廻って冷静になるミルヤ、彼女は眼鏡を指でクイッと上げながら隣のカイに質問を投げ掛ける。

 「あ、ああ……その…筈だ」

カイとしてもこの一連の出来事には流石に面を食らったのか、少々しどろもどろとした返事を返す。

 実の所、アルファから聞かされていたのは、落とした剣がとある宇宙人をモデルにしたINTELLIGENCE SWORD(特殊な武装)という事だけ、まさか変形し人型になるとは思っても見なかった。そして遅ればせながらに納得、理解する。なるほど、()()()()()()()()()()()()()()()()()()と……。

 人造武装勇者"剣聖"ライアン、それを見たまま表すならば黄金の騎士であろう。

 特徴的な胸部の獅子の顔、刃であった羽、全体的な色は金だが、脚や腕の一部には紺の差し色が見れる。

 拳、二の腕、二の脚は白く、頭部も白い意匠の兜をイメージしたかの様だ。 

 などと思考に没入している内にライアンが動き出す。

 『滅せよ荒魂ァァアア!』

慚愧の籠った圧のある叫びと共に星人へと殴り掛かるライアン、その拳はジェゲンガ星人の鳩尾、顔面、頭部を滅多打ちにする。

 「「ガッ?!ギッ?!イギャッ??!」」

短く悲鳴を挙げるジェゲンガ星人に更に猛攻を加えるライアン。脛を蹴り、体勢が崩れる、それを背負い投げの要領で床に叩き付けるライアン、手首から先を腕に収納し、代わりに砲筒が出現する。

 星人が起き上がるよりも早く、両腕の砲『ライアンバルカン』を星人に向け連射する。

 「「ギャァァアアア?!」」

 『滅びよ…滅びよ、滅びよ!滅びよ!!滅びよぉぉぉおおお!!!』

 苛烈。言葉にすればその一言に尽きるライアンの戦い振りにダグオンも調査隊も呆気に取られる。

 『ライアン…フレアァァァァアッ!!』

胸部の獅子の口より射出される焔のエネルギー弾を星人に浴びせる。

 「なんて……一方的な戦いなの……」

瀬戸内智恵がライアンの戦い様に何とか絞り出した声、それは調査隊全ての思いの代弁だ。

 「何故だ…?何故奴はあそこまで荒魂に対し激しい感情を向ける……?」

 ライアンの置かれた状況を知らないカイの疑問は当然のモノだろう。

 その間にもライアンはジェゲンガ星人を攻撃し続ける。フレアを食らい全身の皮膚は焼け爛れ胸の顔はフィメル側は片目の眼球が完全に破裂してノロと混ざった血が流れている。

 ジェゲンガ星人が抵抗しようと腕を動かせば右腕はバルカンで撃ち抜き、左腕は脚で踏み潰す様に押さえ付ける。

 「「グァアッ?!」」

一切の抵抗を許さぬ戦い振りに、清香など目を背けてしまう。

 「き、き……さま……一体…何だと言うのだ……」

超能力により顔の部分だけを何とか再生させたメイルが這う這うの状態でライアンへ問い掛ける、するとライアンはオレンジ色に輝く双眸を僅かに細め、しかし質問には一切答えず、メイルの顔面をバルカンで吹き飛ばした。

 『止めをくれてやろう。滅べ荒魂』

 『あいつ……何する気だ!?』

そう口にしたかと思えばライアンは変形し剣になると廃墟の屋根をぶち破って上空へ飛ぶ。それをブラスターを構えながら見ていたダグファイヤーがライアンの行動に疑問を抱く。そしてライアンは上空に飛んだかと思えば、刃先を星人の居るであろう位置に向け急降下する。

 上空から一切の減衰もなく落下してくる巨大な剣。既にジェゲンガ星人は死に体、そこへあの剣が突き刺されば、絶命は免れない。

 「……!?いけない!皆さん下がって!ダグファイヤー!彼女達の前に!」

 ヨクがいち早くライアンの行動に伴う被害を予見し指示を出す。

 あれほど巨大な剣が勢い良く落ちてくれば衝撃波はとんでもないだろう事は想像に難くない、それ故に調査隊を庇う様ダグファイヤーに提言したのだ。

 『お、おう!』

戸惑いつつも従い彼女達を自らの陰に隠す様に、そして自身も衝撃に備える為に膝立ちで身構えるダグファイヤー、他のカイとシンはダグファイヤーに倣うように身構え、ヨクとリュウは撃鉄を調査隊の近くに運ぶ。

 

