ハイスクールD×D ~太陽のカラスと龍と赤龍帝~   作:ソースケ_研究中

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序盤はそのまま。その後から前の使いながら殆ど新規作成。
ではよろしく


何でしょうか?ゴスロリの小猫さん。byエス

決戦前まで時間が巻き戻り、此処は永遠亭の病室で包帯を再び巻かれた悠が静かに寝ていた。そして突如ゆっくりと彼は目を開け始めて

 

 

 

 

「んん・・・・・?あ――――――。」

 

 

 

 

俺が目を覚ますと最初に居た病室だった。最初は寝ぼけた俺は此処でセーブしたっけと普通にアホな事を考えてしまったのはあまり言わないで欲しい。起きた体中に包帯巻かれていた俺を迎えたのは窓から見える月光と寝ていたベットの右側で綺麗な姿勢で三脚に座っている不機嫌そうな狼お嬢様だ。そんな俺は

 

 

 

 

「おお、無事みたいだったようだな。」

 

 

 

 

「起きて第一声が人の心配とは貴方は余程のお馬鹿なのですか?」

 

 

 

いきなり辛辣に帰される俺に対しての配慮は無いのだろうか?と思うのだろうが、まぁ、でも今思うとそれだけ馬鹿な事をしていたと思うがな。病み上がりで傷を再び開いた状態なのに戦闘中に荒業でシステム復旧をしながら新能力を発現させてなんとか撤退させた所までしか覚えていないが、よくやった方じゃねぇかと思う。視線を彼女の方に向けると気まずそうな表情で俺に何か聞きたそうなお嬢様の顔が見える。そして彼女が

 

 

 

 

「――――――――何故。あのような事に巻き込んだ私を助けたのですか?」

 

 

 

 

 

「う~ん。気まぐれ?」

 

 

 

 

と少し考えた上で首を傾げて言うと呆れた様な半目で彼女は

 

 

 

 

「捩じ切りますわよ。」

 

 

 

 

「な、何を!?ちょっとぉ!!適当に答えたのは謝るけどいきなり捩じ切るのは勘弁して欲しいのですが!?」

 

 

 

 

「だったら真面目に答えなさい。次はありませんわよ。」

 

 

 

なんかムスッとした表情で言われても一度戦って分かったが、この人は素でも俺も超える怪力の持ち主なんだから、簡単に俺の何かが捩じ切られるのは分かり切っている俺は渋々と

 

 

 

 

「はぁ、理由はどうであれ見捨てるのが嫌だっただけだ。―――――――以上。」

 

 

 

 

 

「たったそれだけですか?」

 

 

 

 

「ああ、たったそれだけだ。」

 

 

 

「たったそれだけで自分が死ぬかも知れないのにあの者と戦ったと言うのですか?」

 

 

 

 

「契約もあるし、アレが気に入らなかったのもある。でも第一の理由はそれだな。」

 

 

 

 

そう言うと彼女は少し考える様に眉を顰めて暫く黙りこむ。まぁ、それだけじゃねぇだけど、最後のなんてただの八つ当りみたいなものだったしな。とか思っていると考えが纏まったのか彼女は

 

 

 

 

「―――――――今代の太陽龍王はこの様な者なのですね。」

 

 

 

 

「―――――――は?」

 

 

 

「いえ、何でもありません。―――――――では改めて”不本意ですが”、アゼリア・コンスタンツェがを共に歩むパートナーに相応しいと貴方を認めて差し上げましょう。」

 

 

 

「うっわぁ上から目線だなぁ・・・。そんで不本意を強調して言いやがったよ。」

 

 

 

 

「ふん。当たり前ですわ。私が下手に出ることなんてありませんわよ。――――――えっと、では失礼しますわ。」

 

 

 

そう言うと彼女は少し頬を赤く染めてもじもじしながら、俺の方を見始めて寝ているベットの上に乗り出して俺の顔に自分の顔を近づけてくるのを肩を押さえて押し止める。そして彼女は

 

 

 

 

「コレは一体何の真似ですか?」

 

 

 

 

「それはコッチのセリフだ。何でこんなにも近づいてくるんだよ。―――――――つか何する気だ?」

 

 

 

 

「いえ、誓いの儀をすっ飛ばして此処で切れない縁を作ってしまおうかと・・・・。」

 

 

 

 

「オイ!!ぱ、パートナーってそういう意味かい!?多分違くね!!つか誰に教わったよそれぇ!!」

 

 

 

 

「コレはレーネが、こういう事はちゃんと自分が見染めた殿方を離さない為にカッチリやる事はやってしまえと・・・・。」

 

 

 

 

「何教えてんだよ!!そっちの守護者は!!歴代の守護者たちに何があった!?!」

 

 

 

彼女は知識の乏しいと言うか、そう言った面で何かいろいろと勘違いしやすいタイプなのか知らないが、段々と彼女の力が強くなっていく、ウギギギギギィ!?!こんな華奢な腕からどんだけ力が出んだよぉ!!!彼女の顔が近づいて来るのをどうにか抑え込んでいるが、コッチは必死こいて抑え込んでいるのに涼しい顔して顔を近づけてくる。余裕ってか!!俺の腕力って押し倒される女の子並みってか!!誰かぁぁぁぁぁッぁぁぁぁぁぁたぁすけてぇェェェェぇェェェェぇェェェェ!?!?!!?!?と思いながら決死の判断で俺は

 

 

 

 

「待て待て待て待てぇぇぇぇェェェェ!?!?!!良いのか?本当に俺なんかでいいのか?アンタみたいな奴が何で俺なんかとそう言った関係になろうと思っているだよ!!!」

 

 

 

 

「私では不服と・・・?」

 

 

 

 

「そう言う意味じゃねぇ!!!アンタと俺もまだ合ってまだ少ししか経っていないのに何でそんな方向に話が進むのかわかんねぇんだよ。だって共に闘うんだったら戦友くらいで丁度良くね!!わざわざそんな事しなくても・・・・。」

 

 

 

 

「そうは言うわけには行けませんわ。太陽と月は言わば対を成す者。認めたと言う事はその者を愛すと言う事になりますわ。―――――――それに殿方はこう言うのが好きだと聞いてますし・・・・。」

 

 

 

 

「何その話!!俺達の神器《セイクリッド・ギア》はエンゲージリングかなんかか!!認め合う事がイコール婚約と言うのは無理矢理ではないでしょうか!?!?!相手が女だった場合はどうなるんだよ!!」

 

 

 

 

「相手が女だった場合は戦友止まりと聞いていますわ。」

 

 

 

 

「その言い様だとやっぱり情報源はレーネさんですか!!」

 

 

 

 

「良く分かりましたわね。」

 

 

 

分かると言うか、知っているのは守護者の神器《セイクリッド・ギア》である彼女しかいないでしょうが!!誰かと止めてくれ!!初めては先生に持ってかれてるけど二度目が無理矢理なんて嫌ァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?!?!?!てか、なんでこんなに落ち着いてらっしゃるんですか?その前にイグニス!!今さっきの話は本当か?

