ハイスクールD×D ~太陽のカラスと龍と赤龍帝~   作:ソースケ_研究中

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書けそうだったのでブッ込みました。
今回はちょっと長めです。


悠。恰好良かったですよ。by亜美

俺が目を覚ますと最初に光が顔にかかるので視線をそちらに向けると窓から月灯りが俺を照らして、周りを確認すると俺が今居る所は永遠亭の病室の様だ。アレからどれほど時間が経ってのかも分からないが、体を起こそうとすると少し体が痛む程度で斬られた時に感じた脱力感は今は感じられないという事は、力の制御は問題なさそうだ。俺はイグニスに呼びかけようと意識を集中させる。

 

 

 

――――――おい、何か言い訳する事はあるか?

 

 

 

 

 

『・・・・・・・・・彼女と話したのだな。』

 

 

 

 

彼は今まで隠して来た事がバレて少し気まずそうな声を出す。

まぁコレだけは言われても信じれなかっただろうからな。彼女から聞かされなかったら彼女が自分の為に命を渡したなんて否定したいから、叫んで怒り散らして逃げたくなっただろうな。だって自分の所為で大切な人が死んでしまったなんて普通なら受け入れられない。だが、俺は前に進む必要があるんだ。彼女の為とか世界の為とかじゃなくて他でもない俺が為にだ。

 

 

 

 

 

『誰かの為だとか綺麗事は言わないんだな。』

 

 

 

なんだか心なしか安心した様な素振りで言うイグニスに俺は言う。

 

――――――その方が信用しやすいだろ?

 

 

 

 

『ああ、そうだな。』

 

 

 

それじゃあ今回の本題に入るぞ。アルトアイゼンの状態はどうなっている?

 

 

 

『機体の装甲を抉る様な斬撃に依って胸部から腹部にかけて損傷。見た目はそこまでも無いんだが、内部まで届いてしまっているのはお前がよく分かってるだろ?――――我からの意見としてはこの状態での戦闘は避けた方がいい。あの攻撃自体はそこまででも無いんだが、付加されている能力の所為で侵食が酷くて機体が機能不全を起こしているから使用するなら一度バラして交換した方が早いな。』

 

 

 

・・・・・・そうか。と思っていると怒鳴り声の様な物が聞こえて何故か開いている廊下に続く開いた引き戸の方に視線を向けると少しづつだが見た事ある奴が病院服を着て何かを引きづっているのか動きが鈍い。

 

 

 

 

「あんのまっくろくろ助ぇッ!!!ウチの工場ぶっ壊してくれちゃってぇっ!!!さらに盟友まで死にそうになってるしぃっ!!幾ら温厚な私だってこんな事されて黙っていられるかぁっ!!」

 

 

 

「言い分は分かりますし、同じ気持ちですが貴方じゃ何にもできませんって!!」

 

 

 

 

「河童舐めんなゴラァっ!!!」

 

 

 

「ああもうぅっ!!怪我してるのにどんだけ力出るんですかぁ!!!」

 

 

 

「―――――にとちゃん。メイちゃん。何やってんだ?」

 

 

 

 

「「――――――?」」

 

 

 

そう言う俺の視界には病院服を着て帽子は被っているが、何時のと違って髪を下ろして肩までかかっているにとりに引きずられている紅・美鈴の二人だった。なんか俺の声に呆気に取られて此方を見ていたが、直に引きずらていたメイちゃんが姿勢を直して立ち上がって此方に体を向けるが彼女の表情が見えない。そして俺に近づいてきて、いきなり俺の胸にその顔を埋めた。そこの事に驚いた俺は

 

 

 

 

「・・・・・・・ど、どうした。」

 

 

 

 

 

 

「・・・・どうしたなんてよく言えますね。私、あれからどうにか貴方に会いに行けないだろうか時間を開けようといろいろ試行錯誤しようとしたんですが、そう言うのが分かんなくて悩んでいた所に悠がコッチに来ているって聞いたから、どうにかして会いに行こうと思っていたんですが、あの人の命日なんで悩んで一日過ごしてしまって結局無理でした。そしてそのまま部屋に戻って寝ようとしたら、八雲 紫から貴方が死にそうになっているって聞かされて――――。」

 

 

 

 

黙って聞いていると段々と声に嗚咽が混じり始め。巻かれている包帯が少し湿った様な感覚が胸に少しづつ感じ始めている。

そんな彼女は

 

 

 

 

「い、幾らな、治す為に気を注いでもっ黒、い力が、邪魔して、このまっ、ま悠が死んで、しまうと思ったら怖、くて、なん、んともならなくて、―――――。」

 

 

 

 

 

「・・・・・我慢してたんだな。――――――――もう大丈夫だ。わりぃ、心配掛けた。」

 

 

 

 

そして、暫く置いてかれているにとりは頭をかいてから、落ち着いた様子でそこに立ちつくしていると呼吸が元に戻って普通じゃべれる様に様になった彼女は涙を拭きながらもたれかかったまま少し身を起して向きあい

 

 

 

 

「でも、悠が目の前で彼女が亡くなった時もそれを我慢して振舞っていたのを思い出したら、怖がっている場合じゃないって思って私に何かできる事が無いかと貴方の看病をしていたんです。」

 

 

 

 

俺は少し顔が熱く感じながら頬をかいて苦笑気味に

 

 

 

 

「―――――まぁメイちゃんの気持ちは分かったよ。後、少しお願いして良いか?」

 

 

 

 

「な、なにかな?」

 

 

 

 

「後ろで置いてけぼり食らってるにとっちゃんがいるから、というか恥ずかしいから退いてくれると嬉しいかな?」

 

 

 

 

「―――――――え?」

 

 

 

 

そう言うとその状態で後ろに視線を向けると落ち着いたのか苦笑しながら”は~い”と可愛らしく小首をかしげながら手を振る彼女に少しづつ顔を赤らめて、最後に真っ赤になった彼女が

 

 

 

 

「――――――ふぁっ!!!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!」

 

 

 

 

そうして暫くバタバタとした時間を過ごした後に姿勢を動かしてベットに座ってると隣にメイちゃんが座って、にとっちゃんが三脚のパイプ椅子を見つけて来て座る。メイちゃんは分かったとしてにとっちゃんが何で居るのか聞くと黒い獣に自分の研究室兼工場を襲撃、応戦したが無駄だったようで、その後手当たり次第に戦術鎧《タクティカル・メイル》を食った後に自爆、あの時の妖怪の山の黒煙はコレだっただと納得がいった。

そして俺はにとっちゃんに

 

 

 

 

「無事だった物はどれくらいある?」

 

 

 

 

「え~と、地下の方に作った第二工房に移したヴァイスリッターとかガーリオン系をベースに作ってる奴とか、昔作ったのを駆動系をバージョンアップさせた大型特機に、あ~。少し地下にも被害があって全損したヒュッケバインシリーズのテスト用に作った機体なんだけど少し装甲はやられているけど中身は大丈夫かなぁって、まさか―――!?」

 

 

 

 

そんな事を何で聞くのかと思ったにとっちゃんとメイちゃんはその理由が分かった様に”はっ!”となると俺の視線を向けて

 

