ハイスクールD×D ~太陽のカラスと龍と赤龍帝~ 作:ソースケ_研究中
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加筆修正
戦闘シーンの追加
小猫の活躍場面、刀舞の武装について
現在、敵女王《クイーン》が起した大爆発で黒煙を立ち上らせ、形を変えた地形に敵、一人に此方は俺を含む、兵藤、朱乃嬢、俺が小脇に抱えている小猫の譲ちゃんの四人が対峙していた。
予感的中、と言ったところか、今の奇襲であの攻撃なら兵藤と俺を一気に一網打尽に出来たのにやらなかったのは少し不可解だが、向こうから見て戦闘レベルが高い方を片付ける為に小猫の譲ちゃんに狙いを絞っていたってことか、この分だと此方の事は力だけの小僧と言う認識の過小認識のようだな、だが此方としては好都合だ。
そう考えている俺が見えるように小猫の譲ちゃんが視線を上げ。
「・・・そろそろ、下ろしてくれても良いんじゃないですか」
「ああ、悪い」
そう言いながら下ろし、彼女は此方を向いて
「・・・・助け方は、アレですが、ありがとうございます。悠先輩」
「何だよ、お姫様抱っこの方が良かったか?」
「・・・・いえ、すみません。考えたら似合いませんでした。」
謝るなよお願いだから、自分でも似合わないと思ったよ。後、一瞬だが彼女が少し笑ったようにも見えた。目の錯覚と思って少しく首を傾げていると向こうから兵藤が
「小猫ちゃん!!霊烏路!!大丈夫か!?!」
「・・・・大丈夫です。ですが・・・・。」
「こっちは問題ない。この状態の時はアレぐらいなら耐えれる。」
とは言うものの正直に言うと、アルトアイゼンの性能で強化されたイグニスに救われた。通常の状態でアレを食らっていたら確実にやられていた、と言うより小猫の譲ちゃんのところに辿り着いて助けることもできなかっただろう。
あの攻撃、魔方陣で位置を固定してそこを中心に魔力による爆破、物理防御の向上のおかげで何とか耐えれたが、見た目以上に体へのダメージが出かかった。出で来る前に一回目の《charge》をつかって少し強化、回復している。
アルトアイゼンの元々の装甲の厚さが自身への防御力に反映されている、こいつを送ってくれたにとりには、感謝しても仕切れんな、まぁ、以前のダークハウンドの損害具合を考えたら、しょうがないかが・・・。
そんなことを考えていると頭に姫さんの声が響く
『ユウ!!小猫!!大丈夫なら返事しなさい!!?』
「姫さん、こっちは二人とも大丈夫だ。となりに小猫の嬢ちゃんもいる。」
「・・・部長、私達は大丈夫です。」
『そ、その声はユウと小猫!無事だったのね。良かったわ』
声からして姫さんは安心したようだ。?、向こうは此方を向いて、観察している?出方か?それとも、俺の存在か?いや考え過ぎか、何か考えている様子ではあるが、今ので警戒される・・・・・・・事は無いか、向こうは此方を舐めているがそれでも完膚無きまでに潰し来たことは分かった、今はそれが分かっただけで十分だ。
姫さんが
『作戦変更よ、イッセー、小猫、ユウ、はそのまま行って、ここは・・・。』
「私が相手しますわ、此処は私に任せて行ってください」
そう言って朱乃嬢が出てくるが、向こうの女王《クイーン》が
「あらそう、でも流石にしくじったじゃあ示しがつかないの、丁度集まっている事で・・・!」
その言葉は途中で止められた。
「一々其方の都合など知らん・・・。」
「・・・・はい、そんなことより今さっきのお返しです。お願いします。悠先輩」
その返答に俺はステークの方の手を小猫の嬢ちゃんにかざすと、手甲の装甲が展開し、モニターが山吹色に輝き、イグニスが
「わかった!!来いリア!! 」
《reload!!TerrirRabbit!!》
「まかせて!!」
更に光が強くなり、中から小さい身にしては大きな垂れた耳を持った1本角を生やした可愛らしい小動物が出てきた。
そして俺は
「小猫の嬢ちゃん!!リア!!―――Xros !!」
「なっなんだ!?」
兵藤の驚きの声も気にせず、その瞬間、周囲を強い緑色の光が包み込む。
光の中ではリアが光に分解され、小猫の嬢ちゃんに取り込まれていき、緑色の帯が彼女の身を一周して彼女を構築していく、直ぐに変化は訪れる。
白い髪は先が緑色に変わり、そして髪が一部伸びて両サイドに髪と同色の膝まである長い髪の様なリアの垂れ耳が本来の耳を隠すように構築され、細い両腕には鉄(くろがね)のパーツが彼女の腕を覆っていき、リボルバーの六発式の回転弾倉の様な形状で中心にはロボットアームの様な三本指の掌に銃口の付いた。小さい彼女の体の半分程もある不釣り合いな大きなアーム。
そのアームでベルトの接続部分の様なものが構築され、その三本指のアームで掴む頃にはベルト式弾倉があり、それをおもいっきり引っ張って肩にかかった俺の上着ごと肩の上からかけ、胸の中心で勢い任せに火花を散らし、接続する。スカートの下に裾が毛羽立ったジーンズの様なホットパンツが構築され、脚の方は黒い戦闘靴2型の形状に似た長いブーツ、最後に頬の左右に二本の赤い太い線が浮き出て額にトランプのダイヤの様な模様が出る。
その変化は一瞬の間に行われ、小猫の嬢ちゃんは緑の帯をその強固なアームで掴み、握りつぶし、引き千切る。
《Xros Up !!》
そしてイグニスの声をバックに小猫の嬢ちゃんは地面をその細い脚からありえない脚力引き出し、地面に皹を入れ、飛び出すように飛んだ。そして空を舞うように彼女は飛ぶ。飛ぶと言うより正確には両サイドの大きな耳を使った”滑空”である。兵藤や朱乃、向こうの女王《クイーン》でさえも小猫の嬢ちゃんの変化驚いているが、この変身も返答に一瞬で行われ、一瞬の内に上空に居る敵、女王《クイーン》を自分の射程内に入った小猫の嬢ちゃんは
「・・・・・・・・”ガルゴフォーム”、 75mm成形炸薬弾『ダムダムスマッシャー』―――貰います。!」
「くっ!?」
両碗の鋼鉄アーム、”ガトリング・アーム”の左を瞬時に展開した結界に叩きこむと、同時六発の砲弾の様な大きさの成形炸薬弾が炸裂し、爆音で音がかきか消える。暴風の様な爆風が剛腕と共に叩きつけられ、彼女たちの周囲を小猫の嬢ちゃんが起した爆煙が覆う。先に出てきたのは女王《クイーン》だ。所々が焦げ、渋い表情をしながら素早く距離を取りながら
「なんて威力!?一瞬で此方の結界を割るなんて・・・・!」
次に爆煙の中から小猫の嬢ちゃんが出て来て俺の前に着地し、唖然とした兵藤の方に向いて
「・・・・見ましたか、これが必殺技というものです。イッセー先輩の様なエッチな必殺技もどきとは違い、威力があります。」
