煌めいた彩りは新しい春を運ぶ   作:♡チェケ♡

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お見舞いが終わり、そのまま水族館へと向かう煌成と彩。でも、なんだか煌成の様子がおかしくて……?




※オリジナル要素注意
主が恋人いない歴=年齢なのでリアリティのなさに注意
細かい視点変更


彩りは煌めきを変えるー後編ー

お見舞いも無事(?)終わり私たちはここら辺では有名な水族館へと向かっていた。

でも、なんか煌成くんがやけにソワソワしてる気がする。

「煌成くん、どうかした?」

「…えっ?い、いやっ、なんでもない…」

顔が急に赤くなり、すぐにそっぽむいてしまう。必要最低限な会話しかしてくれない。

もしかして、体調が悪いとか?…不安だなぁ。

「煌成くん、もし体調悪いなら今日はもう休む?」

「えっ、いや、大丈夫だ。少し頭が回ってなかっただけだ。もう大丈夫。安心しろ」

そう言いいつもの顔に戻る煌成くん。んー、さっきまでのはなんだったんだろう。

 

 

……はーっ。やっばいな、くそ。

煌成は頭をフル回転させてあの事(丸山の好きな人)について考えていた。

まさか丸山が……俺のことが好きだったなんて…

今までも告白されたことは何度かあった。でもその度にスパッと断ればもうそれ以来関わることもなかったから気まずいこともなかった。だけど今回は話が違う。

もし、もしもの話だが。もし丸山から告白されたら俺はどうする?

俺がやらなければならないことは、丸山をアイドルにすることだ。アイドルに恋愛感情は必要ない。

結論。断る。

 

ここまで決まればもう何も気にする事はない。気持ちスッキリだ。

頭も整理できたし、とりあえずは大丈夫だろう。

すると、丸山が声をかけてきた。

「それにしても煌成くん。なんで急に水族館?」

「ん?ああ、ちょうど安く入れるって楓が教えてくれてな。だったら水族館でいいかな…って感じだったんだが、嫌だったか?」

「ううん!超楽しみ!ただちょっと意外だったから…」

「ん?意外か?」

「うん…」

「んー、そうなのか…」

そうか…意外なのか…。意外ってどういうことだ?

 

 

横で煌成くんが首を傾げて唸っている。私の意外という言葉に対してだろう。正直、今回も服屋巡って新しい服探しになるだろうって思ってたからすごくビックリしてる。

ま、まるでで、デートみたい!なんて思っちゃったりして…

思わず頬が緩む。思わず両手で抑えるが、それでも少しにやけてしまう。

 

 

 

考え事をしている青年と顔がにやけている少女が横に並んでるその様は、カップルに見えないこともなかった。

 

 

ー水族館ー

「お二人様ですかー?」

「はい。安くなると聞いたのですが、それはどういった…」

受付で煌成くんが対応してるのを後ろに立ちながら、私はずっと考えてた。

…この今現在でさえも、私は完璧に彼女にしか見えないのでは…?

少女漫画なんかでよくあるデートで水族館に入る時の光景!!まさかこんなことが現実で起こるなんて…いい子にしてて良かった…

そう思いニヤニヤしていると、衝撃の言葉が耳に入った。

「あ、はい!お安くなりますね。こちらの()()()()()()ですね

「「えっ?」」

そう言い私たちは顔を見合わせ、静かに頷いた。

「はい。カップル割りでお願いします」

耳を赤くしてそう答える煌成くんの後ろで私はずっと悶えていた。

 

神様……ありがとうございます……!!!

 

もしかしたら、私は今日死ぬのかもしれない。そんなレベルの幸せが訪れたことに私は感謝しよう。

 

「丸山、行くぞ」

「う、うんっ!」

うん!カップルっぽい!

 

 

魚について私は全然知らない。けれど煌成くんの豆知識やエスコートのおかげですごく楽しい。やっぱ博識なんだな、煌成くん。

 

実は水族館に行くことを決めてからずっと魚について調べてただけあって、煌成の用意は周到だった。

 

 

イルカショー、ペンギンの餌やり、色々なことを楽しんだ。

夢のような時間に私は時間が経つのも気づかず、ふと時計を見たら6時をすぎていた。

 

「そういえば、今日は楓さんがとってくれたホテルに泊まるんだっけ?」

「ああ。なかなかいいとこをとってくれたらしい。そろそろ行くか?」

「うん。だいたい回れたし。楽しかった〜」

「ははは。そりゃよかった」

すると、突然煌成くんのスマホに着信音が鳴った。

画面を見ると山岸さんからのメールだった。煌成くんの顔がひきつる。

 

内容は、明日の午前に急遽私の仕事が入ったから、できれば今日中に帰ってきておいて欲しい、とのことだった。

 

「そりゃねぇだろ山岸さん…オフって言ったじゃん…」

「そーだよー……言ってたじゃーん…」

肩を落とす私たちだが、これはもう仕方ない。大人しく帰ることにしよう。

「まあしょうがないかー。こればっかりはな…」

「うん。しょうがないね」

正直落ち込んじゃうな…せっかくまだ一緒に入れると思ったのに……

私が落胆していると、煌成くんはバッグから1つの紙袋を取り出した。

「あ、丸山。これ」

そう言い渡された紙袋を覗くと、そこに入っていたのはイルカのキーホルダーだった。

「えっ!?こ、煌成…これって…?」

「ああ、プレゼント。明日事務所の人達にも渡すけどお前は今日でいいかなって」

そう言い頬をかく煌成くん。正直めっちゃ嬉しい。わ、私も何か買っとけばよかった…!

 

いつかなにかプレゼントしよう、そうしよう。

 

 

こうして、色々ありながらも楽しかった一日が幕を閉じた。




読んで頂きありがとうございます。少し投稿が遅くなりました。今回はデート回だったのですが、「なんかデートの内容全然なくね?」そう思ったそこのあなた!その理由は、私がデートの経験がないからです!(><)
漫画などでまた勉強してくるので、是非応援してください……

次回はクリスマスの日のモデルのお仕事に加え、丸山お誕生日回となっております!シリアスはしばらくお休みですが、頑張ってイチャイチャさせるので、是非次回も読んでください!

それでは、次の投稿でまたお会いしましょう。

彩と煌成の未来のお話

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