 そして倒れ、息も絶え絶えなジェゲンガ星人(ノロ融合態)の腹に突き刺さるライアン。

 「「……?!」」「ば…か…な…」「わたしが…」「ワタシが……」「こんな……」「「こんなところで………」」

 断末魔すらまともに挙げられず目の光りが消えるジェゲンガ星人、腹に突き刺さったライアンはそこから上に袈裟切りその様なカタチで刃を振るう。

 『悪鬼…廃滅……!』

再び巨人に変形しそう呟けば、星人は爆発、跡形も無く消え失せた。

 跡に残るは輝きを失ったノロと散らばる赤羽刀のみ。

 

 「これ程とは……」

 「ヤベェなコイツ……ホントにオレ達の仲間になるのカヨ?」

 星人が倒れて尚、立ち去る様子の無いライアンを眺めながらカイとシンが呟く。

 『なぁ、おい、お前……ええっと、ライアン…だっけ?』

 そこへダグファイヤーが意を決してライアンに話し掛けた。

 『………』

 『おいおい、だんまりは酷いぜ?俺達はお前の仲間なんだからさ…『私に仲間などいない』…はっ?!』

 ライアンからのまさかの返答、これにはダグファイヤーだけでなくカイ達も衝撃を受ける。

 「何を言うっ!?我々は貴殿同様にこの星を守る戦士だ!」

 『私は荒魂を滅ぼすモノ、星を守るモノでは無い』

 「ハァッ?!ざけんな!オマエ!あの管理者に作られたんダロ!ならオマエだって宇宙犯罪者共と戦うのが使命だろうがッ!」

 『そんな連中に興味は無い』

 「待って下さい!僕達は管理者から貴方を探し仲間にするように言われているんです!それに僕達だって荒魂とも戦います!利害は一致している筈です!」

 『知らんな。そして必要無い、荒魂を滅ぼすのは私の使命、貴様達の協力を仰ぐ気など無い』

 「……だが、貴様には人を守ると言う使命もある筈だ…!」

 『………確かに、我が内に眠る記録(メモリー)には人間を守れと刻まれている』

 「……ならば…『であれば、私が全ての荒魂を滅ぼす事が人間を守る事に繋がる』…なんだと?」

 『荒魂を全て滅ぼす、それが結果的に人間を守る事になる』

 カイ達の詰問に対し、全て荒魂を滅ぼすと答え、最後のリュウの問いにさえ、荒魂を滅ぼす事が人間を守ると言う使命に繋がると答えるライアン、恐らくこれ以上何を言っても望む答えは返って来ないだろう。

 しかしダグファイヤーは納得がいかないのか、ライアンに尚も言葉を掛ける。

 『お前は荒魂以外興味無いって言うけどよ、さっき倒した奴は元々は俺達の敵だった宇宙犯罪者だったんだぜ?』

 『だとしても、奴はノロと一体となり、荒魂と化した。ならばそれは私が滅ぼすべき存在だ』

 どうあっても譲らないらしい、これにはダグオン達も困ってしまう。

 

 

 そして調査隊の側では──

 「ええっと、安桜さん……おめでとう?」

清香が美炎に祝辞を掛ける、本来ならばもっと勢い良く言っていた筈の言葉、しかし、ダグオンと星人、そしてライアンの存在により、その言葉は意味を失くしてしまったが……。

 「おめでとうって優勝した訳でもないし、途中殆ど私たち蚊帳の外だったし……」

 まさしく美炎の言う通りなのだが、清香としては一応言っておきたかったのだろう。

 「そうかもしれないけど……スルガにトドメを刺したのは安桜さんだから……」

 「んーーー……。まぁ、いっか。ありがとう」

釈然とはしないが確かにスルガに止めを刺したのは美炎なので間違いでは無い。

 「あっ!そう言えば清香、さっき私の事ほのちゃんって呼んだよね?!」

 美炎のが言うさっきとは恐らくスルガに御刀を弾かれた際の事だろう。

 「っ~~~!?ご、ごめんなさい!咄嗟に…その……何時かそんな風に呼べたらって前から考えてて……それでつい……」

 そんな事を指摘され、思わず赤くなる清香。美炎はそんな清香の反応に笑顔で返す。

 「いいよ!じゃあほのちゃんでいこう!後、あれ、本当に凄かった!私の清光届けてくれたの!ありがとう!感謝!」

 「そ…そんな!?わたしに出来る事なんて……あれくらいしか……」

 美炎の言葉に清香は照れながら、出来る事を何とかやったまでと答え、互いに笑い合う。と言っても清香の反応は謙遜が過ぎるが、充分な働きであっただろう。

 「…………………ケッ」

そんな2人を呼吹はつまらなそうに、しかし何処か寂しそうな……いや、不機嫌そうな、何とも著しがたい視線を向け反らした。

 

