インフィニット・ストラトス~死神と呼ばれるIS~リメイク 作:神喰いの王
何だかんだでこの一週間特に問題なく(相変わらず女子の視線が気になるが、最近では慣れてきた)過ごし、(偶に楯無が夜這いに来るがそれも何とか撃退し)遂にセシリアとクラス代表を掛けて試合が行われる。
ビット搬入口
「おっ!来たか、一夏。っと篠ノ之もいんのか」
ビット搬入口に到着すると、デュオが一夏のとは違うISスーツを着て先に待っていた。
「デュオ?何でお前がここにいるんだ?」
「おいおい、何でって今日は俺も試合すんだぜ?だからお前よりひと足先についても問題ないだろ?」
「あ、そっか」
一夏が納得していると、ビット搬入口がゴゴンッと重厚な音を立て開いた。そして、
そこには、『白』がいた。
何者にも侵されず、何者にも汚されない、純白の鎧が主を待っていたかのようにそこに鎮座していた。
「ヒュ~♪」
デュオの口笛が鳴り響いたがそれすら打ち消すほどそのISは存在感があった。
「これが・・・」
「はい!織斑君の専用IS『白式』です!」
「なにをしている、体を動かせ。直ぐに装着しろ。時間が無いから初期化(フォーマット)と最適化(フィッティング)は実戦でやれ。出来なければ負けるだけだ。いいな?」
そうして一夏は導かれるように白式に触れるとあれ?と不思議そうに声を出したが、それも直ぐに止め何かを理解したかのような顔になる。
「背中を預けるように、ああそうだ。座る感じでいい。後はシステムが最適化する」
一夏は千冬の言う通りに座り、白式に体を委ねる。
そして・・・・一夏と白式が繋がった。
「ISのハイパーセンサーは問題なく動いているな。一夏、気分は悪くないか?」
(あ~あ、姉御の奴本当は心配でたまんねえくせに必死に我慢してんな~。まったく素直じゃねえな・・・)
千冬の素直になれない心配のし方にデュオは苦笑しながら見ていると、
「箒」
千冬との会話が終わり、一夏はピット・ゲートに進む最中、何か言いたそうな箒に声を掛けた。
「な、何だ?」
「行ってくる。」
「あ・・・・ああ。勝ってこい」
そして一夏は戦場(アリーナ・ステージ)に舞い上がった。
一夏がアリーナ・ステージ飛んでいったのを確認すると、デュオは意地の悪い笑みを浮かべながら箒に近づいた。
「いや~青春だね~篠ノ之?」
「な!?な、何を言っている!?」
「知ってんだぜ~この一週間、毎日放課後に一夏と剣道場で稽古してたんだって?」
「な、な、な、何故それを!!?」
「いや、あれだけ注目を浴びれば何もしなくても耳に入るっての」
デュオの言葉に箒は顔を赤くし動揺する。
「おい、マックスウェル」
「ん?なんすか?」
更に追撃しようとしたデュオに千冬が声を掛けてきた。
「お前、織斑にISの操縦を教えていなかったのか?」
「そ、そうだぞ!一夏は本当はお前に頼もうとしていたがお前は何時も休み時間になるといないし、放課後もいつの間にか帰ってるから、私が教えてやったんだ!!・・・・本当はこのまま私が(ボソ)・・・」
「あ~そう言えばそうだったな」
二人の質問に(片方はポロっと自分の欲望が出た)対してデュオはバツが悪そうに頭をかいて顔を反らした。
