幻想秘封倶楽部   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
咲夜の力を手に入れたUは咲夜の力を使い、アナザー咲夜を倒した。長きに渡る戦いはやっと終わり、秘封倶楽部達は次なる地へと向かった………


第11話 抜けた巫女・残る神

妖怪の山内の守矢神社………

U)久しぶりに来たな守矢神社。

早苗)あ、わざわざいらっしゃってくださりありがとうございます!私ここで巫女をしています東風谷早苗です!

U)やっぱり記憶は無いよね………解ってたけどさー。

???)U、久しぶりだな。

U)え………八坂神奈子に洩矢諏訪子!?

早苗)え?何か見えるんですか?それより………御二方をご存知なんですか?

U)ま………まあね。

蓮子)アンタ何見えてるの?

U)お前等も見えねえのかよ………2人とも、ちょっと早苗の相手しててくれ………

メリー)あ、そういう事ね。

メリーはUが加奈子と諏訪子が見えている事に勘づいた。

メリー)あのー、この守矢神社の歴史についてお聞きしたいのですが………

守矢神社の外れ………

U)お前等………僕の事がわかるのか?

諏訪子)まあね。でも早苗がおかしいんだよ。能力や記憶を失った上に私達の事が見えていないらしいのよ。

加奈子)何か知らないか?

U)3件程知ってる。そこから整理すれば早苗が能力と記憶を失っている理由はだいたいわかっている。

諏訪子)どうなの!?

U)早苗の力を持ったアナザー能力者がいる。アナザー早苗って奴だな。そいつがこの時代の早苗………って事になっているらしいな。何者かによって………

加奈子)それは困ったな………

U)お前に3件とも全員元に戻せていないしな………

紫)失礼するわ。

加奈子)八雲紫………か。

U)何の用だ。

紫)プレゼントをしに来たのよ。

紫はUに秘封倶楽部が持つベルトと異なる物だった。そしてもう一つ、何の力も込められてない少し形状の違ういわばブランク体のオーブをUに渡した。

U)これは………

紫)そのベルトはマエリベリー・ハーンとか言ったかしら?その娘に渡してもらえる?

U)どういう事だ。

紫)それを使う為には私の境界の力を感じ取れる彼女の方が最も最適なのよ。その中には私の力の一部も込められている。ここまで言えば………解るわよね?

U)ああ、後で渡しといてやるよ………それと一つ聞くが、お前………アナザー能力者について何か知ってるか?

紫)知らないわ。でもまだまだいるのは確かよ。

U)………そうか。

八雲紫はスキマで消えた。その時の紫は真っ黒な笑みを浮かべていた………

紫)私はその事については知らない………けど、私はこの異変に乗っかっているのは確かね………フフフッ。

紫のこの言葉の意味とは?それが解るのはまだ先の話である事だけは確かなのであった………

To Be Continued………




次回予告
U達は守矢神社に戻った。そこに現れるアナザー早苗。蓮子は持っていた早苗の力が込められたオーブを使い、アナザー早苗と戦闘する。しかし、その力はオーブの力を持ってしても苦戦する程てあった………
次回「凶悪な巫女」

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