ハイスクールD×D ~太陽のカラスと龍と赤龍帝~ 作:ソースケ_研究中
今回もよろしく
「―――――見つけましたわ。太陽龍王。」
そう。風に揺らす銀髪を持った令嬢は言った。俺が確認した中では幻想卿では紫さんとかなら世界を渡るので名前を知っている程度、太陽龍王や月狼女王が降り立った世界は姫さん等の世界で、それでも居たと言うだけで伝承は曖昧に語られている。なのに彼女は俺の事をこう言ったのだ。太陽龍王と・・・・。彼女の口ぶりは知っていると言っているように聞こえる。コイツらは俺としてではなくイグニスと俺の事を指しているのかは分からないが、今代の太陽龍王の事を言っているのならそうなのだろうな。そして中のイグニスが
『この力の感じは!?悠!彼女は月狼女王だ!!』
前に大丈夫とか何とか言っていたが、この雰囲気は味方だって感じじゃないぞ?と思っていると自信あり気に彼女は
「私は今代の月狼女王であり、向こうの世界でのコンスタンツェ家、当主アゼリア・コンスタンツェですわ。」
コンスタンツェ?って食品、衣服等幅広くやっていて、いろいろなブランド物を扱っている世界的トップ企業じゃねぇか!?つまりコイツはコンスタンツェグループの会長って事か!?だが、コイツただの人間じゃねぇな。なんか混じってやがる。そして俺はとりあえずそれに答える。
「俺は今代の太陽龍王、霊烏路 悠だ。――――で、俺に何ようだ?」
「貴方に今代の太陽龍王として勝負を申し込みにきましたわ。」
「――――勝負?」
「ええ、そうですわ。貴方が相応しき今代の太陽龍王かどうかを決める勝負をですわ。」
「はぁ?相応しいかを決める勝負だぁ。―――――何でそんな面倒そうなことをやらないといけないんだ。」
「私が月狼女王としてやって貰わないと困るのです。どう言った者が対になり、共に闘う存在なのかとは私にとって非常に重要なのです。―――――――――力に溺れる様な輩にその力は相応しくありませんもの。」
勝手な言い分だなぁ、おい。と思いながらもそんな言葉を聞き流した俺は
「知らねぇよ。受けるにしても俺には理由もねぇし、メリットもねぇな。」
そう聞いた彼女は
「話は変わりますが、大樹の前にある墓の方は貴方にとってどう言う方のですか?」
「突然なんだよ?」
「いえ、親身に話されたようでしたので少し気になっただけですわ。」
「”久木 亜美”俺の師で人間だ。―――――笑うなら笑えよ。アンタだって分かってんだろ俺が人間じゃないって事は、そんな奴が人間に師事を請う自体可笑しいだろうしな。」
「いいえ、そんな事はありませんわ。―――――貴方が師事を請うだけの人物であったという事だけですわ。もう一つお聞きになってもよろしいですか?」
なんだか、確認しながら聞いてくる彼女に違和感を覚えながらも俺は
「なんだよ。」
「彼女の死因は御存じですか?」
その言葉に目を見開き、彼女を見た後に俺の自信の時間が止まったような錯覚を覚えた。俺の表情が少し暗くなり、言い難そうになりながらも
「そ、そんな事が何の関係があるって言うんだよ!!何だよ!!ずかずかと此方に入り込んで来て!!」
「すみません。少々気になってまして、どうにもそこで眠って居らっしゃるとこから妙な臭いがします。」
「―――――妙な臭いだと?ふざけてんのかテメェ!」
「いえいえ、私、月狼女王ですからそう言ったのに敏感なだけですよ。―――――ですがその様子だと彼女は何と戦い、亡くなったのかご存じない様ですね。」
俺は知った様な口ぶり言う目の前の彼女に苛立ちを覚え始めて俺は怒鳴り散らす。
「意味分かんねぇこと言ってんじゃねぇよ!!――――先生は子供を庇って妖怪に殺されたんだ!!俺の目の前でな!!その俺が死因を知らないだと!!ふざけた事抜かしてんじゃねぇ!!それが今日来たお前に何が分かるってんだ!!」
その言葉に少し考えたそぶりを見せながら目を細めて俺に言う。