 

 

 

「そのまさかだよ。―――――すまないが止めても無駄だぞ。コレは俺が決めた事で、俺がやらなきゃいけない事なんだ。」

 

 

 

 

真剣そうな表情で決心の付いた眼差しの俺を二人は見ると少し間を開けて溜息をつくと

 

 

 

 

「そう時の悠は何言っても聞かない事は知ってるけど約束だけはして行って、ちゃんと無事に帰ってくると・・・。」

 

 

 

 

「おう。約束するって言っても元からそのつもりだぜ。」

 

 

 

 

「それなら私はその手助けだね。手酷くやられたみたいだけど、機体の方はどう?」

 

 

 

 

「中枢部がこっ酷くやられてるから、一度バラして交換しないといけない。」

 

 

 

 

「そこまでか、それなら―――――。」

 

 

 

と彼女は帽子の中から薄い液晶画面の付いた携帯端末を出すと電源を着けて画面を触って少し操作すると此方に渡してきて

 

 

 

 

「それに今確認している中で少し修理しないといけない奴も混じってるけど無事なのを表示してるから、その中から使えそうなのを探してちょうだい。」

 

 

 

 

そう言われて画面を指で操作しながら探していくが、思った様な機体が無い。暫く画面を見ていると次に表示されたのが、今さっき言っていたエクスバインと言う物だった。大型特機や他のにも目が行ったがテスト機にしては性能が高い。それに表示されている損傷状況なら今持っている予備の装甲板を使えば直に出せる事が分かる。俺はその事を意味を理解していないめいちゃんそっちのけでにとっちゃんに説明して追加で何か装備させればいけると話すと善は急げという事でにとっちゃんは怒っていて病院服なのを今気付いたのか着替える為に元いた部屋に服を着替えに行くと体を起して収納空間から着替えのワイシャツを包帯の上から着る。

 

そして着替える悠の居る病室を後にして廊下を出て縁を歩いているとそこで腰を降ろして座っている永琳がおり、その彼女の肩に寄りかかって寝ている優曇華が居た。美鈴に気づいた永琳は

 

 

 

 

「その様子なら、彼は目覚めた様ね。」

 

 

 

 

「え、ええ。ですが、これからまた戦おうとしています。――――――止めないんですか?」

 

 

 

 

 

「アレにどう言ったって止まらないわよ。貴女に言うまでも無いでしょうけどね。」

 

 

 

 

 

そして月を見上げながら彼女が続ける。

 

 

 

 

「彼は妖怪としての力を無くしても、神の力が上手く使えなくても、それでも自分の全てで自分の譲れないものの為に戦う。アレはそんな奴よ。」

 

 

 

 

「―――――はい。そうですね。」

 

 

 

 

その頃、向こうの拠点に潜入する為に神父服に着替えた兵藤達を気付かれない距離で尾行する変装を解いて着替えた後にラグナ達は森の中を歩いていると並みか妙な気配に気づいて三人は周りを見まわすが気配が肌にこびりつく様な視線に不快感を覚えながら、ラグナは

 

 

 

 

「この感じぃ・・・・・・・!」

 

 

 

 

「―――――この気色悪い気配。知ってんの?」

 

 

 

 

 

ラグナが説明をしようと口を開く前にエスがその平坦な声を出して二人を制しながら

 

 

 

 

 

「―――――二人とも、来ますよ。」

 

 

 

 

 

そう言うエスの視線の先を見ると数人の神父、数人だけでは無くぞろぞろと後から出て来ている。神父たちの様子がおかしく、体に赤黒い力を纏っており、目の焦点が合っていなくてまるで薬物をやっている様な普通じゃない雰囲気を持っていた。

そして一斉に口を開く神父は

 

 

 

 

「「「「「「「「「「「「・・・・・みツけタ。敵、アオの魔導書ヲ捕縛スる。」」」」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

「なんつうか、お決まりのパターンみたいやな。」

 

 

 

 

「彼等の魂を食らって、代わりに黒き獣の一部を入れている様ですね。」

 

 

 

 

「ようは木偶人形だって事だろ。ちっ!アイツ等に追いつかなきゃいけねェってのに面倒な。――――――エス!!」

 

 

 

 

「分かっています。―――――――蒼の魔導書《ブレイブルー》初期起動。」

 

 

 

 

エスがそう言うと彼女の足元に青白い幾何学な模様の様な陣が形成され、ラグナにも同じ様な陣が形成されており、ラグナの髪の色が黒から白に変わって翡翠の瞳の右側だけが深紅に染まり、陣から変形機構を備えた出刃包丁の様な大剣が出て、エスの方も二つの小さい陣からデザートイーグルの様に大口径だが、銃身の長い銀の大きい拳銃が二丁出てくる。

 

 

 

 

「魔なる太陽、聖なる月、反転してもなお互いは対と成す守護者なり。―――――魔剣・ブラッドサイズ、聖銃・べルヴェルク、転送。」

 

 

 

 

二人はそれを引き抜き、ラグナはブラッドサイズを肩に担ぐようにしてエスは二丁のべルヴェルクを構える。そして刀舞がキセルを出して朧を出そうとする前にエスが近づいてきて

 

 

 

 

「ちょっと待ってください。」

 

 

 

「そんなゆうちょうな事言っててええん?」

 

 

 

「直に済みます。」

 

 

 

そう言うとキセルに銃身を軽く当てると同じ青白い幾何学な陣が展開して、それが直に消えてキセルが青白く光ると暫くして光が消える。

そしてエスが

 

 

 

「コレは此処に来る前に話しておいた黒い力のドレイン効果を無効する術式です。―――――コレで力を削られる事は無いでしょう。」

 

 

 

 

「おお。おおきにな。」

 

 

 

「準備が済んだんなら良いが、向こうさんも痺れを切らせている様だぜ。――――― 先手を取らすつもりはねぇがなぁっ!!」

 

 

 

そう言って突っ込むラグナ。それを迎え撃つ様に黒い光刃の剣と銃を持って神父が来るが、一瞬の間に間合いを詰めて先頭の神父の頭を掴んでそのまま地面に叩きつけ、周りから黒い光刃の剣を持って向かって来たり、銃を突き付けて来るが、その近くにいる神父達を大剣で横薙ぎに振るって吹き飛ばし、掴んだ頭を持ち上げて起き上がって向かってくる神父に投げてつけて当たってよろめいた所を大剣で一緒に串刺しにする。そしてまだまだ来る神父達に逆手に持った大剣から突如噴出する黒い力を纏い初めて大剣の切っ先で地面を抉る様に下から振り上げる。

 

 

 

 

 

「纏めて食らいやがれ!!――――――デットスパイク!!」

 

 

 

 

そうして出てきたのは黒き力で形成された巨大な獣の牙が神父達を鮮血を散らしながら纏めて食らい尽くす。そして残りの二人も

 

 

 

 

「あんまり心配せぇへんけど、突っ込み過ぎんようになぁ」

 

 

 

刀舞はキセルもって数人の神父達の間を歩いて行き、通り過ぎただけなのだが、彼らに背を向けて歩いている彼女の手に持っているキセルは、既に日本刀サイズの朧を纏う姿になっており、彼等が振り向くころには