 

 

 

《そんなわけないだろう。多分、知らない彼女を良い事にレーネが嘘を教えたんだろう。》

 

 

 

でしょうね。戦闘中に気分屋だとかなんとか言ってたから、聞いた彼女をからかうのも兼ねていたんだろう。でも誤解くらいは解いて欲しかったなぁ!!今こんな状況に陥っているのは少なからず彼女の所為だし!!考えている場合じゃねぇ!!眼前が彼女の顔いっぱいなんですが!!嘘だと疑わないで信じてためらいも無く此処までする彼女の男らしさに脱帽だよ!!俺だった此処までやる決心なんて付きません!!俺は最後の悪足掻きに

 

 

 

 

「それに婚約の件は嘘だ!!イグニスからお墨付きもある!!だから止まれぇ!!」

 

 

 

 

「それでなくても私は―――――――。」

 

 

 

何かのたかが外れて獲物を前にする狼の様になっている彼女が言葉を紡ごうとした時、

 

 

 

 

「なぁにやってんですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

俺が今までどうやっても引っぺがす事が出来なかったのに此処まで容易に剥がされると男として落ち込みそうになるが、自信喪失で半ば死にそうな暗い顔を上げて誰が助けてくれたのか見ると

 

 

 

 

「ああ、メイちゃんか、良く会うなぁ。マジでありがとう。」

 

 

 

 

「その割に表情がすんごく暗いですが、って貴方は何やっているんですか!!逆レイプが趣味なんですか!!悠なら引っぺがせたでしょうに・・・・・!!」

 

 

 

 

「貴方はなんなんですか!!私とあの方との―――――を邪魔して!!」

 

 

 

恥ずかしかったのか途中をブツブツと小声で言って誤魔化したようだけど、何しようとしたかは見てくれると何を言おうとしたかは分かるだろうが、それと俺なら引っぺがせたってか?うなことできるわけねぇべさ、おまぁさん今の俺の状況見てくんろう。必死こいて抵抗していて体中汗だらけなんですが・・・・!!体ボロボロなのもあるけどこの人、尋常ない程の腕力があるから、ホントそれを引っぺがしたメイちゃんはマジですごいよ。何がそこまで馬鹿力を発揮させたのか俺は気になるわぁ。そんな事を思っていると取っ組み合いを始めたよ誰か止めてくれぇ!!

 

 

 

 

「見ない方ですが、いきなりそんな行為に及ぶなんてお嬢様なのは見た目だけですか!!貴女はぁっ!!」

 

 

 

 

「なっ!?言ってくれますわね!!私だって昔から悩みに悩んで決めたことですわ!!それを何処の誰か知らない貴女にとやかく言われる事ではありませんわ!!このチャイナ娘!!」

 

 

 

 

 

「誰がチャイナ娘ですか!!それにそんなに悩んだ上での行為ならなおさら見逃せるわけないじゃないですか!!」

 

 

 

 

 

「それこそ貴女に言われる筋合いありませんわ!!貴女一体この方の何なのですか!!」

 

 

 

 

「そ、それは・・・!?」

 

 

 

なんだか続きそうな感じのゴタゴタに病室のドアの入り口から殺気を感じて彼女達が窓側の方に飛ぶと同時に銀色に輝く閃光が何本か俺の目の前を通り過ぎて、彼女達を壁に服と一緒に刺さって縫い付ける。縫い付けたのは手入れの行き届いた医療用のメスであり、それを放った者の声がドスを効かせて響く

 

 

 

 

「誰かしら?ウチの病室で騒いでいる愚か者共は・・・・・。」

 

 

 

 

「――――――――アンタ凄いよ。永琳先生。弓以外にそんな投擲術を持っているなんて初めて知ったよ。」

 

 

 

そう。髪の色を考えると咲夜を思わせ、指の間に数本の銀色に輝くメスを挟んで、鋭い眼光を光らせている何時もの服装に白衣を着た永琳先生。あの大声で騒いでいた所為でかなりご立腹の様だ。そんな恐ろしい存在に恐れを知らない狼は

 

 

 

 

「貴方は一体――――――っ!?」

 

 

 

 

吠えようとした瞬間、顔の両隣に投擲動作も見せない様な神速の動きで今見た銀の閃光が突き刺さり、あまりの事に押し黙ってしまった。彼女が感じたのはこの場で絶対的な強者からの恐怖。そして知らないウチに補充されている投げた筈のメスが銀の光を帯びながら彼女は言う。

 

 

 

「私は発言を許した覚えはないわよ。――――――――この騒ぎの原因は悠ね。貴方が患者じゃなかったらこの場で縫い付けて試験薬の実験台にする所よ・・・・。」

 

 

 

 

あっれぇ?最終的俺の所為ってか?そんな定番の決め付けは良くありませんことよ。永琳先生。俺超涙目なんですが?そんな目で見ないで!!綺麗なお顔も手伝って超怖いから!!と思っていると彼女が溜息をついたと同時に怒気が四散して懐から一枚の封筒を出すと俺に投げて

 

 

 

 

「はぁ、貴方宛てに手紙よ。」

 

 

 

 

「こんな夜更けに俺に手紙?また何で?」

 

 

 

 

 

「知らないわよ。―――――――まぁでもこんな回りくどい事する奴には覚えはあるんだけどね。」

 

 

 

十中八九紫さんか、シュウ辺りだろうが、と思いながら封筒を開けて文章の内容を見ると今回の詳細が事細かく書かれていた。彼等、コカビエル達の目的はエクスカリバーの完成にあるのではなく、悪魔でそれを餌にして学園を三つ巴の戦争を再び勃発させようと企んでいたと言う事、その彼等と相対する戦闘は学園の方で行う様だ。それにこのコカビエルは武勇伝付きの実力者で彼女達と刀舞達でも危険な相手だ。そしてかなりの戦争狂と見える・・・・こうしちゃいられねぇな。そう御思うと俺はベットから身を起して姿勢を腰をかけるように座り、立ち上がろうとする俺に

