こんばんわ。
最近、某アイマスサイトで見たアルストロメリア=摩天狼説にちょっと納得しちゃった私。
そろそろ年末が近付くと忙しくなりますね!
それはそれとして影打ソボロの【恋】メッチャ欲しい!
オリジナルの方よりあざといとか反則でしょ!!?
アリスギアは東京ドールズコラボあるし、モバマスはアニバアイプロだし執筆作業以外も忙しくなるぅ?!
前回の"刀使ノ指令ダグオン"
おやぁ?知らぬ内に見ず知らずの場所に……本部にも
新多弘名の憂鬱?
━━駒王町・商店区画
これは透明な壁が出現して直ぐ、調査に出た刀使部隊……可奈美達や調査隊を除く数名に起きた事件である。
「ふんふん……これは閉じ込められたと見て良いんでしょうか。困りました、VRシュミレーターの研究が残っているんですが」
然程、困った様子の無い顔で見えない壁をペタペタ触る鎌府女学院の刀使──播つぐみが上へ下へと観察している。
「いやはや何かしらトラブルに巻き込まれるカナとか思ったけど、まさかこんな事になるとは想定外ですね!」
つぐみの後ろ側で嬉々として近くの民家の庭の土を採取しているエミリー。
「うっふっふ~。これから何が起こるのか私クン、ちょっと興奮してきましたよ!!」
同じく好き勝手動く森下きひろ。
「あのぅ~、皆さんちょっとマイペース過ぎじゃないッスか?」
そんな3人の行動にどうしたものかと立ち尽くす丸山茜。
以上、4名が星人の手により仲間達と分断されキャンパスの中に囚われていた。
そしてそれを壁の外から眺める残された者達……。
小池彩矢、辰浪桃、浜塚さくら、笹野美也子、そして護衛に付いていた長船の刀使達はこの状況に酷く当惑していた。
「播さん、渡邊さん、森下さん、丸山さん、大丈夫?怪我とかしてない?」
彩矢が声を張って見えざる壁の向こう側の4人に無事を訊ねる。
「御覧の通りです。特にこれといって外傷などはありませんね」
「いやぁ~無事よりも今はサンプル採取の方が大事デスヨ?ひゃっほ~♪」
「今回の調査に立候補して正解でした!私クンの灰色の脳細胞にビンビン刺激が来てますぞ~!」
「色々アレッスけど、こっちはだいじょーぶでーす!」
最終的に茜が彩矢の詰問に答え、壁の外側の者達は一先ず胸を撫で下ろす。
そして、そんな場所にダグオン達とネプテューヌ一行から別れたミルヤ率いる別動隊が合流する。
「これは……!?」
「ここも見えない壁が……播さん?!」
調査に出た仲間が数名、壁の内側に囚われたとあって絶句するミルヤと、つぐみが呑気に手を振っている事に驚愕する清香。
「ちょ?!大変じゃん!!」
美炎などどうしたらと慌てている。
「エミリー!茜さんを困らせないの!!」
智恵は取り敢えず、フリーダムなエミリーに説教を説いていた。
智恵がエミリー……序でにきひろに説教をする事数分、内と外で別たれた彼女達は状況の確認、解決法の思案等をしていたのだが、そんな折に内側に変化が現れる。
何と、周囲の建物や地面がパズルの様に動き出したのだ。
「なんと……とことんマズイ事になりましたね。これは…軽く覚悟を決める案件でしょうか?」
本人的には大分焦っているのだが、声色の抑揚からそこまで切迫感が感じられないつぐみ。
「ヤバいッス!マズいッス!天変地異ッス!世界の終わりッス!!?」
茜は大混乱している。
「おぉぉぉぉぉ!私クンのアイディアが溢れて来るぅぅうう!!」
「ファンタスティックにも程があるとはこの事だね!翼沙にLINEして教えてあげよう!!」
若干2名未だに余裕が見てとれる……。
「エミリー……」
「あいつマジで一回、アタマん中診て貰った方が良いんじゃねぇか?」
