刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 おはこんばんわ!
 葬式も済み、四月一日になったのでエイプリルフールのネタに振った投稿を少々。
 これはとじとものコラボから着想を得ました。
 後、本編とじダグより未来の話なので軽くネタバレが有ります。それでも構わなければ、どうぞ!


エイプリルフール編
とじダグエイプリルフール特別企画


 

 

 それは、突然起こった。

 「おぉぉお?!」 「くっ…これはっ!?」 「落ちる落ちる落ちる落ちる落ちるゥゥゥウァ!!」 「このままではっ!」 「……っ!いかんな…」 「ぬぉぉおお!根性で飛べぇい!!」 「先輩方ぁぁぁ!!」

 突如、落下するダグオンの若者達、そして……

 

 「うわぁぁぁ!!?」 「何故いきなり落ちているんだぁぁぁぁ!!」 「……落ちてる」 「可奈美ちゃんっ!!沙耶香ちゃんっ!!」 「オイオイオイ、何で落ちてんだよ」「ねー!?」 「ワォ!スリリングなスカイダイビングですネ!」 

 

 「何これぇ?!」 「美炎ちゃん!みんな!!」 「キャァアアア!?」 「おいおい、どーすんだこれぇ?!」 「落ちてますよぉ!?ミルヤさぁぁぁん!」 「少し黙ってなさい山城由依!」

 

 「くっ…何が起きているっ!?」 「紫様っ!あちらを!!」 「衛藤さん達や調査隊の方達までっ?!」 「……このままでは助かりません…」 「あはは!落ちてるぅ」

 

 続々と彼等と同じ様に落下している可奈美達舞草組、美炎達調査隊、紫率いる親衛隊。

 このままでは彼、彼女達は地面に叩き付けられトマトの様になってしまう。

 

 「くっ…皆、変身するのだ!それで彼女達を各々で抱え何とかするより他に無い!」

 戒将が落下の最中、仲間達に指示を飛ばす。

 「「「「「「応!!」」」」」」

7人が左腕を手前に掲げ右手で左腕の装置を起動する。

 

 「「「「「「「トライ!ダグオン!!」」」」」」」

 

 掛け声と共に迸る7つの光!黄色の光が可奈美と沙耶香を、黒い光が智恵と夜見を、紫の光が清香と真希を、白い光が薫とエレンを、緑の光がミルヤと姫和を、青い光が寿々花と紫を、赤い光が舞衣と美炎を抱える。残された結芽は笑顔のままで、ある名を呼ぶ。

 「ガンキッドくん!」

 『結芽ちゃん!』

 「あのーわたしだけ放置ですかァぁぁあ!」

 七之里呼吹、山城由依はそのまま落下し続けている。

彼女の呼び掛けで現れる飛行体、それは翼が着いた巨大な大砲。

 『おっと…おっとと……今だ!』

コックピットにあたる部分のキャノピーを開け、結芽を収納するガンキッド、その機体に着地するファイヤーエン、ターボカイ、アーマーシン、ウイングヨク、シャドーリュウ、ドリルゲキ、サンダーライ。

 「助かったぜキッド!」

エンがガンキッドに労いの声を掛ける、が…。

 『お…重いぃぃ……』

 結芽を含め、23人分の重量は流石の彼もバランスを保ちながら飛行は出来ないようだ。

 「根性じゃ!大砲坊主!!根性で耐えろ!」

 「そうだぜキッド!お前さんが頑張れば何とかなるんダヨ!」

 『無理っ!!』

 ゲキとシンがガンキッドを鼓舞するもガンキッドは耐えきれず落下する。そして彼等はバラバラに落ちた。因みに呼吹と由依はライアンが助けていた。

 

 

 

 

 其所は謎の空間、不思議な色の空と不思議な植物の様な根が張った空間。

 「何処だよここ…?」 「うーん…?」 「どうしたの美炎ちゃん?」

 エンが見知らぬ場所に戸惑い、美炎が何かを思い出すように頭を捻る様子に舞衣が心配の声を掛ける。

 

 

 「何だ此処は……樹海…なのか?」 「それにしては…、随分と明るい色合いですわね」 「……此処は地球では無いのか?」 

 カイが周辺の景観から樹海かと疑問を挟み、寿々花がこの不可解な空間に対し訝しげだ。紫はこの世界に困惑している。

 

 

 「はぐれちまったナァ、ンデ……」 「…何やら見覚えがあるような場所ですが……」 「何っ!本当かっ!?」

 シンが困った様に頭を掻き、ミルヤもまた、美炎と同じ既視感を覚えていて、姫和はそれに対し真偽を問う。

 

 

 「これはっ!?凄い!この空間には不可思議なエネルギーが溢れている!これは異世界特有のモノなのでしょうか?では他の世界にも似たような現象が……?ダメだデータが足りないもっと情報を集めなくては…ブツブツ」

「あー、また始まった……」 「それがバサバサの良いところデスヨ?」

 ヨクはこの謎の空間に好奇心が爆発していた。薫は呆れ、エレンが苦笑気味にフォローする。

 

 

 「……皆と合流する必用があるな…」 「賛成だ、ボク達だけでは此処は危険かもしれない」 「ほのちゃん達、大丈夫かな……」

 リュウと真希が談議を交わし、清香は顔を俯かせ、他のメンバー達を心配する

 

 

 「おぉぉぉぉい!皆何処じゃぁぁぁ!!返事せんかぁぁぁぁ!!