 

 

 

 

 

「――――――行くの?」

 

 

 

 

「言わなくても分かるだろう?仲間を信じちゃいねぇわけじゃねぇが、それでも危険な事に変わらねぇ。俺は仲間が危険なのを指をくわえて見ている事なんてできないタチなのはよく知ってるだろ?」

 

 

 

 

「まぁね。私としてはドクターストップをかけたい所なのだけれど、今の貴方にそれを言っても止まるようにも見えないし、とりあえず生きて帰ってもう一度検診に来なさい。――――――――後は行く前に河童の所に寄りなさい。最初のは少し調整しないといけないから持って行ったから彼女が新しいのを渡すらしいわよ。これで私としては以上よ。」

 

 

 

「―――――――了解。」

 

 

 

 

とかカッコ付けて立ち上がったは良いが、

 

 

 

 

「カッコ良く決めているとこ悪いけど、貴方は下着一枚で行く気ではないでしょうね?」

 

 

 

 

 

 

「―――――――――――――え?」

 

 

 

 

そんな俺は体中に包帯を巻いて柄パン一丁だった。なんかもういろいろ台無しである。

 

そして場所と時間が本来の物に戻り、学園の方ではリアス達は悠の置き土産による新戦力や木場の禁手化、新たに与えられた神器によって強化手段の増加によって一部の能力強化と特殊スキル取得が可能となり、いろいろあったもののラグナが止めに蒼の魔導書を使用していたのだが、何者かの介入で干渉が阻まれるどころか、神器持ちでも無いコカビエルが禁手化し、その伝説級の性能を持つ堕天使による禁手化は今まで以上の巨大な力と姿に彼女達は最初と比べ物にならない程の息苦しさと恐怖を覚え始める。そこへさらに追い討ちをする様に朱乃の洗脳と思しき状態に陥っている所為で此方の敵に回ってしたまった感じとしてはコカビエルを意図的に禁手化させたものと同じ者の仕業だと思う。

 

 

 

 

 

『ふっはっはっはっはっはっはっはっ!!!!!逃げまどえぇ!!!!!!!!!!』

 

 

 

そしてありえない状況に困惑しているリアス達を待つ事無く、自分の置かれている状態に気にした素振りも無く明らかに精神状態が以前より悪化しているコカビエルが動きを見せる。下から見上げる皆には伸びる巨大な砲身の後ろの方から金属のロックが外された様な音と共に連続した破裂音がしたと思ったら、白い沢山の蛇の様に蠢いて此方に向かってくる何かを確認したエスは

 

 

 

 

 

 

「此方をロックしています。高エネルギーを帯びた敵誘導弾頭が大量に接近、直ちに総員退避を――――――。」

 

 

 

 

 

「言ってる場合か!!動け馬鹿!!」

 

 

 

 

そう言って向かってくる弾頭から逃げる様にエスを小脇に担いで逃げるラグナ。他の者達も逃げるか抑撃体勢に入っている。

飛んでくる一撃一撃が雷以上の轟き、土を吹き飛ばしてグラウンドに大穴を開けて行く、リアスの滅びの力を何十倍も強化していた今さっきの体育館を丸々吹き飛ばした程の一撃が雨の様に降り注いでいく、刀舞も剣圧を飛ばして直撃コースの物を落とすが作り出せる数の違いでコッチも下がらないと消し飛んでしまう。そしてリアスの方に一発が直撃しそうになって何重にも防御陣を展開して防ごうとするが着弾したと同時にあまりの威力で防御陣を破砕して爆風が彼女が襲う。墜ちて行く彼女は身動きが取れないので地面に叩きつけられると思ったが大きい物音をさせた割には地面が柔らかくあまり痛くない所か人肌の温もりがある。目を開けて起き上がると

 

 

 

 

「―――――――だ、大丈夫ですか?部長。」

 

 

 

 

「――――――――い、イッセー!?」

 

 

 

突然の声に彼女が起き上がって下を見てみると自分の下敷きになっている仰向けに寝転んで受け止めている土だらけの一誠の姿があったのだ。思いった以上に元気なリアスの様子を確認すると一誠は

 

 

 

「なんとか間に合ってよかったです。」

 

 

 

 

「そんな事より貴方が大丈夫なの!!?」

 

 

 

「俺は大丈夫ですよ。俺って頑丈なんでこんなのへッチャラですよ。―――――――それよりも朱乃さんが・・・。」

 

 

 

 

 

苦い顔をして敵に回ってしまった彼女に視線を向ける。凄まじい威力の弾頭を大蛇が本体である朱乃に当たらない様にふせいでいるだけのだけなのだが、その方法が問題だ。弾頭を飲み込む様に取り込むことで内包された力を自分の力に変えている。

そしてそれを相手しているのは小猫。コカビエルと朱乃が変貌した時にただでさえ強化されたコカビエルを持て余している女王《クイーン》にプロモーションした一誠も居るが朱乃と言う女王《クイーン》の戦力の損失と敵に回ると言った事態にだけでは無いが、刀舞やラグナ、エス以外のリアス達の動揺はかなりの物だ。それを解決する為に立ち上がったのが小猫だ。

 

 

 

 

 

「――――――――小猫ちゃん一人が朱乃さんの相手をするって!?そんなの無茶だ!!」

 

 

 

 

 

「・・・・無茶は承知の上です。ですがあの人間でも無い堕天使が神器を持っていてさらに禁手化。―――――――ではないでしょうが、明らかに想像以上の異常事態です。それにあの近未来兵器ぽいのは大体見覚えあるんですよね。これ以上戦力を割く事は出来ないんです。」

 

 

 

「だけど小猫。相手は朱乃よ。―――――――さらに彼女自身が望んでやっている事ではないでしょうけど・・・今の彼女は情け容赦をかける様な雰囲気じゃない!!殺される可能性だってあるのよ!!だから待って他に方法がある筈だから・・・・!!!」

 

 

 

必死に朱乃を止める為に動こうとする小猫を止めようとする兵藤とリアス。そんな二人に小猫は

 

 

 

 

「・・・・状況は一刻を争うかも知れないんです。禁手化していない分こっちの方が危険がりません。エスさんから加護は貰っていますし、傲慢になっているわけではありません。今の私なら冷静に対処できます。では後は頼みますよ。」

 

 

 

 

「―――――――小猫!!」

 

 

 

