煌めいた彩りは新しい春を運ぶ   作:♡チェケ♡

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煌成にとって最後の文化祭は何やら忙しそうな予感!煌成は彩と2人でイチャイチャすることはできるのか?



※オリジナル設定注意



2人だけの煌めき

「それじゃあ私達のクラスは喫茶店をやるってことでいいですか?」

 

「はーーい」

 

委員長の言葉にみんなが頷く。今年の私達のクラスは喫茶店に決まった。

喫茶店かあ…私は料理もそんな得意じゃないし接客でもやろうかな…ファストフード店でのアルバイトの経験を生かす時かも。

 

「そいえば千聖ちゃん。3年生って出し物ないんだっけ?」

 

「ええ、そうよ。大学の受験があるからってことでなかったと思うけれど…黒峰くんも暇なんじゃないかしら?」

 

「ちょちょちょちょええっ!?べ、別に煌成くんのこと考えてたわけじゃないから!ふと思っただけだから!」

 

「ふーん。花音はどう思う?」

 

「彩ちゃん、嘘は良くないよ!」

 

「ふえぇぇぇぇぇぇええぇぇっ!!!」

 

 

私のクラスは千聖ちゃんと花音ちゃんが同じクラス。日菜ちゃんと麻弥ちゃんは羽丘だけどイヴちゃんは一個下だから同じ学校だ。

さっきはああ言ったけど、実際煌成くんのことばっか考えてて文化祭の話もあまり頭に入ってない。

 

「…楽しみだなぁ」

 

 

 

ー昼休みー

 

「それで、彩ちゃん。黒峰さんと文化祭回るにしてもイチャイチャしすぎないようにね。もうあなたがパステルパレットの丸山彩であることは知れ渡っているのだから」

 

「うん!頑張るよ!」

 

千聖ちゃんだけは私と煌成くんが付き合ってることを知っている。というのも煌成くんが「どうせ白鷺には隠せないだろうし、ならばこっちから言ってしまおう」と言ったからである。

正直怒られるのを覚悟して言ったけれど逆に頭を撫でられた。びっくりしたなぁ。

その上周りにバレないように協力までしてくれることに。千聖ちゃんにはいつかお礼をしないとなぁ。例えば…結婚式とかで……?キャッ。

 

「彩ちゃん?どうして真っ赤な顔してこっちを見つめてくるの?」

 

「ごごごごめん。いや別になんでもないから!」

 

おっとっと。顔に全部出ちゃうのもなんとかしないと人前ですぐにバレちゃう。頑張れ私。

 

「まあ、黒峰さんのことだから大丈夫だとは思うけど、絶対に人前でイチャイチャしちゃダメよ。肝に銘じなさい」

 

「は、はいっ!千聖ちゃんさんっ!」

 

ビシッと敬礼すると購買にパンを買いに行っていた花音ちゃんがちょうど帰ってきていた。

 

「ふぇ?イチャイチャってどうしたの?」

 

「「なんでもないです!」」

 

 

 

 

ー文化祭当日ー

 

煌成がクラスに登校すると、クラスメイトはみんな文化祭で盛り上がっていた。

 

「3年は暇人ばかりだな…」

 

目の前の光景を見て思わず呟く。確かに俺達3年生は大学受験がある。でも花咲川は推薦が豊富すぎてみんな推薦ばっかだ。試験受ける人なんて限られてる。

まあ、俺の進路はもう決まってるし…いつか言わないとだな。

 

そんな事を考えながら、俺は彩のクラスへと向かう。

 

…楽しもう。最後の文化祭を。

 

 

ー彩のクラスー

 

「いらっしゃいませー」

 

声をかけながら急いで注文をとり、伝え、運ぶ。ウェイトレスの仕事なんて初めてやったけど忙しくてびっくりした。

ちょっと疲れてきたし、交代してもらおうかな……。なんて考えは、次の瞬間消し飛んだ。

 

「あらいらっしゃい、黒峰さん」

 

「おう白鷺。繁盛してるみたいだな」

 

こ、ここ、煌成くんだ!!

