刀使ノ指令ダグオン   作:ダグライダー

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 おはすみでこざ候。
 いやぁ、大量のキャラクターを一気に動かすのって難しいですよね。
 因みに私が書いていて一番楽しくなるのは俺たちのユイ・ヤマシロです。
 難しいけど、割りと楽しいんですよね彼女の暴走と言うか変態っぷりを書くの。

 ところで何気無く見たデジモン図鑑に新しいレオモン系の究極体が更新されたの見付けたんですが、何か勇者シリーズぽっさがありましたね。


 


第七十四話 合流。勇者と刀使と異世界人?

 

 前回の"刀使ノ指令ダグオン"

 

 せ、せ、先輩が消えちゃった!?

 

 里香さん落ち着いて!

 

 どうしよう!?ほうずきちゃん!!

 

ダグオン神隠し調査3日前

 


 

 ━━エデン・中央円卓

 

 「ふん?盤面は思わぬ方向に動いたか……」

 円卓の一角で鬼が溢す。

 「まさかダグオンが彼女より早く異変の只中に居るなんてねぇ……やっぱり彼等の正体は地球人で間違い無いかしらぁ?」

 女医が腕を組みながら推測を並べる。

 「そんな事はどうでもいい!お前達はこんな下らない事をして何が目的なのだ!!」

 メレトがその炎を激しく揺らし憤慨している。

 「刺激的だろう?我々が居た宇宙の世界ともこの世界とも違う世界を一部とはいえ喚び出した。あの星の者達はさぞ混乱に喘いでいるだろう。ならば我々の中にも刺激を受けて重い腰を上げる者が増えるだろうさ」

 鬼は笑いながらメレトにその動機を告げる。蒼炎は承服しかねるのかその炎をうねらせる。

 「全く、それで死ぬこちらの身にもなって欲しいのです」

 そんな剣呑漂う空気の中に割り込む女性……否、少女の声。

 「あらぁ?()()()()()()()()()()()()()()()()

 女医が少女に視線を巡らせる。

 少女は肌が桃色であることと眠たげな瞳をしている事以外、ファイヤーエンに倒された異星人に瓜二つであった。

 「五番目ですかね、です。正直勘弁して欲しいのです。わたしは直前の死の記憶まで継承するので、死ぬなら痛くない死に方が良かったのです」

 少女が気怠げに話す。

 「それで?我々は君を何と呼べば良いのかな?」

 「そうですね……前のわたし…姉はフォーと適当に名乗っていたらしいのでわたしも便乗してフュンフとでも名乗りましょうか。です」

 フュンフと名乗った少女……変身宇宙人トラモル星人はやはり気怠い雰囲気のまま答える。

 トラモル星人フュンフ──正確にはオリジナルのトラモル星人のクローンである少女は眠たげな眼で女医を見る。

 「そういう訳なんで、次はあんなフザケタ仕事はフらないで下さいです。わたし本業、詐欺なんで…です」

 恐らく怒っているだろう、しかし起伏の見られない表情なので判りづらい。

 「安心してぇ、もう頼まないわぁ。私はただ装置が正しく稼働したのか知りたかっただけだものぉ」

 「寧ろ頼みがあるのは彼女ではなく私だよフュンフ。君には近い内にまた地球へ降りてもらう…ああ、安心したまえ、Xーセブンに送迎をさせるからダグオン達には見付からない筈さ」

 女医の言葉にそうですかと反応した後に鬼から掛かる依頼の言。

 流石にこちらは嫌とは言わないのか、無言で肯首するフュンフ、伝えるべき事は伝えたとばかりにクルッと身を翻し帰っていく。

 

 そして物陰に身を潜めながら此方の様子に聞き耳を立てる存在に煽る様に会話を続ける。

 「しかし…中々面白そうな世界に繋がったものだ」

 「ええ、本当に……もしかしたら愉快なオモチャが見つかるかもねぇ?」

 こんな事を言っているが、2人とて繋がった先の世界が具体的にどういったモノか等解ってはいない、しかし重要なのはこれで動く囚人達がいるという事だ。

 今の言葉でどれだけの囚人達が刺激されたのだろうか?そう考えると2人とも自ずと笑みが溢れる。

 