 

 

 

 

「あんさんら知ってるかぁ?品種改良前の椿って臭いがせぇへんモノばっかりやったんで。――――――刀刃演舞『死香椿』」

 

 

 

 

血飛沫が辺り一面に吹き出し、体がバラバラに切断されていた。そしてごろごろと肉片が転がる中、何時もの口調で刀舞は

 

 

 

 

 

「―――――――――死の香りはしたかぁ?って言ってもただの木偶人形に匂いなんて分かるわけないか。」

 

 

 

 

刀舞がラグナの進撃に追いつく様に向かう中、エスも同じくべルヴェルクをぶっ放しながら二人を追っていた。彼女は集団の神父達の中に突っ込みながら手元で回転させていたべルヴェルクを構えて

 

 

 

 

「ただの人形になり下がっているとは言え、個々の戦闘力はそのままです。―――――――ですが二人とも問題ない様ですね。これより障害を殲滅します。」

 

 

 

重低の様な銃声を響かせて閃光がきらめき、ブローバックする。叩きこまれた大口径の魔力弾は神父達の肉体を風穴を開けて吹き飛ばしていく、走って行く彼女の目の前に居る神父が黒い光刃の剣を振ってくるが反身を晒す事で避けてから腹に蹴りを入れて、クの字に曲がる神父の前に出た頭を直に足をひっこめて飛び上がり、踏み台にして半宙返りしながら上空で射程内の神父を視界に捉えると

 

 

 

 

 

「――――――敵の位置を捕捉。銃撃を開始します。」

 

 

 

 

腕を交差させたり、両腕を広げたりして銃口を標的に向けて、撃つ。撃つ。撃つ。撃つ。大気を震わせる重い銃声が響き、マズルフラッシュが休むことなく瞬き、撃ち出していく弾は正確に着弾していた。そして頭を地面に向けて落ちながら最後に新たに陣を展開して取り出したRPG-7の様な武器で、サメのようなコミカルな顔をした弾頭を付けており、集団の真ん中に向けて

 

 

 

 

 

「一掃します。」

 

 

 

 

 

軽い炸裂音と共に撃ち出された弾頭は白煙の尾を引いて飛び、集団の中心に着弾すると神父達を爆音と共に纏めて吹き飛ばして黒煙と炎が周りを包み込む。重心移動で一回転して膝を使って音を立てずに二人の居る場所に着地して、

 

 

 

 

「これ以上時間をかけていては業務に支障が出ます。」

 

 

 

 

 

「わかっとるよぉ。」

 

 

 

 

「だったらさっさと片付けるぞ。」

 

 

 

 

銃声轟き、斬撃が地を抉る戦闘が起こっている中、その頃彼等が追っているイッセー達は神父に変装して大分前にバイザーと呼ばれるはぐれ悪魔を倒して円形の建物を中心にサークルを柱で支えた建造物の前に立っていた。匙はイッセーにバイザーについて聞こうとしたら悪魔である皆様な凍てつく様な悪寒に襲われて小猫が

 

 

 

 

「――――――上っ!!」

 

 

 

 

「イヤァッフォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」

 

 

 

と下品な叫び声を上げながら剣を振り上げて此方に飛び込んで来る者がおり、それを迎撃しようと木場が陣を展開して一本の魔剣を作り出して受け止め、剣振る勢いだけで後方に宙返りしながら柱で支えたサークルの上に降り立ってから

 

 

 

 

「チョリィィィィィッス!!此間はどうもぉ!!」

 

 

 

 

「お前は・・・・!!」

 

 

 

 

「例のはぐれ神父・・・!」

 

 

 

 

「―――――フリード!!てめぇっ!!」

 

 

 

 

そう言って何時ものいかれたそぶりを見せる銀髪の神父、フリード・セルゼンが異形の剣。天閃の聖剣《エクスカリバー・ラピッドリィ》を振り回しながら、

 

 

 

「おやおやぁ?いつぞやのガキとち―――――。」

 

 

 

 

と言いかけた瞬間、誰とは言わないがおぞましい殺気がフリードに放たれて

 

 

 

 

「お、お嬢さん!?――――たっくう。今夜こそはあのクソ眼鏡のねぇちゃんをズッパリ行こうかと思ってたっつうのに、ハロウィーンのコスプレ行列にはまだ速ぇぜぇって言ってもテメェら元からクソ悪魔だけどなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

 

 

 

と言って天閃の聖剣《エクスカリバー・ラピッドリィ》の刀身を舐める。全員フリード持っている聖剣に注意が向く、いや、注意が向いてしまうのはしょうがないと言っても良い。皆が破壊の対象としているあの剣は魔に属する者を容赦なく致命傷を与える剣である以上警戒する必要がある。木場以外は神父服を脱ぎ、イッセーは赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》を出して、小猫も何かの準備を始めているなかフリードが

 

 

「おやおやぁ?四人がかりぃぃぃ?いやいや人気者はつらいっすねぇぇぇぇ。」

 

 

 

 

「誤解するな。ぼく一人が相手だ。」

 

 

 

そう言って魔剣を構える木場に気持ち悪い笑みでニタァっと笑うフリードは

 

 

 

「おいおい。クソ騎士様ぁ?前にクソ眼鏡のねぇちゃんにレスキューされなかったらぶった切れてたんだぜぇ?そんなんで大丈夫かぁぁぁぁぁぁぁぁい?――――――まぁでもなぁクソ悪魔ちゃんが何人来ようとこのエクスカリバーちゃんの相手にはぁなりませんぜっ!!」

 

 

 

「――――――!!」

 

 

 

その挑発に乗る様にフリードに向かって飛び上がる木場をイッセーが呼ぶが聞く耳持っていないようだ。そして彼等は高速戦闘に移り、イッセー達には剣のぶつかり合う音と光しか捉えられない。速度で刀舞に負けているとは言え、騎士《ナイト》級の速度を使用者に与える天閃の聖剣《エクスカリバー・ラピッドリィ》の能力は本物である。そしてイッセーが考えている間に小猫は匙に

 

 

 

 

「―――――― 匙先輩。貴方をカッコイイ男と見込んで頼みたい事があります。」

 

 

 

 

「ちょっ!!小猫ちゃん!!」

 

 

 

 

「あ、え?じゃない。―――――――この俺に頼みたい事って何だい?」

 

 

 

仮にも可愛い女の子にカッコイイ男と言われてイッセーが驚くの声を上げて、匙も少し呆気に取られていたが直に表情をキラキラさせて応答する。それにイッセーが

 

 

 

 

「頼みたい事があるなら俺じゃ駄目なのか!!」

 

 

 

 

「・・・・・とてもおしいですが、ほんの少し身長が低いので駄目です。匙先輩の様に高くないと・・・・。」

 

 

 

 

「ふふ、男と言えば背が高くないとな。」

 

 

 

と状況も考えずに今だキラキラしている匙に対して、僅差で負けて膝をついて両手を付けているイッセーなのだが、本当に状況を分かっているのだろうか?そんなこと気にした様子も無く小猫は

 

 

 

「・・・匙先輩。コレを耳に付けてそこに立っていてください。」

 