「へぇそうですか。目の前で・・・・・。――――――その妖怪に何時もと違った雰囲気を感じませんでしたか?」
その言葉に一瞬、言葉に詰まった。正確には心が冷える様な感じがしたと言えば良いか、彼女に言われてあの時、俺が戦った妖怪は確かに今まで戦ってきた中では意思も感じられずに何かに操られていた様に見えた。それにあの獣の様な妖怪は見た目は普通の感じだったのに今まで見た中で一番禍々しい雰囲気を纏っていた。そして思う節がある様な素振り見せる俺に彼女は
「貴方はメリットが無いとおっしゃっておりましたよね。――――――――報酬に”久木 亜美”殿の”本当の死因”についての情報提供と言うのでしたらどうですか?」
さらに掛けられる言葉は俺にとって聞き流せない物だ。彼女の言う事には俺からしたら判断材料に欠ける部分があるが、それを補わんばかりに感じられる彼女の雰囲気が言う事が真実でないかと思わせる。イグニスもこの話になってから全然喋らないから余計にだ。
だが、このまま彼女の思い通りに事が運ぶのが目に見えているが、俺としてはその真偽を確かめたいと言う事に気持ちでいっぱいだ。
それだけ彼女は俺にとって掛け替えの無い物であるからだ。だから俺は
「分かった。その勝負受ける。」
「ふふ、そう仰ってくれて私は嬉しいですわ。」
なんとも白々しい奴だろうか、そうせざるおえない様にカードを切ってきってきたのは彼女自身だからな。はっきり言って彼女の手の内で踊らされるのは癪に障るが、仕方ない俺は術式符を取り出してから
「此処じゃ戦えない。場所を移して良いか?」
「ええ、構いませんよ。」
彼女から了承を貰い独特な雰囲気を持つ青髪の彼女に視線を向けて
「アンタも良いか?」
聞いた俺に視線向けて頷くのを見て俺達の術式符を中心に投げて地面に落ちると幾何学な模様の陣が形成されて発動する。
そして青白い輝きが視界を覆い、再び移った風景は見渡す限りの草原と夜になりかけているのか、少し赤み残った夜空だった。
俺は二枚目の術式を使って感知が出来ない様に結界を張る。彼女は
「では、始めましょうか。」
「おう。やろうか。」
そう言うと先に飛び出したのはアゼリア嬢の方だ。彼女の両拳と両足が黄金色の輝きを纏い。土煙を爆発させる様に起して俺に突っ込んで来るそして彼女はすらっと伸びた指を握って拳を作るとそれを俺に向かって振り下ろし、今さっきの踏み込みより大きな土煙を上げる。
そしてそこから土煙を纏いながら転がる様に出てくる俺、正直言って危なかった。あの細腕でなんて腕力だ。それに黄金色していたあの腕に纏う力は堕天使と同じ光の槍の力だと分かる。そして俺を追って飛び出てくる彼女は
「――――――まぁ、これぐらい避けてくださいませんと面白くありませんわ。」
「お前、その力・・・・。」
「ええ、貴方の考えている通りですわ。―――――私は堕天使と人間のハーフなのですが、あまり力を槍状とかに固定させるのが苦手でしてね。こうやって纏っているのですわ。」
見た目に反して肉弾戦特化の拳士かよ。突っ込んで来る彼女の実力は明らかに前に戦った堕天使共など足元に及ばない程の強さを誇っているが、特に型も無いが少しキックボクシング似た拳や蹴りの速さは避けられない程でも無いし、光の力も俺にとって効かないが純粋な力だけの威力は当たったらただでは済まないのは分かる。それだけの腕力を彼女は持っている。彼女は俺の体なんて粉砕してしまいそうな拳を振りながら
「ほう。今代の太陽龍王なだけありますね。”枷”を着けて此処までやれるのですから・・・・。」
「”枷”?ああ、包帯とドッグタグの事か?」
「ええ、それもありますが・・・・その様子だと気付いてないのですか?それとも気付いているのにあえて”見ないフリ”をしているのですか?」
「―――――意味が分かんねぇよ!」