エレンと薫がとても残念なモノを見る目で長船のマッド眼鏡を評する。
そんな時であった、
突如として円状に光る4人が立つ地面。ソレが浮かび上がり下にはまたしても見慣れぬ土地の地面が。
どういう訳だか、円の中から脱け出せない4人。そんな事とは関係無しに彼女達を乗せ宙に浮いた大地が回転を始める。
「なるほど、これがこの駒王町と名付けられた街が現れた原因ですか」
「もしやこの大地が回転し終えた時、我々は未知の世界に?!クッ!?研究機材をあまり持ち込めなかった事が悔やまれるぅ!」
つぐみとエミリーが何処までも平常運転で成り行き任せに身を委ねる。
「とりあえず、逃げようが無いので……七之里さんには暫く帰れそうに無いので、シュミレーションには付き合えませんとお伝え下さい」
つぐみが諦め半分の表情で息を衝きながら美炎達調査隊の面々に伝言を託す。
「エレン!カオル!チェリー!我が従弟には、私はちょっと異世界に行ってくる。と伝えて下さい!きっと面白いリアクションをするはずなので!!」
寧ろ迷惑そうな顔か申し訳無さそうな顔をすると思うと長船組とミルヤは思った。
「そういう事なら私クンも!同志渡邊……あ、翼沙先輩の方ですぞ!先輩に、一回りも二回りも成長して帰って来ますと、お願いします!」
だから迷惑なのでは?と思うミルヤ。そもそもミルヤ的には翼沙に苦手意識があるので、伝言は勘弁願いたいのだ。
「えっと…!あたしは何を言えば!?と、とりあえず頑張るッス!!」
その場のノリに合わせ取り敢えず声明を発表する茜、そうして彼女達4人は恐らくこの駒王町が在ったであろう世界に消えた。
「………どう、しましょう?」
かなりの緊急事態の筈なのだが、主にとある2人の所為で微妙にシリアスになりきらない空気のまま、この世界から消失した面々を思い浮かべながら舞衣がポツリと呟く。
「今の我々にはどうしようもありません。それに、これ以上この場に留まるのも危険です。一度、報告の為にも本部に戻りましょう」
ミルヤが眼鏡を直しながら下知を下す。
こうして4名を除き、謎の街の調査に出た特別部隊は鎌倉の刀剣類管理局本部に帰還、その際起きた事を全て報告するのであった。
━━静岡県某所・ダグベース
現在、サロンにて絶賛異世界の知識をお勉強しているダグオン達。
神器の話から始まり、今は各勢力の話へとシフトしていた。
その中で戒将、翼沙、撃鉄が驚いたのは"神"の存在。
十字教は元より、北欧、ギリシャ、インド、ゾロアスター、シュメール、中国、日本等々。
彼等は実在し水面下で覇権を合い争う関係にある事、十字教は更に天使、堕天使、悪魔の3つの勢力に別れ争っていた事。
そして現在は一応の和平関係が築かれ、各勢力の神話体系とも表面上は同盟なり不干渉なりで平和を維持し、各勢力から不満を持ちあぶれた者達と戦って来たのだとデルタがやたら難解かつ独特な言い回しで説明してくれた。
「神様っても、やってる事は人間と変わんねーのな」
焔也が無い頭で絞り出した結論である。
「十字教は兎も角、ギリシャ神話はまぁ、主神からして不貞の輩で名を馳せるくらいには凄まじいからな」
女性遍歴がとは口に出さない戒将。彼が嗜む書籍は基本、ジュブナイル、ミステリー、群像劇等だが、稀に神話系の創作物も手に取る為、アレな話やコレな話の知識も多少はある。
「つーか、そんで人口が少なくなったから人間転生させますってのは流石にアレだべ、ドーよ?」
申一郎が十字教──三大勢力と呼ばれる勢力の内情に眉を潜める。
「確かに、当人が望むべくしてなったのであれば未だしも、無理矢理と言うのは戴けませんね」