「え、あ、・・・・・・・・・はい。」
と言う小猫の嬢ちゃんがなんだか、落ち込んでいる兵藤を見ている表情の変わらない彼女の目はきらきらしている。俺は
「嬉しいのわ分かるが、戦闘中だ。相手に向いて撃つ。練習し通り、狙いは相手の胸の中心に狙ってな。後、何時も以上に体力を消耗するから大技は控えめにな。」
「・・・分かりました。」
と釘刺す俺の言葉に少しムッとした表情で相手の方に向き直り、両腕のかなりの重量のあるガトリングアームの三本指を広げて掌の銃口を軽々と向けて撃ちまくる。行き成りの連続した銃声に驚く兵藤、小猫の嬢ちゃんが牽制している間に俺は左耳に手を当て
「姫さん、さらに作戦に修正頼む、コイツの相手に俺も加えてくれ」
『ちょっとユウ、どうゆうつもりよ!そんな勝手に・・・!』
「向こうは此方を舐めている、それは姫さんと考え方は同じだ。だがいくら過信して駒の全能力を持つ、女王《クイーン》をそれも単騎でただ送り込むにしても保険を掛けているはず、別に朱乃嬢の実力があるのは承知の上だ。だがこのまま当てるより此方も保険を掛けるべきだと言っている。」
『あなたがその保険になるって言うの?』
「それだけの働きは出来るつもりだが?それにワイルドカードは増やしておいた。戦力は問題ないはずだ。で異論わ?」
『・・・・・ーー!わかったわよ!!イッセーと小猫はそのまま行きなさい!朱乃とユウは女王《クイーン》の相手をして!!これでいいでしょ!!』
「すまないな・・・・・・との事だ。少し気を悪くしたか?」
そう言うと此方に近づいてきた朱乃嬢が
「いえいえ、心配してくれているのは分かっていますから悪い気はしませんわ。それに言ったからには貴方の実力を見せてくれるんでしょう?」
「まぁな、と言うか小猫の嬢ちゃんの”アレ”に余り驚いてなかったが・・・。」
「悠君のやる事ですし、驚いていたらきりがありませんわ。」
「そうかい、で、猫の嬢ちゃんと兵藤は?」
そう言いながらシリンダーを納める。
「彼らは、部長の指示を聞いてから、牽制しながら私と少しお話をして行きまたよ。」
さらに敵陣営の三人の撃破を伝えるアナウンスが響き渡り
「刀舞の連絡が無いからこれ以上の戦力はこの近くに無いようだな。木場も向こうもすぐに合流しそうだな、なら・・・!」
俺たちは敵、女王《クイーン》に視線を向ける。向こうは少し笑みを浮かべながら此方を見て口を開く、
「オマケがついているけど、貴方と戦ってみたかったの”雷の巫女”さん・・・。」
「あらあら、それは光栄に存じますわ、爆弾王妃《ボム・クイーン》さん」
そう言うと向こうから紫色のオーラが彼女の体が溢れだす。
「その二つは名は好きではないわ・・・。」
次の瞬間、俺たちの足元に巨大な魔方陣が展開され、大爆発、爆音と土煙と黒煙さらに土が上から降ってる。
だが黒煙を突き破って出てくる影が
「爆弾が嫌なら、花火師にでもなるんだな・・・!」
そう言いながら黒翼を広げて、胸には第三の目、脚には左脚に電子の輪、右足に溶岩状の固形物が纏わりついている。
俺はマシンキャノンを向け、速射音を響かせ、弾を撃ち出しながら黒煙から出てくる。
さらに黒煙の陰から出てきた朱乃嬢が手に雷を纏わせながら
「それは素敵ですわ。さぞかし綺麗なんでしょうね。”花火王妃《ファイアワークス・クイーン》”、少し長いですがその方がいろいろと人気が出ますわ。夜の夏にはピッタリでしょうし、冬でもおつですわ」
そう言いながら雷を放つ、女王《クイーン》は両方の攻撃を障壁でそれを防ぎながら
「それは良い事を聞いたわ。今度、試してみようかしら貴方達を倒した後でね!!」
そう言いながら此方の周囲に、複数で小規模の魔方陣をランダムに展開し、爆破、朱乃嬢はそれを上昇して回避、俺は爆風も気にせず突っ込む、ステークを全弾叩きこみ、俺は収納空間からスピードローダーを取り出し、ステークのシリンダーを出して空薬莢を出して装填しながら、女王《クイーン》の横を飛び去るように行き、彼女の後方で上昇してから反転、俺は右手にF2Wキャノンを展開し、左のマシンキャノンと同時に一斉射撃、マシンキャノンから弾が吐きだされ、F2Wキャノン《S・レンジ》からも青白いビーム弾が撃ち出される左腕から空薬莢が打ち出された数だけ吐きだされ、放たれた弾丸は敵を撃ち面向く為に無数の弾が女王《クイーン》が降り注ぐが同じ障壁で防がれる。
肌に刺さるような危険を感じ取り、撃ちかたを止めてすぐにその場を離脱、後にした場所には魔方陣が展開され、爆破、そのまま回避運動をしながら撃つ、気をこちらに引いていると女王《クイーン》の上空から雷が落ちる、それは雷鳴轟き、障壁に当たり轟音を響かせる。そんな彼女を女王《クイーン》が睨みつける。
「あらあら、御免なさいね。其方ばっかり気が向けいていたら守っている障壁もろとも砕け散りますわよ」
「さすがに二人相手はキツイわね。助っ人の方も残っただけの事はあるってことかしら?」
「だが、卑怯とは言わんだろ、コレは戦いだ。それが理解できないわけではないだろ。」
「二人ががりで攻めかねているのに良く言えるわね」
彼女に言う通りだ。通用するデカイ攻撃と言って、F2Wキャノンの収束砲も朱乃嬢の最大威力の雷撃も今の状況ではチャージ中にやられる恐れがある。だがらと言ってこのまま回避運動をしながらチマチマと攻撃しても通らない上、言っても行動先に小規模の爆弾魔方陣を展開される。
その爆弾魔方陣でイグニスで強化されているが、それでも段々とダメージだ蓄積されている。朱乃嬢もこちら程ではないが食らっている様で彼女の服が所何処と破けてしまって、当たった所が少し焦げている。
このまま長期戦になるとこっちが不利になる。ーー?、俺が視線を外すと、グラウンドの方で木場と頭に白い布を巻いて鎧を着た女性が戦っている。さらに兵藤とクロス状態の小猫の所には仮面を顔半分を覆ったワイルドな女性に、何時の時代か昔の時代の姫風の奴に、猫耳セーラー服の双子、髪を金属の髪飾りで束ねたヤシの木ヘッドの大剣の持ち等と戦闘中、最後にお姫様チックな金髪少女が傍観しているが、数からして全騎投入とはな、校舎入口に姫さんとアーシア嬢、刀舞まで居やがる!?!何考えてんだあの姫さんは、向こうさんは一人で踏ん反り返っているからって真っ向勝負を仕掛ける気か!?これは余り悠長にやっていられんか。
俺は攻撃を避けながら朱乃嬢の元へ行き、
「朱乃嬢、姫さんのが本陣攻めに行くこと知っていたか」
「ーー!?、いえ、多分此方に心配を掛けまいと言わなかったと思いますが」
「多分、兵藤達には言ってると思うが・・・・。朱乃嬢、少し賭けに出でみるか?」
「賭けと言いますと?」