 

 

 

「任せてくれたまえ・・・・・え?ヘッドホン?」

 

 

 

そうして渡されたのは大きなヘッドホンだと思う物は下にコードも付いていないので耳当て?を首を傾げて見ていると彼女が匙の後ろの方で何かを取り出しながら

 

 

 

 

「―――――早くそれを付けて、絶対に動かないでくださいね。後こっち見ないでください。」

 

 

 

 

 

「お、おおう。」

 

 

 

彼女の準備が終わるまで耳当ての様な物を付けて彼等の戦闘を見ていると何か聞き覚えのある金属の擦れる音が聞こえてくるのだが、彼女との約束だと何か張り切って後ろを見ない様にしている彼の肩に何か硬質な棒の様な物が左肩に立て掛けられて、何かと思い匙は左を向くと灰色の細長い長い銃身が伸びていて、理解が出来ていなくて反応が遅れた隙に小猫は引き金を引いたのとビックリして体を動かしたのが同時になってしまい。重い銃声と共に大口径の弾丸が偶々高速で動くフリードの右頬を掠めて後ろの建物の丸い屋根を爆発と共に跡形も無く屋根を吹き飛ばした。落ち込んでいたイッセーも今さっきの轟音に顔を上げて見ていた彼はあまりの事に開いた口がそのままだった。

そしてしばらくして匙が耳当てを取って細長い長銃。シモノフ・SRTS1941を構えてえーって残念そうな顔をしながら見ていた彼を見ており、匙はありえない顔をして見ていると小猫は

 

 

 

 

 

「・・・・匙先輩の嘘吐き。絶対に動かないでくださいって言ったじゃないですか。」

 

 

 

 

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?いきなりライフルの支えにされていた俺への配慮は無いの!?!?!?今のマジで怖かったんだけど身長が足らない言ってそう言う事ぉぉぉぉぉぉぉ!!!?」

 

 

 

 

 

「・・・・しょうがないじゃないですか、悠先輩に教えて貰って出来る様になったんですけどまだ支えが無いと狙いずらいんです。――――――さぁもう一度お願いします。次はあの神父の頭をザクロにしますから。」

 

 

 

 

「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?俺の話聞いてるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!?!?!」

 

 

 

それを見ていたイッセーは立ち上がってなんとも言えない視線を送りながら、匙が居なかったら俺があのライフルの支えになっていたんだなと思うと少しほっとした。あんなの耳の近くでぶっ放されたら絶対驚くというかどう頼まれたとしてもあんな普通の対戦車ライフルじゃない通常口径だけでもとんでもない威力なのに、アレを肩に立て掛けられのは嫌だ。そんな感じで戦闘の雰囲気と違ってコッチはギャグである為か、なんか温度差が凄い事になっている。そんな中、右頬から血を流しながらフリードは

 

 

 

 

「ハヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!サイッッッッッッッッコォォォォォォォォォォォにぶっ飛んでやがるぜぇぇぇぇっ!!!!そんなに殺されてぇぇぇぇならっ!!今すぐぶち殺してやりましょうじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

「なんか危なげな人がコッチにロックオンして来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!?!?!?!?!」

 

 

 

 

少し唖然としている木場そっちのけで突っ込んで来るフリード。それに対して小猫は

 

 

 

 

「・・・・・・来ますよ。―――――た、イッセー先輩。止めてください。」

 

 

 

 

「ちょっと小猫ちゃん?――――今盾って言わなかったってぇ!!?止めるってどうやって!?」

 

 

 

 

 

「・・・・・・自分で考えてください。―――――私はイッセー先輩の様に防ぐ手段が無いのですから率先して止めに行ってください。一回でも止めてくれれば佑斗先輩か私が確実に葬りますので頑張ってください。」

 

 

 

そう言いながらシモノフのレバーを引いて排莢しながら次弾を装填して向かってくるフリードにもう一発撃ちこむ。が地面に着地したと同時に後方に下がると回り込むように驚いているイッセーに襲いかかってくるのをなんとか今さっきから倍加を続けていたので反応して籠手で受け止める。流石にこのままでは危ないと思った匙が左手を掲げると紫色の光が収束されて形を成していき、黒いかカメレオンの様な物が顕現してフリードの剣の持っている手に向かって突き出すと

 

 

 

 

「いけぇ!!黒い龍脈《アブソーブション・ライン》!!」

 

 

 

 

 

「あぁぁぁぁ?何んじゃコレはぁぁぁぁぁ!!?!キンモぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

カメレオンの口が開いて青白い太い舌の様な物が巻きつく、何かと思ってフリードの少し足が止まったのを確認すると小猫は防いでいたイッセーに

 

 

 

 

「・・・・退いてください!撃ちます!!」

 

 

 

 

「――――え!?おわぁ!!?!」

 

 

 

 

「―――――マジで?」

 

 

 

小猫は抱え込むように持って銃身部の取っ手を掴んで支えながら対戦車ライフルの銃口を向けてイッセーに警告するとバタついて逃げる様に反転して走るのを確認する前に引き金を引いて撃つだが、匙のカメレオンが引っ張るのを利用して避ける。

そして爆音の中、一瞬驚いた様な表情から一変して下品な笑みを浮かべながらフリードは

 

 

 

 

 

「ばぁかばぁか!!!裏目に出てやんのぉぉぉぉぉ!!!まぁ助けてくれてありがとう!お礼に一瞬でぶっ殺してやるぜぇ!!」

 

 

 

 

 

「うっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?!?!?!?!!!」

 

 

 

 

驚いている様子の匙の前に突然影降り立つ。それは巨大な魔剣を持った木場だった。

 

 

 

 

「これなら破壊重視の魔剣でも行ける。――――――覚悟!!」

 

 

 

 

「木場!!俺の力も持って行け!!」

 

 

 

 

《Transfer!!》

 

 

 

 

「うっそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?!?!?!?!!!」

 

 

 

 

今度はフリードが絶叫する番だった。止まる事の出来ないフリードは足を着いて止まろうとするが、断頭台の前に引きずられる様に前へ前へと引きずられて射程内に入った木場は容赦なく振り降ろす譲渡で強化された魔剣をどうにか聖剣で受け止めるが、補正が掛かっていてもそれは動きの高速化なので重い刀身と引っ張られる力に潰される様に膝をついてしまう。

 

 

 

 

「おんもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉぉ!!?!?!ヤッベェェェェェェマジで俺っち!ピンチィィ!?!?!?!?!」

 

 

 

 

「―――――――聖剣もろとも貴様を叩き潰す!!」

 

 

 

 

 

さらに巨大な魔剣に力を入れて木場が押し込んで行く、その時に屋根が崩れた建物から一人の司祭が出て来て

 

 

 

 

 

「まったく、研究室にこもっていなければ生き埋めになっている所だった。――――――フリード。その様子だとまだ聖剣の使い方が十分でないようだな。」

 

 

 

 

「―――――ば、バルバーのじ、爺さん!!!」

 

 

 

 

「―――――何っ!?」

 

 

 

今まさに潰されようとしているフリードは気力を振り絞る様に聖剣計画の首謀者の名を口にし、木場は出てきた男を目を見開いて見る。

そして木場は執念の籠った声で

 