 彼等にはこの混乱すら観劇の一部でしか無いのだ──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ━━地球・駒王町

 

 調査に派遣された刀使達がオカルト研究部なる一行と邂逅を果たしていた頃、ダグオン達もまた新たに現れた荒魂の反応を察知しネプテューヌ一行を引き連れながら向かっていたのであった。

 「?!商店付近の反応が消えた……。誰かが倒したのか?」

 「その様ですね。まさか新たに出現するとは……いえ、今この街は僕らの世界に繋がっているのだから荒魂が迷い込む可能性があるのは当たり前の事でした。ともあれ、彼女達を放って駆け出す必要は無くなりましたね」

 索敵探知範囲が広いカイとヨクが胸を撫で下ろす。

 「良いかしら?貴方達、いきなり向こうの方向を向いたと思ったら固まってしまうんだもの、何事かと思ったわ」 

 どうやら、リアス・グレモリーがスペクトラムファインダーの反応から荒魂の位置を探索して止まっていた2人の様子を訝しんで、声を掛けようか躊躇っていたようである。

 「申し訳無い。我々は先程君達が遭遇した生物の反応を察知していたのだが、君達を放置する訳にもいかなかったのでな、どう動こうかと思案している内に荒魂は倒された様だ」

 「成る程ね……貴方達にはあの奇妙な生物を察知する手段があるのね?」

 カイからの返答にそれとなく納得するリアス、しかし逆にネプテューヌは今の会話の中に出た生物と言う単語が気になったのか、リアスと行動を共にしていた面子に訊ねる。

 「ねぇねぇ、リアスちゃん達が話してる奇妙な生物ってなんの事?」

 「ああ、我々が彼等と邂逅した際、何と言って良いか……地球上の生物らしからぬ生物に襲われていてね。俺の聖槍や木場祐斗の聖魔剣で造り出した聖剣、紫藤イリナの光の力がそれなりに有効だったのさ。まぁ、リアス・グレモリーは消滅の魔力で無理矢理ゴリ押しして何とか倒していたがね」

 ネプテューヌの疑問に答えながら曹操は首を竦める。彼の言を聞いたネプテューヌが同じく一緒に居ただろう木場祐斗と紫藤イリナへ視線を寄越せば2人ともこくこくと首を縦に振る。

 「リアスちゃん……」

 「しょ、しょうがないじゃない!他に手段が無かったんだもの…」

 ネプテューヌ一行がわちゃわちゃし始めた一方、ダグオン達は商店街の荒魂を倒したのが誰なのかを話し合っていた。

 

 「さて、我々が駆け付けるよりも早く、荒魂が討伐された訳だが……」

 「彼女達のお仲間が倒したのでしょうか?」

 ダグオンの頭脳2人が推測を挙げていく。

 「でもよ、対抗手段がある連中でもかなり手こずってたんだろ?ならこんな早く反応消えねぇんじゃね?」

 エンの言葉に押し黙る、そしてシンが口を開くと──

 「オマエ…バカのクセに、そういうトコは稀に鋭いよナ」

 ((((確かに…))))

 他4人もシンの言葉に心中で同意する。

 「んだとぉ?」

 「ンダヨ?」

 マスク越しに顔を付き合わせメンチを切り合う不良とチャラ男。

 彼等を無視してカイがならばと、最後の可能性を挙げる。

 「やはり刀使が派遣されたと見るべきだろうな。さて……となれば、我々はなるべく早く彼女達の仲間と合流する必要がある」

 「……どうする気だ?」

 リュウからの問いにカイはエンと視線を向け彼を呼ぶ。

 「エン」

 「ぐぬぬぬぬ………っ?なんだよ?」

 「ファイヤーストラトスで街を周り、彼女達の仲間を回収しろ」

 「分かった……って、後何人居るかも分かんねぇのにか!?」

 普通に返事を返した後、至極真っ当な意見を挙げるエン。

 彼のツッコミを聞きゲキは横合いのゼノヴィアに訊ねる。

 「そんこん所、どうなんじゃお主ら?」

 「一応…私達以外に街の調査に繰り出したのは後2グループだ。グッパーから更にじゃんけんで別れて残りはみんな我々の拠点になってる兵藤邸に居るからな」

 ゼノヴィアからの言葉を聞きならばとカイが方針を示す。

 「エンに君達の内の誰かが同行し残ったグループの片方と合流、残りは我々ともう片方のグループに合流した後、君達の拠点に向かい、そこで我々が簡単に経緯を説明しよう。詳しい説明には我々の基地に来て貰う必要があってな、流石に大人数は連れていけそうに無いから、其方で数名に絞ってくれ」