翼沙も主に悪魔側が行った行為に一家言あるらしい。
「……埒外の人外とてメンタルは人間となんら変わり無い…。そういう事か……」
龍悟が現在の世界情勢…より正確には刀剣類管理局に纏わる事柄を思いながらカウンターでフルーツをミキサーに掛け、ドリンクを作る。
「悪魔だの天使だの…ワシらが思っているよりもずっと人間臭いのぅ。それともあやつ等が特別人間臭いのか。転生だのと言うとったしのう」
撃鉄が冷蔵庫からゆで卵を持ち出し殻を剥き始める。
「どうあれ、旧体制から政治を一新するのであればそれに与する者は手心を加えず全て断罪すべきであった。まぁマキャベリズムに則るのであればだが。最早過ぎた事であるし、我々部外者がどうこう言う筋合いでは無いだろう」
戒将が腕を組ながら嘆息する。悪魔世界の政治の話、堕天使が神器保有者を手段問わず確保していた話、天界が神の死によりシステムのみで信徒を誤魔化していた話を聴いて彼等は人外とて人間と何一つ変わらないと結論を出す。
そんなサロンにゼータに引き連れられ案内を終えたであろうネプテューヌ達が戻ってくる。
「ちゃーす!ねぷねぷ共々帰ってきたよ~。そっちは?」
どこまで話した?と暗にデルタ達に問うゼータ。
「儂、イプシロン。取り敢えず、神器の話、共通してるだろう勢力と三大勢力内のゴタゴタの話まで教えた。後その神が死んだことも」
「そう言うお前はアルファの馬鹿者から彼女達を引き継いだのか。奴は……候補の方と一緒にいるのか」
イプシロンとシータがゼータの視線に答える。
「ただいま~…で良いのかな?取り敢えずおおよその場所は案内してもらったよ。後…ダグオン?についてとか刀使の子達の事とか」
ネプテューヌがダグオン達を見渡しながらアルファ、そして途中交代したゼータから説明や解説を受けた事を話す。
「そうそう!アルアルのバカチンってば刀使ちゃんの組織図とか宇宙警察とかダグメンズの事を話したクセに荒魂については微妙に説明不足だし!」
ゼータは憤る。この世界に於いて荒魂を倒す手段は御刀のみ、しかしアルファがダグオンとなる若者達にダグコマンダーやビークルを与える際、対荒魂戦闘装備としての機能を付随させた。
その辺りの補足をゼータは彼女等に解説していたのだ。
「さて、仮称D×Dの面々も戻って来た事であるし、そろそろ本人から説明して貰おう。ネプテューヌ、君は果たして何者だね?」
シータがネプテューヌに誰何を投げ掛ける。ソレは名を問うモノではなく、その存在に問い掛けるモノ。
「なんならねぷねぷの中に居るいーすんも含めて説明して貰う?」
ゼータのその言葉を聞いてネプテューヌの身体が一瞬光り、そこから本に腰掛けた妖精の羽根が生えた小さな少女と女性の中間らしき容姿が目の前に現れた。
「気付いていらしたんですね…」
ゼータからいーすんと呼ばれた存在が警戒を顔に含ませながら口を開く。
(何か小さいのが出てきた……)
(最早何でもアリだな彼等の世界)
(う~ん、別の意味で小さい。色々惜しいナ)
(何と言う事でしょう!これは……解ぼ…いえ、調査を……是非とも!)
(……清香達は無事だろうか…)
(小さいのぅ、華奢すぎて下手したら潰してしまいそうじゃ)
六者六様リアクションを取る彼等、翼沙が若干マッド眼鏡渡邊化しているが自制心を働かせる。
「何者って……女神だけど」
「そう、それだ!我々はネプテューヌと言う女神は知っているが、それはゲイムギョウカイなる世界に存在する四女神の方だ!」
教鞭をネプテューヌに突き付け己の知識より知るネプテューヌを挙げるシータ。
(だから女神って何だよ?)
