インフィニット・ストラトス~死神と呼ばれるIS~リメイク   作:神喰いの王

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grand orderでオケアノスピックアップ二日目、つまり100日突破キャンペーンのプレゼント配布日の朝。

寝起きに三枚の呼札でガチャしてみたら・・・・・。

1回目
ライダー姐さん「あんたが新しい雇い主かい?あたしは、フランシス・ドレイク。まあ、仲良くやろうじゃないかい」

・・・・ファッ!?

二回目
すまないさん「セイバー、ジークフリート。召喚に応じ参上した。命令を」

すまないさーーーーん!!?

三回目
ペンダント・・・。

・・・・ふぅ。少し落ち着いたけど・・・・・マジでぇっぇぇぇぇぇ!!!?

この後、興奮して完全に目が覚めてしまいました。






因みに、さらに十連ガチャやったら・・・。
良妻狐(狂)「我こそはタマモナインの一角、野生の狐タマモキャット。ご主人、よろしくな」


キャット!?





死神と天災兎

合宿二日目。今日一日は午前中から夜までISの各種装備運用とデータ取りに追われる。特に専用機持ちは大量の装備が待っている。

 

「ようやく全員集まったか。――――おい、遅刻者」

 

「は、はいっ」

 

千冬に呼ばれ身をすくませたのは、意外にもラウラであった。あのラウラが、珍しく寝坊した事に驚きながらも、デュオは今朝から感じる違和感の方が気になっていた。

 

(な~んか、今朝からずっとシャル達の態度が余所余所しいっつーか、ずっと見られているっつーか―――どういう事だ?)

 

千冬がラウラにコアネットワークの説明をさせている間、デュオは今朝からシャルロットを始めとした専用機持ち+箒から妙な視線を感じ頭を悩ませていた。それでいてこちらが尋ねると何でもないと否定するし、明らかに不自然であった。―――今だってチラチラとこちらを窺っている。

 

(う~む・・・・わからん。まるっきり心当たりがないぞ?今朝は流石に大人しくしてたし、昨日の夜も特に何もしたわけでもねぇし、どういうこった?)

 

必死に自分がなにかしたかを思い出そうとするデュオだが、全く思い当たらない。そこまで考えていると、丁度ラウラの説明が終わり、千冬は専用機持ちとそうでない者を別けさせ、専用機持ちは少し離れた場所に集められた何故か箒も一緒に。

 

「さて、篠ノ之お前には今日から専用―――」

 

「ちーちゃ~~~~ん!!!」

 

ずどどどど・・・・!と砂煙を巻き上げながら人影が走ってくる。その人物を確認したデュオは驚きに目を見開いた。

 

「おいおい。マジかよ・・・・」

 

「・・・・束」

 

‶天災‶篠ノ之束が満面の笑みを浮かべながら千冬へと飛び掛かっていった。

 

「やあやあ!会いたかったよ、ちーちゃん!さあ、今すぐにハグハグしよう!そして愛を確かめ―――ぶへっ」

 

そんな束の顔面を千冬は片手で掴む。しかも思いっきり指が食い込んでおり、手加減など一切していないようだ。

 

「うるさいぞ、束」

 

「ぐぬぬっ相変わらず容赦のないアイアンクローだね!」

 

そして、いつの間にか千冬の拘束から抜け出す束。やはりこの女も只者じゃなかった。

そして、束は今度は箒の方に向く。

 

「やあ!」

 

「・・・・どうも」

 

(随分と余所余所しいな・・・・。久方ぶりにあった姉妹なんだからもっとなんかあると思ったんだが・・・いや、久々だから距離を測りかねてるのか?)