おーい、おーいと手を振ると振り返してくれる。ふふ、ふふふふ。やばいよ、すごくにやけちゃう。

 

「彩ちゃん?」

 

「ごめんなさい」

 

ダメダメ。人前では…ふふふ。煌成くん来てくれた。嬉しいな。

千聖ちゃんがため息ついてるのが見える。あ、後で怒られそう…。

 

「丸山が思う1番美味しいやつを頼む」

 

席につくなり煌成くんが言う。一番美味しいやつ…なんだろな…。とりあえず頷いて注文を伝えに行こうとすると、煌成くんに引き止められる。

 

「どうしたの?」

 

「えっ、いや…あのだな…」

 

顔を赤くして煌成くんは下を向く。するとポッケからメモ帳とシャーペンを出してサラサラと文字を書いていく。

 

「これ」

 

そう言い渡された紙を見ると、そこには『似合ってる』と書いてあった。

あれ、顔が熱い。熱かな?煌成くんと私が2人して赤くなってると、千聖ちゃんに呼び出された。謝る覚悟はできてます。

 

しっかりお説教をされていると、食べ終わったようで煌成くんが店から出ていった。千聖ちゃんに向かってごめんのポーズをしている。

 

「…まったく黒峰さんも彩ちゃんも」

 

「た、大変ごめんなさいです」

 

「…やるなら2人きりの時になさい。見てるこっちも恥ずかしいのよ」

 

「ち、千聖ちゃん……!」

 

手を握ると怒った顔でギューッと握られる。でも千聖ちゃん、握力弱いから痛くないんだよね……。

 

 

 

 

1時間後、ようやく私も休憩だ。スマホを見ると煌成くんからメールがきてる。内容は

『第3階段前で待ってる』

だった。

 

「…ふふっ」

 

少しだけ笑みをこぼし、私は早歩きで廊下を歩き始める。

 

 

…早く会いたいな。

 

 

 

 

ー第3階段前ー

 

「お、来たか丸山…」

 

着くと、煌成くんが立ち上がり鍵をチャリチャリさせる。この鍵ってたしか……

 

「行こうぜ、屋上」

 

 

 

屋上に来るのは初めてだ。そもそも鍵は先生が持ってるから入れない。

 

「先生が貸してくれたんだよ。いつも頑張ってるからとか言い出してな。俺が頼んだわけじゃないぞ」

 

「そ、それってかなりすごい事だよね…」

 

煌成くんは先生からの信頼度も凄いらしい。聞いた話だと生徒会長もやって欲しいって頼まれてたらしいし。仕事があるからやらなかったらしいけど。

 

「でも、なんで屋上?教室まわらなくていいの?」

 

すると煌成くんはまた顔を赤くし、上を向いた。

 

「…だって、そしたらお前とくっつけないだろ」

 

そう言い煌成くんは手をさしだす。その手を握ると、ちょっと熱かった。

 

「…ふふ。煌成くん、緊張してるでしょ」

 

「は、はぁっ?してない。してないぞ」

 

首を振ってるけど手が少し震えてるのを感じる。いつも冷静な煌成くんの新しい一面が見えたみたいで嬉しいな。ま、まあ私も震えてるんだけどね。

 

「……教室なら、明日まわれるだろ。今日は、こうして2人でいたかった。…それじゃダメか?」

 

「…いいよ。二人で居たい」

 

壁によりかかり、手を繋いだまま座る。こんなちょっとした時間が、こんなにも愛おしい。

そのまま煌成くんの肩にもたれかかり、呟く。

 

「煌成くん、好きだよ」

 

「…俺もだよ。彩」

 

 

 

そのままずっと話してた私達は文化祭一日目が終わるまでずっと屋上にいた。おかげで大切な時間を過ごせたし、煌成くんは千聖ちゃんに私のクラスでのことで少し怒られて私は午後のシフトを忘れてたことで結構怒られた。

 

2日目も煌成くんと色んな教室をまわって楽しかった。付き合った時はきっと大変だろうと思ったけど、千聖ちゃんのフォローもあって楽しいことばっかりだ。

 

これからも煌成くんと大切な日々を過ごしていける。そんな思いを私は持っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その幸せは突然終わりを告げることになる。




最後のシリアスへの突入です。次の話は前編後編に分ける予定ですが、もしかしたら前編中編後編の3つに分かれるかもしれません。できるだけ早く投稿したいです。

ただいまアンケートの取り方をかえました。目次に入って頂き1話を読むと1番下にポピパのアンケートとなっております。2話はアフグロ。3話はパスパレ。4話はロゼリア。5話はハロハピとなってますので、是非ともアンケートに協力してください。

投稿ごとに投票の1番上の人からの話の初めの部分のみをTwitterに投稿します。今回はりみりんです。誕生日おめでとう。Twitterは@DkojiUrcFxNgSL6で調べればでると思います。

それでは次回の投稿で会いましょう

彩と煌成の未来のお話

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