(本人達も困惑しているな)
「いや、そもそもどのヘンが女神なんだよ、このチンチクリン」
焔也と戒将が心中で飲み込んでいたのに対し申一郎が直に口に出して胡乱気にネプテューヌを見る。
「な?!チンチクリンって何さ!こう見えても私ってばスゴいんだからね!」
「えぇ?本当にござるかぁ?と、やっておく儂、イプシロン」
憤慨するネプテューヌに対しネタ的茶々を入れる老人。
「コホン…。では僭越ながら説明させて頂きます」
見かねたいーすんなる妖精が咳払いして注目を集め、ホワイトボードの前に立ち説明を始める。
「まず、ネプテューヌさんですが…彼女は聖書の神が産み出した、文字通りの女神なのです」
その言葉を聞いて管理者達は何か納得したのかいーすんの言葉を遮る。
「ん、だいたい解った。儂らに説明はイラネ」
「ていうか、いーすん顔文字出てないし舌足らずじゃないぢゃん、ちょいサゲぽ~。なんでアタシが顔文字枠するし!(*≧∀≦*)キャハ♪」
「成る程な、我々の認知の外側ではそう言う世界もあるのか」
「女神の司書よご苦労であった!」
イプシロンが雑に答え、ゼータはふざけ始め、シータは全てを理解しデルタが落ち込む小さな女性を励ます。
「えぇ……何なんですか、この方達は……」
「ドンマイいーすん。てかゼータだっけ?なんでセリフの顔文字が見えるの?ゲームのテキストウインドウが出てる訳でもないのに……」
「何故って…」 「俺達も知らん」 「このギャルもまぁ…埒外だからナァ」 「そもそも彼女、僕達からしても別々の人間に見えますし」 「……往々にして管理者とはそういうモノと認識している…」 「考えるだけ時間のムダじゃ」
ダグオンの若者達に問えば口々にそう返ってくる。
これはネプテューヌもいーすん──正式にはイストワールと言うらしい──も絶句する。
それはリアス達も同様だ。
「で、結局どういう事だ?」
改めて焔也がネプテューヌに問い掛ける。
「う~んとね、聖書の神様、私創る。私産まれる、女神の仕事する。眠る。目覚めて人間として暮らす。今に至る。簡単に言えばこんな感じ、オーケー?」
「なるほど、わからん!しかし何となく解った!」
厳密には違うらしいが焔也の理解度に合わせるならばこれがベストなので、特に補足などは無かった。
≪ふむ、まぁ…ダグオン達が納得しているのであれば混乱を招く発言はこれ以上必要あるまい≫
≪それってねぷねぷの中にある魂のこと?アレってもしかしてアタシ案件?≫
≪管理認識外ならセーフ。とイプシロンは思う≫
≪元より彼の女神は既に彼の世界の中心。今更取り除く事など出来ぬし無粋。アレがその姿となり生まれたのは相応の意味があると言う事≫
またしてもヒソヒソと短音思念波で会話する管理者達。
そんな彼等を焔也達もネプテューヌ達も不思議そうに見詰めているのであった。
一方、ゼータに代わりネプギアにダグベースの主要区画を案内し直すアルファ。
彼はまずオーダールームにネプギアを連れて中央コンソールを弄る。
「ふむふむ、じゃあギアちゃんは
「は、はい…あの超次元って何ですか?」
カタカタとタイピングしながら会話に興じるアルファ、その彼から飛び出た発言に戸惑うネプギア。
「気にしない気にしない。君は君。人と魔と神が入り交じる世界で誕生した"君と言う確かな一個人"なんだからボクの言った事は軽いジョークで受け流してよ」
質問に答える気が無いのか、雑にはぐらかす少年の言葉に些か困惑しながら、オーダールームのメインモニターに出た映像を目にして今し方の会話の内容も飛ぶ。
「こ……これは……すごい…
ネプギアが目にしたモニターに映し出されたソレはブルーバックに白いワイヤーフレームで書き出された巨大いな砲筒。
モニターの片隅には英字と日本語で小さく、こう書かれていた。
【project G】"人造勇者弐号、無限砲計画"と──
再びサロンに場面を戻す。
「つまり管理者って神様みたいなモノ?」
ネプテューヌが管理者の仔細を聞き、自身の中で近しく親しい存在を思い浮かべる。
「む……」
「儂、イプシロン。お嬢ちゃんの言う神様もだけど、神様全般と一緒くたにされるのは遺憾」
「我らは管理者。しかして主だちたる役目は世界の監視観察。基盤世界、分岐世界、異種同体世界等々」
「基本は介入しないで成り行き任せーって感じなんだけどねぇ~。たまーに、おかしな連中がカミサマを名乗って他の世界の子を拐って別の世界に送るからそれを防ぐのもアタシらのお仕事。後はまぁ…現地の子達に対抗策なり手段なり渡してちょい手助けするだけ。アルファは干渉し過ぎだけど」
シータが神様呼ばわりに眉をしかめ、イプシロンが否定の言葉を洩らし、デルタが普段の役割を説明、ゼータが最終的に締め括る。