 

 

 

「バルパァァァ・ガリレイィ!!!」

 

 

 

 

「―――――――――いかにも」

 

 

 

 

「そ、そうは、言っちゃくれますがね。じ、爺さん。この状態を打開する秘策があるって言うんですかい?」

 

 

 

 

「――――――体に流れる因子を刀身に込めろ。」

 

 

 

 

「な、流れるい、因子を刀身にぃぃぃぃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

「―――――!?」

 

 

そう言うと今まで押されていたフリードの聖剣の刀身が金色に光り出して聖なる力がフリードの全身を包み、視覚化できる程に力の密度が高まって、それに呼応するように木場が段々と押され始めている。まずいと思った小猫が援護の為に左太股に巻き付けているベルトに付いたホルスターから銀のメッキのスライドの拳銃”P226 CUSTOM”を左で取り出して対戦車ライフルを右に抱え込んだままで、神父に狙いを付けて撃つが、一瞬の動作で匙の神器の舌の拘束を切って直に後ろに飛び、着地と同時にこっちへ間合いを詰めに来た。

 

 

 

 

「まずは何度も危ない目にあわせてくれちゃたお嬢さんから、やっちゃいましょうか?アンタ、後々残すとヤベェ気がすんだよねぇッ!!」

 

 

 

 

「・・・・それは嬉しい事を言ってくれますね。―――――お礼に風穴を開けて上げましょう。」

 

 

 

 

破裂音と響かせ、閃光を瞬かせながら拳銃から数発の銃弾が吐き出されるが、それを避けて行き小猫の元へ迫ってくる。

そして彼の射程内に入ってしまい。

 

 

 

 

「死んどけよぉ!!お嬢ちゃん!!」

 

 

 

 

「――――こんなのどうです?」

 

 

 

 

 

「―――――ひぃ!?」

 

 

 

そう言うと対戦車ライフルの下げていた銃口が勢い良く上がってフリードの顔面に向き、引き金が引かれて轟音と閃光が聴覚と視界を覆って、フリードのいた場所が爆発するように吹き飛び、その勢いを利用して後方に下がると同時に前に躍り出る影がフリードの聖剣と打ち合う。それを確認すると小猫は

 

 

 

 

「・・・・遅いですよ。呼んだら遅くても30秒で来てください。」

 

 

 

 

「まったく悪魔の様な人使いの荒さだ。――――――と言っても君は悪魔だったな。」

 

 

 

 

黒煙から出てくるのは青髪で緑のメッシュを入れたシスター”ゼノヴィア”が破壊の聖剣でフリードと打ち合っていた。そこからさらに皆の後ろからイリナが来る。彼女達の連絡は匙をライフルのバイポッド代わりにしようと準備していた辺りから既にしていたのだ。そしてゼノヴィアに加勢するように木場も前に出始めて、聖剣使いが二人も出てきた事で旗色が悪くなってきた二人は閃光玉を使って逃げてしまったので、それを追って木場とゼノヴィア、イリナは走って行ってしまった。

 

場所が変わり、戦っている二人が居る幻想卿のレプリカのゲーム盤で、あれから大分時間が立って世界が既に廃墟と化していた。

人里があった所は大きなクレーターが出来ており、各地も同じ様になっていおり、最後に辛うじて形を残している紅魔館で倒れている者とそれを見下ろしている者が居て、それは見ればどちらが勝者と敗者が分かる。

そして天井吹き飛んだ広いエントランスで立っていたのは悪魔の様な形の鋭利な翼を持った狩人、力尽き、倒れ伏しているのは青き巨人だった。まだ息がある様で肩で息をする様に肩が上下しているのが見て分かる。

 

 

 

 

「最初の威勢はどうしたよ?――――――おい。聞いてんのか狼のお嬢様?」

 

 

 

 

「ヒュ・・・・・ヒュ・・・・・・ガハッ!ごふっ!・・・・・・・・!!」

 

 

 

 

せき込むアゼリアが纏う蒼き巨人の堅牢な体には幾つもの抉る様な傷がつけられていおり、欠損部分から血が流れ出している事が問題なのだ。悠が受けた物同じドレイン効果による物で、悪魔の様な狩人を纏ったアースラの力が最初の時よりアゼリアを上回っているのがその証拠だ。吸われる所から強化を行っていたが向こうの攻撃が通る度に吸う力を強めていってしまい強化が追いつかなくなってしまったのが原因だろう。さらに不死身の様に修復してしまうアゼリアへ与える攻撃で消費する分も考えればよくここまでもったと思う。

おぼつかない体を動かして震える腕を支えにどうにか立ち上がろうとするが、それをアースラが頭を踏みつけて

 

 

 

 

「どうしたよ?―――――私を倒すんじゃなかったのかぁ?えぇ!!」

 

 

 

 

そう言って踏んでいた足で頭を蹴りあげてバスタックス・ガンをねじ込む様に突き出して蹴りあげられて無理に立たされたソウルゲインの腹部に叩き込み吹き飛ばす。

 

 

 

 

「―――――――ごはっ!?!?!」

 

 

 

辛うじて立っていた天井無き柱をなぎ倒して壁に叩きつけられ、圧い石壁に埋まって倒れることすら許されない彼女に銃口を向けて

 

 

 

 

「今代の狼とトカゲ共は最弱だなぁ。まぁ私としては簡単に事が進むんなら、なんも文句は無いだけどね―――――――コレで消えろやクソ狼。」

 

 

 

 

と返答を期待しているわけでも無く勝手に言う彼女は持つバスタックス・ガンの銃口に赤黒い力の塊が収束されていき、収束されていく力は対象を細胞単位で掻き消す力の塊だ。そしてその的になっているアゼリアは悔しくてたまらなかった。むかつく相手に負けるとかそう言った物では無く、ただ自分の力が及ばない事に、太陽龍王の様にダメージすら与える事も出来ないとはなんという体たらくだ。そう思う彼女にはもう、力が残されていない申し訳なさそうに鎧だけが展開されているだけで宝珠は光が灯っておらず、ただやられるのを待つしかできない自分は家の面汚しだと思うと涙が出てくる。自分の母は人間でありながら勇敢で在り、何時も誇りを胸に戦っていたのに娘である自分はどうしてこうも弱いのだろうとも思ってしまう。

だが、このまま終わるのだけは嫌だと埋まった四肢を動かそうとするが既に向けられた力は自分を消し去ろうと収束の拘束から解放されて猛威を振るおうとその時を待っている。そして動けない彼女に今放とうと力の塊が大きくなろうとした瞬間、廃墟と化している紅魔館の門の真正面から声が

 

 

 

 

「―――――――フルインパクトキャノン!!」

 

 

 

 

 

「―――――!?!!!?」

 

 

 

 

 