「い、いや~。この一週間、色々とやることががあって俺自体忙しかったんだよ。って言うより、姉御も知ってんだろ?俺の戦い方は特殊でIS初心者の一夏には教えらんねえって・・・」
「ああ、まあ確かにそうだな」
デュオの言葉に千冬は納得したようでそれ以上追及しなかったが、箒と真耶は納得がいかない様子だった。
「あの、織斑先生?前々から思っていたのですが、マックスウェル君とは知り合いなんですか?」
意を決して真耶が千冬に二人の関係を問う。
「ん?ああ、コイツとは二年前からの付き合いでな。何度かあっている」
「そうだったんですか?」
「ああ、詳しい話は・・・・それよりも、試合が始まるぞ」
そう言って千冬がリアルモニターに視線を移すと、丁度セシリアが一夏に先制攻撃を加える所だった。
「さあって、実力が上の者にどう向かって行くか・・・・魅せてくれよ、一夏?」
「・・・・」
デュオの呟きはリアル・モニターに釘付けな箒と真耶には届かず千冬だけには届いていた。
~原作通りなので割愛~
結果的に言うと一夏は負けた。
最初はセシリアの攻撃に手も足も出なかったが、時間が経つにつれ一夏のセンスが発揮され追いつめたかに思えたが、セシリアの『ブルー・ティアーズ』の「ブルーティアーズ」の「
その光景を今まで見ていた千冬とデュオは、
「よくもまあ、持ち上げてくれたものだ。それでこの結果か、大馬鹿者」
「いやさ、別にそこまで期待はしてなかったんだぜ?でもよぉ、あそこまで追いつめておいて結果は自滅?幾ら今日でISを動かすのが二度目だからってアホかお前は」
「まったくだ。武器の特性を考えずに使うからああなるのだ。身を持ってわかっただろう。明日からは訓練に励め。暇があればISを起動しろ。いいな」
「・・・・はい」
二人からの口撃に一夏は真っ白になりながら正座していた。
「つうか、ISに慣れてないんなら量産型のISを使って慣れればよかっただろ?それぐらい申請すれば出来るし、アリーナも使用許可を姉御に頼めばできんだろ」
「その通りだ、織斑。お前はこの一週間一体何をしていた」
「い、いや!ちゃんとISについての勉強とか剣の修行とか・・・」
「言い訳すんな」「負けては意味がないだろう」
「・・・・はい・・・・」
必死に言い訳をしようとした一夏に二人の一言で直ぐに小さくなってしまった。
「あ、あの~織斑先生、マックスウェル君?もうそれぐらいでいいんじゃあ・・・」
流石に見かねたのか真耶が二人に止めるように言うが二人は、
「甘いっすよ、山田先生。今の内に叩きこまないとまたおんなじミスしそうっすから」
「そうだ。二度とこういうことが無いように、しっかり叩きこまなければならん」
と、まだ一夏を叱る気でいるようだ。そろそろ一夏の口から魂見たいな物が出てきそうだ。
「で、でも、オルコットさんの準備が終わりましたし、マックスウェル君は試合の準備をした方が・・・」
この時一夏には真耶が神様に見えたかもしれない。そんな救われた表情で真耶を見ていた。
「ああ、そうだったな。仕方ねえ、千冬の姉御。今日の所はこれ位でいいんじゃないっすか?」
「フム、まだ言いたいことは沢山あるが、それはお前の試合が終わってからでもいいか」
(まだあんのかよ!?)