「此方の最大火力を使ってあの防備を崩す、後は朱乃嬢の一撃を奴にくれてやってくれ」
「今さっきから防がれてばかりですけど出来るんですか?」
俺は真剣な表情で朱乃嬢を見ながらステークを構えて
「出来る出来ないじゃない、やるんだよ」
それを見て朱乃嬢は笑みを見せながら
「あらあら、なかなかカッコイイ事を言ってくれますわ、此処まで言ってくれるんですもの、なら貴方に賭けましょうか」
そう言っていると向こうから
「作戦会議は終わったかしらどう足掻こうと状況は変わりませんわ」
「それはどうか、コレを受けてから確かめろ!!」
俺は収納していた握り拳より二回り大きく円筒形でゴツゴツした九つの大型手榴弾のクレイモアを二個出し、思いっきり全力で投げ付ける。彼女はすぐに障壁を展開する。次の瞬間、彼女の周囲に投げ付けられたクレイモアの中に封入されている、龍鱗製のベアリング弾の散弾の雨を撒き、障壁に当たり更に爆発し、次々とそれを火種に誘爆していく、轟音を響かせ、爆煙をまき散らせながら、それに追い打ちを掛けるように黒煙を突っ切り降り注ぐ弾丸、その発射元のマシンキャノンを突き出し、速射音を響かせながら突っ込む
「これで貫けない物は無いぞ・・・!釣りはいらん!持って行け!!」
俺は出刃包丁の先をヒートホーンのように尖らせた鍔なしのナイフ、ヒートダガーを左手に持ち障壁に突き出す。障壁に刃が激突し、かん高い音を響かせながら、刀身が熱で帯び真っ赤に染まり、余りの熱さに少し白煙が立ち上り、俺は刃を捩じって、滑らすようにそのまま切り上げる。
そんな無駄な事をしていると思っている、向こうは此方に余裕そうな笑みを浮かべながら
「無駄だって言っているのが分からないの?馬鹿みたいに突っ込んだ来てーー」
それを遮るように立て続けに撃鉄を上げたステークを叩きこむ
「だまれ!・・・言っただろ受けて確かめろと!!」
撃鉄が降り、雷管を叩き、中の力が込められた信管が爆発!!その衝撃をダイレクトに杭を押し出す力に変える。
その衝撃が状況を一変させる。
「--何!!?」
彼女はそれを見て驚いた。それは今まで防いでいた障壁にステークを叩きこまれた所に皹が入ったからだ。
そう、どれほど強固だろうと立て続けに攻撃を食らえば、どんな物にだって限界くる。シリンダーが回り、装填している次弾の雷管を撃鉄が叩く、さらに衝撃がステークを前に押し進め、叩きこまれる度に亀裂が広がる。亀裂は障壁全体に広がり、後一発食らえば崩壊してしまう。そして此方も丁度、最後の弾丸となり、その雷管を撃鉄が叩きつける。その瞬間、衝撃が障壁全体に走り、再度砕け散った。
「そんな!!?嘘!?!」
「此方の仕事はした。・・・分かっていたとしてもただで済まん、後は頼むぞ!(後が残っているからと言って少々けちり過ぎたか?)」
俺はダガーを収納して、シリンダーから空薬莢を出してからスピードローダーを出し、退きながら言う、その声に答える者が
「ふふ、流石悠君ですわ。武器の組み合わせで圧倒的な火力を生み出して強固な障壁を撃ち破るなんて、でしたら私も・・・。」
そう言う朱乃嬢は片手を天に掲げ、その手には体育館を吹っ飛ばした程で無いにしろ、それは強大な雷が収束されていた。
「さぁ、これで終わりですわ」
その瞬間、敵、女王《クイーン》の頭上から雷鳴を響かせがら、轟雷が彼女に降り注いだ。
断末魔の悲鳴が響き渡り、そのまま真下のテニスコートに叩き落とす。轟音が唸り、着弾地点から黒煙が立ち上っている。
俺はステークに装填し終わり、視線だけ動かすと朱乃嬢が少し視線を強めて着弾地点を睨んでいる。
こっちも向こうが何もしないまま呆気なく食らったことに疑問を抱いていると黒煙が晴れて声が
「流石、雷の巫女ね。直撃の瞬間、充分じゃなくても障壁を割り込ませてもこの威力とはなかなかどうして・・・。
ーー其方にも驚かされたわ、アレを破壊してくるなんて思わなかったもの。」
仕留め損ねた。か、だがこの劣勢どう覆す。どう考えても態々と賛辞を贈る為に耐えた訳ではあるまい・・・。
彼女は続ける。
「とはいえ、それでも大分の魔力を消費したでしょう。其方もアレだけ使ったですもの後どれだけ、弾があるんでしょうね。」
「大丈夫ですわ。少し休めばすぐにでも線戦に復帰できますわ」
「・・・・。」
「それはどうかしらね」
消耗が奴の目的、だが、この余裕そうな態度、満身創痍のはずの彼女がここでの余裕を見せる?この戦況を覆すほどの武器、あるいは・・・。思考を巡らせると彼女の手に小さな小瓶があった。それに朱乃嬢が驚く、隠し玉がどう言った物か知っているようだ。その瞬間、強大な力の変動が俺の肌を突き刺す。俺は動くのも声に出すのも遅すぎると判断し、すぐに使い魔召喚陣を朱乃嬢の方に展開し、念じる。あの小生意気な青紫の小竜を
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!」
「へっ?!!??」
行き成り勢いよく召喚陣から射出されるガムド、それに巻き込まれ肩越しに体当たりを食らう。その勢いを彼女は抑えられず、その速さは俺から距離を取るには充分だった。
次の瞬間、音が消え、光が強くなり、まるで俺を中心に何もかもが白くなり、俺は大爆発に呑まれた。
そのまま彼女を爆風に叩きつけられるように吹き飛ばされ、地面に転がる。
朱乃自身は爆風で地面に叩きつけられたが残った魔力で軽減することが出来た為、すぐに動く事が出来た彼女はすぐに身を起こし、とっさの判断でガムドを使って爆心地から遠ざけた悠の方を見るとそこには、
「悠君・・・・。」
黒い黒煙の尾を引きながら墜落してくる彼だった。
その光景を横で毒づきながら起きるガムドも目にした。自分の友が墜ちていく様を・・・。
「あいてててっ何しやがるんだアイツは、っ!?!、ユウ!!?」
そのまま爆心地の真下に墜ち、焦った彼女達はすぐに駆け寄る。
「大丈夫ですか!!?悠君!!」
「しっかりしろ!!ユウ!!返事してくれ!!」
目を開けない悠に呼びかける。悠はなんとか返答しながら立ち上がろうとするが、
「だ、大丈夫だ。だがま、まともに食らってすぐに動けそうに、なさそうな。」
「・・・・すみません。わたしが油断したばかりに・・・。」
「はあ、は、はぁ、気にすんなよ。これぐらい、・・・・・・・ぐっ!?」
そんな必死な彼女達をあざ笑うかのように声が響く
「ふふ、その子、良くやるわね。
ーー女王《クイーン》を守るために自分の身を呈して守るなんて、だけど馬鹿じゃないの?既に魔力も底を尽きかけていて回復する時間も無い撃破《リタイア》同然の女王《クイーン》を生き残らせてどうしよって言うの?」
