幻想秘封倶楽部   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
鶴川聖也は自らの過去を振り返っていた。彼はベルトを手に入れたあの時を思い出し、そして悔しがった………自分は誰にも負けない力を手に入れたのでは無いのか………と


第31話 地下室の秘密

U)しかし、皮肉なものだな。反応がよりにもよってここなんだからな…………

そう、2人はかつてUが捕らえられ、メリーがヤクモドライバーを使い、八雲紫がメリーの肉体を奪ったあの博麗神社の地下に来ていた。答えは簡単。ヤクモドライバーに付いている探知機はここに反応していた。

U)思いっきり今立っている位置に反応してるんだがな………ん?待てよ………

蓮子)どうしたの?

U)まさか………

Uは怪しげな機械を破壊した。すると隠されていた階段が見つかった。

蓮子)これって………!

U)地下室の更に地下室があるのか………ややこしい設計してやがるよ………

蓮子)でも八雲紫達はこの機械を破壊せずにどうやって地下を行き来してるのかしら?

U)簡単な話だ。八雲紫のスキマだよ。奴の力ならそういう事は容易い。ある意味それが煙幕になってこの階段を隠し、本拠地とも言える更なる地下室を隠していた。いつもふざけたやり方を考えてくるな八雲紫………

蓮子)そう言えばUは八雲紫とは何度も戦ってるんだっけ。

U)ああ、戦績は72勝64敗だ。

蓮子)そこまで厳密に覚えてるのね………それに結構負けてるんだね………

U)ま、腐っても幻想郷の管理者だ。雑魚じゃ話にならないはずだ。アナザー紫の時は1杯食わされたな。

蓮子)もしかしてそれって戦闘面だけじゃなくて知略面も含んでる………?

U)そうだな。

蓮子)因縁が深すぎる………

U)それよりこの地下室を調べないとな。

2人は階段を下って行った………

蓮子)暗いし深い………

U)そうじゃない地下室がどこにあるんだよ。でも深さが異常なのは分かる。

蓮子)Uが火を魔法でおこせるとは思わなかったよ。

U)いつの間に相手の能力の初歩をコピー出来るようになってしまったらしい。僕がスキマを使えるのはそれが理由さ。因縁の相手すぎていつの間にかアイツに負けないくらいに強くなってしまった。アイツは霊夢達との戦いだって面白半分だからな。なにせアイツは初代博麗の巫女と共に並んだ事があるとか無いとか………っと、無駄な話はここまでだ。

2人は怪しげな扉を見つけた。

U)何があるかは分からない。無鉄砲には行くなよ?

蓮子)分かってる………!

Uは扉を破壊し突入した。するとそこには八雲紫、八雲藍、橙がいた。

紫)やっぱり掘り当てて来たわね。ヤクモドライバーに何か仕込んでいたみたいね。不覚だわ。でも、貴方達のお陰で助かったわ。最強のアイテムを完成させたのだから………

八雲紫が作り上げた最強のアイテムとは………?

To Be Continued………




次回予告
八雲紫はヤクモドライバーで本来の姿となった後に、最強の力を持つアイテムで変身しようとするが、なんと反応しなかった………
次回「最強のアイテム」

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