俺は腕の包帯を外し、ドッグタグの一枚を外してそれを今まで制御棒に変えていたプレートが光り輝き、その姿を現し、それは黒色の手甲に変わる。形状は手首辺りが分厚い腕枷で、両サイドに二つのシリンダーの様な基部が付いており、手の甲に半円状の付いており分厚い装甲覆われた重そうな手甲だ。これは同じ制御棒を解析して作った”制御手甲”だ。
見た目が手甲の形に変わっただけで今までの物と変わらない。利点と言えば物が掴めるようななったのと強度が上がった程度だろうな。俺は制御手甲を着けた右腕を強く握りしめて横から彼女の腕をコンパクトに殴って弾き、すぐに制御手甲の腕を振りかぶる。
「女を殴る趣味は無いんだがな。――――――勝負だと言ったのはそっちだ。悪く思うなよ!」
「―――――!?」
無防備になった所に打ち込むが、覚悟してたのか対応が早かった。弾かれた腕を直にクロスして此方の拳を受け止めて勢い余って派手に飛ぶが、インパクトの瞬間に彼女は上手く後ろに飛んで勢いを殺された。そして着地した彼女の浮かべる笑みは楽しそうな笑みでもあるが、狼が最高の獲物を前にした様な好戦的な笑みにも見える。そして彼女は
「少々驚きましたわ。私、あまり弾かれた事は無いんですが・・・・。」
「そうか?力の向く方向以外を叩けば威力があっても弾く事は出来るぞ。」
「ふむ。そうですか、なら私も”出して”いきましょうか。」
そう言うと彼女の両腕と両足が黄金の輝きを持っていたが、その色が変って青銀の輝くを放ち始め、段々と形を成し初めて腕や足の形が変わる。両碗、両足が青と白の装甲に覆われて、両腕は剛腕と言って程の物で肘辺りに角の様なブレードが付いて、腕部両サイド、手首、手の甲に青銀の輝きを放つ翡翠の宝玉が付いており、足は強靭な足で宝玉は無いが脹脛の両サイドと後ろに推進機が付いている。見覚えのあるシルエットだ。これってソウルゲインのと思っていると
「これが私の神器《セイクリッドギア》”月狼女王の宝珠《ルナ・オーブ》”が取りこんで姿を変えた”月狼女王の手甲と脚絆《ルナ・ソウルアームズ》”ですわ!」
「そいつはソウルゲインの!?―――――テメェ!!にとっちゃん何しやがった!!」
「にとっちゃん?――――ああ、にとりさんの事ですか。これはあの方から譲って貰ったのもですわ。」
「―――――にとっちゃんが?」
「ええ、なんでも。あの方の住まいの訪ねた時に初めて見たこの機体に一目惚れでしわ。そして少々渋っておられたしたが、そこは交渉術で少し使わせて貰った所で交渉の際に見せてくださった作る者の在り方を見て当初は譲って貰おうと思っておりましたが、流石にあの方の熱意を見て諦めようと帰ろうとしたら。―――――あの方が私を及び止めて渋った時とは違って持っていってくれと仰られたのです。なんでも彼女が言うには使い手を見つけたと言っておりましたが?」
その言葉を聞いてなんだか聞いていると前に聞いた時にソウルゲインの使い手が居なくて嘆いていたのを思い出すが、よりによって何でコイツなんだよ。何かあれば彼女には連絡をするように言ってあるし、何かあればあそこには防犯装置も付いているから妖怪の山自体も騒がしくなるはずだ。だが、此処に来て人里に居て墓参りまで何事もなかったというか、そう言った事があれば直に飛んできそうな早苗が何時も通りだから一様は信用は出来ると思う。俺は制御手甲をドックタグに戻して首の鎖に繋ぎ直してから首から外してポケットに入れ、前にもやった翼や鉄の足、電子の輪、制御棒を出していない八咫烏モードで太陽龍王の剛角《ソーラー・ステーク》を展開したのを見て
「それで少しは本気になったという事ですか?―――――――まぁいいでしょう。」
「ああ、そうかい・・・・!!」
一気に間合いに入った肘を折る様に曲げて突っ込み、俺はステークを突き出す。完全捕えた!腹部に向けて突き上げる様なステークが、俺は直撃すると確信を持っていたのだが突然の事に目を疑った。目の前に居た彼女が消えたのだ。そして耳元で清んだ様な今さっきから聞いている声が
「知っていましたか?―――――王であり、太陽と力の象徴である龍の特性に対を成している存在がどう言った者だという事を!!」
