インフィニット・ストラトス~死神と呼ばれるIS~リメイク 作:神喰いの王
チョコ貰える人も貰えない人もどーもです。
因みに、自分はgrand orderでは、一杯貰えましたよ!?
特にアルテラちゃんが激カワなんですけどぉぉぉぉぉぉ!!
すいません・・・・発狂しました。
まあ、リアルでは貰えないんだけどね!!?
あと、ブリュンヒルデが普通に怖いです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・でもそんな所もイイ・・・・
海上で捕捉した<銀の福音>を取り囲む5人の少女達。
ラウラの『シュヴァツェア・レーゲン』には砲戦パッケージ『パンツァー・カノニーア』、セシリアの『ブルー・ティアーズ』には強襲用高軌道パッケージ『ストライク・ガンナー』、鈴の『甲龍』には機能増幅パッケージ『崩山』と、それぞれの機体には今回の臨海学校に於いて試験予定だった特殊パッケージが装備されている。
シャルロットの『ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡ』も例外ではなく、実体シールドとエネルギーシールドを追加搭載する専用防御用パッケージ『ガーデン・カーテン』を更にウィナー家お抱えメカニック、ハワードが強化改修を施して二種のシールドをビットにして防御力をそのままに機動力を上げ、専用の武装を追加して火力も上げることに成功した『ガーデン・カーテンVer.HA』。箒もまた、膨大なエネルギー消費の原因たる展開装甲の一部を封印した『紅椿』を身に纏っている。
ラウラが先制の砲撃を行い、シャルロットが彼女の盾役となり、セシリアが牽制して箒と鈴が追撃するという作戦。
海中に潜んでいた箒と鈴の連携攻撃を食らった福音は、デュオ達と戦った傷が癒えておらず更に彼女達の攻撃を喰らいかなり危ない状況であった。
そうして一旦連携攻撃が一段落し、空中で5人と1機が空中で睨み合う格好となった時。
「うふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふっ」
「しゃ、シャルロット・・・?」
突如、シャルロットが笑い出した。しかもただ笑ったのではない。底冷えするほど冷たく昏い嗤い声だった。隣にいたラウラは間近で彼女の顔を見た時、背筋に氷の塊を突っ込まれた気がした程、背筋が凍った。
「アハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
そして、それは箒たちも同じであった。のっぺりとした平坦な笑い声、それでいて昏く重い嗤い声に聞いてるだけで震えが来る程であった。やがて、笑い声がピタリと止むと人形のような無表情のまま両腕にダブルガトリングガンを呼出して銃口を福音に向けてただ一言。
「
その言葉と同時に轟音と共に両腕のガトリングが火を噴いた。
シャルロット達が福音と激闘を繰り広げている中、意識を取り戻したデュオが最初に見た景色は教会の天井であった。
「知らない天井だ・・・・ってんなわけねぇか」
内心自分が何言ってんだかっと呆れながらが上半身を起こし、辺りを確認してまず最初に目に入ったのは自分が寝ていた場所だ。
教会の祭壇の前に棺桶が置かれており、俺ははそこで寝ていた。しかも、棺桶の中に敷き詰められているのは何故かオダマキであった。
「ってか、なんでオダマキなんだよ?そこは白い菊だろ?」
横を振り向くとそこには相棒がこちらに向かって祈りを捧げていた。
「オダマキの花言葉をご存知ですか?」
「花言葉ぁ?」
いきなり投げかけられた質問に疑問符を浮かべるが、まあいいか。
えーと、確かカトルが頼んでもいねぇのに色々花言葉を教えてくれたっけ?・・・ンでオダマキの花言葉は確か――――。
「「愚か」」
俺の答えと同時に死神も正解を被せてきた。
「まったく。今回の貴方の行動は愚かというほかありません」
「グッ・・・」
ハァ~っと大きく重いため息を吐く相棒に思い当たる節が多々あり流石に返す言葉がなかった。
「まず、毎度の事ながら作戦室にハッキングして自身のデータを偽り」
グサッ!
脳天にダガーが突き刺さった感触。
「本来なら真っ先に撤退せねばならない状況なのに撤退せず戦闘続行したり」
ドスドス!
全身を槍がめった刺し。
「なにより、私とあのISを相討ちさせた事。これが一番腹立たしいです」
ズバーン!!