黒紫の四つの力の奔流が彼女の横から襲い。他の物を纏めて横から力に押しつぶされる様に破壊して行き巨大な爆音と爆煙が辺りを包み込む。そして門から入ってきて彼女の前に白と群青を基調にした水上バイクの様な高速艇で両サイドに二門合計四門にさらに両サイドに長方形のミサイルポットを備えており、各砲塔の後ろの方に後付けの長方形の装備が付いている砲塔型戦闘艇”AMガンナー”に乗った今代の太陽龍王である悠だった。彼の高速艇と同じ両腕には白と群青を基調にした角を取った四角い手甲が付いているが左右非対称に赤と橙色の装甲が欠損部分を覆うように付けられており、それをテープの様な物で補強して左腕には鍔は無いが大きな白い大剣が腕を覆う程の同じ配色の細長い逆三角形の盾に納められて、背中には赤いボロボロのマントが付けていた。

そしてアルトアイゼンと同じ様な手の甲に翡翠のモニターを輝かせている彼に

 

 

 

 

 

「あ、貴方・・・・。」

 

 

 

 

「―――――すまない遅れた。その様子だと能力による負荷が掛かっているようだな。今解除する。」

 

 

 

 

「―――――?」

 

 

 

 

そう言う彼が埋まっているアゼリアを瓦礫と一緒に引っ張り出して仰向けに彼女を転がすと彼の目と手が金色に輝き始めて悠はアゼリアへばり付く様に付いていた黒い力を払ったのだ。そうすると彼女の脱力感の様な物が消えて楽になり、彼女は巻き込んだのに何でこんな事をするのか聞きたそうな感じなのだが、あまり時間がかけられないと言った感じで彼女を中心に青白い幾何学な陣が展開されて転送術式を起動して彼は

 

 

 

 

「聞きたそうな感じだが、それは次に目が覚めた時にしてくれ。――――――そいじゃお休み。」

 

 

 

 

そう言って纏っていたソウルゲインの鎧が解除された彼女の額に回復用の術式の紙を張り付けると暫くもしないうちにその場から光と共に転送されてしまった。それから高速艇を山吹色の光が覆ってから収納してから収まった煙の中から出てくるガリルナガンを纏ったアースラ

 

 

 

 

「私ぶっ飛ばして恰好良く登場ってか?そんでクソ狼を安全な場所に転送。――――――パワーアップして余裕か?クソトカゲ。」

 

 

 

 

 

バスタックス・ガンを構えながら言って来る事に俺は

 

 

 

 

 

「余裕なんてねぇよ。何時もと変わらずいっぱいいっぱいだっつうの。―――――しょっぱなから行くぜ!イグニス!」

 

 

 

 

そう言うと手の甲の翡翠のモニターが輝きだす

 

 

 

 

《Sunshine Dragon!power of Overcharger!!》

 

 

 

 

「太陽龍王の角剣《ソーラー・T-LINKセイバー》。――――――――――――禁手《バランスブレイカ―》、太陽龍王の鎧《ソーラー・T-LINKセイバー・スケイルメイル》・・・・。」

 

 

 

さらにイグニスの声が響く

 

 

 

 

『我、一度死に不死鳥の如く灰の中から蘇り、その折れぬ意思と剣にて吉凶を振り払う凶鳥の眷属なり・・・!!』

 

 

 

 

山吹色の光が強くなり、両腕を中心に形成されていく姿は全体的にゴテゴテとしたフォルムで腕と同色の白と群青を基調にした配色の仮面をつけた傷だらけの騎士の様な外見で、脚部は屈強そうでありながらスマートで腰回りを覆うアーマー、両肩、両腕部共に角を取った四角く、左腕には鍔は無いが大きな白い大剣が腕を覆う程の同じ配色の細長い逆三角形の盾に納められて、胸部は少し前にでっぱいる程度で、体中左右非対称に赤と橙色の装甲が欠損部分を覆うように付けられており、それを特殊なテープを巻いて補強している。

そして背中にはハンガーの様な物に赤いボロボロのマントが付けており、両サイドには冷却装置に耳の様なブレードアンテナに頭頂部に鶏冠の様な物が付いていて前方の方が白い装甲に覆われて真正面は窪んで翡翠のカメラが付いており、額と目元は左上あたりに十字傷の付いて二つの短い突起の付いた黄色い装甲が覆っていて正面から見て二等辺の逆三角状に一定の間隔で開けられた空白部分から覗く意思の籠った翡翠の目が光り輝く

 

 

 

 

 

「《Exbein・Ash!!(エクスバイン・アッシュ!!)》」

 

 

 

 

 

そして禁手化した俺の姿を見るなり、呆れた様な雰囲気がアースラから感じられる。まぁそう思われてもしょうがない。今のアッシュの姿は彼女の襲撃で破損した部分を食われたヒュッケバインの予備パーツを塗装無しで寄せ集めて付けられているし、頭部のアイマスクみたいな物は、襲撃時にで傷が付いた物を急いで加工していろいろとっ付けて全体的に不格好に見えるからしょうがない。

そんな含み笑いをしながら彼女は

 

 

 

 

 

「フフッ、私が食らった中にまだ無事な奴が残っていたか。いや、そんな継ぎ接ぎだらけの物を無事とは言えんな。――――――――そんな物でどこまで出来るか見せてみろ!!」

 

 

 

 

そう言って背中の推進機から紫色の光を輝かせて突っ込んで来るガリルナガンを纏うアースラの俺から見て右から横薙ぎに振ってくるバスタックス・ガンの斧が迫って俺の上半身を下半身から切り飛ばそうとするが、回避する為に下がる所か左腕の盾”ストライク・シールドごと外して前に突っ込んで、バスタックス・ガンの銃身を左腕に持ち変えて右腕支えにしながらストライク・シールドの手立てて接触した装甲の面から火花を散らせ、滑らせる。

マントに隠れた背中の推進機から青白い輝かせ、吹かせて一気に間合いを詰めてその勢いのまま柄頭を顔面に叩きつける様に打ち込む。

 

 

 

 

「―――――がっ!?!」

 

 

 

 

「上から目線なのは俺としてはどうでもいいが、一言だけ言わせて貰うなら強さは見た目が全てじゃないぞ!!」

 

 

 

怯んで後ろに下がった所にまた右腕に持ち変えて盾、左腕に盾を接続して大剣のロック外して抜き放つ。

無防備になった彼女に武骨な白い大剣を斬り叩きつけ、胸部装甲をひしゃげて抉る様に突き刺さすが、堅くてそれ以上大剣を斬り込む事が出来ない。

俺は腹部を蹴って無理矢理に装甲の破片を散らしながら引き抜いてから、空いた左手の手の甲が光り、形成されていくのは銃身先端が細長い花の蕾な形状でバナナ嬢の大型カードリッジの反りがグリップの方向に付けられており、銃身の上に携帯用の取っ手の前に扇状のセンサーが付いた細長い中型ライフル”フォトン・ライフルS”を高い音の発砲音を響かせながら桃色の光弾を数発叩きこみ、着弾すると焼けた様な臭いをさせながら軽く爆発し、爆煙の中から煙の尾を引いて出て来くるガリルナガンの装甲は今まで通り黒い霞で修復されて余裕そうに

 

 

 

 

「寄せ集めで作った物と言えど、そこそこのパワーはあるようだな。―――――――だが、その程度っ!」

 

 

 

 

 

「――――まだ終わって無いぞ!!」

 

 

 

 

