海に胸が踊る彩だが、なにか気になることがあるようで……?
※圧倒的オリジナル
私が行った最後の旅行は2駅先の漫画喫茶
視点変更あるはずだったんだけどなぁ……
ー
「煌成くーん!すごく楽しいよー!早くおいでよー!」
丸山の呼ぶ声がする。
見上げると灼熱の太陽。少し吹く風。青い空と青い海。
俺達は今誰よりも夏を体感してるのではないか。そう思う。
そもそも仕事で海に来てるはずの俺達が12時になっても遊んでるのには理由があった。
ー1時間前ー
2人で電車で海へと来ていた俺と丸山に、1つの電話が入った。
その内容は、交通事故に巻き込まれたから撮影班が遅れるというものだった。
しかし遅れるだけなのでそれまではゆっくりしててくれと言われたから、まだ特に気にしていなかった。
しかし、事はこれで収まらなかった。
ー30分前ー
2人で軽めに海を楽しんでいると、またもや電話がかかった。
その内容は、またもや事故が起きて今度は車が動かなくなってしまったということだった。
できるだけ急ぐが、少なくとも今日は撮影は無理だろうということだった。「今日は遊んでていいから」と言われたはいいものの、俺達はもう高校生で、海なんて特にすることもない。
そう思い丸山に事を伝えると、
「わわっ!じゃあ、遊びましょう!海で!」
と目を輝かせながら言ってきた。
…俺がおかしいのか?
……こうしてなんやかんやで、今に至る。
流石にこのままではまずいから、午後からはダンスレッスンをすることにしたが、レッスンをする場所もない。
そもそも今回は海での撮影とロケの様な形でのトークの練習のハズだったのに、撮影班がいないんじゃ何も出来ない。
「……どこか場所を探さなくちゃな」
とりあえず周辺を探ってみようと思い、丸山に声をかける。
「丸山。俺はこれからレッスンが出来そうな場所がないか探してくる。どこか遠くには行くなよ」
「ええっ!?私も行きますよ!」
「いや、折角の海なんだ。楽しんでいるといい」
「いやいや!流石に悪いですよ!……私も少し疲れましたし。気分転換に歩きたいです!」
…まあ別にいいか。折角の夏休みだし楽しませてやりたいが、本人が言うなら大丈夫だろう。
「わかった。じゃあとりあえず着替えてこい」
「はいっ!」
更衣室へとパタパタ走っていく丸山の後ろ姿を見ながら、俺は手に持っていたスマホでマップを開く。
「……お?これは……スタジオか。結構近いな……」
それに、スタジオなら
とりあえずの目的地も決まったし、事務所に連絡入れておくか……。
10分近く歩きスタジオで受付をしていると、1時間後からなら入れるということだった。
時間は1時近くなっており、まだ昼食も取っていなかったので近くにあるファミレスに入ることした。
ーファミレス内ー
「煌成くん。なににする?」
「海藻サラダとカルボナーラかな」
「カルボナーラいいですねぇ……。私はエビのサラダとミートソースパスタにしますね!」
そう言い丸山が注文をしてくれている間に俺は水を取りに行った。戻ると、丸山がなにか考えているようだ。
「どうした丸山?」
「あの……。1つ煌成くんに聞きたいことがあるんです」
「ん?どうした?」
「ちょっと気になったことなんですけど……。煌成くんの夢って、なんですか?」
「……!!」
なんとなく聞いたことなのだろう。
別に深い意味は無い。そんな丸山の言葉に俺は過剰に反応してしまった。
「ああいやっ。急に失礼でしたかっ!?ごめんなさいっ!」
急に顔がこわばってしまったのだろう。丸山が謝ってくる。
「ああ、ごめんな。ちょっとびっくりして」
「で、ですよね。急に言われたら困っちゃいますよね」
そう言って笑う丸山だが、少し残念そうな顔をしている。
「……俺の夢は、お前だよ」
「…えっ?」
「俺の今の夢は、お前を1人前のアイドルへと育てることだ。確かに今はモデルとかの活動ばかりだが、お前の夢はアイドルになることだよな?」
俺の問いかけに、丸山は即答する。
「はいっ!」
「これはまだ言うなって言われてたんだがな…。実はな。もう進んでいるんだよ」
「なにがですか?」
「…お前らのアイドルユニット結成に向けてのプロジェクトが、だよ」
丸山からすればかなり衝撃的だろう言葉を言ってしまったことを、俺は後悔した。
「えっ…?ええええええええええええええっ!!??」
店内中に、丸山の絶叫が響き渡ったからである。
店へしっかりと謝罪し、スタジオの時間になるので店を出た。
未だに丸山は顔を真っ赤にしている。まああれだけ注目されれば恥ずかしくもなるだろう。
「ていうか…煌成くん」
「ん?どうした?」
「私達のアイドルユニットのプロジェクトって、どういうことですか?」
「ああ。まだ細かいところは決まってないんだが、最近流行ってきてるバンドを組み合わせたアイドルバンドって形にするつもりらしいな。お前はボーカルだろうな」
「ふぇ…。そんな話が……」
「いつまでたっても
そう言うと丸山は元気よく頷いた。
ースタジオ内ー
「アイドルバンドになったらダンスよりも歌の練習が増えるだろうなぁ……。丁度いいし、ここで歌ってくか」
そう言い受付で借りたギターを手に取ると、丸山が驚いたような顔をしている。
「えっ!?煌成くん、ギターできるの!?」
「まあ多少だがな」
短く答えチューニングを始める。
「よし、終わったぞ」
そして歌い始めた丸山の姿が、俺には眩しかった。
少し見えた夢の形を必死になって追いかけている。
……こいつなら、もしかしたら
俺は少し昔のことを思い返しながらギターをかき鳴らした。
ーレッスン後ー
「ぷはぁ〜!疲れた〜!!」
3時間くらいぶっ続けで歌ったのだろうか。もう喉が少し痛い。
「丸山、のど飴」
そう言い煌成くんが飴を渡してくれる。
「あっ。ありがとうございます!」
私たちは今宿泊予定のホテルへと向かっている。事務所が取ってくれたところなので結構いい所らしい。
高校生なのにこんな贅沢いいのだろうか……。少し罪悪感に襲われていると、ホテルについた。
「じゃあ丸山。明日は朝はゆっくりでいいからしっかり休めよ。これ鍵な」
そう言い煌成くんは自分の部屋へと向かっていく。
その背中は少し疲れているようだった。
ー部屋の中ー
……疲れた。
俺は部屋に入るなりそのままベッドに頭から突っ込んだ。
久しぶりのギターに少しテンションが上がってしまった。明日は筋肉痛かもな……。
…丸山とのセッションは、昔を思い出しているようで楽しかった。今度家でギターの練習しておくかな。
そんなことを思っていると、そのまま寝てしまった。
……まさか1人部屋が怖いという丸山からの電話で起こされるとは、夢にも思わなかったがな。
私はハーモニカが吹けます。逆になかなか珍しくないですか?(謎理論)彩の視点が少なすぎる……!!まあ私の創作力が無いせいですのでご了承ください。
私ホテルとか泊まったことないからよくわからないので、かなり想像に任せっきりな部分があります。
次回はお仕事です。トークの仕事……?つまり、カミカミ彩ちゃん回です。
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彩と煌成の未来のお話
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