そう言って地面を砕いて飛び上がるのを止めようしたが、聞く前に朱乃の方に飛んで行ってしまった。彼女も何か思う所がるのか終始眉間に眉を顰めていたのは忘れない。そんな事をしている間に数発が、複数の黒い大蛇を纏わせてなっている朱乃に向かって行くが取り込まれてさらに力を付けている。ゼノヴィアと木場達は回避や撃墜するのでいっぱいいっぱいになっているなど、攻め込めないでいる。

そんな中で流れ弾を避けながら朱乃に相対する。何かが彼女の脳裏にチラつく所為イラついた表情をする小猫は迫ってくる二匹の大蛇を剛腕で弾くと同時に黒い削り食う大蛇の黒き流体の様な皮膚を青白い陣の様な侵食用の防護陣が展開する。

 

 

 

 

 

「・・・・本気でコッチの狙っていると思いたくはないですけど、このまましておくのだけは我慢なりません・・・!」

 

 

 

 

 

小猫は速度を緩めることなく疾走しながら大蛇を弾き叩き、一気に間合いを詰めようと足に力を入れて地面を砕きながら飛び、両側で耳の様に揺らしているツインテールを広げて滑空する。高速飛行による戦闘機動を取りながら大蛇の包囲網を抜けて身をロールさせながら右腕を構えるが、怯えるどころか非難の声すら上げずに鉄仮面の様な表情の朱乃の目が動揺に色を見せるどころか感情があるのかすら疑わしい目で見つめている。

 

 

 

 

 

「・・・手加減はします。多少痛いですが我慢してください。『ダムダムスマッシャー』!!」

 

 

 

 

 

 

叩きこんで来る鋼鉄の拳をとぐろを巻いた大蛇が盾になるようにその拳を受ける。直撃と同時に大気を震わせるような爆音を轟かせて炸裂するが、四散するどころか完全に衝撃を吸収された。力の塊かと思えば実体があるまでに凝縮された膨大な力に成長している。さらに自分の攻撃分のエネルギーすら吸収しているようにも感じる。爆発の衝撃波を体で受ける事で離脱の距離を取る為に利用する。

そして離れた彼女に爆煙を突っ切って三匹、いや、四匹の大蛇が此方に向かってくるのを両腕を向けて発砲するが

 

 

 

 

 

「・・・弾が効かない!?くっ!!」

 

 

 

 

回避運動が遅れてしまった小猫に大蛇が大きな口を開けて襲いかかり、両腕を交差して防御する上から噛みつかれて地面に叩きつけられる。叩きつけられたたと同時に少し衝撃で少し息が漏れるが、追い討ちをかける様に彼女に嫌な感覚が襲いかかる。

 

 

 

 

「―――――――――ち、力が抜ける・・・!?」

 

 

 

 

大蛇に噛まれている所から吸い取られる様に力が抜け来る現象に目を自分の剛腕に向けると障壁を抜けて牙が装甲に喰い込んでいる。このままでは食い物にされると思って抵抗する暇もなく彼女が緑色に輝き、強制的にクロスアップが解けてしまう。噛む物が無くなって地面に口あけた大蛇が突っ込む。

そして爆発するように土煙を上げるがその中から小さい身にしては大きな垂れた耳を持った1本角を生やした可愛らしい小動物のリアと左手にシモノフ、右手にP226 CUSTOMを持って小猫が飛び出て来る。彼女はさらに向かってくる大蛇に拳銃を数発程、撃っても牽制にもならない。そのうえ聖剣相手と同じで受ける事も出来ない彼女は

 

 

 

 

 

「・・・・くうぅっ!?!このぉ!!」

 

 

 

 

 

「コネコ!!ダメだよ!!――――――――『ブレイジングファイア』!!」

 

 

 

 

 

「―――――っ!?!」

 

 

 

前に出ようとするリアは口から緑色の火炎球を撃つが効く所か無意味だ。危険だと思って彼女は拳銃を捨てた手を伸ばして抱えて走る。突っ込んで来る大蛇に拳銃が掻き消される様に跡形もなく無くなる。そんな大蛇を飛んだり跳ねたり、走り回って避ける小猫の懐に暴れるリアは

 

 

 

 

「離してコネコ!!ボクなら大丈夫だよ!!」

 

 

 

 

 

「・・・無茶言わないください。リア。―――――――今離したらあの拳銃と同じ末路を歩みますよ。」

 

 

 

 

走り、小猫は宥めながらも腋に抱えて無理にシモノフのレバーを引いて装填する。向かってくる大蛇に砲音を轟かせて吹き飛ばすが、やったと思ったが四散した所から修復し始めている。こんなの弾の無駄だと悪態をつきたいが打開策が無い。頼みの綱の障壁も抜けてこのざまだ。元々人外相手の武器だが、こんなの相手では無いと言っても同じだ。あってもしょうがないと思っている彼女は迫ってくる大蛇にスカートの下から数個だけアップルと呼ばれる手榴弾をピンを抜いたの状態でばらまく、四方八方から向かって来る大蛇を避けながら向けている最中に点火して大蛇ごと爆発を起こし、その爆発の衝撃を背中に受けながら推進力に変えてその場から離脱する。

そして包囲を抜けたと思った彼女は少し気が緩んでいたのかもしれない。その時少し腕の力が緩んでリアが抜け出た同時に彼女に細い紫電の様な黒い閃光が頭上から落ち、彼女の体が激しく震え、体に異変を覚えながら倒れ、それを見たリアは

 

 

 

 

「ん?―――――――――どうしたのコネコ!!」

 

 

 

 

「・・・・か、体、痺れて―――――っ!?」

 

 

 

 

 

顔を動かす事が出来なく、視線だけ黒い大蛇を纏っている朱乃に視線を向けると彼女の周囲を帯電するかのように稲光する黒い閃光が目に入る。それを見て

 

 

 

 

 

「――――――雷・・・!?」

 

 

 

 

朱乃の得意な雷撃での攻撃、それも変異して黒い雷撃に変わっており、それを体に流された。本当なら死んでるとこだが、体が動かないのに意識がはっきりしている無駄な頑丈さが恨めしい。手に持っているシモノフを満足に振り回せない状況で彼女にリアが

 

 

 

 

「ボク、行くよ・・・・。」

 

 

 

 

「・・・リア!!ダメです!!逃げてください!!貴方では敵いません!!だから――――!!!」

 

 

 

 

「うん。分かってるよ。でもコネコの足手まといになるのは嫌だから・・・。」

 

 

 

そこ言葉に心がズタズタにされる様な感覚に襲われる。昔も似たこのような事があって様な気がしてそんな事を思い出している間にもリアはその小さい体を生かして大蛇を掻い潜って行く、大蛇が掠ると同時に傷が増えて行く赤い血が流れている。痛みを堪える様に涙を堪えて走り、飛ぶ。

