刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 ハイ、刀使ノ指令ダグオン新章にして、刀使ノ巫女胎動編に突入の八話です。
今回、ダグオン側にあるキャラクターが登場します。 
彼は元々のモデルのインパクトが強いので割りと元のキャラクターままな感じになっちゃいましたね……。
 
 私の執筆スタイルは、スマホで今作を書きながらテレビを観たり、本を読んだり、ゲームしたりです。ペルソナ5ロイヤル、楽しいです。
執筆だけに集中しない訳ではありませんが、何かしながらの方がアイディアが纏まるので…お許し下さい。
では、どうぞ!



胎動編
第七話 カチコミ!?謎の風来坊!


 "前回迄の刀使ノ指令ダグオン"

沖縄に現れた犯罪宇宙人"ギロザバス星人"、鋭い鎌が近付くものを容赦なく斬り裂く。

 4人は、遠方から攻撃するも効果は見られ無い。

斬撃を飛ばし、ダグオンを追い詰める星人。

あわや、此までかと思われたその時、アーマーシンが

降って来た!

 起死回生、猛攻を掛けるダグオン!ギロザバス星人は爆炎の露へと消え、5人は再び集い地球を守る事を誓う。

 

 そして、始まる。運命の御前試合まで後……


 

━━静岡県 某所ダグベース

 

 「いやぁ、今日も何事もなく平和だなあ!」

ダグベースのメインオーダールームに、焔也の気の抜けた声が響く。

 「貴様!面倒ごとになるから、刀使との接触は控えろとあれだけ言ったであろう!」

 「まぁまぁ。幸い変身していて、暗がりで彼女達も疲弊していましたし、声も多少変えてますから、正体がバレる事は無いでしょう」

 戒将が怒鳴り、翼沙がそれを諫める。

「ホントだよ……、オレだって可愛コちゃんが居ても自重したってのに…」

「…当たり前だろう」

 申一郎が愚痴り、龍悟が呆れる。

前回のギロザバス星人との戦い以降、彼等5人、何や間やと親交を深め、地球侵略にくる宇宙犯罪者達を何度か撃退している。

 その際、決め事としたのは、刀使との不用意な接触は避けるべし。特別祭司機動隊や警察と事を構える事を禁ず。異星人や荒魂を倒したら即座に人目の着かぬ所に去る。正体を秘匿する事の4つ。

 焔也が叱りを受けているのは、前日に出現した犯罪宇宙人撃退の際、荒魂に苦戦する綾小路の刀使を助けた事に起因する。

 戒将の説教は続く。

「大体貴様、あの後観光をするなどと……ふざけているのか!!」

 「しょうがねえじゃん、京都観て回りたかったんだし…」

「…この際、観光についてはとやかく言った所で仕方ないだろう…問題はその後だろう?」

 龍悟が、焔也の起こした事件について口を出す。

そう、焔也はあの後、京都観光に繰り出し、其処で観光客であろう人物と喧嘩になったのだ……。

「ありゃあ、スゴかったな色んな意味で……」

「あんな人、今時存在するんですね……」

 申一郎と翼沙が思い出したかのように苦笑する。

 「やべっ!?そろそろ時間じゃねえか!お説教はまた今度なっ!」

「なにっ?!…待て焔也!」

オーダールーム内の時計を見上げ慌てる焔也、戒将が引き留めようとするも、そそくさと退室してしまう。

 「全く、困った男だ!」

「まあ、良いんでないの。最近はウチュウジンも積極的じゃねえし」

「……荒魂相手ならば、余程の事でも無い限り苦戦はしまい」

「僕達もそれぞれの学校に戻りましょう」

 こうして、残った4人もダグベースを立ち去る。

 

 

 

 

 

━━岐阜県 美濃関学院門前

 

 良く晴れた朝の空気の中、活気に満ち溢れた声が溢れる。白い制服に赤いスカート、腰に各々御刀を提げ学び舎へと向かう少女達。

 同じ様に学び舎を目指す少年達。

 美濃関学院の生徒である事を示す衣服に包まれた男女。その中に在って一際目立つ男が1人……。

 「此処がぁ、美濃関学院か……良しっ!」

 