 

篠ノ之姉妹を見ながらデュオは冷静に観察していく。そしてデュオにはもう一つ懸念していることがあった。

 

「おい束。自己紹介くらいしろ。うちの生徒たちが困っている」

 

「えー、めんどくさいなぁ。私が天才の束さんだよ、はろー。終わり」

 

(はい、コレで確定だな・・・・)

 

今のやり取りでデュオは確信した。この女、自分たちを人間と思っていない。路傍の石程度の価値しか―――いや、その価値も見出していない。人間と認めているは千冬と箒、そして一夏だけだろう。

 

(これで、『白騎士事件』がこの女の自作自演だっていう疑惑が上がってきたな。んで、白騎士の正体は恐らく姉御。動機については・・・・まだわからねぇな)

 

「それで、頼んでいたものは?」

 

ややためらいがちに尋ねる箒に束の眼がキラーンと光った。

 

「うっふっふっ。それはすでに準備済みだよ。さあ、大空をご覧あれ!」

 

ビシッと空に向かって指差す束。その指さす方向を箒を含めデュオ達全員が見上げる。

 

ズズーンッ!!

 

「うわっ!」

 

突如、上空から銀色のコンテナのような物が落下してきた。すさまじい衝撃とともに砂埃が舞う。

次の瞬間コンテナの正面が開き、その中身を表す。そこにあったのは――――。

 

「じゃじゃーん!これぞ箒ちゃん専用機こと『紅椿』!全スペックが現行ISを上回る束さんお手製のISだよ!」

 

束の言葉に呼応するようにゆっくりと銀色のコンテナが開き、真紅の装甲のISが姿を現した。

 

(いや、ちょっと待て!?今この女、とんでもない事言ったぞ!?‶全スペックが現行ISを上回る‶だと?それってつまり第四世代クラスか!?)

 

束の発言を理解したデュオは頬が引き攣るのを感じるがそんな事は関係なく篠ノ之姉妹は作業を進めていく。

そして、後は自動処理でパーソナライズも終了すると告げると束はデュオの方へと顔を向けてきた。

 

「やあやあ!君だね、デュオ・マックスウェルっていうのは?」

 

『!?』

 

この時、千冬だけでなく束の事をよく知っている一夏と箒も驚愕した。あの束が自分たち以外に、しかも自分から話しかけたのだから・・・。

 

「そうだが・・・なんか用か?あんたとは初対面だったはずだが?」

 

「うっふっふ~。警戒しているね~?でも束さんは君の事をよく知っているのさ!なんせ君の事をよく知っている人から良く聞かされているからね!」

 

「俺の事を――――よく知っている奴?」

 

自分の事をよく知っている人物、そう言われたデュオは一瞬で候補を出していく。が、誰一人として束との接点が思い当たらない。ならいったい誰が・・・?思考を巡らせているデュオを見ながら束は口を三日月の様に歪めながらデュオにとって思いもよらない人物の名を口にした。

 

「プロフェッサーG」

 

その名を聞いた瞬間、デュオの全思考が停止した。が、次の瞬間、強烈な殺気が吹き荒れ、一瞬のうちに両腕部を部分展開しノーモーションで呼出(コール)したビームサイズで何の躊躇いもなく束の首目掛けて薙ぎ払った。その一撃はまさに最速。だが、

 

「ほいっと」

 

目の前の天災()は軽い口調でその一撃を避けた。そのまま束はバックステプでデュオと距離をとる。

 

「いやいや~まさか何の躊躇も無く束さんの首を狩りに来るなんてまさに死神だね~」

 

「・・・テメェがなんでその名を知ってんのか。あのおっさんとどういう関係か聞きたい事は山ほどあるが取り合えず――――首から下は置いとけや」

 

そう言ってデュオは死神(タナトス)を展開して束に襲い掛かろうとした。が、

 

「止めろ、マックスウェル!!!」

 

千冬の一喝によりデュオは動きを止め、プロとしての冷静な部分がすぐさま周りの状況を確認した。そして、彼の背後で信じられないといった表情の幼馴染を見てマグマのような感情が一瞬で鎮火された。

 

「――――チィッ」

 

舌打ちした後、デュオはISを解除するとガリガリと頭を掻きながら千冬へと向き直る。

 

「すまねぇ、姉御。俺とした事が・・・」

 