 

 

 

 

「ボクはシャウトやガムド達が居ないと満足にあの森で生きて行くなんて出来ない役立たずだし、泣虫だし、弱いし、喧嘩なんて大っきらいだ。―――――!!」

 

 

 

 

 

「・・・――――――!!」

 

 

 

 

迫ってくる大蛇を掻い潜って大きな耳を使って滑空しながら朱乃の方に向かって飛ぶ。そして叫ぶように

 

 

 

「―――――最初はユウについて行ったのだって何か変わるかと思ったからだけどボク自身何も変わらなかった。変わらず弱いままだ。だけどボクは嬉しかったんだ。こんなボクがコネコの力に、皆の力になれた事が、でもそれはユウが力を貸してくれたからコネコにの力になれたんだ。今度はボクだけの力でが頑張る番だ!!!」

 

 

 

 

「・・・・。」

 

 

 

 

 

そして朱乃の懐に飛び込んだ鉄仮面はそれでも表情を変えずにリアを暗黒の瞳で見つめている。彼が身を回転させながら

 

 

 

 

「ボクは友達を置いて逃げたり、見捨てすることなんて嫌だ!!だからボクは戦う!!―――――『プチツイスター』!!!」

 

 

 

ヘリコプターの様に回転が早まり小さい竜巻を作り出し、それを放って朱乃にぶつけた。だが、そんな物は彼女の纏う黒い紫電の閃光に掻き消され稲光がリアの貫いた。

 

 

 

 

「―――――っ!?!??!?!?!?!?!?!」

 

 

 

 

「―――――リア!!リア!!リアぁ!!」

 

 

 

 

驚愕に目を見開く小猫の叫ぶ声もむなしく、焼け焦げたリアが落ちて行くそれを待ち構えた様に群がる黒い大蛇。後ろから皆が何叫んでいるようだがな匂いっているのかわからない。せっかく此処までやってきたのに結局、誰も助けられない。思わず目に涙が浮かぶ。助けに行きたいのに痺れの所為で上手く立てない。転ぶ。土を服に付けながら叫ぶが、大蛇は待ってくれない。また力不足なんて嫌だ。助けてられてばかりなんて嫌なのは同じだ。自分だってそうしたいだけど意思に見合う力が無い。こんな事、考えるだけ無駄かもしれない願うだけ無駄かもしれない・・・・。だけどお願い!!友達を助ける力をどうかください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、髪飾りの宝玉が翡翠に光り輝く、強い願いに呼応するようにその輝きを強めて行った。そして音声が男性様な機械音声が

 

 

 

《 The power of mind in!!TerrirRabbit!!》

 

 

 

その音声と共に宝玉が光る、次の瞬間リアを光の帯が周りを円様に囲み、姿が光に包まれ、彼女の思いが彼に力を与える。

光に包まれた彼は機械的な鋼鉄のパーツに覆われて行く、軽量性と耐久力の高い深緑の胸部装甲、そこから白い柔軟な防弾性繊維に覆われた胴体や腰部を待つ丸々覆う球体状の装甲の両サイドから、丸太の様に筋肉質な剛脚に脹脛を覆う程のつま先が反り上がって鋼鉄のブーツ。

そして肩は半円状の肩パットの様な肩装甲から色は黒だが胴と同じ防弾繊維肘に覆われ、肘から手の方は円柱状の装甲に覆われ、手の部分には三本の突起物の様な爪があり掌に丸い砲口がある砲塔、尻尾はウサギの様な丸いふわふわとした丸い毛の尻尾、背部はガルゴフォームのガトリングアームの様なマグナムの回転弾倉を二つ繋げた様な形状をしたミサイル発射管、首は胸部装甲から出た襟の様な装甲板に覆われて隠れており、頭はリアの名残を残す額に一角の付いた後ろに流れる様な頭部装甲と大きな耳は装甲に覆われて飛行機の翼を三枚繋げた様な形状になっており先端は並ぶように三か所に赤色の翼端灯があるレーダー、顔は緑の装甲のフェイスガードに覆われて青い目以外が覆われて、共通して胸部装甲と腰部の装甲の中心に逆三角形のエンブレムの付いる。

その姿は体の大半を流線形の装甲に覆われた一角の角を持ち、大きな耳を持った体のシルエットは毛を刈ったプードル犬に近い姿に変貌していた。

 

 

 

 

《Matrix Evolution!!AgileRabbit!!》

 

 

 

 

以前のアレスタードラゴンと同じく悠より二回り大きくなった姿で光の中から姿を現すと同時に大蛇が襲うが、四つの大蛇が食らいつこうとした瞬間にその姿が消えた。視線で探すより早く彼女は自分の姿勢が可笑しい事に気づく、お姫様抱っこの様な姿勢で両腕で抱きかかえられいる状態で上を見ると変貌したアジャイルラピッドのリアがそこにいた。そして小猫が

 

 

 

 

 

「・・・・リア、なんですか?」

 

 

 

 

「うん。ボクだよコネコ。――――――なんだかわかんないけど力がみなぎっているんだ。それにとっても速く動けるみたい。」

 

 

 

 

リアが大蛇に飲み込まれようとしていた場所から彼女のいる所まではかなり距離があったがそれを一瞬で彼女の所まで行く、さらにこうやって抱える事までやってのける程に彼のスピードが強化されている。小猫がリアに何か言うとする前に三匹の黒い大蛇が此方に迫ってきているそれに気づいたリアが

 

 

 

 

「何かまだ言いたいようだけど、ちょっと待ってね。」

 

 

 

 

 

「・・・リア―――――っ!!!?!」

 

 

 

 

今さっきと同じ様に小猫を抱えたままその姿が消え、二人が居た所に大蛇が土煙を上げて激突する。そして上空に姿を現した小猫を抱えたリアを最初は心配で見ていたリアス達が

 

 

 

 

「――――――よ、よかったわ。最初はどうなるかと思ったけど大丈夫のようね、にしても前に朱乃がガムドが姿を変えたって言ってたけど、悠が渡した神器《セイクリッド・ギア》が二人の思い呼応してリアに姿を変える程の劇的なパワーアップを促したのかしら・・・。そこの所どうなの?アーシア。」

 

 

 

 