 カイが異世界側代表であろうネプテューヌとリアスに話を通す。

 「まっかせて!じゃあ赤い人!ヨロシク!!」

 「え?ちびっこが一緒にくんの?」

 「まぁ、妥当か。彼女か…其方のグレモリー嬢の2人が顔役の様だしな。それに小柄な彼女の方がファイヤーストラトスを圧迫はしまい」

 「あー…何人か分かんねぇからそうなんのか……よし、ちびっこ、よろしく頼むぜ!」

 「ちびっこじゃなくてネプテューヌだよ!ねぷ子さんと呼んでくれてもいいんだぞー!」

 小さな体でフンスと胸を張る彼女にはいはいと適当に返事を返しながらエンは皆から少し離れ愛車を喚ぶ。

 

 「来い!ファイヤーストラトス!!

 

 エンのボイスコマンドにダグベースが鎮座する洞窟に待機していたファイヤージャンボの機首が左右に開き、降下ラダーを作り、内部より無人のファイヤーストラトスが発進する。

 洞窟内のハイウェイを通り、付近の無人の道路が封鎖され下方より開いたゲートから飛び出すファイヤーストラトス。

 インターからトンネルに入り、車線を変更、路肩により出現した同空間内パラレルゲートウェイに突入、関東は山北町付近までショートカットする。

 

 

 

 

 「何も来ないね」

 突然叫んだエンを訝しみながらネプテューヌがポツリと洩らす。

 「……まぁ、見ていろ」

 リュウが待っていれば解ると言わんばかりの声色で彼女を制す。

 暫くした後、鳴り響くサイレンの音。

 「ねぷぅ?!パトカーのサイレンだよ!?ケーサツが来ちゃったよ!?こんな所見られたら職質待ったナシだよ!?」

 焦るネプテューヌと数名、しかしダグオン側は極めて落ち着いている。

 「来たぜ。乗りな」

 そうこうしている内に現れたのは明らかに日本車がベースではないパトカー、それも誰も乗っていない無人車輌である。

 それを親指で軽く指してエンが乗れと示す。

 「「「誰も乗っていないのに動いてるぅ?!」」」

 ネプテューヌと彼女を姉と呼ぶ少年──先程の話し合いの中で兵藤一誠と名乗った少年と紫藤イリナが叫ぶ。

 他の者達も大なり小なり驚愕に目を開いているようだ。

 「で、カイ。俺はネプっ子とどっちに向かう?」

 驚くネプテューヌを余所に運転席に乗り込みながらエンはカイに訊ねる。

 「そうだな……兵藤邸とやらはどちらにあるのか、ご教示願いたい」

 カイが一誠に話題を振る。

 「え?あ、ああ……あっちの…商店街の方向が近い」

 「ならば、我々は商店街区にて起きた戦闘の状況の確認がてら彼等の拠点に向かう。お前は反対側から廻って行け」

 「了解。って、ほらネプっ子!さっさと乗んないと置いてくぞ?」

 律儀に助手席の扉を開けながらアイドリングして待つエン。そんな風に気遣われては待たせる訳にもいかないのでネプテューヌはおっかなビックリとしながらファイヤーストラトスに乗り込む。

 「っし、シートベルトきっちり締めろ、なるべく安全運転するが手早く済ませたいからな、って!おいカイ!もし俺らが迎えに行った連中がコイツ(ファイヤーストラトス)に入り切らなかったらどーすんだよ?」