しかし、二人の会話を聞いた一夏はこの説教がまだ続くと聞いて直ぐに絶望に顔を染めた。
リアル・モニターを見るとセシリアが準備をして待っていた。
「さあってと、レディーを待たせちゃいかねえし行くとしますか」
「織斑、何時まで座っている。さっさと立たんか」
「ひ、ひでぇ~・・・」
デュオは体をほぐす様にストレッチすると自身の首に下げてる黒いロザリオ、『タナトス』に手を添え、
「さあ、行くぜ相棒、『
自身の愛機の名を叫ぶと彼の全身を黒い光りの粒子が包み込み、一秒もしない内にISが展開された。
そして現れたのは白式の純白と対照的な『黒』
一切の光を通さず、全てを飲み込みこむような『漆黒』
非固定武装には黒い悪魔の翅の様なウイングスラスター、漆黒の装甲が手足と胴体を覆った。その右手には灰色のロッドが握られており、左手には棺桶を思わせる盾が装着されていた。顔には目元から上を覆うような黒いバイザーが装着されていた。
「「「・・・・・」」」
そして何より、そのISより発せられる禍々しいオーラがそのISをより一層、凶悪さを醸し出している。
「そいじゃま、姉御」
「なんだ」
デュオのISの雰囲気に呑み込まれている一夏達をしり目にデュオは後ろを振り返らずに千冬に話しかけた。
「行ってくるぜ~。」
「ああ、精々長引かせよ?」
「りょ~かい。それじゃあ、今から斬って斬って、斬りまくる!!」
そう言ってデュオはセシリアの待つアリーナ・ステージに舞い上がった。
「織斑」
「ハッ!な、なんだよ、千冬姉。」
デュオを見送った後、千冬は未だ固まっている一夏に声を掛けた。
「織斑先生だ。・・・まあいい、アイツの戦い方をよく見ておけ、アレが本物の代表候補生の力だ。」
「え?」
「な、なんですの!?そのISは!!」
デュオはアリーナ・ステージに着くなりいきなりセシリアの非難する声が聞こえた。
「いきなりなんだよ。これが俺の専用IS『
「これが、ISなんですの?なんて、禍々しい・・・それに・・・死神って・・・」
セシリアもデュオのタナトスから発する禍々しいオーラに呑まれていたが、直ぐに気を取りなをして、
「フン、例え死神でもわたくしと『ブルー・ティアーズ』で粉砕してあげますわ!!・・・それに今のこの気持ちをハッキリさせないと・・・・」
セシリアは自分を奮起するようにブルー・ティアーズの主武装『スターライトmkIII』をデュオに突きつけた。後半なんか小声で呟いた気がしたが、今は気にしないでおこう。
「いいね~そうこなくっちゃ。そんじゃあセシリア?」
「なんですの?」
デュオの気軽な問いかけにセシリアは不審そうに返事をすると、
「心の準備はいいか?」
「な!?」
いつものおちゃらけた声とは違い、底冷えするような低い声でデュオは犬歯をむき出しにして、セシリアに突進した。
「クッ!!」
一瞬怯んだものもセシリアはスターライトmkIIIをデュオに向けて放ったが、
ブゥゥン・・・・・
「な!?」
スターライトmkIIIのレーザーがタナトスを貫く瞬間、デュオの姿が陽炎の如く揺らぎ消えてしまった。
「そんな!?」
「他所見してんじゃねえよ!!」
「!!」
突然目の前から対戦相手が消えてセシリアは驚愕していると、すぐ左側にデュオの声を聞きそちらを向くとタナトスの主武装、ビームサイズを振りかぶったデュオがセシリアの首めがけて斬りかかっていた。
セシリアはいきなり現れたデュオに困惑しながらもそこは代表候補生。躱せないと判断すると咄嗟に左腕でガードするも・・・。
「きゃあっ!?」
絶対防御が働き、タナトスのビームサイズがブルーティアーズのシールドエネルギーを大きく削り、斬撃の衝撃でセシリアは後方に大きく飛ばされる。
「クッ!『ブルー・ティアーズ』!!」
吹き飛ばされたセシリアはPICをフル稼働し、なんとか姿勢制御をする。先ほどのデュオがいきなり消えた現象を考えるも答えが出ず、やけくそ気味にビット型『ブルー・ティアーズ』を四機射出しデュオに向かわせた。
「うお!?あぶねえ!」
流石に四機のビットによる多方向同時攻撃は初めての経験なのだが楽々と躱す。デュオは迫りくるビームを時にはかわし、時にはビームサイズで打ち払いセシリアとの距離を徐々に詰めていった。