「はい。悠さんの神器《セイクリッド・ギア》はイッセーさんの神器《セイクリッド・ギア》と同じ様に使用者の思いで進化します。そしてさらに悠さんのは絆や他者との繋がり等もその対象になる様で、私のクロスもその力の一つです。――――――クロスの場合は私の神器《セイクリッド・ギア》の能力やシャウト君の能力を統合して能力が進化する様です。」

 

 

 

 

「あっちはまだ大丈夫そうだけどコッチわまずいわね。―――――――イッセー!どう、抜けそう?」

 

 

 

 

「無理です!!今さっきからドラゴンショットを何発か叩きこんでいるですが、当たる前にバリアみたいのであさっての方向に跳ね飛ばされるばかりで全然通る気配がありません。―――――――――やっぱコッチも禁手化《バランスブレイク》しないと話にならないですね。やっぱ・・・。」

 

 

 

 

 

 

兵藤はそう言って苦虫を噛み閉める様な表情をしながら赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》を見ていた。そして集まっている彼女達の所に一発向かってくるのを迎撃しようと皆が構えようとするが、それを突然、縦に両断するラグナが咆哮を上げて続けて撃ってくる弾頭の上を飛んで伝ってデカブツの方に向かって行く、それをサポートするように下の方でべルヴェルクで弾頭の頭を撃って進行方向を逸らしたりして彼に当たらない様に正確に撃ちこんでいる。

 

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

魔導書の効力で上がった身体能力で咆哮を上げながらデカブツの頭上まで飛んだ彼は大剣を振り上げて斬り込もうとした瞬間、近づく前に重力に従って振り下ろした大剣が逆らう様に浮き上がる所か、自分の体ごと弾かれる様に吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

「――――――――何ぃ!?うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!!」

 

 

 

 

 

自然と視線で追ってしまった彼は校舎の窓の方に突っ込んでしまった。彼の飛びようを見るとまるで強力な同じ性質の磁石が反発し合う様に飛んで行ったのを見てアーシアが見た事あるのか

 

 

 

 

「やっぱりアレは重力障壁ですね。」

 

 

 

 

「え、今なんて言ったんだアーシア?」

 

 

 

 

「えっと重力障壁です。以前見せて貰った物は簡易な重力操作系術式による障壁を展開して攻撃を弾く物なんです。あの規模になると攻撃を通すのは難しいかと――――。」

 

 

 

 

なんとなく他は今ので分かってくれたようだ。だが簡単に説明したつもりが全然分かっていない様な顔する一誠が

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・えーっと?」

 

 

 

 

「まぁアレですね。俗に言うアニメとかで出る重力のバリア。それもかなり強力な物です。」

 

 

 

 

「おお、なるほど。」

 

 

 

そう言うのに色々詳しいと前のお願いの依頼とかでそう言ったのが多かった。この方が知っていると思って合わせてみたら分かってくれたようだ。だが、それじゃあどうやって通すんだ?と言った感じでまた首を傾げ始めたのだが、果たして考えている場合があるのだろうかと思うんだが、案外のこの面子は精神的な問題が一時的にでも解決するとかなり余裕が出てくるようだ。さらに木場やゼノヴィア達が今のを見て攻めかねているが、ミサイルの雨が止んだと思ったらコカビエルが次の行動を取る前にジグザグにソーナ達の結界をいとも簡単に突っ切って向かってくる青白い光を見て

 

 

 

 

 

「――――――あれは雷かいな?」

 

 

 

 

 

「―――――――U.F.O.ですか?」

 

 

 

 

刀舞、エスの順に言って行き、最後に校舎の窓から顔を出しているラグナが

 

 

 

 

「―――――――未確認飛行物体か!?」

 

 

 

 

 

 

「言ってる事が二回目と三回目が意味が同じだ!!ってか状況考えろよアンタら!!」

 

 

 

 

ツッコミを入れている一誠も案外余裕じゃないだろうか?そんな事より不規則に飛び回る光は音速を超えてジガンスパーダの重力障壁に当たると完全に止められてしまった。そうして一度引いて姿を現したのは背に青白の光翼と尾を持ち、全身を青い宝玉を付け、黄金の装飾がある白の鎧は閃光の様な眼光を光らせて赤龍帝の鎧を騎士に近づけた物を思わせるが明らかに雰囲気が真逆の様な感じの乱入者に一誠が

 

 

 

 

 

「なんだコレ!?何でこんなにも体が震えやがる!?!」

 

 

 

 

 

「・・・・今トイレに行くのは勘弁してや?」

 

 

 

 

「―――――――トイレじゃないよ!?!こんな緊急事態にトイレ行こうなんて考える馬鹿はいません!!」

 

 

 

 

 

『―――――――白い龍《バニシングドラゴン》か。赤に惹かれてやってきたのか?だが、邪魔立てする所か何の真似だ?俺に攻撃してくるとは・・・・まぁ、当然のことか。』

 

 

 

正気なのかそうじゃないのか判断に困る彼の言動に皆は驚く、この場面で一誠の宿している赤い龍と対を成す伝説の白い龍の出現に、だがコカビエルが勝手に自己完結するし、攻撃を受けた本人は余裕そうだ。そう聞かれた白い鎧が

 

 

 

 

 

『アンタは少し勝手が過ぎる。力づくでもアザゼルの元に連れて来るように頼まれていてね。――――――それにしても面白い事になっているようだな。』

 

 

 

 

『ああ、この黒い力に包まれた時、私は大量の知識と未来の世界を知った。なんとも素晴らしき混沌とした世界よ。この力もその混沌から来る力!!素晴らしい!!素晴らしいではないか!!白い龍《バニシングドラゴン》よ!!お前が望むような楽しい戦乱の世界が始まるのだ!!』

 

 

 

 

 

完全に精神が可笑しいコカビエルは飛んでいる白い龍の鎧に楽しいそうに言う。それに対して鎧の方は

 

 

 

 

 

『戦乱は此方も望む所と言いたいが、今の立場上それはまずいのでね。―――――――それに先代から協定でその使っている力を持つ貴様を潰し、貴様にその力を与えたその者を滅ぼすのが最優先なのだよ。』

 

 

 

 

『――――――――この俺を止められると思っているのか?』

 

 

 

 

『今さっき手に入れた力で俺を倒せると思うな。』

 

 

 

 

そう言って鎧の方が手を翳すと黄金色の力が収束して行き、男性の様な掛け声が

 

 

 

 

 

《Divide!!》

 

 

 

 

その掛け声にコカビエルは僅かながら力が失われる感覚に襲われるが、戦闘艇の様な姿の周辺に禍々しい黒い力が渦巻きだすと力の喪失が突然収まる所か増している。それに違和感を感じ始める白い鎧にコカビエルが

