八雲紫は完成したヤクモガジェットを2人に見せつけ、自らを強化しようとする………が、ガジェットは八雲紫を拒絶。更に八雲紫の内部のメリーまでもが八雲紫に抗い始めた………
メリー視点………
メリー)………
??)キミノセイシンハイツメザメル?
メリー)!?、誰!?
メリーの精神に直接語りかけてくる何か………それは八雲紫が河城にとりに協力させて作ったヤクモガジェットの声だった。勿論その声は聞こえないどころか、本来なら特定の人物を欲する事は無い。しかし、にとりが作ったせいなのか。ヤクモガジェットは使用者にこだわるようになっていた。
??)ボクハキミノネガイヲカナエタイ。
メリー)ちょっと待って!あなた誰!?
??)ボクハヤクモガジェット、ヤクモユカリニツクラレタ、イワユルキョウカアイテム。
メリー)なら何故私を欲するの?
??)ヤクモユカリノヤボウ、ボクハソンナコトノタメニツカワレタクナイ。キミ二八、ヒフウクラブのカツドウヲフタタビシタイ。フタリノナカマトトモニ………
メリー)それが………私の願い………
??)キミガヤクモユカリ二トリツカレタトキニウマレタネガイ、デモキミハソレヲムイシキニソノネガイヲオサエコンデシマッタンダ。
メリー)あなたはその願いを助けてくれるの?
??)モチロン。ボクハキミノネガイヲカナエタイカラ………
紫)そうだったのね。貴女はそんな願いを持っていたの………なら、貴女を消してその願いを破綻させるわ!
八雲紫はメリーの魂を握り潰そうとする………が、メリーから放たれた光は、八雲紫の魂を追い出した………
U達視点………
紫)きゃあああ!
八雲紫の魂がメリーの身体から出てきて、近くに寝かされていた八雲紫自身の肉体で目覚めた………
紫)そんな………馬鹿なことが………!
意識を取り戻したメリーはユカリガジェットをヤクモドライバーから引き抜き、構える………
メリー)ヤクモガジェット………力を貸して!
??)オーケー!
その声はメリーにだけ聞こえた………
メリーはヤクモガジェットをヤクモドライバーにセットする………すると八雲紫とメリーが合わさったかのような姿となった………
紫)あ………あれこそ私が追い求めていたもの………ヤクモメリーフォーム………!
U)八雲紫とメリーの力が合わさったかのような力を感じる………!
メリー)長い間私の身体で好き勝手やってくれたわね八雲紫………私は貴女を倒す!
紫)面白いわ。なら貴女を倒してヤクモメリーフォームの力を手に入れる………!
メリーと八雲紫の決戦………果たして、ヤクモメリーフォームの力は如何程のものか………?この続きは次回へと続く………
To Be Continued………
次回予告
ヤクモメリーフォームとなったメリーは、八雲紫の攻撃を完封し、一方的に攻撃する。一方の八雲紫はヤクモメリーフォームに対して一方的にダメージを受けていた………
次回「二つの力」