最後はビームサイズで真っ二つ・・・・。
(うぐぐ・・・もう勘弁してくれぇ~。俺のライフはとっくにゼロだ~~~)
「まあ、それは過ぎたことですのでいいでしょう」
「ア、ハイ。ソウデスカ・・・・」
「ですが、私が許せないのは――――」
怒気を孕んだ声で近づいて来た相棒は俺の胸倉をつかみグイッと俺を無理やり立たせる。
「貴方が自分の命を蔑ろにした件です」
「お、俺は別に蔑ろにしてなんて―――」
「嘘ですね」
俺の言い分を言い終わる前に相棒はバッサリと切り捨てた。
「貴方が自分の命を軽んじている事は理解しています。ですが―――いえ、だからこそあなたは生きねばならない。少なくともこんな所で死ぬことは私が許さない」
フードで顔の大半は見えないがそれでも目の前の相棒は本気で怒っていることが分かる。
「ワリィ・・・」
「・・・・まあ、いいでしょう。それと、以前、ここで言った事を覚えていますか?」
「あ、ああ。俺を試すってやつだろ?試練ってのは、福音とアキレウスの事か?」
「ええ。そして、貴方の行動によって私は私の力を全てあなたに捧げるかどうかを決めると言いました」
「あ~そんで?俺は合格か?不合格か?」
頭を掻きながらやっぱ不合格かな~と考えながら相棒に問う。
「そうですね・・・・まあ、ギリギリ合格っといった所でしょう」
一瞬、相棒がなにを言っているのか分からなかった。
「ハッ?合格??マジで?」
「ええ。マジです」
そう言うと、相棒はため息を吐きながら、
「確かに、貴方のやったことは褒められた事ではありません。ですが、先の戦いで貴方は、貴方の覚悟を、決意を示しました。そして、私はそれに感銘した。ならば、認めない訳にはいかないでしょう」
そう言って、死神はローブを掴み一気に脱ぎ捨てた。
「・・・・・」
相棒の素顔を見た瞬間、俺は呼吸が止まった。
腰まである長い金髪。
ルビーを連想させる赤い瞳。
シミ一つない透き通った白い肌。
服越しでも分かる抜群なプロポーション。
IS学園でも滅多にお目にかかれない絶世の美女が俺の相棒『
「デュオ?」
「お、おおう!?な、なな、なんでもねぇよ!?」
コテンッと可愛らしく首を傾げる相棒に俺は自分でもかなり動揺しながら返事を返した。
(っつーか、あり得ねぇだろ!?なんだよ、この美女は!?ISのコアって皆こんな感じなのか?・・・・クッソ~これでコア人格じゃなかった、速攻で口説いてんだけどな~)
「デュオ・・・何、くだらない事を考えてるんですか?」
「うぇ!?い、いいいいや?くだらない事んて、か、考えてねーし!!?」
ジト目で睨んでくる相棒に俺は自分でも焦りながら取り繕うが相棒はただ重いため息を吐くだけであった。
「・・・・まあ、いいでしょう。それよりもこれを引いてください」
そう言って相棒が出してきたのはタロットカードであった。
「アン?タロットカード?なんでこんなの引くんだ?」
「それが力を全て与える最後の条件です。因みに当たりは一枚だけです」
「って、オイ!ここまで来て最後は運試しかよ!?」
「ええ。更に言えばたとえ辺りを引いても向きが間違ってたらその場合も外れと一緒です」
「んな、アホな・・・」
ガックシと肩を落として項垂れる。流石にここまで来て最後はタロットで決めるとは思わなかった。
「さあ、早く引きなさい。お友達はもう先に行きましたよ」
お友達?・・・ってまさかアイツら?!
「おい、それってシャル達の事か!?」
「ええ。更に先ほど白に選ばれし騎士も行かれましたよ」
一夏もか!?あのヤロー、ボロボロの癖に何やってんだ!?
「ええい!男は度胸!!」
腹をくくった俺はタロットカードを一枚とり、一気に引き抜く。
出たカードは・・・・
死神の逆位置。
そのカードを見せた瞬間、カードが眩く光りだし視界を覆っていく。それと同時に意識が遠のいていく。
「おめでとうございます、見事当たりを引けましたね。貴方に私の力の全てを授けましょう。――――ただし気を付けてくださいね?使い方を誤ればそれは貴方を死に追いやります。それと・・・・体の傷については特別に麻酔を打ってあげますね?戦闘が終わるまでは効くでしょうけど、終わったら死ぬほど辛くなってしまうので気を付けてくださいね♪」
意識を失う時、相棒のそんな言葉が聞こえた。
「ハッ!」
目が覚めたら真っ先に目に映ったのは旅館の天井であった。
慌てて飛び起き、すぐさま首にかけている相棒を確認すると修復が終了した表示が出ていた。
それを確認すると、俺はすぐさま部屋の窓を開ける。
「さあ。急がねぇとパーティに間に合わねぇ・・・。行こうぜ、相棒!!」
俺がそういうと相棒は呼応するように黒く輝きだして、黒い輝きが俺を包み込み、そのままシャル達がいる海域へと飛びだった。
一方その頃、シャルロット達はピンチを迎えていた。
シャルロットの鬼のような無慈悲な攻めが福音をあと一歩の所まで追い詰めたのだが、突如、福音が『
(クソッ!コイツ、前回戦った時と動きが全然ちげぇ!!)