声の出元は上空、叩き落とされた所からそのまま上昇したようで、敵女王《クイーン》が彼女らを見下しながら言い放つ、その姿は今までは見て分かるほどボロボロだった体は完全回復しており、傷一つない体に戻っていた。
今のアイテムに朱乃は覚えがあり、それは小瓶に入っていた不死鳥の涙と呼ばれる全回復アイテムを使った結果だ。
つまり今回の悠の言う、向こうの保険とゆうわけだ。
悠の読み通りであった事だが、それでもその為の保険をこちらも彼女、朱乃の生存という形で果たしてしまった事になる。
だが現在、等の朱乃嬢はガス欠寸前で、辛うじて彼女を助ける為に出した使い魔のガムドは戦闘は出来るが、この女王《クイーン》を相手に出来るほどの実力は無い、現状完全に詰んでいる。
「さぁ、どうするの?足掻いて苦しむか、潔く一瞬で終わるか二つに一つよ」
足掻くしても足掻くほどの力も残っていない彼女には出来ない、諦めかけた瞬間、悠はガムドを手で気づかれない様に呼んで神器《セイクリッドギア》触れ、触れていた青紫の小竜が、小さいが、彼、ガムドの声が聞こえた。
「ーーそうか、分かったよ、イグニスのおっさん、皆の為にも此処は何としても時間を稼ぐぜ」
「す、こし、しんどいがた、頼むぞ、ガムド。」
「悠君?ガムド君?今のどういうーー」
その疑問の声を遮るようにガムドは
「アケノ、ちょっとユウが回復するまで見ててくれ」
「ちょっとーー」
「やい!!、空にぷかぷか浮いてデカイ面しやがって何様のつもりだ!!」
横にいる悠は膝をつき、しんどそうに俯いて、回復を待っている。そして止める朱乃の言うことも聞かず前に飛び出し、敵女王《クイーン》に叫ぶ、そういう彼には鼻にもかけない態度で笑みを崩さず
「言うわね。何様のつもり?この状況を見てどうしてそんな言葉が出るか此方が聞きたいわ。もう勝負はついていると言うのに・・・。」
「うっせぇ!!まだ勝負は終わってなんかいねぇ!!諦めなけりゃあどうにだってなるはずだ!!」
「ふふ、その子といい、その使い魔といい面白いことを言ってくれるわ。諦めるも何も戦える者がすで此処にいないじゃない」
「ここに居るだろ!!俺っちが相手になる!!」
そう言った瞬間、突然のことに目を丸くし暫くすると女王《クイーン》は笑いをこらえながら
「使い魔風情の貴方が私の相手をするなんて面白い冗談ね。貴方なんかが私に勝てると思っているの?」
そんな態度にガムドが怒りを露わにしながら叫ぶ
「くっそがぁ!!二度も言わせんな!!やってみるまで分かんねって言ってんだろぉが!!」
「ふ~ん、そう、貴方ならそう時間が掛からないでしょう、少し遊んであげるわ」
とガムドは叫び、飛びあがり突っ込む。そんな彼女は小馬鹿にしたように言う。
無謀すぎる。朱乃はそう思った。使い魔のガムドが女王《クイーン》である彼女にお世辞にも勝てると言えないほど彼と彼女の実力は離れていた。その証拠に目の前での出来事は
「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!『ファイアーボルテクス!!!』」
思いっきり飛びあがった勢いに高速で連続前転し炎を起こした尻尾のハンマーの一撃を入れようと迫るが
「そんな見え見えの攻撃が通用すると思って?」
空中で自在に動ける彼女は横に移動しただけで避ける、そこへ
「伊達にユウ達と修行してたわけじゃねぇんだよ!!!!『ランガムブレイク!!!』」
そのまま回転の威力を殺さず横に空中での重心移動と姿勢を巧みに操り、回し蹴りのように横腹に伸縮自在の尻尾のハンマーを横一線に叩きこむが
「上手ね。でも、それは効かないわよ」
それは堅い物同士がぶつかり合うような音が響く、それは朱乃たちの攻撃をことごとく防いできた障壁だった。ガムドは攻撃が弾かれたことで現在、戦闘で最低限必要する飛行能力を有していないガムドには浮くので精一杯、そんな彼は彼女の恰好の的だった。
次の瞬間、突然ガムドを爆発が包む。彼はそのまま叩きつけられるが
「うがっ?!?!!ま、まだだ!!」
「はぁ無駄だと言っているのに・・・・・。」
《charge!!》
そんな状況を見ていた悠の太陽龍王の宝玉《ソーラー・ジュエル》の翡翠のモニターが光り輝き、ダメージを負って重くなった体が軽くなるのを感じるがそれと同時に何かが軋む音が頭に響く、その音声に朱乃が反応するがその前に黒い翼を広げて飛び上がった。
所変わってグランドの方では
「・・・派手にいきます。―――『ダムダムスマッシャー』!」
ワイルド仮面の女にガトリングアームを戦車《ルーク》特有の馬鹿力から繰り出される鉄槌を胸の中心に叩きこみ、叩きこんだと同時に装填されている六発の魔力炸裂式の75mm成形炸薬弾が爆ぜ、なかなか頑丈そうだった仮面女はいとも簡単に吹き飛んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?!!!!」
木々を巻き込みながら森の奥に突っ込んでから撃破のアナウンスが流れ、次にイッセーに斬りかかろうと近づく髪を金属の髪飾りで束ねたヤシの木ヘッドの大剣の持ちに片手のガトリングアームを向けて撃ちまくる。
小猫の異様な姿に最初は唯の張りぼて同然に考えていたお姫様チックな金髪少女のライザーの妹、レイヴェル・フェニックスが驚愕の表情で
「何なのあの戦車《ルーク》!!?あそこまでの実力があるなんて聞いてませんわよ!!!」
「・・・・舐めているからこのような事になるんですよ。」
なんだかノリノリな小猫であったが、彼女が驚くほど文字道理、戦車顔負けと言いますか、戦車の突貫力に砲弾と言っても良い程、いやそれ以上の堅牢な鉄拳と嵐の様な銃撃が彼女たちを襲う。
彼女の付けている装備は炎とか魔力攻撃もこの手甲の前では完全に防がれてしまうほどの高度を誇っており、更にヤシの木大剣女の重量のある大剣も簡単に防いでしまうのだ。
だが、頭は冷静で心はノッている段々悠に汚染されている小猫以外はかなり焦っており、その理由は今さっきブッ飛ばした木場に倒された包帯女と小猫に倒された仮面女以外にまだ、五人も残っている。
スペックはクロス状態の小猫を入れて確実に此方の方が上であるが、その変わり向こうは連携が出来ており、出たり引っ込んだり前衛、後衛の攻撃に翻弄されながらなんとか持っている。焦っている理由はそれだけではないのだが現在進行形で校舎の上で戦闘をしている。
リアス達の事が心配であるからだ。