「―――――ごはっ!?」
言葉と共に俺の腹に膝蹴り打ち込まれて、鈍い音と共に重く俺の内部まで浸透する程の打撃だった。横から入れたれた膝に体がくの字に曲がるが無理に立たせるようにそのまま蹴り上げてながらも彼女は続ける。
「私の月狼女王。女王、狼の王であり、月の象徴する存在ですわ。そして機能は貴方のとさほど変わりはしません。ですが力を象徴する龍はパワーを優先して強化されますわ。でも―――――。」
《axel!!》
言葉と続けながらも強引に立たされた俺に女性的な綺麗な掛け声の音声と共に突き出された拳が今さっきの様に一瞬消えた。その瞬間、すでに俺の胸の中心に拳が叩きこまれ、吹き飛んだ。そして後も彼女は続ける。
「その俊敏性からくる狼の特性のより、スピードが優先されて強化されますわ・・・・!」
飛んで行く俺は空中で何とか体を動かして反転しながらも地面に付いたと同時にステークに地面に突き立てて止まろうとするものの、殺しきれづにそのまま突き刺した地面を抉る様して滑りながらもなんとか止まる。そして対照的に何時もの男性的な掛け声を発しながら俺は口内から感じる血の味に吐き捨てながら立ち上がる。
《charge!!》
「長々とご説明ありがとう。――――――で、それがどうした?俺が怖気づくとでも思ったか?」
「いえ、此方だけ知っていると言うのはあまり私的に嫌だっただけですわ。―――――それにしても頑丈ですわね。」
「まぁな。ちょっとやそっとじゃやられねぇよ―――――!!」
「そう来なくては!!」
俺は彼女の間合いに入り、同じく下から突き上げる様にステークを突き出すが拳を受け止める事で止められ、アゼリア嬢は残った腕を振り被って突き出してくるが勢いが乗る前に掴んで止める。互いは見ていて取っ組み合いをしている状態に持ちこまれた。俺は相手の馬鹿力を利用して相手に持ちあげられる様にして体を回転させる事で重心移動を行い、天高く突き出された両足が山吹色の輝きを放ち始め、俺は
「――――出やがれ!!」
「―――――!?」
《charge!!》
強化しつつ、輝きが形を持ち始めると膝から下がアルトアイゼンの太い脚に変わり、そのまま自分の力を利用されて捩じられる様に離された彼の体は反転して右足をハンマーの様に振り降ろし、重低音を響かせて土煙を上げて踏みつけるが反身を引いて避けられる。そんな俺に彼女は強化を続けながらも左腕を突き出すと左腕全部の宝玉が青銀の輝きを放ち始めて
《axel!!》
「――――部分展開ですか!!ならば青龍燐!」
「――――っちぃ!?」
俺はその光にいやな感じを覚えて直にその状態から飛び上がると今まで居た場所に青白い光弾が撃ち込まれ地面が爆発する。そこから俺は彼女を体を反回させて彼女を捕えながら転宙返りしている最中も左腕から光弾を連射しながら俺の姿を追う。そして彼女の後方に膝を曲げえ中腰になりながら着地する頃には足が元の姿に戻り、視線を上げると身を翻す様に姿勢を変えて突き出された左腕が青白い輝きを放ち始めているのが目に入り、直に軽く後方へ飛ぶと光弾が撃ち込まれて爆発して土煙を巻き上げる。着地した俺は
「―――――ったく!!早えぇな!!」
そう悪態をついていると彼女の宝玉が青銀の輝きを放ち今さっきから掛け声を出している声だ。
《やりますわね。アゼリアの動きに付いてこれるとなかなか侮れませんわ。》
「アンタが月狼女王の――――!」
《自己紹介が遅れて申し訳ありませんわ。私は『月の守護神狼(ムーン・ヴォルフ)』のレーネと言う者ですわ。―――――そちらでボケの相方がご迷惑をかけていてすみませんわね。》
それに反論するように今までだんまりだったイグニスが手の甲の翡翠のモニターを発光させて声を上げる
《誰がボケだ!!貴様とてあまり変わらんでわないか!!いつも気分任せに無計画の行き当たりばったりなヤツに言われたくないわ!!》