 助手席にネプテューヌが乗り、シートベルトを締めた事を確認、いざ、アクセルを踏まんとして唐突に思い出しドアウインドウを下げカイに訊ねるエン。

 カイはやれやれと首を振り、呆れると…

 「ファイヤーラダーとファイヤーレスキューを使え。アレ等ならば多少大人数でも乗せられるだろう」

 「おぉ、なるほど……っしゃ!改めて、出発だ!」

 カイの言葉に納得し、再びアクセルを踏み込みファイヤーストラトスを走らせるエン。

 そんな彼方に消えていくパトカーを見送り、カイは全員に向き直ると、

 「では、我々も行くとしよう」

 スタスタと歩き出した。

 「…………あの青い彼…常識的な方ではあるけど…案外細かい事に頓着しないのかしら…」

 「或いは割り切りが良いのかもしれないな…」

 「姉ちゃん大丈夫だろうか…俺も付いてきゃ…」

 「まぁまぁ、悪いヒトでは無いみたいですしきっとネプテューヌさんも大丈夫ですよ」

 残ったグレモリー一行はそんなやり取りを交わしながらダグオン達の後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてそんなやり取りを交わしたダグオン&グレモリー一行が向かっているとは露知らず、駒王町に派遣された刀使達は、遭遇したオカルト研究部なる集団により事の詳細を訊こうとしていた。

 そしてねねと薫が何かに反応する。

 「ねー!?」

 「ん?これは……サイレンの音………しかもこれはファイヤーストラトスだ!」

 ダグオン出現以降、漏出問題の傍ら動画等や管理局本部のデータベースの映像で何度もダグオンの活躍を観た薫(本部長にどやされ仕事が増える羽目になった)がサイレンの主をいち早く特定する。

 「薫ちゃん凄い!どうして判るの?」

 「フッフッフ……ヒーローモノだけは負けるわけにはいかないからな!」

 何と勝負しているのか正直全く意味不明だが、末恐ろしい程の自信で胸を張る。

 「薫は普通のパトカー以上にダグオンのビークルのサイレンを聞き続けマシタから、それだけは判別出来る様になったんデスヨ」

 エレンが苦笑しながら補足してくれる為、成る程となる刀使一行。

 姫和は純粋に呆れていたが。

 「お前……まさかダグオン達のマシンの名前までわざわざ憶えているのか?」

 「ハァ?当然だろう。現在一般公開されてるモノ含め全て記憶してるぜ!」

 ネットの動画等で賛否は有れど話題となる謎のヒーロー集団、一部界隈がそれに目を着けない筈もなく……おもちゃ屋等ではテレビの特撮ヒーロー玩具に混じってダグオンのグッズが展開されるくらいの認知度となっているのだ。

 無論、ヒーロー好きが講じている薫がそれらに手を出さない訳も無く……。

 「ブラックな仕事に耐えてるのも全てはダグオン含むヒーロー玩具の為だ!」

 「ねねー!」

 割りと正気では無いような虚ろな瞳で見栄を切る薫とそれに乗るねねであった。

 

 さておき(閑話休題)

 

 ミルヤ、智恵、舞衣がこの場に居るオカルト研究部(仮)の代表であろう、濡れ場の鴉色の黒髪ポニーテール美女こと姫島朱乃と互いが知り得る情報をやり取りする。

 勿論、ミルヤとて正体が良く分からない相手に馬鹿正直にべらべら情報を喋ったりはしない。

 智恵や舞衣と示し合わせながら、朱乃がどの程度信頼に足るか伺いつつ適宜情報を小出ししているのだ。

 