そして武装的にも囲まれている上、数が少ない事、木場の神器《セイクリッドギア》は作り出す過程で地上限定で広域攻撃をする事が出来るが力不足か不意打ちで敵の下に創り出すぐらいの事しかできない、イッセーは言わずもがな使いこなせていないから論外、小猫のクロスでの武器は一方向への広域射撃に一撃必殺型の拳撃なので余りこう言った立ち位置では牽制程度にしか役に立たないからだ。
焦っていたレイヴェルは攻勢に出始めている戦況状況に気を取り直すように
「ふ、ふふふっ幾ら力があってもこんなんじゃあお兄様の所にはいけませんわよ?」
「――――そうかいな。だったら私も加勢したらどうなるやろうね?」
「――――!!?」
その声の方、上空に目を向けると見上げてしまう様な巨大な刀の刃が振り下ろされるがレイヴェルは寸前の所でかわす。すぐに刃の来た方向を見ると此方に向かってくる女性。何時もの露出度の高い服装に羽衣の様な布を巻き、布に付いた鎧の障子の板(しょうじのいた)を揺らし、灰色の腰まで届くほどの結い上げた長い髪が揺れ、眼鏡越しに切れの長い金色の瞳は優しそう眼は鋭くまるで獲物を狙う獣の様な眼光で片手に巨大な日本刀を持った彼女が
「――――割り込みごめんってなぁ、刀刃演舞『烈風』五連!」
「横合いから割り込みを・・・・!」
瞬間、彼女の手がブレ、巨大な五つの爪を縦から振り下ろしたような三日月状の風刃が周囲に居る彼女達だけに叩きつけられる。空気の刃が炸裂し、四散する。彼女は着地し、普通なら目立つ巨大刀は無く代わりにキセルを片手に遊ばせながら此方に近づいて来る。
それを見てたイッセーは
「と、刀舞さん!!?どうしてここに!!?」
「ウチの大将に戦況が膠着したり、押されそうになったらそっちに加勢しいやってゆったんや。」
「――大将?ああ、霊烏路の事ですか?ってそんな事じゃあ無いですよ!!今さっきすんげぇ大きな刀使って無かったですか!?」
そんな本日何回驚いているか、本人でも分からなくなってきている。彼なのだが、そんな彼に木場が近づいてきて
「イッセー君、刀舞さんのあの刀は、”大霊刀・朧”―――。」
その言葉と共にキセルを掲げるとキセルの周囲に何か、青白い力が集まり段々と大きくなり、ある物を形作る。
それは今さっきの巨大な日本刀だ。
見た目は自分の長身おも超える日本刀がキセルを中心に構成され、彼女が持っているキセルで、さらに少し透けており、一見、実体が無く、幻の様にも見えるがあの切れ味を見る限り、見た目通りに相手を斬る事は出来るようだ。
木場は続ける。
「―――元は長い年月を魂の宿った幾千万本の役目を終えた刀の破片を元に作られた物で、芯も折れて刀が腰にさせなくなったがこのままなのも忍びない思った一人のそこでは名のある鍛冶師が丹精込めて慣ない手つきで作った物。
何時も人と共に会った物だからせめて親しみのある物にと思ってやった事だったらしいけど、そのキセルには幾千万本分の”刀の魂”が込められていたそうなんだって、あり方としたら赤き竜の魂を封じ込められた赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》に近いらしいよ。そしてその魂が具現化されたのが大きさも自由自在、己の意思を斬れ味と強度する巨大な刀―――。」
「それが朧なんよ。―――説明ありがとさん木場やん。」
「なんでそれを木場が知ってんだよ?それと木場やんって」
「ああ、そのキセルって作った人は、ある業種で有名みたいで、秘宝並みの価値のある物なんだ。刀剣類に詳しい人なら一度でも聞くらしいよ。だけど大霊刀・朧は使い手によっては鈍にもなるし、最強の刀にもなるから扱いが難しいんだ。それがその霊刀だって聞かされた時には驚いたからね。それも使いこなしているし、後、最後のは刀舞さんが勝手に呼んでるだけだよ。」
「つれんなぁ木場やんは・・・。まぁええわ。あんさん等はどう打開するか考えや。時間は私が稼ぐさかい」
「・・・ですけど」
と口籠る小猫を見ながらレイヴェル達の方に向き直りながら
「ええって、大丈夫や。―――はいじゃあ、あの不死鳥ホストのチームのみなさん方、割り込みすまへんなぁその上待って貰って」
「そんなこと気にしてないわ。今さらあなた一人の割り込みだけで動く戦況じゃないわ。やるだけ無駄よ。」
「そんなのやってみんと分からんよっと――――刀刃演舞『百花乱舞・散』」
そう言った途端、レイヴェル達の方に一気に飛び込み、中心に居るその行動に驚くレイヴェルの眼前で上空に飛び上がり、キセルを持っていた手がブレた瞬間、巨大な透けた刀”朧”の姿も同じくブレて起こった現状は嵐の様に逆巻く幾千の花弁のように彼女達に無数の剣戟が降り注いだが、寸前の所で四散する事で全員避ける。いや意図的に避けさせることで降り注いだ剣撃の所為で起こった爆煙を巻き上げさせ、孤立させ、五人はバラバラになっていた。
視界が悪くなり、冷静さを失った彼女等に刀舞は土煙の中に入ってまずはヤシの木ヘッドの大剣持ちに一気に近づいて頭をキセルで小突いて直ぐに距離を取り
「―――あたっ!」
「鬼さん此方、手のなる方へぇ~♪」
「こ、このぉ!!馬鹿にして・・・・!!」
怒りの表示なるヤシの木ヘッドをあざ笑うように土煙の中に消えていく刀舞を追って行く、次に猫耳双子や昔の時代の姫風の奴にも同じうように挑発していく、この状況でのセオリーは視界の悪い戦場では無闇矢鱈に動いたり、簡単に挑発に乗るのは御法度である。
「あ、あぶない!?」
「足蹴られた!!」
「ちょ、今魔力弾が!?」
「誰だ!!今私を殴ったのごばぁ!?」
完全に刀舞の術中に嵌っている様な声が響く、土煙の中でレイヴェルはこの状況を脱しようと真っ直ぐにイッセー達の居た方向に足を運んで行くと身丈以上の高さまで聳え立ってまるで壁の様に乱立に立っている物体が彼女の進行方向を塞いでいた。
「・・・・何ですかこれは?」
と触るとなんだかひんやりとした鉄の様な感触、少し視界が回復したのかそれが何のなのか分かる。
「――――剣?それも大量に・・・まさか!?」
そのまま他の所も触っていくと左右視界を覆う程に剣が壁の様にその行く手を塞いでいおり、それのなだらかにカーブを描いている。
まるで最初に居たレイヴェルを中心に円を描く様に彼女たちを囲っている様に、コレを作ったのはあの騎士《ナイト》の魔剣の創造能力によるものである事は分かる。だが、混乱させるためだけにこんな物を作る必要があるのわからない。彼女はこのまま居るわけにもいかず、炎翼を広げ空に舞い上がり、外の様子を見ようといまだに張っている土煙の外へ上昇し、ある一定の高さまで上昇した時、突然視界が黒い何かに覆われると共に何かに掴まれた。
「―――!?」
「・・・・つかまえました。」
それはグレモリーの戦車《ルーク》の小猫がその堅牢な手甲でレイヴェルは声を上げる暇も無く掴まったしまった。