前回とは別人のような機動をする福音に一夏は驚愕していた。
福音が別人のような機動をする理由、勿論、『
「グアッ!?」
福音は迫りくる零落白夜を持つ手を取り、空いている手で一夏の顔面を殴り、蹴りを入れその反動で一夏と距離をとる。
(クソッ!エネルギー残量は20%、もう長くはもたねぇ!どうする!?)
一夏がどうするか考えるが、福音は考える隙を与えないと言わんばかりに、『銀の鐘』を収束して一夏に向けて放った。
一夏はその砲撃を避けるが、避けた先を見た瞬間、驚愕した。
「しまっ!?――――シャルロット!!」
「え?」
何と『銀の鐘』の射線上にはシャルロットがいた。彼女は福音との戦闘で後先考えず攻撃したためSEが残り少なく幾ら防御用パッケージを装備していてもとても収束された『銀の鐘』を受けきれる状態ではなかった。
更に体力の消耗により完全に虚を突かれ、とても回避できる状態ではなかった・・・・。
ドガァァァァァンッ!!!
『シャ・・・シャルロット!?』
箒たちが悲鳴のように彼女の名を呼ぶ。比較的近くにいた鈴とセシリアが慌てて彼女を救助しようと駆け付けるが、そこである違和感を覚えた。
爆煙からシャルロット所か、機体の破片すら落ちてこないのだ。
不思議に思った二人は機体を停止させ、爆煙が晴れるのを待つ。一夏達もじっと爆煙を見つめる。福音も注意深く様子を見ていた。
そして、爆煙が晴れるとそこに現れたのは黒い翅に覆われたシャルロットがいた。
「お前ら、この程度の奴に梃子摺り過ぎじゃねぇか?ったく、なにやってんだよ」
聞き覚えのある声と共にバサッと翅が開かれる。そこには無傷のシャルロットと『
悪魔の羽を連想させるようなウイングスラスター、
左手に装備されていたバスターシールドは無く、代わりに両腕に手甲が装備されていた。
顔を覆うバイザーは髑髏の意匠が施され、眼球にある部分が赤く光っていた。
『・・・・・』
『
デュオとシャルロットの二人が無事で勿論うれしい。
しかし、素直に喜べない。
何故なら、パッと見て悪魔に捕らわれたお姫様という風にしか見えないのだから・・・!!
「って、何か言えよ!?」
余りにも無反応の五人に遂にデュオがキレた。。
「い、いや・・・・」
「そ、その、な・・・?」
「デュオさんが無事な事は勿論、嬉しいんですのよ?」
「で、でもね?アンタの
「うむ。ぶっちゃけ、以前より禍々しくなっているな・・・」
五人はサッと視線を逸らしながら、各々感想を述べる。
そんな五人の感想にデュオは血管がブチ切れそうになったが、何とか怒りを納め、自身の腕の中にいるシャルロットを見る。
「大丈夫か、シャル?怪我はないか?」
「・・・・デュオ?」
先ほどから呆然とデュオを見上げているシャルロットは彼の名前をポツリとつぶやいた。
それに反応し、バイザーを収納し素顔を見せて笑いながら、オウっと返事をした。
「・・・・・」
「お?どーした、シャ『ボゴッ!!』ル‶?!?」
(((((えーーーーーーーー????)))))
シャルの見事なアッパーカットを見て傍から見ていた一夏達はいきなりの彼女の行動に一斉に引いた。
「お、おまっ!?いきなり、なにすん「バカッ!」る・・・」
殴られたことに文句を言おうとしたデュオだがシャルロットの瞳から涙が溢れ返っているのを見てしまい口を閉ざしてしまう。
「バカ!デュオのバカ!心配したんだから!ホン、トに・・・心配したんだからぁ~~~~~~~~!!」
デュオの胸に顔を埋めて泣きつくシャルロットにデュオは左腕の装甲を収納し子供をあやす様に優しく彼女の頭を撫でながら、
「心配かけたな・・・・悪かった」
「・・・・バカ」
ヘイヘイと苦笑しながらシャルロットの頭を撫でていると、突然、デュオは彼女を庇うように体ごと横を向きビームシザースを前に突き出した。
ガキィン!!