(千冬の姉御になるべく長引かせろって言われてんからな~。まあ、ビット攻撃を使用するISと闘うのは初めてだからいい経験にはなるか・・・)
そう考えながら、デュオはどうやって倒すかシナリオを描いていた。
「すっげ~なあ、箒。なんで、一瞬だけどデュオが消えたんだ?」
「わ、私にだってわからん!一体どうなっている・・・?」
二人の戦闘を見ながら一夏は箒に尋ねるが箒も訳がわからず答えに窮していた。
「・・・・」
「あ、あの織斑先生。どうかしたんですか?」
そんな二人の後ろで千冬は如何にも機嫌が悪いですといったふうに眉間に皺を寄せリアルタイムモニターで戦っている二人を、というよりデュオを睨んでいた。そんな千冬に真耶は恐る恐る声をかける。
「いえ。ただ、帰ってきたらあの馬鹿にキツイお仕置きをしなければ、と。考えていたまでだ」
「へ?」
千冬のいきなりデュオお仕置き宣言に真耶は顔を引きつらせながら。
「えっと、織斑先生?いきなりどうしたんですか?」
「聞きたいですか?」
ニッコリと普段の千冬からは考えられない笑みを浮かべる。が、それとは裏腹に目は絶対凍土を思わせるように冷え切っていた。そして、そんな笑みを向けられた真耶は、
「い、いえ・・・。え、遠慮しときますぅ~・・」
プルプルと肩を震わせ涙目で首を横に振った。
因みに後ろで千冬の怒気を感じ取った一夏と箒は怯えながらモニターを食い入るように見ていた。
「さあ!そろそろ、ギアを上げるぜぇ!!」
「な!?」
デュオの動きが突然俊敏になり自身のビット攻撃が一発も当ることは愚かかする事もなくなっていき、セシリアは驚愕した。
実際、先程までは主武装のビームサイズで躱せない攻撃を打ち払っていたのだが、今はそれすらせずに余裕で躱し四機のティアーズをビームサイズで切り裂いていった。
そして、全てのビットを撃破するとそのままセシリアに吶喊する。
「なら、これはどうですか!!」
そしてセシリアは今までのビット型ではなく『弾道型(ミサイル)』を突っ込んでくるデュオに向けて発射した。
「ハッ!甘いぜ!!」
デュオは向かってくる二機のミサイルをすれ違いざまにビームサイズを奮って切り裂いた。
ドッガアアアン!!
真っ二つになったミサイルはデュオの背後で大爆発を起こした。
「死神様のお通りだぁ!!」
爆風に乗って加速をつけたデュオはその勢いのままビームサイズで未だこちらに砲口を向けているブルーティアーズのミサイル型の二門の方針を横一線に切り裂き、破壊した。
「キャアッ!?」
至近距離で巻き起こる爆炎にセシリアは、またも後方に吹き飛ばされた。
これでブルーティアーズに残った武装は『スターライトmkIII』と実体ナイフ『インターセプター』のみになってしまった。
「このっ・・・・・!」
遠距離型のブルーティアーズでは今の間合いでは手も足も出ないため距離を取ろうと加速するが・・・
「悪いが死神からは逃げらんないぜ?」
「え?」
加速する前にいつの間にかデュオに回り込まれていた。
そして、ビームサイズで『スターライトmkIII』を破壊する
「い、インターセプター!」
無防備になったセシリアはインターセプターを
「これで・・・・終わりだぁ!!」
止めとばかりにデュオは上段に構えたビームサイズをセシリアに向かって振り下ろした。
それは正しく哀れな罪人に死神の鎌が振り下ろされる瞬間であった。
「試合終了。勝者、デュオ・マックスウェル」
ボカッ!!
「って~~~~!!」
「やりすぎだ、馬鹿者」
試合を終え一夏達の待つピットに戻ってきたデュオを待っていたのは千冬の鉄拳だった。
「ッ~~~~な、何すんだよ姉御!?」
「当然だ、それと織斑先生だ」
ドガッ!!
「っ~~~~~~~」
痛みに悶えながらデュオは千冬に文句を言うと千冬はさも当然の様にいいまた鉄拳をデュオの頭に落した。
「何故『ハイパージャマー』を使った?お前なら使わなくても勝てただろう?」
「い、いや、どうせ勝つならインパクトのでかい方がいいかな~っと思いまして・・・・」
ドガッ!!!