 

 

 

 

『流石、伝承通りだな。―――――――触れた者の力を半減させる事で自分の力にするようだが、そんな力は今の俺には通用しないぞ』

 

 

 

 

『なるほど聞いていた通りの力だな。こうも簡単に相殺されるとなると奪う力では向こうの方が上と言う事か・・・。黒き獣の力。さらに腐っても伝説級の堕天使を下地にした禁手化となると楽しめそうだ。』

 

 

 

 

『相変わらず小賢しい態度だ。だがコレを見ても同じ事を言えるか?』

 

 

 

そういうコカビエルは機首を上げて、胸部を白い鎧のいる方に向けると前に突き出している突起物が前に展開し、胸部の発射口が露出すると禍々しい黒と赤の輝き放ち始めて、大気を焼いて収束された力を放出する。巨大な力の奔流が空に伸びて白い鎧の方には当然の如く避けられたが失速する事無く、伸びて行き一直線に白く輝く月に向かう。暫くして先が見えなると皆の耳に静かな重低音が聞こえる。あんなの地上に向けて撃ったら本当に学園が焦土と化すだろうが、それだけでは済まないかもそれない。今の威力を見て楽しんでいるような感じだし、まったくもって周りを見ていないので、へたしたらせっかくアーシアが頑張って術を解いたのにコイツらの所為で町が消滅するかもしれない。高速で戦闘機動と取って大量の弾頭を避けながら多量に青い魔方陣に展開して巨大な青白い魔力弾を撃ち出すが、重力障壁で防ぎつつ撃ち出している魔力を削って少しづつだがコカビエルの力が増し、空に膨大な力が大量の爆発を引き起こしている。

そして対空砲火が飛び交う中を高速で飛びまわる白き龍の鎧を弾頭が追い切れていないが、無駄に堅い要塞の様な防備に攻め込めないでいる様な彼にコカビエルが

 

 

 

 

 

 

『嘗て二天龍と騒ぎたてられた片割れと言ってもこの程度か、コレが龍の力か?片腹痛いわ!!』

 

 

 

 

『虎の威を借る狐とはこのことか、借り物の力でほざくな』

 

 

 

 

『その力に手も足も出ないではないか!ふっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!』

 

 

 

 

飛び回る白き龍の鎧はアレと敵対関係を持っているようだが、アレは同じ様に歩調を合わせて戦うようなタイプじゃない。だがアレに自分も加わればどうにかなるだろうかと思う一誠にアーシアが

 

 

 

 

「――――――――イッセーさん。私が貴方を禁手化《バランスブレイク》できる状態まで持って行きます。」

 

 

 

 

 

「アーシア!!そんな事が出来るのか!!」

 

 

 

 

「それは本当なの!?」

 

 

 

 

「はい、ただこの技はあまり長い時間は効力が続かないですが確実に前の婚約式の時より持続できます。少し待っててくださいね。部長さん。少し此方へ・・・。」

 

 

 

「なに?アーシア。」

 

 

 

 

何か一誠を一人にして二人で話している。途中から驚いた声が聞こえるが何話しているのかはっきり言って何を言っているの変わらない話し合いが終わったのか少し顔を赤くしたリアスと何か顔が真っ赤で茹で上がっているアーシアがなんとか持ち堪えて居る。なんでそうなっているのか分からない一誠にはどう言った声をかけていいのか分からない。そしてアーシアとリアスは

 

 

 

 

「一誠さん。手を出してください。」

 

 

 

「イッセー。手を出しなさい。」

 

 

 

「―――――へ?あぁ、はい。」

 

 

 

手を出した両方に籠手の方をアーシアにそうで無い方をリアスに出す。先に動き出したのはリアスでいきなり引っ張り、突然の事に姿勢を崩した彼の顔を自分の豊満な胸に埋めた。

 

 

 

 

「フォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?!?!?!?!?!」

 

 

 

 

 

「え、えい!!」

 

 

 

顔は二つの柔らかい塊に挟まれてそこへさらに視界を塞がれている状態で籠手の方の腕に程良く手に収まるくらいの柔らかい感触があるのに気付いてい何かと思って少しも揉むと弾力があり、声が

 

 

 

 

 

「――――――うぅ、あぁ!」

 

 

 

 

 

『ふごほごふぐっ!!!?(こ、これは!?OPPAI!!!?)』

 

 

 

 

 

「――――――ふぁくっ!?ば、馬鹿!イッセー喋らないでよ!くすぐったい!い、イッセー。戦争になったり此処が無くなっちゃたらこんな事今後してあげられなくなったちゃうの、だから頑張りなさい。」

 

 

 

 

さらにくすぐったいのか少し卑猥な声をげてしまう二人に反応し、さらにリアスの鶴の一声に力を緩めたリアス達は幽鬼の様に一度離れる一誠の赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》が宝玉が翡翠の輝きが夜闇照らす程に光り出し、唸りを上げる。

 

 

 

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!はぁいっ!!!ぶっっっちょょょっうぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉっ!!!」

 

 

 

 

《Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!Boost!!BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBoost!!!!!!!!!!!》

 

 

 

馬鹿みたいに上がる魔力で周りに突風を引き起こす。その様子を見ていたリアス達が

 

 

 

 

 

「ま、まったく!!ユウはなんて事を教えるのよ!!」

 

 

 

 

「で、でもコレが一番有効だと言っていましたので・・・。」

 

 

 

 

「そ、それはそうだけど・・・・もっと考えるべき所あったじゃない。そう。いろいろと・・・!!―――――――はぁ、それよりいいの?」

 

 

 

「あ、はい。――――術式起動、抽出したエネルギーを太陽龍王の真珠《ソル・パール》で取り込み可能な力に変換します。」

 

 

 

 

そう言いながら歓喜の唸りを上げている一誠をほっといてアーシアはまだ恥ずかしさに顔が火照っていてクラクラする頭でキーボードとエネルギーの管理状況を棒線のようなバーで表示したホロウィンドウを見ながら操作すると彼女の体が赤く光り出し、彼女は腰にスタンドを押し込んでコンパクトにしたマイクを引き出してスタンドマイクに戻し

 

 

 

「一誠さん。籠手を前に出してください。」

 

 

 

 

「―――――――おう。分かったぜ!!」

 

 

 

 

「では行きますよ。――――――――――『ソウルチューニング』!!」

 

 

 

 