「キャッ!?」
「おいおい。いきなりご挨拶じゃねぇか、よ!!」
デュオは殴りかかってきた福音をビームシザースで防ぎ、がら空きの脇腹目掛けて回し蹴りを放った。
「Ga!?」
蹴り飛ばされた福音は数m吹き飛ばされるが、体勢を立て直すと、
《敵機の情報を更新。攻撃レベルSで対処する》
頭と胴体のエネルギーの翼を広げ、攻撃態勢に入った福音を見てデュオはシャルロットを離す。
「シャル、ちょっとばかし離れてろ」
「う、うん・・・」
シャルロットが離れていくのを見ながら、デュオは一夏にプライベートチャンネルを開いた。
『一夏、シールドエネルギーの残量はあとどれ位だ?』
『え?残り20%ぐらいだけど・・・』
(20か・・・・少し辛いが、ギリギリか?)
『うし。んじゃあ、俺が福音の隙を作るから隙ができたら渾身の一撃を思いっきり叩き込め』
『え?あ、オイ!』
「さあ、最初っからクライマックスで行くぜぇ!!!」
一夏とのチャンネルを切り、バイザーと左腕の装甲を展開したデュオは『ハイパージャマー』を発動した。
すると、タナトスの機体の装甲のいたる所から黒い靄のような物が噴出し始め、そのまま彼の機体を覆った。
「な、なんだあれ?」
「どっか壊れちゃったの?」
いきなりタナトスの異変に一夏と鈴は不安の声をあげるが、デュオは無視して福音に向かって突撃していった。
タナトスの謎の現象に福音は警戒を高めているようで一定の距離を保ちながら、つかず離れずのドッグファイトを繰り広げるが、ついに福音が『銀の鐘』をデュオに向けて掃射した。
無数の銀の光弾がデュオに向かって殺到するが、デュオは防ぐ事も避ける素振りも見せず、そのまま光弾の雨の中に突撃した行った。
「デュオ!?」
「何故防ごうとしない!?」
誰もが、デュオは『銀の鐘』を受け、撃墜されるというイメージが浮かんだ。
しかし・・・。
「・・・・え?」
「ハァッ!?」
『銀の鐘』の光弾はデュオの体をすり抜け、そのまま通り過ぎてしまった。
デュオはノーダメージのまま、福音への距離を詰める。
一夏達は目の前の出来事に困惑し、福音に至っては混乱の境地であった。
『敵機の能力を解析。・・・・・分析不能・・・・理解不能。理解不能、理解不能、理解不能、理解不能、理解不能、理解不能、理解不能、ERRORERRORERRORERRORERRORERRORERROR!!!!!』
「Aaaa!!!?」
福音は狂った様に『銀の鐘』を放つがその攻撃が一度たりとも当たる事は無かった。
まるで、
「よお」
「!?」
そして、福音の眼前にきたデュオは
「死神が・・・地獄から舞い戻ってきたぜぇ!!」
振り下ろした
パキィン・・・。
振り下ろした瞬間、衝撃で罅の入っていた右上腕骨が完全に折れた音を聞きながらデュオは一夏に指示を出した。
『今だ、一夏ぁ!!』
『お、おう!!』
デュオの指示に一夏はすぐに気を取り直して落下していく福音に向かって突撃していく。
しかし・・・
(今のSEの残量は20%!幾らデュオの一撃が効いてるからってそれでも、分が悪いぜ)
「一夏!」
「箒!?お前、いつの間に・・・!?」
いつの間にか並走していた箒を見る。
「これを、受け取れ!」
彼女は紅椿の手を白式に触れさせる。その瞬間、一夏の全身に電流のような衝撃と炎のような熱が走り、一度視界が大きく揺れた。
「な、なんだ・・・?エネルギーが、回復してる!?箒、これは――――」
「今は考えるな!行け、一夏!!」
「お、おう!」
一夏は雪片弐型のエネルギー刃を最大出力まで高め、強大な光の刃になった雪片弐型を両腕で支えて振るった。
「うおおおおっ!」
「ッ!?」
福音は先ほどの混乱とダメージからようやく立ち直り、体勢を立て直そうとするがもう遅い。迫りくる光刃に福音は為す術もなく、その身に受ける。
福音は最後の抵抗に一夏の首に手を伸ばす。その手が一夏の首にガッシリと掴み、そのまま首を折ろうとした所で、福音は活動を停止した。
「ふぅ~・・・終わったか・・・」
遠目で見ていたデュオは戦闘が終了したのを確認してようやく全身の力を抜いた。
こうして、短いようで長かった『銀の福音事件』は幕を閉じた。
ちなみに、福音のパイロットは鈴によって回収され、気を失っているものの無事であることが確認された。