 「撃鉄さん落ち着いて、先ずは落ち着きましょう」 「ダグテクターの通信機能は使えないのでしょうか?」

 ゲキが仲間の安否を確認する為に大声で叫び、智恵はそんな彼を宥める。夜見が通信機能の有無をゲキに問う。

 

 

 「うーん…参ったなぁ、知らない場所は迷うんだよなぁ……」 「雷兄はただでさえ方向音痴だもんね!皆大丈夫かな?」 「可奈美…、此処…どこかで見たことある…」

 ライが未知の場所の道順に頭を抱え、可奈美が笑って肯定し、沙耶香はこの未知の場所が記憶の何処かに引っ掛かるようだ。

 

 

 

 ──彼等が降り立った空間の正体とは?

 

 

 ──そして再開する(出会う)勇者と少女達

 

 

 

 「讃州中学二年!勇者部、結城友奈です!」

 『私はドラン、レジェンドラの勇者である。友奈は私の主だ』

 

 「国防よ!空影!!」

『御意。拙者にお任せあれ』

 

 「さあ!女子力と気合い入れていくわよ樹!アドベンジャー!」

 『主風、主樹は兎も角、私は男だぞ?』

 「お姉ちゃんがごめんね、アドベンジャー。」

 

 「行くわよ!レオン!!完成型勇者と勇者将軍の力、目にもの見せてやるわっ!!」

 『良かろう、行くぞ主よ!悪鬼共を叩っ斬ってくれよう!』

 

 「準備は良い?アタシ等もやるよシルバーナイツ!」

 『私達に任せてくれ、主』『俺達シルバーナイツの力!』『奴等に存分に自分たちの力を味あわせてやろう!』『OK!主を合わせた僕達銀の勇者のPARTYだね』

 

 「シャークん、ウチらもやるんよー!」

 『アイアイマム、だがな船長、出来ればキャプテンと呼んでくれ、それはそれとして連中は蹴散らしてやろう!』

 

 

 

 

 敵は謎の存在、異星人、荒魂、バーテックスの混成集団!

 

 ──変形、合体せよ勇者達!

 

 「「「「「「「融合合体!!」」」」」」」

 『『『『『『『『『『『チェェェエンジッ!!』』』』』』』』』』』

 

 

 

 『火炎合体!!』

 

 『超!』『重』『連』『合体ぃ!』

 

 『機獣合体…!』

 

 『雷鳴合体!!』

 

 

 『黄金合体』

 『大空合体!』

 

 『鋼鉄武装』

 

 『獣王合体!!』

 

 『超白銀合体ッ!!』

 

 『宇宙の海は俺の海!』

 

 

  『ファイヤァァァダグオンッ!』

 

 『スゥゥパァァァア!』『ライナァァァ!』『ダグッ─』『─オンッ!!』

 

 『…シャドォォダグオン!』

 

 『サンダァァァア!ダグオン!!』

 

 『ライアン見参!』『イェイ!ガンキッド参上!』

 

 

 『ゴルドラン!!…からの』『スカァァァイッ!!』『ゴルドラン!!!!』

 

 『アドベンジャァァァア!』

 

 『レオンカイザァァァアアッ!!』

 

 『ゴォォォォォッドォッ!シルバリォォォオンッ!!』

 

 『キャプテェェェン!シャッークッ!!』

 

 

 

 今此処に、黄金の力を守護せしレジェンドラの勇者と地球の平和を守りし勇者指令、そして、神樹の戦巫女たる勇者と御刀を振るいし剣巫女たる刀使が迫り来る闇を討ち払う!

 

 ──刀使ノ指令ダグオン特別編!

 

 ──刀使ノ黄金勇者指令開幕!! 

 

 この力、恐れぬのならばかかってこい!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 嘘です。





 はい!黄金勇者ゴルドラン×結城友奈は勇者であるシリーズをクロスさせた状態からのとじダグによる更なるクロスオーバーでした。
 そして、地味にドリルゲキと化した撃鉄と未だ名前が本格登場前のサンダーライ、更にライアンとガンキッドまで登場と言う無茶苦茶っぷりです。
 本編の方もそろそろライアンを本格登場させたいですね?!宜しければ感想お待ちしております。
 ではまた次回!

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