 「益子薫の言い分が事実であれば、彼等もまだこの街に滞在していると言う事になりますね」

 薫達の会話が聞こえていたのかミルヤは眼鏡を直しながら、ふと呟く。

 「……、つかぬことお訊ねしますけど…先程から貴女方の会話に出てくるダグオンとは何なのです?」

 朱乃が探りも込めてミルヤに問う。

 問われたミルヤも、はて、改めて聞かれると何と説明して良いものかと言葉に詰まる。

 そうしてミルヤが思案していると舞衣が明眼で何かを見付ける。

 「あ……。ミルヤさん、説明するよりも見て貰った方が早いと思います」

 「柳瀬舞衣?…成る程明眼…そういう事でしたか、確かに貴女の言う通りですね」

 ミルヤが舞衣の眼を見て事情を察し、ならばと、ダグオンが来るである方向を見やる。

 「?」

 「あっちに何かあるんですか?」

 朱乃、そしてネプギアが刀使達の視線を追う。

 彼女達の視線の先には朱乃達が見た事も無い色とりどりの集団、そしてその集団と共に行動している見慣れた仲間達。

 「リアス!」

 「一誠さん?!」

 「あら、曹操じゃない」

 「先輩方…合流したんですね」

 「あれ?ねぷっちが居ないみたいだけど?」

 仲間達の名を呼び集まるオカルト研究部(仮)、対してミルヤ達刀使もダグオンの方に寄っていく。

 

 「お久し振りですターボカイ。他の皆さんも」

 「ああ、こうして直接会うのは赤羽刀の件以来か…」

 「アーマーシン、あの夜は世話になりましたね」

 「オーライ、もし恩義感じてんならオレとデートしてよ」

 カイ、シンへ以前の礼を述べるミルヤ。

 

 「……………」

 「……………」

 「姫和ちゃん?」

 「あの…えっと…シャドーリュウ…さん?」

 片や互いに顔を合わせ沈黙する姫和とシャドーリュウにどう話したものかと困る可奈美とお礼を述べようにも姫和の無言の圧が恐ろしくうまくリュウに声を掛けられない清香。

 

 「ヘイ!ウイングヨク…でしたヨネ?お久しぶりデース!!」

 「ああ、どうも古波蔵さんお久しぶりです。糸見さんも」

 「うん」

 エレンに話し掛けられ頭を下げるヨク、そして側に居た沙耶香にも声を掛け、短いやり取りを交わす。

 

 「おぉ…ダグオンが五人揃って……うん?誰だソイツ」

 そして薫がダグオンの面子が何時もの5人組と違う事に気付きツッコミを入れる。

 「そう言えば赤い人が居ないね」

 「ファイヤーエンだよ可奈美」

 可奈美が薫の言葉に同調しエンの姿を探す、その際美炎から名前を告げられそうだったと軽く舌を出してお茶目を見せる。

 「以前、東北付近に異星人が出現した際、彼の活動が確認されています。恐らくは新たなダグオンかと」

 そこでミルヤが報告に挙がっていた情報を皆に開示する。

 「オゥ?!ニューフェイスですか!ますますレンジャーっぽいデスネ」

 「まだ増えるのか…連中」

 エレンが大仰にリアクションを取り姫和が呆れる。

 「赤、青、緑、白、紫、そして黒……本当に朝のヒーローみたいね」

 「ところで、あの新しいダグオンの人……何なんでしょうか?」

 智恵がこれまでのメンバーの色を挙げ、特撮の様だと表す。清香はゲキの格好…ドリルが良く解らないのか首を傾げる。

 「ふっふっふ……よくぞ聞いてくれたのぅ、さぁさぁ!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!遠からん者は音に訊け!近からん者は更に見よ!ワシこそはダグオン六人目の超戦士、ドリルゲキじゃぁぁあああ!!」

 そして当の話題の渦中たる本人はご機嫌で名乗り始めたのである。

 

 「ドリル…?」

 「ゲキ…」

 「?」

 女子力的思考の清香と剣術バカの可奈美とそもそも環境故に良く解っていない沙耶香等が首を傾げる。

 

 「またえらく濃い輩が増えたな…」

 「炎、加速、装甲、翼、影と来て掘削機…それもシールド重機の様な現実味のあるものでは無く架空のモノとは」

 「うーん、何だかデジャヴを感じるわ…」

 ゲキのキャラクターにジト目の姫和、名前の法則に理由を考えるミルヤ、そしてつい最近も目にした誰かと姿を重ねる智恵。

 

 「中々ユニークな新メンバーデース」

 「って、あれ?ファイヤーエンは?」

 「そう言やぁ居ないな」

 「ねー」

 「………」

 ゲキの紹介に笑うエレン、此処には居ないなエンを探す美炎、言われて気付いた薫とねね、そして…何故か自分が一度もファイヤーエンに遭遇した事が無い事に何か思うところあり、黙り混む舞衣と様々な反応を示す。

 

 

 