  「頼もぉおおおおう!!」

 

「ここにぃ、鳳焔也と言う男が居ると訊いたぁ!ワシと勝負しろぉお!!」

  

 大声を出して立ちはだかる人物、時代錯誤な黒い長学ランにバンカラ下駄、頭につばが少し割れた学帽、口許に何らかの植物の葉が着いた茎……所謂、昭和の番長が其処には居た。

 

 「何…?」 「誰?」 「今どきあんな格好……」 「…ダサっ

突如現れた人物に周囲はどよめく、そんな事等お構い無しに男は怒鳴る。

 「誰じゃい!?今、ワシをださいとほざいたのは!!格好いいじゃろうがっ!」

どうやら、自分の格好を馬鹿にされたのが気に障ったらしい。

と其所へ……。

 

 「退いたどいたぁああ!」

「のわぁ!何事じゃい!!」

男の横を焔也が駆け抜ける、焔也は彼を気にも留めない。

 「待てぇえいいぃ!逢いたかったぞ、鳳焔也ぁあ!!」

「あん?誰だ?」

焔也を引き留め、憤慨する男。しかし、肝心の本人には覚えが無いようだ。

 「んなっ!?ワシを忘れただとぉ!ええぃ、耳の穴かっぽじって良く聴けい!ワシの名は田中 撃鉄、最強を目指す流離いの漢じゃけぃ!!」

「あっそ、じゃ、急いでっから」

 男……撃鉄が名乗りを挙げるも、焔也は取り合わない。

「貴様ぁ!京都での事、忘れたとは言わさんぞぉ!」

そう、焔也が京都観光の際に騒ぎを起こし、喧嘩した相手こそこの田中撃鉄である。

 「あー…、ああ!あの時のオッさん!?何してんの?」

「オッサンではなああああい!ワシはピチピチの18歳じゃあああ!貴様にリベンジしに来たに決まっておるだろうぉおおお!!」

更に叫ぶ撃鉄、耳を塞ぐ周りの生徒達。

校門前に人集りが出来てゆく。

と、騒ぎを聞き付けた美濃関の教員がやってくる。

 「こらぁあ!そこ、何騒いでるの!?」

 やって来たのは美濃関学院刀匠科教員、田中妙子。

妙子は嘗て美濃関の刀使であり、刀使を引退した後、刀匠の道に興味を持ち、教員となった人物である。

 「先生…」 「何だか喧嘩みたいです」 「鳳先輩と誰かが……」

周りの生徒達が経緯を説明する。

「また鳳?いい加減にしなさいって…あれほど……ハァ」

 疲れた溜め息を溢し、生徒の波に割って入る妙子。

「うん?センコーが来たようじゃが、関係ない。始めるとしようかのう!」

 「良いワケ無いでしょ、この愚弟!」

妙子が人混みを掻き分け、撃鉄の後頭部を叩きつける。

 

 「「「「「ええぇぇぇぇぇえ!?」」」」」

明かされた衝撃の事実に絶叫が木霊する。

 果たして、妙子と撃鉄の関係は?

本当に姉弟なのか?

 

 

続く

 


 

 次回予告(BGM:輝け!ダグオン)

 安桜美炎です。もうすぐ、折神家主催の伍箇伝合同、御前試合の選抜代表決定戦!

 わたしも頑張らなくっちゃ!

でも何だか鳳先輩がまた騒ぎを起こしたみたい!?

しかも、相手の人は先生の弟さんみたい!?

うえぇ!?一体どうなってんの!?

 

 次回、"刀使ノ指令ダグオン"!

 驚愕?姉と弟、それと代表選抜戦!

なんか、代表戦がオマケみたいになってるぅうう!?

じ、次回も……"トライ?ダグオン!?"

 ナニコレ?




如何でしたでしょうか?
今回からとじみこ、とじとものキャラクターも次回予告に参戦です。
ところで、とじみこの次回予告に流れたBGMの名前判ります?
私、サントラ持って無いんですよね。
判る方が居ましたら、もしお手数でなければご教授下さい。
 では、また次回でお会いしましょう。
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