《ふん。目的も忘れて遊び呆けていた貴方にだけ言われたくありませんわ。》
なんだか言い合いを始めやがったぞコイツら、なんだかこいつらが殺し合った原因って単に仲が悪かっただけか?だとしたら笑えんな。
俺達はその言いあいをBGMにマシンキャノンで轟音を唸らせ、銃弾を吐き出す。それを素早い動きで避けながら間合いの入ってきた所で突き出してくる剛腕や蹴りをステークで迎撃に入る。そこから残った左腕にヒートダガーを展開して切りつけるが肘にあるブレードが一瞬だけ青銀の光を纏うと此方のヒートダガーを受け止め、そのまま力任せに体ごと肘振って弾き飛ばされる。段々と力が上がっている来ているのは分かるが、まるで彼女の魂に呼応するように威力が上がっている。そう言えばソウルゲインの特性は感情によりその力を発揮すると言う物だから、多分それ以外のもあの機体は力を秘めているという事か?緊迫する状況で彼女は
「いい加減に馬鹿な言い合いしていないで行きますわよ。レーネ―――!」
その言葉に宝玉が強い青銀の輝きを放ち始めて
《Moon Wolf!speed of Overacceleration!!》
「禁手《バランスブレイカ―》、月狼女王の剛皮《ルナ・ソウルアームズ・レイ・レザー・レックス》・・・・。」
さらにレーネの声が響く
《我、そのどんな者をも剛腕と剛脚を振るい粉砕し、切り裂く巨いなる蒼い体に魂を獲する者なり・・・!!》
そして青銀の光がさらに強くなり、嘗ての形を取り戻す。重量で脚が地面が僅かに沈み、白と青を基調した鎧で、全体的見て人型に一番近いシルエットとなっている。腕と脚は延長され、両腕は剛腕と言って程の物で肘辺りに角の様なブレードが付いて、腕部両サイド、手首、手の甲に青銀の輝きを放つ翡翠の宝玉が付いており、足は強靭な足で宝玉は無いが脹脛の両サイドと後ろに推進機が付いている。
そして体には彼女の細い体を覆うように鍛えられた男性の体の様な装甲に覆われて腹より少し上あたりに宝玉があり、足から肘まで装甲に覆われ方は太股や肩はゴツく分厚い装甲に覆われて肩の方には前と後ろに同じ宝玉が付けられて、額には稲妻の様に形をしたV字のアンテナに同じく縦に長く横に短い丸い宝玉がついて頬辺りにブレード状の髭の様な突起物が付いおり、頭部の紅の両眼が光り輝く一体と半分以上大きい青い髭の巨人が顕現する。
「《SOULGAIN!!(ソウルゲイン!!)》」
それを見た俺達はこっちもステークを構えると陽龍王の剛角《ソーラー・ステーク》の手の甲のモニターが光り輝く
《Sunshine Dragon!power of Overcharger!!》
「禁手《バランスブレイカー》、太陽龍王の鎧《ソーラー・ステーク・スケイルメイル》・・・・・」
さらにイグニスの声が響く
『我、その堅き体と速さでどんな障害をも突破し、その爪で眼前の敵を撃ち貫く鋼鉄の孤狼なり・・・!!』
山吹色の光が強くなり、両腕を中心に嘗ての形を取り戻す。重量で脚が地面が僅かに沈み、重厚なフォルムに白と赤を基調した鎧、全体的見て両肩両足が明らかに大きく独特なシルエットとなっている。
脚は太くその機体の全ての重量を受け止め何ら事象の無い様な動きを見せる。両肩にはまるで巨大なコンテナを背負っているような外見で、背部そんな超重量の機体を押し出すように加速させる為の複数あるブースターとバーニア、左腕には銃器を部分的に纏めたような腕、そこに突き出るように三本の銃口が付いている。
そして右腕にはこの鎧の特徴と言うべきリボルバー機構を使った形成炸薬式の杭打ち機、頭部には三本の突起物、前に突き出す赤く鋭利な角、両サイドにはブレード状のアンテナが付いている頭部の翡翠の両眼が光り輝く
「《Alt Eisen!!(アルトアイゼン!!)》」