片腕でレイヴェルの肩を掴み、彼女の太ももなどに脚をかけて取り着いた彼女はすぐにもう片方の手甲を振り上げ、鉄槌を振り下ろす。
「・・・・もう一回あの場所に戻って貰います。答えは聞きませんけど」
「―――ちょっ!?!」
鉄拳が彼女の腹に振り下ろされてた時、仮面女と同じく爆発し、その威力に吹き飛んで剣の壁のサークルの中心に、更に大量の土煙を撒き散らしながら叩き付けれた所を確認すると肩から掛けていた弾倉ベルトを外して掲げて言う。
「――――イッセー先輩!!」
「任せろ!!コレがもう一つ俺の修行の成果だ!!行くぜ!!赤龍帝からの贈り物《ブーステッド・ギア・ギフト》 !!」
イッセーは赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》を掲げて、叫ぶのに答える様に翡翠の輝きが増し、叫ぶ。
《Transfer》
その瞬間、小猫の持っていた弾倉ベルトが淡い光に包まれ、中の弾倉に入ってる形成炸薬弾内の魔力が増加し、少し軋む様な音がしているが構わずおもいっきり、レイヴェルの落ちた所へ投げ付け、小猫は右のガトリングアームを左手で支えて落ちていく弾倉ベルトに狙いを付ける。
その時、悠に教わった事を思い出す。
「・・・・武器の特性上、とりあえず撃ちまくる!!」
そして目標を弾道のぶれも考慮しても範囲内。それに小猫は悠には牽制程度にしか学んでいない為、殆ど付け焼き刃も良い所だ。
だから彼女はとりあえず当たるまで撃つしかないので。ガトリングアームから無数の弾丸を吐きだし、近くに弾痕を残したりレイヴェルをズタズタにしながらついに撃った内の数発が弾倉ベルトに数発、入った瞬間、音が消え、しか今真っ白になり、爆発した。
そして壁となっている大量の剣を砕き、周囲の物をなぎ倒すほど威力を誇った爆発の後には剣を杖代わりになんとか立っている木場、その横に赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》を盾にしているイッセー、最初の挑発からすでに脱出していた刀舞が巨大な刀である朧を盾にして爆発から身を守っていた。そして後から風に揺られるように降りてくる小猫が地面に足を付けた時にはレイヴェル以外のライザー眷属の撃破がアナウンスで流れた。
それを戦闘をしながら聞いていた俺は
「向こうはなんとかなっているようだな。こっちもどうにかしないと・・・。」
「くっそぉ悔しいぜ。一矢報いることもできやしねぇなんて・・・。」
そんな返答をして表情を歪めるガムドを様子を見るにかなりダメージが蓄積されていて、立てる様子に無い程までボロボロにされている。俺も今さっきから何度か攻撃を仕掛けていたがこれ以上は弾の無駄使いだ。残りはかなり少なくなってきているのにこれ以上長引くと後に差し支える。そんな事を考えながらボロボロのガムドに視線を向け
「まだいけるか?ガムド」
「「--え?」」
そう言う俺に女王《クイーン》が俺に
「貴方馬鹿なの?何度やろうとーー」
「結果は同じか?どうだろうなぁ、それはこいつ次第だ。なぁどうするよ?ガムド」
「そんなの答えは決まってんだろうが!!」
「おお、流石、ガムドってところか?だったら行こうか」
俺は再度ステークを構える。それに呼応するようにガムドもようやく立ち上がる。悠自身庇ったダメージが抜けきって無いし、ガムドはアレほど頑張ったのだ後は任せて休めば良いのに、敵女王《クイーン》何故彼等がここまでして立ち上がるのか疑問に思う
そんな俺に朱乃嬢が
「まだやるんですか?出したら・・・。」
「朱乃嬢はまだ休んでろよ、戦える状態でもないだろ?」
「ですが、貴方達だってーー」
それに俺とガムドが後ろを振り向かず答える。
「ユウは最初っから頑張ってんだ。今さっきでてきた俺っちは、まだまだこんなことじゃあへこたれぇよ。」
「無理も承知の上、アイツも俺と同じでまだ心が折れていない以上まだまだやられねぇし、ーーそれに力はまだ残っている。」
そう言いながら俺達は女王《クイーン》の方と見上げながら
「待ってくれてとはお優しいことだな?」
「ええ、貴方が復帰しようと時間の問題でしょう?だからこれくらい待った内に入らないわ。」
つくづく舐め腐っているな、しょうがないかどう考えたって劣勢だしなこの状況、ガムドも後一発食らったらもたないし、こっちだってもう二回も強化しているからな、俺はイグニスに語りかける。
ーー新しい力、使えるんだろ?
『うむ、ガムドの坊主に説明は終えている。思いっきりやってくれて構わんぞ』
ーー分かった
俺はステークの方を掲げると手甲のモニターが光り輝き、俺の中でイグニスが叫ぶ。
『嘗て封じられた。祖先から続く暴龍の力、今こそ解放せよ!!』
《Sunshine Dragon!! power in!!GUMDRAGON》
その音声と共にモニターから光る、次の瞬間ガムドを光の帯が周りを円様に囲み、姿が光に包まれ、イグニスの力が彼に力を与える。
光に包まれた彼の柔軟性のある赤い胸部装甲、そこから青紫の鱗に覆われた胴体やゆったりとした分厚い皮の黒い内側の空いて、後ろの方に皮の布を下ろしているカーゴパンツの様な物を履いており、脚は指から空いた脹脛の部分まで覆った履物からでも強靭な足だと分かる。
出た足の指は同じ鱗に覆われており長くは無いが地面に突き立つほどの爪がある。肘から手の方は手甲の着いた大きな三本指の手袋で、尻尾はしなやかで伸縮自在の尻尾の先に三叉撃のような物”テイルアンカー”に、翼は大きく、龍のように首も長くなるが近接戦闘に邪魔にならない程度だ。頭は鱗に覆われ、口は拘束具の様に噛み合わせてマスクような物に覆われ、目は鋭く、額には前と同じバッテンが付いている後頭部は角のようなものが二本左右に同じ長さの物が尖がっている物を以外は同じように尖がっているが二本に比べれば短い物が首元まで覆っている。
その姿は柔と剛を合わせ持つ特性を持たせた西洋の竜に近い姿に変貌していた。
《Matrix Evolution!!ARRESTERDRAGON!!》
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
俺より二回り大きくなったアレスタードラゴンのガムドは戦意の咆哮を上げる。
それを見た彼女は
「どんなことをするかと思えば、使い魔の姿が変わっただけじゃない。そんなこけおどしーー!」
「ごちゃごちゃうるせぇ!!」
ガムドは一気に彼女と距離を詰め、拳を振り上げ、叩きこむが重音を響かせながら障壁に阻まれる。確実に一発の攻撃力が増加している証拠である。ガムドはその一撃から連撃に繋げる。