 「終わりましたね。ありがとうございます瀬戸内智恵さん」

 「別に私は何もしていないわ」

ミルヤと智恵が隊長と部隊を支える年長者として会話を交える。ミルヤは智恵に礼を述べたが、実際智恵の言う通り特にこれと言って何かをした訳では無い、そもそも途中からは調査隊は終始ダグオンの存在やライアンの戦いに圧倒されっぱなしだったのだから仕方がない。

 「それにしてもこの赤羽刀……数百本の束が1、2………、全部で千本はくだらない様に見えるけど、一体何処で手にいれて、何処から持ってきたのかしら?」

 スルガ、そしてジェゲンガ星人(ノロ融合態)が倒れた事により散らばった赤羽刀を目算で数えながら智恵は赤羽刀の出所に疑問を持つ。

 「そうですね……どちらにしろ、直ぐにでも回収を要請しなければならないのでしょうが……。ただ、幾つか今回の件で腑に落ちない事があります」

 ミルヤは一度、ダグオン達の方にも視線を巡らせ言葉を続ける。

 「その内の1つ、スルガは…此処で生まれ、此処で実験の犠牲になったと語りました……ですが」

 「どうしてスルガがここを根城にしていて、何故、わたしたちにその情報がもたらされたのか……と言うこたかしら?」

 「いえ……それ以上に、スルガの事を鎌府が掴んでいない筈は無いのに、何故これ程までに此処が放置されていたのか。と言う事です」

 ミルヤと智恵はこの廃墟となった研究所とスルガの事、その見解を互いに交える。

 「鎌府は()()()()()()()()、荒魂が生み出されるのを野放しにしていた…。と、ミルヤさんはそう考えるの?」

 「それどころか、折神家その物が()()()()()()()()()()()()()()あるのではないかと、私にはそう思えてなりません」

 互いの会話から浮き出た可能性……折神家が荒魂を操る事、生み出す事に大きく関わっていると言う事実。

 一度、眼鏡を押さえ、ミルヤは言葉を続け提案する。

 「どちらにしろ、この問題は私達の手に余ります。とは言え、鎌府が信用出来ない以上は赤羽刀を彼等の息が懸かった管理局に渡すのも憚られます。………そこで、なのですが…ここは一度、私達の綾小路武芸学舎に判断と赤羽刀を、委ねては戴けないでしょうか?」

 しかし、ミルヤの提案に智恵はその目を細め否定する。

 「……それは駄目ね」

 「?!…瀬戸内智恵さん?」

 「相楽学長はまだ信用出来ない。……赤羽刀を委ねる事は出来ないと、そう言っているの。それに……実を言うとアナタもね、木寅ミルヤ。南无薬師瑠璃光如来景光──」

 「…っ?!」

 「──アナタが今、拾おうとしている御刀……ソレがそうなのでしょう?違うかしら?」

 智恵が目敏くミルヤの行動に釘を刺す。

 「アナタがソレを探していたのは知っているわ。ならば……ソレを手に入れて相楽学長は何をしようとしているの?」

2人の間に剣呑な空気が漂う、そこへ何も知らない美炎が暢気にやってくる。

 「ちぃ姉!ミルヤさん!そろそろ行こう………っ?!え?何!?ちょっと二人とも何やって…?!何で御刀に手を掛けてる訳?!」

 美炎が驚くのも無理はない。何だかんだ、紆余曲折、色々とあったが、一応、一段落着きこの場を去ろうと、年長組を呼びに来てみれば、その2人が一触即発の形で対面しているのだから慌てるのも致し方無かろう。

 美炎の存在を認知しつつも智恵はミルヤに嫌疑を投げ掛ける。

 「ここで全て話してもらうわ…木寅ミルヤ。相楽学長が、綾小路武芸学舎が……何を企んでいるのか!」

 そしてミルヤもまた、智恵の詰問に疑惑を返す。

 「成る程……、では瀬戸内智恵さん。問いますが、貴女こそ何者ですか?長船がスルガの情報を我々にもたらしたのは、上層部の悪行を我々に見せ付ける為ですね?そして、貴女はそれが長船の意思だと隠す事もしません」

 ミルヤとて美炎の存在は承知の上だろうに智恵へとその疑惑の程を叩き付ける。

 「そもそも、調査隊を結成しようと言い出したのも長船の真庭紗南学長であると聞きます。ならば長船は一体、何と戦っているのですか?」

 互いに互いが持つ疑心を突き付けた結果、更に剣呑さが増す。

 「………」

 「………」

智恵もミルヤも沈黙と共に御刀に添える手を強く握る。

 「ちょ、ちょっと!?これってどういう事なのさ!」

兎に角2人を止めようと、美炎は話を聞こうとする。

 「彼女……ミルヤさんは、綾小路の相楽学長にそこの御刀…南无薬師景光を持ち帰るように命令されていたの。……それもわたしたちに秘密で」

 「……えっと、ちぃ姉ぇ?それってイケナイ事なの?私にはよく理解らないけど、欲しいんならあげれば良いんじゃないかな?」

 美炎は素直に、心の底からそれがいけない事なのかと思い首を傾げる。しかし智恵は違うようだ。

 「美炎ちゃんならそう言うわよね。でもダメよ、私はそれを許さない!木寅ミルヤ…どうしてもと言うのならば、説明を頂戴。全員がそれを認めるか…力ずくか、アナタがそれを手にする方法は2つに1つしかないわ」