「言い訳はいい。お前は自室で待機していろ。指示があるまで頭を冷やしていろ」

 

「了解・・・」

 

デュオは肩を落としながら、旅館へと帰って行った。

 

(デュオ・・・・)

 

シャルはそんなデュオになんて声をかけてよいかわからず、ただ心配そうに彼の後姿を見つめているだけだった。

 

「あれ?帰っちゃうの??もうちょっと死神(タナトス)を間近で見たかったんだけどな~~」

 

「ふざけるな。臨海学校中に殺人事件など洒落にならん」

 

千冬は本気で怒っているらしく、視線だけで人を殺せるほどの眼力で束を睨みつける。

 

「え~~だってしょうがないじゃん。あのISのコアは束さんの作品じゃないんだよ?どれほどの力なのか見てみたいんだよ~」

 

「――――なんだと?」

 

千冬は耳を疑った。いや、千冬だけでなくこの場にいる全員が耳を疑った。

デュオの持つIS『死神(タナトス)』のコアは束が作ったものではない。それはつまり――――。

 

「お前以外にもISコアを作れる人間がいるというのか!?」

 

「うん。少なくとも束さんの作品じゃないコアがあと四つ」

 

「それも、先ほど言っていたプロフェッサーGがか?」

 

「五つの内の一つはね」

 

五つの内の一つ、ということは最低でも目の前の束を抜いてあと二人以上の人間がISのコアを作れるという事だ。

そう考えた千冬は戦慄した。これでは世界のバランスが崩れ去る。

 

「でも、その人たちはもうコアを作る気はないみたいだけどね」

 

が、束の言葉を聞き冷静さを取り戻した千冬だったが今度はある疑問を覚えた。

 

「何故、もうコアを作る気がないとわかる?」

 

「簡単だよ~ちーちゃん。その人たちはISのコアから機体まで自分で設計し最高の物を作り上げた。それでもうISに興味をなくしちゃったのさ」

 

侵害だよね~と笑いながら説明する束の話を千冬は信じられない思いで聞いていた。

 

(馬鹿な・・・ISに興味をなくしただと?束並みの頭脳を持った者達が他に何に興味を持つというのだ・・・。一体・・・プロフェッサーGとは何者なんだ・・・?)

 

千冬は箒に紅椿を説明している束を見ながらそう疑問を抱いた。

 

「た、大変です!お、お、織斑先生っ!!」

 

だが、そんな疑問を打ち消すほど切迫した麻耶の声に千冬は考えるのをいったん止め麻耶へと向き直る。

 

「どうした?」

 

「こ、これを!」

 

渡された小型端末の画面を見て千冬の表情が変わる。

 

「特務任務レベルA。現時刻をもって対策を始められたし・・・」

 

「そ、それが―――「しっ。ここで機密事項をしゃべるな。生徒たちに聞こえる」―――は、はい。そうですね・・・」

 

「専用機持ちは?」

 

「一人欠席していますが、それ以外は・・・」

 

二人の会話は段々と小さくなりしまいには手話での会話に切り替えた。

 

「そ、それでは私は他の先生方の連絡とマックスウェル君を呼んできますね」

 

「了解した。――――全員注目!!」

 

麻耶が走り去った後、千冬はパンパンと手を叩いて生徒全員を振り向かせる。

 

「現時刻より、IS学園教員は特殊任務行動に移る。今日の稼動テストは中止だ。各班、ISを片付けて旅館に戻るように。連絡があるまでは各自待機しておくように。以上だ!」

 

突然の中止に生徒たちがどよめくが、そんな生徒たちを千冬は一喝すると生徒たちは蜘蛛の子を散らしたかのように各々行動を始める。

そして・・・・。

 

「専用機持ちは全員集合!!織斑、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰!――――それと篠ノ之もだ!」

 

「はい!」

 

気合の入った返事をする箒だが、そんな箒を見て一夏は形容しがたい不安を抱えていた。




因みに、就活。受かりました。
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