両者は禁手《バランスブレイク》で姿を変える。多分、先に禁手化したのは俺の脚だけを纏う行動を見て至っていることを確信しての行動だろう。と思っていると俺に大きな影を落とす青き巨人は先に踏み込み、背中と足の推進機から青白い光を放ちながらその身を加速して肘のブレードを構えて此方に突っ込んで来る。
「では、行きますよ――――!!」
「―――っ!?いけい!!ステーク!!」
それに対応する様にアルトの推進機を思いっきり吹かせて迫るブレードのにステークを撃ち込み、その切っ先を逸らせる。そのまますれ違いになった両者は各バーニアで機体を反転させ、再度強く推進機を吹かせて互いに切り裂こうと撃ちこもうと走らせるが、互いにステーク、ブレードが来る前に受け止めて取っ組み合いになる。そして彼女が
「パワーなら此方の方が――――!!!」
彼女に呼応するようにまるで次の強化に移るタイムラグが無かったように連続して
《axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!axel!!》
それに負けない様に此方も両者の力でぐらついている腕に力を込めて
「――――――押せぇ・・・・・!!アルトォッ!!」
《charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!charge!!》
互いに凝縮された山吹色と青銀のオーラを纏いながら推進機の光がさらに強くなり押し出す力が強くなるが、小さいながらも各ブースターやバーニアが多いアルトが押し始めている。このままだと押し込まれると判断した彼女は左腕の宝玉を青銀に輝かせる。今さっきの光弾の発射の合図と同じ物だと判断した俺は
「このぉ!!させるかぁ!!」
「――――っ!?」
突き込んで来る両腕の力を利用してあえて腕を引いて体を前に出して腹部に蹴りを入れる。そうして離れた腕を腰だめに構えて両肩のハッチが弾かれるように上下に開き、中には縦二列に細かい黒いハッチが解放される。
「”この姿”の俺に不用意により過ぎだぁっ!!!――――――クレイモアァッ!!」
そして中の成形炸薬が炸裂し、無数の龍鱗のベアリング弾が吐き出されてソウルゲインの分厚い装甲を爆発させながら削っていく、そのまま吹き飛び地面に背中をたたきつけられてからはね上がり、そのまま後転してなんとか姿勢を制御して片膝をついて滑りながら着地する。そこへハッチを閉めて今さっきので起きた黒煙の中に突っ込んで行くと黒煙が晴れ、直前に視界いっぱいにカウンター気味の鋼の拳が俺の胸部に叩きこまれ、推進機の押しだす力もあってか余計に威力があるその拳は此方の厚い装甲を歪ませながら一度拳を引いて上半身を使って殴り飛ばす。
「――――私はやり返さねば気の済まない性質でなのですわ!!これがなぁっ!!」
「――――――がぁっ!?!!」
そうして吹き飛ばされて背中を大きな土煙を上げて叩きつけられた。俺は重い体をどうにか起して立ち上がるが、相手が来ない事に疑問を覚えながらも視線を彼女に向けると今さっきの戦闘でクレーター等が出来て形を変えてしまった更地に立ったまま此方を見ているだけで特に何かをしてくる様子は無い。というか今まで彼女が出していたの殺気が嘘の様だ。そして彼女は
「―――――――――う~ん。これで終わりにしましょう。」
「―――――はぁ?」
そう言うと俺と見ていた青髪が声を出していないが、というか声をにならないほど驚いていたのか分からないが目を見開いている。
「何を驚いているのですか?――――― 先に言って置いたでしょう?私は貴方が今代の太陽龍王に相応しいかどうかを見定める為にこの勝負を持ちかけた事を・・・。」
それに納得する俺だが、一人納得できない者が居た。
「それでは契約と違うぞ!!アゼリア・コンスタンツェッ!!」
「何を仰っておりますの?―――――――アースラ・クルゼス。私は契約は今も続行されておりますわ。」
その言葉に続けるように怒声を上げてアースラ嬢は
「何を言っているそいつを倒していないだろう!!」