 そこへ美炎が戻って来ない事に心配したのだろう清香が近付き、智恵とミルヤの間に漂う空気に気付き止めに入る。

 「あの二人とももう止めて落ち着いてお話しませんか?あっ!そうだ!七之里さんも二人を止めて下さい!

 が、如何せん、2人の醸し出す空気に萎縮して声が小さくてなってしまい最後には呼吹に頼る始末。

 頼られた当の呼吹はそんな清香のすがる様な目を気にも止めず、寧ろほっとけと言わんばかりに宣う。

 「は?好きにすれば良いんじゃねぇか、面白いし」

 「ええっ?!し…七之里さん……あ、あの!二人とも仲間同士で争うなんてだめです!ど、どうしてこんな事になるんですか!?」

 呼吹は頼りにならず、思わず叫んでしまう清香。流石にこの一連のやり取りはダグオン達もライアンの説得を中断し成行を見定める。

 「どうしてかしらね……清香ちゃん、もう少し上手くやれれば良いのだろうけど、でも…私はこれを見過ごす訳にはいかないの」

 何を言われても智恵に引く気は無いらしい、ミルヤもそれが理解出来たのか、

 「成る程、お互い譲れない理由があるようですね。本意ではありませんが……。ならば、御刀を持って雌雄を決するしかないようです」

 その言葉と共にミルヤは御刀"実休光忠"を抜く。智恵もそれに応える様に"ソハヤノツルギ"を抜く。

 「ちぃ姉ぇ!!ミルヤさん!いい加減にして!!…って言うかいい加減にしろっ!!」

 2人の聞かん坊ぶりに美炎の堪忍袋が切れる。

 「みんな荒魂を倒す為に戦ってるのに!なんで二人が斬り合うのさ!!本当にワケ解んないよ!……いいよ!だったら二人とも私が相手になる!二人が斬り合うんだったらまず私と勝負して!写シも使わない真剣勝負だからね!!」

 キレた美炎は2人に対する怒りの感情のまま叫び、自身も御刀"加州清光"を抜く。

 

 「美炎ちゃん邪魔は──」

 

 「おい、なんかよく解んねぇけどやめ──」

 

 智恵が美炎の介入を諫めようと、そして融合合体を解いたファイヤーエンが彼女達を止めようと近付く、しかし──

 

 「うるさい!そっちの人もうるさい!ああもう!空もうるさい!……って何この音?ローター音?窓の外…?あれって特別祭祀機動隊のヘリ?!どうして今こんなところに!?」

 キレた美炎はうるさいと一喝、エンは止めようとして差し出した手を力なく項垂れさせる。そして空から轟く騒音。

 何事かと廃墟の窓の方に視線を向ければ、窓から覗く空より来る特祭隊仕様のヘリコプター。

 調査隊もダグオン達も、ライアンすら空を見上げる。

やがてヘリが研究所外へ着陸すると、研究所にある人物が現れミルヤと智恵を止める。

 「そこまでだミルヤ。長船の君も刀を納めるように」

その人物は何を隠そう、智恵が危険視し、ミルヤが指令を承った相手、綾小路武芸学舎学長"相楽結月"その人であった。

 

続く

 


 

 次回予告(BGM:輝け!ダグオン)

 やっほっほー!誰が呼んだか、呼ばれて出てきて…ジャジャジャジャ~ン♪

 アルファだよ!……ってアレェ?!なんかライアンがおかしな事になってるぅぅぅぅ?!

 ど、ど、ど、どうしよぅ……怒られる…絶対色々な相手に怒られるぅぅ!

 ……そうだ、逃げよう!暫く雲隠れしてほとぼりが覚めたらまた顔だそう!

 次回"刀使ノ指令ダグオン"

 エデン始動。束の間の平穏

 特にシータに見つかる前に逃げないと!!

 





 と言うか沙耶香ちゃんも流石ねねが見込んだ事ありますわぁ……(戦乙女のイラストの胸元を見ながら)
 みほっちも……大和平野よりあるんだなぁ……。

 さて…ライアンはどの程度荒魂絶対滅ぼすマンの期間を継続出来るのか…!?
 ではまた次回

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