「神呼ばわりが不服なのは分かったわ。なら何故本来不干渉を決め込む貴方達が揃いも揃っているのかしら?やはり、私達の世界がこの世界に現れた事と関係が?」
リアスが恐らく一番話易いであろうゼータに疑問を投げる。
「まぁ…そもそもの話、この世界にわるーい宇宙人が来たこと自体、ウチらの同類…ベータのヤツが起こした事だし。その尻拭い的な?」
「アレは享楽主義の塊だ。退屈と平穏を嫌い規定された路線よりも混迷や混乱、世界の住人がもがき苦しむ様を楽しむ。まぁ、集まったのはアルファの馬鹿者の所為だが」
「そういうイレギュラーに対抗出来る様な稀に出てくる英雄……まぁ物語の主人公みたいなのが出てくると余計に喜ぶな、あの畜生。儂、アイツとは何度か会話するし。ちょっとした届け物も兼ねてヒマつ……顔出したの儂」
4人中3人からそんな評価を受けるベータなる管理者の話題に戒将も会話に加わる。
「それについては初耳だ。アルファからは同類が異星人達を送り込み楽しんでいるとしか聞いていなかった、その話が事実ならば…我々がダグオンと成った事もベータなる管理者からすれば歓迎する出来事と言う事になる」
「マジでその通りなんだよねぇ…ベータのヤツは結果に頓着しないの。要は混沌が見たいだけ、単なる暇つぶし、多分…この世界が滅ぼうが送り込んだ宇宙人が負けようが愉しければ良いって感じ。今回の件にしたってどーせ、最近宇宙人騒ぎに慣れてきたこの世界の住人に別の刺激を加えてみようか?的な理由だし」
戒将の推測に対しゼータがげんなりした顔で答える。
「何それ!私たちそんな奴の勝手で巻き込まれたの?!」
イリナがその理不尽ぶり顔を赤くして噴飯している。
「ベータもだが、アルファ、そしてガンマと呼ばれる最古参の管理者は同輩たる我々からしても今一つその真意を測りかねるのだ」
シータは深い溜め息を吐きながらそう述べる。
それは詰まる所、自分達でさえ、今挙げた3人の心の内を完全には把握出来ていないと言う事。
「ま、アルファはいちおー、行動の結果含め分かり易いし、オシオキはフツーに受け入れる程度の良心があるからマシだし」
「ナンつーか、ホントに迷惑なヤツラだな、オイ」
申一郎の中で元々ストップ安で下落していたアルファの株が崩壊した。他の管理者に関しても更に胡散臭いモノを感じてしまう。
「……管理者に関しては、俺たちも詳しく知らなかった、今回それを知る機会があったのは有り難い……が、差し迫った問題は別だ…」
龍悟がホワイトボードの前に立ち、何事かを書き始める。
"異世界の街を覆う壁について"
"女神ネプテューヌ一行の今後の処遇"
"神隠し事件の解決法"
3つのワードが書き出される。
「壁については単純な話、それを起こした異星人を倒す事が手っ取り早い。無論、楽な相手では無いだろうが」
「ってなると、後は先輩達が住む場所かぁ。ダグベースの部屋も数に限りがあるしな」
「オマエのファイヤーストラトスにキャンプ道具あったじゃネェか、それとシュミレーション用の部屋使えば今日くらいは凌げるダロ?」
「何にしても当人達次第です。如何でしょう?」
翼沙がネプテューヌやリアス達に今後、異変の解決、帰還の為の手段を獲るまで如何にするかを訊ねる。
「どうしよっか、みんな?」
「そうね……文化なんかは元の世界と然したる違いは無いようだけど」
「知らない土地で不用意に歩き回るのは得策では無いかと…」
「俺はネプテューヌ、お前の側に居られればそれで構わない」
「テメェ!何しれっと姉ちゃんに色ボケしてやがるヴァーリ!!」
「やれやれ……女性陣にこの施設内の居住区の部屋を譲り、俺達は外のそのシュミレーション用の空間と彼──鳳のキャンプセットを借りれば良いだろう?」
曹操が肩を竦めながら妥当な案を出す。
「まぁ、妥当だな」
「むしろサイコーかよ、美少女、美女と一つ同じ屋根の下とか!」
「ま、ダグベースに住んでんのは戒将と結芽ちゃん、申一郎だけだしな。俺も今は此処に住んでるけど」
ダグベース住まいの3人も構わないのか、反対する様子は無い。
「ほぇ?そうなんですか?ならツバサさんとリュウゴさん、ゲキテツさんは何処に?」
アーシアがキョトンとした顔で訊ねるので翼沙は笑いながら、龍悟は極自然に、撃鉄は頭を掻きながら答える。
「基本は伍箇伝が用意した宿舎ですが、ここの研究室で寝泊りもしますし管理局本部の僕に割当てられた研究・技術部屋で他の研究科や技巧科の人達と一緒に雑魚寝ですかね」
「…太めの木の枝の上か、そこそこの岩場だが…?」
「ワシは普通に宿舎じゃ」
(雑魚寝…イメージ的に似合わないです) (木の上って何?!岩場ってどういうこと?!) (見た目スゴい厳ついのに普通だ!?)
