鉄道公安隊 南 達仁の記録   作:新庄雄太郎

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北陸新幹線が開業して5年になります、中でも速達タイプが「かがやき」です
東京から富山と金沢までは速達で行けれるし、座席は指定席
「かがやき」と言えば長岡から金沢まで走る特急を思い出す人はいると思いますが
今回は、スーパー特急「かがやき」に乗って金沢へ旅立ってみましょう




スーパー特急「かがやき」の殺意

秋の旅行には、紅葉の絶景スポットへ行って見ようと思った公安特捜班の捜査員小泉陽一は今年の秋はどこへ行こうかと迷っていたのだ。

 

「へぇー、温泉か。」

 

「うん、結構人気なんだって。」

 

「おお。」

 

「京都の渡月橋と清水寺と島根の松江城公園と由志園と広島の宮島か。」

 

「鳥取と城崎はカニカニ切符よ。」

 

「鳥取と城崎もいいな。」

 

「お兄ちゃん、ここがいいんじゃない。」

 

「おお、そこって石川県の金沢と加賀温泉だな。」

 

「ここいいんじゃない。」

 

「うん、ここいいね。」

 

「よし、秋の旅行は石川県に行こうか。」

 

「賛成。」

 

次の日、小泉は仕事を終えて帰る準備をしていた、午後6時、公安特捜班 みんなは仕事を終えていた

 

「さてと、今日は事件もないから早めに帰るとするか。」

 

「あっ班長、俺は明日から3日間休暇させていただきます。」

 

「偶には、ノンビリしてきなさい。」

 

「小泉君が休暇を取るなんて珍しいですね。」

 

「小泉は休暇するってことは、家族旅行ですか。」

 

「いいえ、友人と秋の旅行へ行こうと妹の花よと友人と一緒に。」

 

「そうか。」

 

「ロマンチックだわ、小泉君。」

 

「小泉、石川へ行くんだって。」

 

「それと、班長これ、宿なんですけど。」

 

「おっ、加賀温泉か」

 

「ええ、私も行って見たいなって。」

 

この日、小泉は2泊3日で北陸旅行する事になった。

 

次の日、小泉は、朝早く上野から、上越新幹線に乗ることにした。

 

上野7時20分発の「あさひ1号」にである。

 

三連休なので、車内は満席になっていた。

 

陽一と花陽と凜と札沼と穂乃果とことりは普通車に乗っているが、岡崎はグリーン車に腰を下し、スーツケースを膝の上にのせ、その上で、原稿を書くことにした。東海道新幹線だと、かなり揺れて、書きにくいが、こちらの新幹線は、まだ新しいので、揺れは少ない。

 

「あさひ1号」は、長岡、新潟にしか、停車しない。

 

長岡で降りると、新しい金沢行きの特急「かがやき2号」に、接続する。これに乗れば、12前に金沢へ着くことが出来る。

 

岡崎が、わざわざ、朝早い「あさひ1号」に乗った理由の1つだった。

 

なんとか、長岡に着くまでに、5枚の原稿を書き上げた。

 

8時40分、長岡着。

 

金沢行の新特急「かがやき2号」の出発まで、8分しかない。

 

岡崎は、原稿と着替えを入れたスーツケースを下げて、在来線のホームに向かって、走った。

 

ホームには金沢行特急「かがやき2号」が、入ってきた。

 

スーパー特急「かがやき」は、昭和63年3月のダイヤ改正で上越新幹線の開通に合わせて、新しく北陸を走るビジネス特急である。車体は、今までの485系と呼ばれる電車だがだいだい色とホワイトに変わり、その車体にオレンジとブルーのラインが入っていて、中々、軽快な感じだった。

 

ヘッドマークにも、「スーパー」の文字が誇らしげに書かれている。

 

陽一達と岡崎が、乗るとすぐ、金沢行きのスーパー特急「かがやき2号」は発車した。

 

陽一と岡崎が乗ったスーパー特急「かがやき2号」は4両編成で、全て普通車だが、自由席はなく、全車指定席である。特急「かがやき2号]長岡を8時48分に発車し、直江津、富山、高岡、終着の金沢は11時31分に停車する、約4時間10分の旅である。

 

「ロマンチックだわ、金沢って。」

 