「~~~~~~~~~~~~?!?!?!!」
「そんな理由で使うな。今後私の許可なく試合中使用する事を禁ずる。いいな?」
「い、いやですね、姉御?」
「わかったな!?」
「は、はい・・・・・」
千冬のあまりの剣幕にデュオは弱弱しく返事をするほかなかった。
「あ、あの~織斑先生?」
「ん?なんだね、山田先生?」
二人の会話がひと段落したのを見計らって真耶が千冬に話しかけてきた。
「あの『ハイパージャマー』っと言うのは?それとマックスウェル君が消えたのとどういう関係が?」
見ると一夏と箒も同じ疑問を持ったらしく千冬とデュオを見ていた。
「ハア~・・・・・この事は他言無用だぞ」
千冬は大きなため息をつき念を押す様に三人を睨みつけると、語り始めた。
「『ハイパージャマー』とはコイツのIS『タナトス』の
「「な!?」」
「?」
ISのハイパーセンサーですら騙すステルス機能。その言葉に箒と摩耶は驚愕し、一夏は何がすごいのか今一分からず首を傾げた。
「そ、そんな!ISのハイパーセンサーを騙すほどのステルス機能なんて・・・そんなのありえません!!」
「そうです!そんなものが存在するわけ・・・・」
「信じるも信じないも今、お前たち目の前に写っているのが現実だ。」
千冬の一言に声を荒げていた二人は押し黙った。
「続けるぞ?『ハイパージャマー』には出力を調節する事によって実体ある幻覚をを起こすことも可能だ。もちろん、ハイパーセンサーでも騙される」
オルコットがそうだったようにな・・・・っと続ける千冬に三人はもう言葉も出なかった。
「すごい・・・」
そう、その一言に尽きる。
しかし、渦中のデュオは未だに痛みに悶えていて四人の話を全く聞いて無い様子だ。
「それよりも、さっきも言った通り今言った事は他言無用だ、わかったな」
「「「は、はいッ」」」
千冬の視線に三人は怯えるように返事をした。
「よろしい、今日は遅いのでもう帰るように。織斑は明日放課後、残れ。白式について説明する事があるからな」
「あ、はい。そんじゃ、帰ろうぜ箒?」
「あ、ああ」
そう言って一夏は箒を伴って部屋を出ていった。
「あの、織斑先生。後片付けは私がやりますので・・・」
「いや、折角だが私がやっておこう。丁度今日は職員会議もない。それにマックスウェルに話す事もあるからな」
「は、はぁ?わ、わかりました。それでは先に失礼しますね」
「ああ」
そうして、真耶が出ていったのを確認すると、蹲っているデュオに視線を向け、
「何時まで芝居をしている?」
「い、いや~。結構本気でいたいんすよ?」
千冬の言葉にデュオはムクリと起き上がり、体に着いたほこりを払うと千冬に向き直った。
「それで、なんなんすか?俺だけ残らせた意図は?」
「なに、お前に一夏の訓練の相手をしてもらいたくてな」
「あん?」
千冬の言葉にデュオは怪訝な顔をした。
「何で俺に頼むんだ?姉御、自分で言うのもなんだが、俺の戦い方は結構邪道だぜ?」
「わかっている。だが、この学園中探してもお前ほどISでの戦闘経験が多い物は他にいるまい」
「いや、俺より姉御の方が経験値は上じゃん?それに楯無だっているじゃねぇか」
「私は教師だからな、一夏だけ特別扱いはできん。それにもう私は引退した身だ、現役のお前には敵わんさ」
「よく言うぜ、今でも俺はあんたに勝てる気がしねぇっての・・・・」
「さらに、確かに更識もその一人に該当するが、信用においてはお前の方が上だ」
「お~お~。嬉しい事言ってくれるじゃん、姉御♪」
千冬の発言が嬉しいのがニヤニヤしだすデュオに千冬は調子に乗るなと軽く小突く。
「イチチッ・・・・ま、他らなぬ姉御の頼みだ。OKわかった」
そう言うとデュオは意地の悪い笑みを浮かべ、ただしっと付けたし、
「今度、飯奢ってくれよ。姉御?」
その言葉に千冬は一瞬目を丸くしたが、直ぐに微笑をし
「ああ、わかった。」
こうして、一夏の知らぬ間にISの家庭教師が決まった。