 「何やらあちらは盛り上がっていますわね」

 「ええ。それで…朱乃、彼女は何者なの?」

 刀使達がダグオンの事で盛り上がる中、オカルト研究部(仮)と合流を果たしたリアス一行は此方も互いに情報を交換する。

 

 「そう……刀使……この世界の日本の特殊な警察組織と言う訳ね」

 「こちらも驚きました。まさか宇宙の警察だなんて……」

 「お姉ちゃんがダグオンの人と他の皆さんの所に!?」

 「ああ、こっちに居たのがネプギア達だったんなら、多分残りはギャー助達だ。ネプ姉ちゃんはあのダグオンって連中が敵じゃないって説明する為に同行したんだ」

 話を終え互いに驚愕と動揺が見て取れるリアスと朱乃を傍ら、一誠とネプギアは此処に居ないな自らの姉、そして刀使達の話題に出たダグオンのメンバーの1人の事を挙げる。

 そんな彼女等に話が一段落したのかカイとミルヤが揃って近付いて来る。

 

 「良いだろうか?」

 「え、ええ。構わないわ?何かしら」

 「隣の彼女…木寅ミルヤとも話し合ったのだが、先ずは予定の通り、我々は君達の拠点に向かう。エンが君達の仲間を回収するれば同行者たる君達の仲間の少女の案内で其方に向かうだろう、そこまでは良いだろうか?」

 カイが手振りでリアスに説明をしながら確認を取る。リアスもまた異論は無いと頷く。

 「そこに我々も同行させて頂きたいのです」

 そして、タイミングを見計らってミルヤが口を挟む。

 彼女が言うには此方側の法政機関に関係する人間としては突如現れた街の対処諸々の報告含め事情を知りたいのだと言う。

 リアス達としても、ダグオン側からのみ情報をもたらされるよりは精度が上がるかと思い、その申し出を了承する。

 

 そうして行動を共にする事になった為、ダグオン以外の双方が軽い自己紹介をする。

 その際、オカルト研究部側の女性陣の過半数が揺れる上に大きかった事により、ねねは再び大歓喜し、姫和が己の胸部を見て言い知れぬ顔(本日3回目)を晒す。

 薫がそれを見てからかえば、シンが──

 「まぁ、その鉄板じゃあ…」

 と口を挟もうとして、瞬間姫和の三段階迅移からの柄打ちターボによる鳩尾のダメージで沈黙した。

 この時ばかりは十条姫和の怒りがダグテクター、それもダグオンで防御力が高いアーマーシンのスーツを凌駕したのである。

 正に人体の奇跡…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして更なる大所帯となった一行は兵藤邸へと急ぐ。

 端から見れば何とも個性的な集団大移動であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ━━火星、地球間

 

 3つの黒い閃光が星の海を駆ける。

 其々の漆黒の新幹線の中に各々に与えられた役割を果たすために乗り込んだ異星人達がいる。

 そして、その後ろを追うように飛ぶ謎の飛行物体。

 この飛行物体もまたエデンから飛び出した存在である。

 

 異邦の出会いが招くのは良い事ばかりとは限らない。

 

続く

 


 

 次回予告(BGM:We are DAGWON)

 

 さぁて…ねぷっ子の仲間はどこだ?

 

 あわ、あわわ…!?もっと安全運転してーーーー!?!?!

 

 

 

 此処が兵藤邸か…。

 

 どう見ても一般家庭ですね。

 

  皆さん!敵です!!あれは……

 

 異星人か……一体何をする気だ?!

 

 なっ?!街が!!?

 

 次回、"刀使ノ指令ダグオン"

 芸術?!地球は我がキャンバス。

 

 芸術には犠牲が伴うものであるよ?





 次回、やっとコラボの為に作った異星人を出せるゥ!フゥ~!

 なのはコラボ、イベントで収集したドロップアイテムで回す召集ガチャでスーさんゲットしたけど、そもそもメイン星3は滅多に使わないからなぁ……。

 天華百剣次回イベント、イベント対応巫剣全員持ってないなぁ。

 アリスギアはガチャで新規星4来ないなぁ…。

 フォーリナー欲しいなぁ。
 では、また次回
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