「私はちゃんと言いましたわよ?契約の範囲内で”後は私の好きにやらせて貰う”とね。」
「こ、こんな茶番に付き合わされたのか私は・・・・。」
「はぁそれにしても何をそこまで焦っておりますの?――――――まるでてっきり満身創痍までやり合うか殺し合う所まで私達がやり合うと思っていたという口振りですわね?」
まるで予定うが狂ったかの様な口振りの様だ。そして彼女は我慢の限界が来たのか本症を表し始める。
「”コカビエル”がもう少しちゃんとした依頼をしていればこんな事にはならなかったんだぁッ!!!まったくただの馬鹿狼と思えば要らん浅知恵ばかり付けておってェッ!!」
「――――なんだ。今さっきと違って雰囲気が変わった?」
「ようやく本性を見せましたわね。――――――――アースラ・クルゼス。いえ、黒の巫女。」
そう言うと彼女の体の周りを何か黒い靄の様な物が発生して遠方から爆発した様な音が聞こえて視線を向けるともう日が完全に落ちかかっている山の方に黒煙が上がっている。それに俺達は意識を割くべきじゃなかった。―――――気付いた頃にはおぞましいを黒い影を纏ったアースラ・クルゼスだった者はアゼリアのソウルゲインの元に迫っており、そこから伸びる太い棒状の物に刃が突き出しその形状を変えたそれは斧だった。おぞましい音声を響かせながら走らせる斧にようやく気付いたが、
《Black Beast!!eater of Overall!!》
「黒獣の銃斧《ダークプレデター・バスタックス・ガン》。――――――禁手《バランスブレイカー》、黒獣の剛皮《ダークプレデター・バスタックス・ガン・レイ・レザー・レックス》・・・・。」
さらに深淵から響く様な声が響く
《我、その巨いなる銃と戦斧が合わさりし武器を持ちて砕き消滅させ、その翼で切り裂き、命の略奪を尽くす凶鳥を狩る者なり・・・!!》
黒い影が異質な光を放ち始め、その姿を変える。見た目は今まで見たヒュッケバインに似ているが、同じ黒よりの群青色に機体全体に血の様な赤く禍々しい刺青の様な物が機体全体刻まれている。
そして流線形な突起物と物が目立つ悪魔的なフォルムに二機の中で細いシルエットだ。ソウルゲインの足は人間よりのだがコッチは足には少し翼の様な突起物が目立つが確りとした足にスカートアーマーから丸く尖ってい物や翼状の物が多いく、突き出した肩などにも共通した物があり、腕は二本の白い鉤爪の様なものがある。一番目立つのは背中の見た形状の大きな翼だそれは悪魔の様な禍々しい物で背中を中心に二枚が繋がっており、下の翼にさらに大きな翼が繋がって、翼のそれぞれに刃物の様な物が付いている。ヒュッケバインの似ているが、両サイドから突き出している悪魔の耳の様なアンテナが付いている頭部の翡翠の目が怪しく輝く
「《Galilnagant!!(ガリルナガン!!)》――――砕け死ねよぉっ!!クソ狼ぃっ!!!」
「――――――っ!?」
もう遅い。ヒュッケバインを変容させた様な者の持つ、機体と同じ様に刺青が刻まれた長銃と戦斧を合体させたような武器”バスタックス・ガン”を切り上げる様にその禍々しい刀身が迫り、当たると覚悟した彼女だったが、その予想は外れた。
気付いていたらすでいきなり横から突き飛ばされてた。そうした者が誰なのかは既に分かったいたが、その事に彼女自身分かりたくなかった。今さっきまで挑発して勝負までして、出だしの関係は最悪たっだ。
なのに今は投げ出される様に体が宙に浮いている彼女。そして彼女がそれ以上に信じられなかったのは、彼女の視線の先で今、腹から胸を分厚い装甲ごと抉り切り裂かれている者が彼女自身では無く今さっきまで戦っていたアルトアイゼンを纏っている”霊烏路 悠”だったからだ。
いろいろ感想などくれると励みになります。
良かったらお願いします。誹謗中傷だけは勘弁。
前にも言った通り他小説制作中にブッ込みましたのでまた更新が遅れます。
にしても今回は一言で言うなら禁手祭りだったなぁと思う。