鉄道公安隊 南 達仁の記録   作:新庄雄太郎

5 / 6
昭和63年には青函トンネルが開業され、その年、東北新幹線「すーぱーやまびこ」も運転開始されました、上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」も運転開始され、特急「はつかり」と寝台特急「日本海」も函館まで延長されました。そして、公安隊は警視庁から誘拐事件の捜査をすることになった


寝台特急「北斗星」・鈴木一平の冒険

高山はテレビで青函トンネルのニュースを見ていた。

 

「今度開通するのか青函トンネル、僕も乗って見たいな。」

 

と、興奮していた。

 

この年、昭和63年3月13日、青森と函館を結ぶ青函トンネルが開通した、その年、新たに登場する列車運転開始された、盛岡と青森を結ぶL特急「はつかり」に函館まで延長され、寝台特急「北斗星」と急行「はまなす」も運転開始された、又大阪と青森を結ぶ夜行列車「日本海」も1往復を函館まで延長された。

 

そして、青森と函館を結んで運行された青函連絡船は引退になりました。

 

「哀しいな、連絡船が無くなるなんて。」

 

「そう言えば、南主任は高校の頃に北海道へ行ったんだよね。」

 

「ああ、ゆうづるから連絡船に乗り次いで行ったことを思い出すよ。」

 

「知ってるか、今度上野と札幌まで行く寝台特急が走るんだって。」

 

「本当か、それ。」

 

「ああ、北斗星だって。」

 

「乗って見たいな。」

 

そして、南は北斗星に乗れる日が来るとは予想もしなかった。

 

「津軽海峡線?。」

 

と、桜井は言った。

 

「青森県の青森と北海道の函館までをつなぐ鉄道よ。」

 

「うん、津軽海峡線を通る列車は寝台特急「北斗星」と「日本海1号・4号」と夜行急行「はまなす」とL特急「はつかり」なんだ。」

 

「なるほどね。」

 

そこへ、高杉班長がやって来た。

 

「みんな、ちょっといいかな。」

 

そして、南達は集まった。

 

「今、警視庁から誘拐事件の入電が入った、小学生の女の子が若い男に連れ去らり身代金を要求したがその共犯がいるらしいの。」

 

「この男か。」

 

「うわー!」

 

と、桜井は興奮した。

 

「任せて下さい、私が絶対確保して見せます。」

 

そして、南と水野は上野駅で寝台特急「北斗星」の警乗に行った。

 

「じゃあ、行ってきます。」

 

「行ってきます。」

 

「おう、ご苦労さん、頼むよ。」

 

上野駅に来た南と水野は寝台特急「北斗星5号」が入線し車掌に敬礼した。

 

「ご苦労様です、では公安が2名警乗します。」

 

「よろしくお願いします。」

 

南と水野は上野発19時03分札幌行寝台特急「北斗星5号」に乗って警乗に当たった。

 

ピィーッ!

 

「えーと、小学生の女の子は乗ってるのかな?。」

 

「入ますかね。」

 

「とにかく探してみよう。」

 

「この列車には乗ってないですね。」

 

「もしかしたら、16時50分発の寝台特急「北斗星1号」じゃないでしょうか。」

 

「ああ、その可能性も。」

 

「もう札幌に着いたんじゃ。」

 

そして、高山と桜井は上野駅でバックを持った男を発見した。

 

「高山、追うわよ。」

 

「一体、何なんだよ。」

 

「誘拐犯の仲間よ。」

 

「えっ。」

 

高山と桜井は7時52分発の東北新幹線「やまびこ1号」に乗った。

 

「バックを持った男は身代金を受け取りに来たんだ。」

 

「なるほど。」

 

桜井と高山が乗った東北新幹線は「スーパーやまびこ」と呼ばれ、途中停車駅は仙台のみである、高山と桜井が乗った東北新幹線「やまびこ1号」は終着盛岡には10時24分である、盛岡でL特急「はつかり」と「たざわ」される、「はつかり」に乗ると青森は4時間51分、函館には6時間59分、「たざわ」に乗ると秋田には4時間29分で行けれるようになる。

 

10時24分 盛岡着

 

「どこまで行くのだろう。」

 

「あの特急に乗るんじゃない。」

 

「あれか、盛岡と青森と函館を結ぶL特急「はつかり」に乗るんだな。」

 

「ええ。」

 

高山と桜井は盛岡発函館行のL特急「はつかり5号」に乗って函館へ向かった。

 

「東北新幹線を経由して函館へ向かっています、えっ、南と水野もそっちへ向かってるんですね。」

 

と、高山は班長に連絡をした。

 

「そうか、じゃあその男は身代金を受け取り約だな。」

 

「ええ、多分間違いないと思います。」

 

「そうか、引き続き捜査を続けてくれ。」

 

「了解。」

 

札幌駅 10時27分、南と水野は札幌の公安で待機した。

 

「えっ、桜井と高山が函館に。」

 

「ああ、バックを持った男を尾行してたらしい。」

 

「恐らく、その男は誘拐犯の共犯じゃないでしょうか。」

 

「ああ、桜井と高山が向かってるそうだ。」

 

「そうか。」

 

小学4年生の鈴木一平は釧路発特急「おおぞら4号」に乗って札幌へ行き、そこから小樽へと向かった。

 

「札幌に来たぞ、小樽行かこれに乗ればいいのか。」

 

そして、一平と女の子は小樽経由の函館本線に乗り込んだ。

 

「行こう。」

 

「どこへ行くの。」

 

「小樽だよ、悪い人に捕まってたのね。」

 

「うん。」

 

一平と女の子と一緒に乗った列車は小樽に到着した。

 

「ここなら、大丈夫よ。」

 

「そうね。」

 

一方、桜井と高山が乗ったL特急「はつかり5号」は14時51分に到着した。

 

「待ちなさい」

 

と、桜井は叫びながら走った。

 

「くそー。」

 

桜井は、コルト38口径を取り出した。

 

「ナイス、桜井。」

 

「止まれーッ、止まらないと撃つよ。」

 

「ひっ。」

 

高山は男が持っていたバックを調べて見ると、中身は大金です。

 

「これは、身代金だ。」

 

「やっぱり、その男は誘拐犯の仲間だったのね。」

 

「仲間はどこへ。」

 

「お、小樽だ、奴は小樽へ。」

 

「小樽へ逃げていたのね。」

 

そして、桜井と高山が逮捕した男は函館公安に拘束され、その確保は南と水野に伝えられた。

 

「何、桜井が誘拐犯の仲間を逮捕した。」

 

「ええ、名前は関口 信一、41歳、誘拐犯は3人ですね。」

 

「そうか、じゃあ犯人は小樽に向かってるって事か。」

 

「そうです。」

 

そして、小樽で桜井と高山と合流。

 

「君は。」

 

「主任、その男は誘拐犯だ。」

 

「くそー。」

 

「あっ、パトカーだ。」

 

と、一平は言った。

 

北海道警察のパトカーが到着し、誘拐犯の2人は逮捕され、小学生の女の子は解放した。

 

そして、1人旅をしていた鈴木一平は警察から感謝状が贈られた。

 

「千里、よかった、よかった。」

 

「いやー、お手柄だったよ坊や。」

 

南と水野は犯人の身柄を北海道警察に連行された。

 

 

 

 




ご意見・ご感想をお願いします

劇中の列車の時刻は昭和63年3月13日のダイヤを使用しています
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。