「まだまだ、いくぜぇ!!『マッハフリッカー』!!」
両腕をしならせつつ高速に連撃を繰り出す。溢れる力を拳として障壁に叩きこみ続け負荷を掛けていく、前から攻撃を掛けているガムドの反対側から連続して障壁に着弾音が響き渡る。これは今さっきまで受けていた物と同じ、と思い向くころにはには既に遅く既に悠が構えたステークを突き出す瞬間だった。
「こけおどしかどうかは、その身で受けて確かめろ!!」
そしてステークが叩きこまれる頃には既に耐久限界に到達しており、一撃で砕けた。
「ーーまた!?!」
「幾ら回復しようと精神的疲労は回復しない、集中力が落ちた障壁を砕くのは容易だ!やるぞ!!ガムド!!」
「おうよ!!散々付き合わされたんだ、しくじるんじゃねぇぞ!!」
「図体が変わっているお前が気を付けることだな。ーーそちらに合わせる!」
その掛け声にガムドはすぐに上昇する。俺は突き出したままのステークをまたもや砕かれて無防備になっている女王《クイーン》の腹に突き刺す。彼女は吐血する。
「かはっ!!?!!」
「ステーク・・・・・!--撃ち抜くっ!!」
そのまま勢いを殺さず旋回し、上空の目標地点に撃鉄を下ろし、雷管を叩き、信管を爆発させ、衝撃を生み、それをダイレクトにステークに伝え勢いよく押し突き出す。その衝撃に彼女の腹に突き刺さっていたステークが抜け吹き飛ばされる。
それを待ち構えていたガムドが吹き飛んで丁度来た彼女の背中に拳を叩きこむ。
「まだまだ終わりじゃねぇぜ!!せいや!!」
殴った彼女を追いかけるように回り込み回し蹴りを叩きこむ、それをまるでピンポン球を弾くよう吹き飛ばされ、声も上げる暇も無い女王《クイーン》に咆哮を上げ、拳と蹴りの繰り返しで来るであろう悠の進行方向にまで吹き飛ばす。
「おりゃあ!!そっち行ったぞ!!」
「良い位置だ!!」
浮き上がった彼女の真後ろから来る。そのまま背中に頭突きをかまし、勢いは止まらず上昇する。
それを追うガムド、俺はそのまま体全体を使ってカチ上げ、上空へ吹っ飛ばした所にさらに下から縦回転するようにガムドが蹴り上げる。そこから落ちてくる彼女を中心に距離を取り、俺は増加した力を出力不足の核融合に廻して放出し、周囲に沢山の高熱弾を生成する。
向かい側ではガムドの”テイルアンカー”が光り輝いている。
そして落下してくる女王《クイーン》に
「仕上げだ!!フォース・レイ!ーーバースト!!」
「いっけぇ!!『プリズムギャレット 』!!」
二人がタイミング合わせて攻撃する。ガムドは複数の幻影が彼女の周囲を通り過ぎた瞬間にテイルアンカーで簡易で張られた障壁を彼女ごと切り裂き、次に複数の高熱弾で取り囲み追撃する。光の弾に呑まれ爆発した。アレだけ受けても障壁を張って防ぐのだから流石女王《クイーン》だけの事はある。・・・死にはしないだろう。
そして黒煙から出てくる頃には光に包まれ女王の姿が消えるのが見え、アナウンスが響き渡る。
『ライザー・フェニックス様の女王《クイーン》一名、撃破《リタイア》』
俺達は気が抜けそのまま降下しながら朱乃嬢の近くに降り立つ、すぐにガムドの体が光り出し、元の姿に戻ってしまった。
その姿はボロボロの状態のままであったガムドは少しフラフラしてから仰向けに倒れてしまった。
「ち、力が抜けて・・・うきゅ~。」
「あらまぁ、思った以上に体にダメージが溜まっていたんだな、本当にありがとな、ガムド」
「大丈夫なんですか?」
「その為に戻ったんだろ残りの力で体を治す為にな、先に戻しておくか・・・ーー?」
「--?」
ガムドを送還していると新校舎の屋根で爆発が起こっていた。かなり激化しているようだがそれ以外の周りが静かだ。
多分、気づかない内に殆どの戦いが終わってしまったようで、俺も新校舎の方に行く為に残弾の確認をする。ステークの装填している残り、五発、予備は十二発、クレイモアは残り六つ、マシンキャノンの残弾も残り少ない、ヒートダガーはまだ使える。
F2Wキャノンのカードリッジは今さっき戦闘で使いきっていたので予備に付け替えてる。
そんな俺に朱乃嬢が
「行くんですか?」
「ああ、動ける以上は止まるつもりはないからな。--朱乃嬢はそのまま休んでいた方がいいぞ、殆ど力を使いきって動けんだろう。来るなら後からの方がいい」
「ええ、そのつもりです。行った所で今の私じゃ何も出来ないでしょうし、リアスを頼みます。」
「わかった。ーーではな」
そう言ってF2Wキャノンを右手に持ち、飛び上がる。すでに悠の状態はが頑丈なYシャツと制服のズボンが所々破けており、緑のマフラーも所々破れたり、解れている。能力上、耐久性と耐火性の高いマフラーが前からの傷があるがそれでも今回の戦闘でかなりボロボロにされた。悠自身もこれ以上余り、長時間の戦闘は持たないだろう。それを承知で行く。
大分前に巨大な魔力が発生した痕跡のあるグラウンドには、ある一部を中心に下から剣が突き出すように辺り一面が剣だらけになっていた。
見た感じでは姫様チックの金髪ツインロール以外はやられたようだ。
だが、クロスが解けたのかリアと小猫の嬢ちゃん、木場は撃破されたないがダウンしてすぐに動けそうにない。その二人を見ている刀舞も居る。
これで此方は全騎顕在、向こうはライザーと金髪少女以外は墜ちた。だがこっちは撃破されていないだけで動ける奴が、多分姫さんとアーシア嬢と兵藤だけだと思う。これなら大分、ライザーに精神的に効いているはずだ。
俺は新校舎の屋上ではウチの姫さんとライザーが殺り合っているであろう新校舎の屋根に急ぐ、此処でも見えるはずなのに目が霞んで見えずらいので俺はイグニスを使う。
《charge!!》
これで三回目の強化だ。体も回復し視界が鮮明になるが、ギチリッと俺の中で軋む様な感覚に襲われる。頭振り、新校舎の屋根の方を見るとすぐに目に入ったのが、兵藤がボロボロになっており、見た目は打撲などので顔が腫れている。
そんな兵藤の顔に凶悪な怒りの表情を浮かべながら頭を掴んで手には強大な炎を空いた手にある。
周りには屋根の向こう、鐘とは反対側の方に戦闘中に気絶中に気絶したであろうアーシア嬢と満身創痍で涙を堪えて動けないでいる姫さん。
その状況を見て俺は右手の得物を構え、引き金を引いた。
「や、やめてイッセーが・・・!」
「ーー死ねぇ!! --?!?」
次の瞬間、リアスの目にはイッセーの頭を掴んだ腕を肘を中心に青白い光線が通りライザーの腕に大穴が空き、二の腕から腕が分かれる。掴んでいた腕は燃え散り、再び二の腕から燃え再生する。そして兵藤はそのまま滑って手を突いていたおかげで落ちずに済んだ。