俺は大剣をストライク・シールドに戻して右手の手の甲が山吹色に光り輝く。

光が形作って行く銃身先端が細長い花の蕾な形状で中間あたりで出っ張っている長砲身で、銃器の右サイドに共通した扇状のセンサーが付いていて左側にゴツいグリップが付けられている大口径の大型長重力衝撃銃砲”グラビトン・ライフル”の砲口向ける。

銃身の中で深い黒紫の重力の塊が収束されていき、力の奔流がガリルナガンを押し潰す様に壁に砕いて吹き飛ばし、辺りの物を纏めて破壊する。

そして俺はフォトン・ライフルSを腰にマウントしてグラビトン・ライフルを収納して追撃しようするが、壁の穴から太い赤黒い光線が放たれるたのを右に飛んでかわすと、瓦礫を押しのけて、いまだに無傷で推進機を吹かせて飛び出てくるアースラは

 

 

 

 

「貴様、あの時の力はどうした?―――――そんな物でチマチマと、戦う気があるのかっ!!」

 

 

 

 

そう言って上段から叩きつけて来るバスタックス・ガンの斧を反身を引いてかわし、マントを翻しながら推進機を吹かせ、後方に飛ぶと斧は床に叩きつけられてそれの中心に一瞬、数百メートルが陥没して爆音と同時に床を砕いて瓦礫ごと吹き飛ばす。

それを避けながら、俺は間に合わなかったアッシュの念動力感知増幅術式システム”T-LINKシステム”を調整していた。

脳波波長などを先にデータを取っているのだが、上手く作動しない所為で一部のシステムが思うように動いていない。

どうやっても今さっきから目の前のヘルメット状のモニターにはエラーばかり出てしまっている原因が自分には分からないのだ。前からシステム自体はリョウトとかで運用してデータは取っていたので問題無く動いていたそうなので欠陥は無いし、損傷している所も無いなどと意識を割いている暇は無かった。

思考していた俺にバスタックス・ガンの斧を叩きこんで来るのをストライク・シールドで受け止めるが取り込んだ月狼女王の力と俺の力が込められた力は尋常で無く、身を引く様に推進機を後方に下がる様に吹かせ、衝撃を殺す様に動くが銃身を押し込むように降ってくるのを受け止めきれずに吹き飛ばされ、近くの柱と壁を破壊しても止まる事は無く、姿勢制御でスラスターを吹かせて大剣を抜いて庭の地面に突き立てて、どうにか止まった所に間髪入れずに向けられた砲口から太い赤黒い光線が放たれるた。

その攻撃を推進機を吹かせて滑る様に左にサイドステップを踏んでかわしていると頭の中に先生の声が響く

 

 

 

『――――――悠。準備できました。』

 

 

 

 

 

つまり先生が言ってたパニッシュメントモードってのが使えるってことか?

 

 

 

 

 

『はい。私が意識を同調させますので、一度力を集中させて纏う様なイメージを思い浮かべてください。』

 

 

 

 

 

分かった。と返事をすると纏うアッシュから金色の力が集中し始めて纏おうとし始めるのだが、何故か途中で四散してしまう。避けながら何度か試みたのだが、どうやっても四散してしまう。そんな俺にアースラは

 

 

 

 

 

「一体何をしようとしてるかは知らないが、何時までも避けられると思うなっ!!」

 

 

 

 

「―――――っ!?」

 

 

 

段々とバスタックス・ガンの斧がかすり始めて補強された装甲に傷を付けていっている。パニッシュメントモード起動しない、何かが干渉しているのか?と思い。俺は集中しながらモニターに展開されるホロウィンドウを操作していると脳波検出用のシステム辺りでエラーを起こしている事が分かった。コレが機能を阻害しているの上、T-LINKシステムの起動の妨げになっているようだ。状態を見るに一度再起動してから再設定した方が良さそうなのだが、この状況で作業するのは危険過ぎる。

 

 

 

 

「―――――だけど、他に打開できる策があるわけでもない。駄目もとでやってみるか・・・・・・!」

 

 

 

 

俺は戦闘中でありながら足を止めてたのを見てアースラがバスタックス・ガンの斧を振り被って突っ込んできてたのを数回の強化をした俺は大剣で受け止める。そしていきなりアッシュの目の光が消えて瞳の奥の方でノイズの様な物を走らせており、押され始めているアッシュは辛うじて踏ん張っているが、それでも少しづつ押し込まれて下がって行ってしまう。そうしている間にも俺はシステムを再び立ちあげて作業に専念する。力が弱まったのを感じて彼女は

 

 

 

 

「フッ、そんなスクラップ同然な物で禁手《バランスブレイク》してもその程度かっ!!」

 

 

 

 

 

 

「―――――――ハーモニクス・アジャスター、リセット。サイコ・クラッチ、切断。RTEレベル、再設定・・・・・。」

 

 

 

 

さらにアースラはそのまま強引に押し込んで俺を強引にたたらを踏む様に下がらせ、推進機を吹かせて前に踏み込んで俺の頭を掴むんで、足を払って支えを無くし、後頭部を地面にたたきつけて俺を仰向けに倒す。

そして頭を掴んだまま馬乗りになって俺の身動きを制限する。指に力を入れて頭部を金属が軋む様な音をさせながらバスタックス・ガンの肩当てを大剣を持っている腕に何度か打ち付け、無理に奪うとバスタックス・ガンを腰にマウントして大剣を持って彼の首に突き付けたアースラは

 

 

 

 

「抵抗すらしなくなったか、まぁいい。―――――――――――このまま狩ってやる。」

 

 

 

 

 

そして息の根を止めようと大剣の切っ先を向けて首に刺そうとするが、寸前の所でアッシュの目が光り輝き

 

 

 

 

 

「狩られるのはお前の方だっ!!―――――――――――――このアッシュでなぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

「――――――――ぬぅっ!!!?!!?!」

 

 

 

 

 

体から紅蓮の炎の様な力が漏れ出す様に発せられ、大剣の切っ先が止められる所か大剣ごとアースラ自身を吹き飛ばす。きりもみしながら宙に投げ出される様に吹き飛んだアースラは姿勢制御の為にスラスターを吹かせてどうにか空中で止まる。

そして俺は宙を回転して舞う大剣を掴んで盛大にマントを翻しながら推進機を吹かせてアースラに突っ込む。彼女は危険だと判断すると腰からバスタックス・ガンを取り出して盾にする様にして大剣を火花を散らして受け止めた。そして俺は吠える様に叫びながらさらに攻め込む

 

 

 

「―――――このぉ!!」

 

 

 

 

「――――――ぐっ!?・・・・・舐めるなぁっ!!」

 

 

 

俺は身を捻って強引に金属が歪む様な異音を響かせながら膝を入れて怯ませると右手に大剣を持って、腰にマウントしていたフォトン・ライフルSを左手で取り出して高い音の発砲音を響かせながら桃色の光弾を数発牽制の為にぶっ放しながら、応戦する様に撃ってくるバスタックスガンの赤黒い光線を撃ち出す。そんな戦闘中のさなか、俺の方はかなりヤバいぞ。今の力の解放で塞いで貰って活性化での治癒で完全に治ったかと思った傷が開きやがった。この力は反動がデカい所為だろうが、ちゃんと元が取れているだけまだマシか・・・・。