小猫が翼沙に、ジャンヌが龍悟に、イリナが撃鉄に心中でリアクションを取る。
「岩場とか木の上とか、よく眠れんな……」
一誠も思わず龍悟の生活に心配の目を向ける。
「……自然と共にあるとはそういうモノだ…。では俺はこれで失礼する、本部長から仕事を任されているのでな……」
「ワシも宿舎に戻るわい。陽も暮れたしのう。神隠しに関しては明日以降でよかろう」
平城組がサロンを去る。
「ですかね?僕はこれから研究室に籠るのでお構い無く」
翼沙も白衣を着用し出ていく。
「俺は結芽の様子を見てくる。何か要件があれば気軽に部屋に訪ねて来て下さい」
戒将はネプテューヌ、リアス、朱乃等、自己紹介時、明確に歳上と判る者に言伝を残し去る。
「シッ、ならオネエサマ方にカワイコチャン達、オレに付いて来な!空いてる部屋ァ案内するゼ!」
申一郎が女性陣を伴ってサロンを後にする。
残された男衆と焔也は顔を見合せ──
「じゃ、外の方行くか!道具もそっちにあるし」
焔也号令、案内の元、今夜の寝床へ向かうのであった。
その頃のネプギア──
「ふわぁ!これ全部好きに弄って良いんですか!?」
キラキラと瞳を輝かせ、目の前の機材やら何やらを指差し、アルファに訊ねる。
「うん、良いとも。ボク的にもこの身体じゃ作業効率が落ちるから君みたいな子がいると助かるし」
「!!私ここに住みたいです!!」
珍しくハイテンションの美少女と普段からハイテンションの美少女らしき少年はダグベースのメンテナンス区画で和気藹々としていたのであった。
続く
次回予告(BGM:We are DAGWON)
ってな感じでここがシュミレーションルームって奴だ!
成る程、広さとしては武道場くらいかな?
確かにこれならば人数的にも申し分無いスペースか…。
ヘラクレスはでかいからな、広いのは助かる。
僕は出来れば個室がよかったですぅ…。
ところで先程から気になっていたんだが……此処には温泉まであるのか?
あー……随分前に撃鉄の奴が調子こいて堀当てたのが……(ドリルゲキに変身出来た嬉しさのあまり穴掘ったんだよなぁアイツ)
どんだけ?!って鎧塚だかが何かしてるぞ!?
ウヒヒ…!(ついに来たか!男なら誰もが夢見るシチュエーション!!"女湯覗き"。こればっかりは何を言われてもやらなきゃならネェ!しかし…どうする?オレ一人だけでは戒将に邪魔される!!焔也と連中も巻き込むか!?)
めっちゃ気持ち悪い笑いしてるんだが……。
なんか…悪寒してきた……。
次回、"刀使ノ指令ダグオン"
開幕、激闘の温泉バトル?
…!!誰が大和平野だ!!?
どしたの姫和ちゃん?!
新多ちゃん出ません!あのマイペース気に入ったのに!
しかし…超今更ですがやはり長船は学長が胸の基準で選んでいるのでは?!(エレンのエイプリルフール時の発言を振り返り)
それはそれとして東映は高橋Pのスケジュール管理能力を改善出来ないものだろうか…。