その出来ごとにライザーは
「うわぁ!?」
「な、何だ!!--?!?!!?」
と発射元に視線を向けようとした瞬間、右肩、右太もも、左側の脇腹、左腕を光線に放たれ、その部分が消し飛んだ。ライザーが完全に彼を目で捕える頃には、今さっき放たれた光線より極大の光線がライザーの上半身を吹き飛ばしていた。
それを見てイッセーとリアスは今の状況に唖然とし、次に飛んできた方向に目が行くそこには、
「ユ、ユウ・・・?」
黒い翼を広げて悠がF2Wキャノン《L・レンジ》で構えている状態で飛んでいた。彼はすぐにF2Wキャノン元に戻し収納してから、炎に包まれ自己修復中のライザーに突っ込んだ。
接近する頃には完全に元に戻っており、ライザーが声を上げる。
「きっさま!!うっとしーー!?」
「・・・喋るな!」
顔面に撃鉄を上げたステークが突きこまれ、接触することにはライザーの頭部が弾けた。肉片が飛び散り、それが燃え首の付け根が燃えて復元し始める。彼はそんなことを気にせずに太ももをマシンキャノンの至近距離射撃でズタズタにする。
そして間髪入れずに回し蹴り繰り出して屋根の方に叩ききつける。追撃する為に突っ込むがそこへ拳が突きでて悠の頭に鈍い音を響かせながら、効かんとばかりに突き進み。再度、奴の右胸にステークを叩きこみ、撃鉄を下ろし、炸裂させその部位を消し飛ばす。
勢いで腕一本、宙に舞い、燃え散る。彼のやっていることはただの力技だ。
そう言う彼は鴉なのだが、まるで狼が獲物を貪り尽くすが如く、完膚無きまでに蹂躙していく、彼女らはそれを見ているしかなかった。ライザーもこのままで終わらんと言わんばかりに極炎の炎を撒き散らす。
「貴様、無駄だと事を分かっているだろうに・・・。このフェニックスを殺しきれると思うなよ!!」
ライザーは咆哮を上げ、左掌から腕まで突き刺す事でを犠牲にステークを抑え込み、悠の顔面を何度か拳を入れるが反応を見せず、ライザーはそのまま悠のを押し倒し、屋根に後頭部を叩きつける。が逆に横からマシンキャノンの銃口を顔に突きつけられ、発砲、数発食らって顔がまたしても引き飛ぶ。ステークは刺さったままの状態で撃鉄を上げ、雷管を叩き、信管を炸裂させる。その衝撃がステークに伝えられ肘から全部吹き飛ばし、また肉片が飛び散るったところで燃え散る。悠は倒された状態から脚で蹴って後ろに吹っ飛ばして脱出する。が悠自身、今さっきから喋っていないのに疑問が残るが、吹き飛ばされたライザーに追撃し立ち上がった所で顔にステークを叩きこみ、また吹き飛ばし、さらに蹴り飛ばす。
再度、屋根に叩きつけられぶち抜き、屋内は行ってしまう。悠は収納していたクレイモアをライザーのぶち抜いた穴に全部、投げつける。そして次の瞬間、屋内で炸裂し、轟音を唸らせ、空いた穴から爆風に乗せられた爆煙が吹きでてくる。少ししてから悠の下の屋根が盛り上がり、すぐに飛び退く、下から人一人覆うほどの巨大な火柱が立ち。その中からライザーが炎の翼を背中から出しながら上がってくる。
「無駄だと言っていることが聞こえんのか、貴様ーー!?」
屋根の壊し、飛び上がりに突っ込む顔を鷲掴み、屋根に叩き落とす。前と逆になり悠の方が覆いかぶさるようになり、ステークを撃ちこもうとするとそれも今さっき悠がしたように蹴り飛ばされ穴の空いた横の屋根に叩きつけられる。
「何度、行っても分からん奴だな!!無駄だと言っているんだ!!なっ!!?」
起き上がって屋根を割りながら一気に間合いを詰め、ステークを胸の中心に叩きこみ、撃鉄を許す限り叩きつけ、炸裂させステークをねじ込むが、二発目以降から、カチンッ!カチンッ!と撃鉄が空振る音しか響かないつまり、弾切れだ。ようやく終わったと思ったライザーだが、まだ左のマシンキャノンが残っており、ステークの突き刺さった場所に弾を叩きこむ刺さった所から中心に再度、ズタズタにするがこっちも途中から、カタタタタッと言ってから弾が出無くなり此方も弾切れだ。さらに悠がステークを抜こうとした所にライザーの右の拳が左の頬に突き刺さり、よろめくが踏ん張り、殴り返す。右の頬に拳は入ったがすぐに燃え、傷が修復されていく、後はただの殴り合いだが明らかに悠の方が劣勢、腕を引きちぎった所で修復され、あばらを折った所で回復される。悠は諦めず何度も何度も拳を繰り出す、そういう悠に表情に出さないが段々とライザーは内心で恐怖を覚え始めていた。何度、打ち、蹴り、叩きつけようと立ち上がり、向かってくる。多分コレはリアスやイッセー達がライザーに抱いた恐怖と似通ったものか見しれない。
イッセーもそんな悠の姿に目を離すことが出来なかった。今まで飄々とした彼がここまでやるなんて思いもしなかった。そんな馬鹿にしていた悠に比べ、自分はここで加勢も出来ずにいることがすごく悔しく思っていた。
リアスも叩きのめされても立ち上がる悠を見て思う。
イッセーの事もあり、内心弱くなっていたリアス、そして自分の為にここまでやり、何度でも立ち上がる痛々しい彼を彼女はもう見ていられなかった。
そんな彼女が取った行動は
「もう充分よ。ありがとう、イッセー、ユウ、ーー投了《リザイン》します。」
その言葉が響き渡ると何もかもが止まり、その場に静寂が訪れた。
ではまた次回
8/29
『ダムダムスマッシャー』
リアと小猫のクロスアップ状態で使用できる技、両腕に装備された剛腕、ガトリングアームに六つ装填されている75mm成形炸薬弾を打撃の瞬間に炸裂させる強力な技
『刀刃演舞(とうじんえんぶ)』
使用者:怪描 刀舞
刀舞自身が長い年月で編み出した我流の剣、字の如く舞う様に刀を振るう。
剣圧による遠中距離、高速戦闘、近接戦、団体戦などあらゆる局面に対応可能を目指した物である。
現在、技の数はまだ途上の為、決まった数は無い。
登場した技
『烈風』
巨大な三日月状の斬撃を飛ばす。直撃すれば斬れると同時に周りにかまいたちを撒き散らす空気の爆弾の様な物。任意で斬撃の数を増やすこそが出来る。
『百花乱舞・散』
高速で繰り出される突きの剣撃、無数の斬撃が爆撃の様に周りを斬り吹き飛ばし、その姿は突風に逆巻く幾千の花弁の様にも見える。
集団戦などに対応している。
『大霊刀・朧月』
所有者:怪描 刀舞
幾千幾万の刀の破片で作られたキセル。魂の宿った刀の集合体であるが為、その魂としての力は計り知れない物である。
普段はキセルなのだが、戦闘時は力を流す事で巨大な刀を具現化するのが特徴、使用者の意思等に斬れ味、強度が反映される為、最強でと同時に最弱にもなる。
折られたりするとそれ相応のフィードバックされ、場合によってはショック死する可能性がある。