活性化で治癒できる許容を超えてしまって死なないだけで苦痛は和らげる事は出来ない。こんな精神がガスガス削られる状態で長丁場は避けたい所、攻めるなら今か・・・・!!と考えが決まった俺は推進機をさらに吹かせて撃ちながら突っ込む。

 

 

 

 

 

「これ以上長引かせるつもりは無いっ!!―――――――――シーケンス、TLSッ!!!」

 

 

 

 

 

 

「チィッ!!!こんな事で!!ガッ!!」

 

 

 

 

俺が撃ち込んだの一発が直撃して爆発後に煙を上げながらよろめき、そこで俺は一気に勝負に出る為に大剣の柄に手して俺は駆ける。

 

 

 

 

 

「セイバー、アクティブ!」

 

 

 

 

一気に間合いに入った俺は目にも止まらぬ速さで抜き放った大剣を上段から振り下ろして胸から腹部まで切り裂き、振り下ろした所から下から両手で切り上げて同じ場所を切りつけながら、宙返りして後方に下がって再び構えると攻めさせる間を与えるものかと突っ込む。

 

 

 

 

 

 

「――――――はあぁっ!!」

 

 

 

 

アースラに張り付くようにあらゆる方向から回り込んだり、意表をついた攻撃を繰り出す。

そして彼女が何度か苦し紛れに反撃しようとバスタックス・ガンの斧を振り回すが、刃を通る所には既に悠の姿はおらず。嘗て木場の練習試合で見せた時と同じで、斧を使わせない様にコンパクトに打ち込んで来る。さらに彼女の周囲を食い付く様にあらゆる方向から叩きこんで来る。そんな力を十分引き出させない様な攻撃が原因で彼女の力を制限させている。そんな激しい戦闘中の中、久木は迷っていた。

その理由は少し前まで戻り、戦闘が始まった辺りから時の頃だ。

悠が対話したボロアパートの一室で久木は座って額に汗を浮かべながら空に放り出された様な脱力感と自分の身が消えてしまいそうな喪失感を感じていた。そんな、様子を呆れた様な表情で悠と同じ容姿の八咫烏が

 

 

 

 

「キツそうだな。」

 

 

 

「ええ、まぁ。」

 

 

 

「アイツには言わなくていいのか?アンタと同調が強くなるとアンタ自身の存在が消えてしまうってこと・・・。」

 

 

 

 

「・・・・・。」

 

 

 

 

そう言うと彼女は気まずそうな顔をして黙ってしまった。彼はため息をつきながら彼女を睨んで

 

 

 

 

「アンタの事を前から見させて貰っていたが、そうやって相手の為とか考えているとこ俺は嫌いだな。―――――お前さんの自己満足から来るものだろうが、それに付き合わされる身にもなって欲しい。ましてやこんな土壇場になってまでそうやって悩むなんてどうかしている。」

 

 

 

 

「―――――コレで良いですよ。私は一度死んだ身、この私も本体から切り離された仮の物でしかない。そして既にもう私には時間が残されていないのです。」

 

 

 

 

「なおさらだろ。アイツに最後に何か言ってやれよ。」

 

 

 

そう言う彼の言葉に彼女は首を横に振る

 

 

 

 

「彼はが求めているのは偽物の私じゃなくて本物の――――。」

 

 

 

 

「ごちゃごちゃうるさいぞ!!アイツは偽物とか本物とか関係なくアンタのっ!!―――――――――久木 亜美の言葉が必要なんだ!!これから歩むにしてもアンタが最後に導いてやれなきゃ誰がやるっていうんだよ!!」

 

 

 

 

「――――――っ!?」

 

 

 

 

「もう遅ぇかもしれねぇが!!ちゃんと言ってやってくれ!!」

 

 

 

 

彼女はその言葉を思い出しながら、決意した彼女は大剣を打ち込み続ける彼に声を出す。

 

 

 

 

 

『――――――悠。そのままで聞いて、私は、私はっ!』

 

 

 

 

今になってこんな事を言ってしまう自分に情けなさを感じながら、暫くしてから気を落ち着かせて

 

 

 

 

『あの時から君をずっと君の中から見ていて話す機会はいっぱいあったのに今になってこんな事を言うのは卑怯かもしれない。でも私にはもう時間が無いの。だから・・・・。』

 

 

 

 

先生・・・・?

 

そう思う俺に彼女は言葉を続ける。

 

 

 

 

『――――――私はお別れを言いに出て来たの。こんな私を好きだと言ってくれた貴方に・・・・。』

 

 

 

そして彼女は語り出す。彼女の置かれた状態を、元々俺の魂を崩壊させない様に徐々に同化させて消える存在だったという事。俺を助ける為に一度、パニッシュメントモードを使ってしまって余計に彼女自身の同化を早めて彼女の寿命と言えるものを縮めてしまった事。そしてもう彼女には時間が残されていないという事をだ。そして彼女は

 

 

 

 

『お願いがあるけど良いかな?』

 

 

 

彼女は続ける。

 

 

 

『――――――最後に悠のカッコイイとこ見せてくれないかな・・・。』

 

 

 

俺はそれに応答するように大剣を片手で握って柄頭に空いた掌を添える様に構えて叫ぶように吠える。

 

 

 

 

 

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

 

 

添えた掌を押し出す様に大剣による突きを走り抜けるように打ち込みを咄嗟に反身を引く事で胸部装甲を傷つける程度で済ましたが、まだ終わりで無く俺は勢いを殺さず、駆け抜け、アースラの後方で身を回転させる。それをマントがその軌跡を追うように靡き、前に掛かったマントを大剣の持ってい無い方で振り払い、大剣を片手で構えて身に覆っている赤い力がさらに力を強めてながら大剣の刀身に翡翠の色を持った力が纏い始めて

 

 

 

「T-LINKフルコンタクト!!」

 

 

 

それを振りかぶって回避を諦めて受けようとするアースラに突っ込む。そして俺が吠えると同時にイグニスが

 

 

 

 

「・・・・おおっ!」

 

 

 

 

《punishment―――》

 

 

 

 

吠える。

 

 

 

 

「・・・・おおおおっ!!」

 

 

 

 

《punishment―――!!》

 

 

 

 

吠える!!

 

 

 

「・・・・おおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

 

 

 

《punishment―――!!!!》

 

 

 

 

 

 

アースラを目の前に捉えた寸前に瞳から涙を流しながら更なる咆哮共に大剣の纏う翡翠の光が金色に変わり、イグニスが吠える。

 

 

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

《punishment drive!!!!》

 

 

 

 

そして横一線に振るわれた大剣は上半身と下半身を完全に断ち切り、上半身を下半身からきり飛ばし、その勢いのまま庭方に着地して土煙を上げながら滑るようにマントを翻しながら身を反転させて推進機を吹かせて減速して大剣をストライク・シールドに戻すと同時に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               『――――――――――――悠。恰好良かったですよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その優しげで満足そうな声と同時に彼女と言う存在は消えてしまった。




感想などくれると嬉しいですが、誹謗中傷は勘弁
ではまた次回 
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