「紅葉ガイドにも書いてあったし。」

 

「ひがし茶屋街と近江町市場も行って見たいわ。」

 

特急「かがやき2号」は直江津で北陸本線に入った。

 

直江津 9時34分着

 

直江津駅には2分停車である、特急かがやきは直江津を出ると富山まで停車しない。

 

「うわあ、海だよ。」

 

「本当だわ。」

 

穂乃果と花陽は窓で見る海を眺めていた。

 

「ここから北陸本線に入るのね。」

 

「次はいよいよ金沢ね。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すいませんが、乗車券を拝見させていただきます。」

 

「はい、切符。」

 

と、花陽は切符を見せた。

 

富山 10時47分着

 

特急かがやきは富山駅に10時47分に到着した。

 

ファーン!

 

庄川鉄橋を渡って越中大門を過ぎ、高岡をこえ、倶利伽羅峠を過ぎ、いよいよ金沢へ。

 

終着金沢 11時31分。

 

陽一と穂乃果とことりと花陽と凜が乗った「かがやき2号」は11時31分、金沢に着いた

 

「やっと来たんだ、金沢。」

 

「本当だな。」

 

「最初は、どこへ行こうか。」

 

「兼六園へ行こうか。」

 

兼六園

 

「今、紅葉が見頃なんだって。」

 

「本当、キレイね。」

 

「うわーっ、紅葉もきれい。」

 

「本当だ。」

 

加賀温泉駅

 

「ここが加賀温泉駅ね。」

 

「結構温泉街が多いのね。」

 

「うん。」

 

「私たちはどこに泊まるの?。」

 

「山代温泉だよ。」

 

そして、兼六園と金沢を観光した後、那谷寺へ行くため加賀温泉駅で下車した、紅葉見た後山代温泉で一泊して

その後は輪島へ行く事にした。旅館で泊まった後、朝市を見物して金沢から特急と新幹線に乗り次いで東京へ帰った。

 

翌日、金沢で殺人事件が起きたと一方が入った。

 

「はい、公安特捜班、岡崎智大、35歳、はい、了解、わかりました、早速こちらで調査します。」

 

「高山、石川県警から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たって見ます。」

 

早速、南と高山は波野のマンションへ当たってみることにしました。

 

「ほお、こんな大きいマンションなんだ。」

 

「結構、高いですね。」

 

そこへ、岡崎の妻・清美がやって来ました。

 

「どうも、私、ノリスケの妻の清美です。」

 

「鉄道公安隊の捜査主任の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

「ええ、私も信じられないんです。」

 

「じゃあ、雑誌の編集者から紅葉の金沢へ取材へ3日間行かれたんですね。」

 

「はい、お土産を楽しみにしていたのに、金沢でこんな事になるなんて。」

 

「何か変わったことはありませんでしたか?。」

 

「そう言えば、うちのFAXにこんなのが来たんです。」

 

「おお。」

 

妻・は南に脅迫状を渡した。

 

「主任、これは脅迫状ですよ。」

 

「うん、奥さん、この吉野 潔さんに心当たりありませんか。」

 

「ええ、確か吉野さんは民芸品を仕入れに行ってるそうですけど。」

 

「いつお戻りかわかりますか。」

 

「さぁ、6日には戻られるそうですけど。」

 

「そうですか。」

 

一方、小泉と小海は吉野の小西みどりに聞き込みをした。

 

「ええ、吉野さんはよく来ていましたよ。」

 

「そうですか。」

 

「吉野さんは金沢と能登へ行くとかって言ってたわ。」

 

「いつですか。」

 

「先月の下旬かな。」

 

「そうか、吉野さんに恨まれたことは。」

 

「もちろんですわ、でも私じゃないわ、殺したいくらい憎んだこともありましたけど、私は、臆病だから、殺すことなんか、できませんわ」

 

と、みどりは、いった。

 

特捜班は、この3人を容疑者を絞られた。

 

吉野 潔 (34歳)

 

小西 みどり (27歳)

 

川井 正樹  (25歳)

 

この3人である。

 

「班長、川井の事を調べて見ましたが吉野が高校時代の部活の後輩と判明しました。」

 

「そうか、じゃあ吉野と岡崎と小西発長柄は分かったのか。」

 

