※オリジナル設定
視点変更あり
ーレッスン場ー
「失礼しまーす…お、まだ氷川だけか」
「うん、そーだよー。みんな遅いねー」
「花咲川は今日小テストの補習があるからな。丸山は遅いぞ」
今日はパステルパレットの初練習だ。一緒にダンスと楽器の練習の予定だが、丸山が補習で遅れる上に若宮もモデルの話し合いが少しだけあるから遅れるらしい。
「彩ちゃんって頭悪いのー?」
ダイレクトだな…まああいつを擁護することもないか。
「あいつ数学の小テスト50点中2点だぞ」
「えーっ!?ほんとにー!?あっはは!彩ちゃんおもしろーい!」
「そういうお前はどうなんだ?」
氷川は見た感じ遊びまくってるタイプだろう。前に丸山が天才だと言ってたが、こいつは勉強がおざなりになっていてもおかしくないだろう。
「えー?あたし?テストで100点以外とったことないよ!」
「……は?」
小テストで…だよな?
「まあ小テストなら俺もほとんど満点だしな。似たようなもんだ」
すると、氷川は首を横に振った。
「ううん、違うよ!普通の模試とかのやつ!大体100点ばっかかなー」
「……」
日菜が天才と言われている訳が、よーくわかった煌成であった。
ーレッスン中ー
「いい感じだけど少し遅れてるな。もう少し全体的に早くして」
「うーん…こんな感じ?」
「そうだ。いい感じ」
少し離れたところで日菜ちゃんと煌成くんがレッスンをしてるのを横目に見ながら、私は千聖ちゃんとストレッチをしている。
小テストで遅れてきちゃったから仕方ないけど、煌成くんにしっかり怒られたあと千聖ちゃんにも少し怒られた……
「そういえば千聖ちゃんって勉強得意?」
「うーん、まあ授業に出れない時がある分は家でやってるから苦手ではないわね」
「じゃ、じゃあさ!私に勉強教えてくれない?」
「え?嫌よ」
「えぇ!!?」
ふふっと笑い千聖ちゃんは言った。
「彩ちゃんはきっと努力出来る子だから、自分で頑張ってちょうだい」
そう言いふわっと立ち上がる千聖ちゃんに思わず見とれてしまった私はしばらくボケーっとしていた。
「それじゃあ初めての音合わせだ。やる曲自体は簡単だけど5人で合わせるとなると大変だからな。まずはしっかりと慣れること。繰り返しやるぞ」
「「「「「はーい!」」」」」
「じゃあいくぞ…1.2.123はいっ」
煌成は目を丸くし、固まっていた。
俺は数年新人を見てきて、どんな奴に対しても本気でやってきた。
それでも、最後だからかもしれないけど。これほどの輝きは見たことがない。そんな感覚が演奏が終わったあとも体を流れている。
「……すごい」
思わずでたその言葉を聞き、5人がワッと話し始める。
「ね、ねえ!いまのすごかかったゃよね!イヴちゃん!」
「ハイ!すごくカミカミでした!彩さん!」
「いやー…すごいっすね!日菜さん!」
「えー?凄いのは麻弥ちゃんもだよー!ね?千聖ちゃん?」
「ええ。やっぱり歴が長いだけあって流石だわ。」
「みんな。ちょっと聞いてくれ」
その一言で5人が話すのをやめ、こっちをむく。
「初めての合わせなのに正直めちゃくちゃ良かった。これを繰り返していけばきっといい曲になる。今度からはオリジナルもやるから忙しくなるけど、それぞれがしっかりと頑張って欲しい」
「オリジナルっスか?もう曲は決まってるんですか?」
大和の質問に俺はコクリと頷く。
「ああ。お前たちパステルパレットの初ライブは、オリジナル曲の【パスパレボリューション】だ」
「は…初ライブ!初オリジナル!すっごく楽しみだね!」
ウキウキした表情で言う丸山を無視し、続ける。
「初ライブの予定は7月の初めだ。つまり…わかるな?」
俺の言葉に丸山も除く4人が頷く。丸山はまるでわからないといった表情だ。
「6月の終わりの定期考査。これがしっかりと終えれば、初ライブだ」
「えぇえぇええええぇぇ〜!!!!!!???」
事務所では丸山の絶叫が響き、俺たちは初ライブに向けてのレッスンと勉強が始まった。
楽しみだ。初ライブ。
読んで頂きありがとうございます。なんかシリアスが消えると少し書きづらさを感じるこの頃…。コロナのこともあって暇な人も増えるでしょうし、じゃんじゃん投稿しようと思います。
ただいまアンケートの取り方をかえました。目次に入って頂き1話を読むと1番下にポピパのアンケートとなっております。2話はアフグロ。3話はパスパレ。4話はロゼリア。5話はハロハピとなってますので、是非ともアンケートに協力してください。
それでは、次の投稿でお会いしましょう
彩と煌成の未来のお話
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ほしい
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結構です