「ええ、4月に岡崎から金銭トラブルに会ったことが分かったんです。」

 

「それでトラブってたか。」

 

「はい。」

 

吉野は北陸旅行から帰ってきた、小泉は吉野に話を聞いた。

 

「2日から北陸へ旅行へ行っていました。」

 

と吉野は言った。

 

「10月23日に脅迫状を送くりましたね。」

 

と、小泉が聞くと、吉野はうなづいた。

 

「送りましたけど、金沢へ行く特急列車の車内の中でしたからね。奴が、5千万円を返してくれるまで、脅し続けてやる気でしたからね」

 

と、いった。

 

「殺しても、5千万円を返さなければ、いずれ、殺されてたでしょうね。」

 

3人の内、吉野 潔のアリバイ捜査については、石川県警の協力を得ることにした。吉野が、南と高山達に話した北陸旅行の日程は、次の通りだった。

 

11月2日 午前10時、東京出発

      新潟市内のホテルに1泊

 

   3日 午前7時半、ホテルを出発。長岡に出て、

      午前8時48分発の特急「かがやき2号」に乗車

      金沢に1泊

 

   4日 金沢出発、七尾線で輪島に向かい、輪島へ1泊

 

   5日 輪島-金沢-京都と列車に乗り、京都で1泊

 

   6日 京都発、新幹線で帰京。

 

石川県警では、金沢と、輪島のホテルに、当たってくれた。その結果、報告されてきたが、間違いなく、吉野は、3日に、金沢のホテルにチェック・インし、翌4日に出発していた。また、その4日には、輪島の和風旅館に、泊っていることが、わかった。新潟県警と京都府警にも吉野の足取りを調べて貰った。

その結果、間違いなく、吉野は11月2日に、新潟市内のホテルに1泊しており、又11月5日には、京都市内の旅館に泊まっていることが、確認された。

 

「アリバイ成立ですか。」

 

と、南が言った。

 

「だが、特急「かがやき2号」に乗っていたのはまだなんだ。」

 

「そこなんですよ。」

 

「吉野には、仲間が入れんじゃないでしょうか。」

 

「ああ、その可能性がある。」

 

「班長、犯人は吉野じゃないでしょうか。」

 

「本当に「かがやき」に乗ってたんでしょうか。」

 

「そこなんだよな。」

 

「よし、我々も金沢へ向かいましょう。」

 

そこへ、小泉が特捜班に戻ってきた。

 

「南主任、吉野 潔らしき人が上野駅で夜行列車に乗るところを目撃されたと。」

 

「本当か、小泉。」

 

「はい、吉野は金沢へ向かわれます。」

 

次の日、南と小泉と高山と小海は7時20分発の「あさひ1号」に乗って長岡へ向かった。

 

「本当に吉野は金沢へ行くのですかね。」

 

「ああ。」

 

長岡から特急「かがやき」に乗り、金沢に着いたのは11時31分である。

 

金沢市内

 

「主任、吉野は金沢へ逃げ込んだって事か。」

 

「ああ、吉野はナイフを持っています。」

 

「すぐに石川県警にも、応援を要請しよう。」

 

「入たっ、吉野だ。」

 

「よしっ、行くぞ。」

 

「私が吉野に近づき、1人旅の女子役になるわ。」

 

小海は吉野に近づき金沢市内を観光する事にした。

 

「上手く騙されたね、吉野 潔さん。」

 

「何なんだ、あなたは。」

 

「鉄道公安のものです。」

 

「岡崎智大さんの事で、お話が。」

 

「何、だったら何だって言うんだ。」

 

と、吉野はナイフを取り出した。

 

「そこまでだ!吉野。」

 

「誰だてめぇ。」

 

と、南は大声で叫んだ。

 

数分後、石川県警の小沢警部と松岡刑事と警官が到着し、吉野は逮捕された。

 

「吉野 潔、岡崎智弘殺害容疑で逮捕する。」

 

「さすがですね、特捜班、身柄を金沢中署に連行します。」

 

高山と小海はパトカーで金沢中署へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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劇中の上越新幹線「あさひ1号」と特急「かがやき2号」のダイヤは昭和63年のダイヤを使用しています、ご了承ください。
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