出した籠手に赤く輝く宝玉が付いているスタンドマイクを小突く様に軽く叩くと籠手に幾何学な模様と既に赤いオーラの様な物を纏っている所にさらに赤が纏わり着く。

そしてあまり変わらないがいきなり籠手が叫びを上げる。

 

 

 

 

《Welsh Dragon OverBooster!!》

 

 

 

そうして翡翠に光り輝く宝玉の着いた左腕の籠手から中心に体に赤い鎧が次々と付けられて行き、背の首筋の部分に長い尾が付いており、両肩甲骨部分には、大きくは無いがブースターのような突起物が付いている。まるでその鎧は簡易的に龍の頭部を模したような造形で頭部の翡翠の眼光が輝く、嘗て腕を代償に手に入れた力。禁手化《バランスブレイク》、赤龍帝の鎧《ブーステッド・ギア・スケイルメイル》の姿に変わる。それに一誠が

 

 

 

 

 

「うっわ!?!いきなりかよ!?!?!―――――――でも本当に使えたぜ!!禁手化《バランスブレイク》!!」

 

 

 

 

 

「イッセーさんを禁手化《バランスブレイク》が出来る様に調律《チューニング》しました。―――――――ですが段々とズレて行きますので気をつけてください。完全にズレると解除されます。状態は逐一報告する為に通信用の術式符を組み込んでおきましたので頑張ってください。」

 

 

 

 

「おう!!アーシアと部長のお陰で戦えそうだ!!―――――――いっくぜぇ!!」

 

 

 

 

そう言ってコカビエルと乱入者の元に背中のブースターの様な推進機から翡翠の魔力光を輝かせながら向かう。そんな中、朱乃と小猫、アジャイルラピッドのリアが相対している。悠より小柄の彼女を左肩に座って頭を押さえて落ちない様にしてリアにしっかり取りついている小猫を気にしながら、向かってくる黒き紫電を避けながら向かってくる大蛇に両腕の砲塔を向けると砲口に可愛らしい顔の弾頭が金属を響かせて砲口に顔出す。そして捉えたリアは

 

 

 

 

 

 

「いっけぇ!!―――――――――――『ラピッドファイア』!!」

 

 

 

 

 

 

砲口をから炸裂音を轟かせて発射された弾頭は板状の四枚の飛行翼を展開し、噴射口から推進炎を吹き出して取り巻きの二匹の大蛇に着弾すると膨れ上がるように爆発して四散する。四散した所から修復されるが続けて這う様に迫ってくる大蛇や黒い紫電を回避しながら背中の回転弾倉の形をしたミサイル発射管も同じ様に装填して

 

 

 

 

 

「コレも持ってけぇ!!―――――――――――『ホーミングミサイル』!!」

 

 

 

 

連続した炸裂音を響かせて左右六つ、合計に十二の白煙が尾を引いて朱乃に纏わり着く大蛇に全弾命中する。連続した爆発音を轟かして爆発と同時に四散するがすぐに修復される。爆煙が晴れると同時に大蛇が迫ってくる。さらにあの黒い力はどうやっても朱乃から離れる様子が無いそれを見て

 

 

 

「ああ、もう!!あの黒いの鬱陶しい!!」

 

 

 

 

「・・・・威力は上がりましたが、結局このままでは不利な長期戦を強いられるだけです。――――――ですが今の状態なら・・・リア。策があります。私に力を貸してください。」

 

 

 

 

「――――――うん。改めて頼まなくてもボクはコネコの力になるよ。」

 

 

 

 

「・・・・ありがとうございます。では行きますよ!」

 

 

 

 

髪飾りの宝玉が光り輝き、掛け声を上げる。

 

 

 

 

《Xros!!》

 

 

 

 

小猫とリアは共に周囲を光が包み込む。

光の中ではリアが光に分解されて小猫に取り込まれていく、翡翠の帯が何重にも彼女の身を一周して彼女を構築していく、直ぐに変化は訪れる。

依然と同じ様に髪の先が翡翠に染まって、彼女の服装が変わる。肩がゆとりのある二の腕辺りでしか無く、腰までしか無いジャケットを羽織り、手首まで隠すグローブにボタンの代りに金属の止め金が前に三つ付いたベストを着て膝下まである何枚も布を重ねた様なフワッとしたスカート、腰の後ろに大きなリボンを付け、足は脹脛を覆う程ある装甲板を踝の両サイドやつま先、踵を覆う様に付けたブーツを履いている。

そして手にはアジャイルラピッドの背部についているものと同じ打撃部分が回転弾倉を二つつなげた様な形状で、反対側には八か所に翡翠の水晶の様な棘の付いた深緑の巨大な鉄球が付いた両口ハンマーとモーニングスターを合体させたような彼女の身丈以上の巨大な武器を持ち、頭にはベレー帽の様な帽子に両サイドに翡翠の宝玉を付けたヘッドホンの様な形に翼を三つ繋げ、先端に赤色の翼端灯のある耳の様なブレードアンテナが付いたヘッドギアを付けている。

そして色は黒と翡翠の色基調とした服装で見た目は袖や手袋、スカートなどにフリルいっぱい付いたゴスロリの様な服装に、巨大なハンマーとモーニングスターを合体させた武器を振りまして拘束する様にある帯を叩き割る。

 

 

 

 

《Xros Up !!》

 

 

 

リアの声をバックにガルゴフォームなど比べ物にならない程の力と負荷をその身に受けながら巨大なハンマーとモーニングスターを合体させた戦鎚”ラビット・スター”を振り回し、コッチに突進してくる黒い大蛇が大きな口を開いて彼女を飲み込もうとした時、姿が消えて大蛇の頭上に戦鎚を振り上げた状態で姿を現し、振り下ろすと同時に戦鎚の回転弾装に金属音を響かせて弾頭が装填され

 

 

 

 

 

 

「・・・・ラビットフォーム。――――――――――弾種選択、近接炸薬弾頭。『エクスプロージョン・インパクト』」

 

 

 

 

 

叩きこんだと同時に今までの比べ物にならない程の轟音を響かせて大蛇の頭が大爆発を引き起こす。頭を吹き飛ばした大蛇のさらに後続から向かってくる他の黒い大蛇に戦鎚の反対側についている巨大な棘付き鉄球が上から上部、中央、下部に展開して各部が回転し出し、回転する棘付き鉄球が四角い接続部の両サイドから軽い破裂音を響かせて射出され、大蛇がそれを避けるがその間に持ち直して手に収まりきらない程太い柄から出ている赤いレーザー光の様なワイヤーで繋がれた回転する鉄球を大蛇の顔に当てる様に振り回す。

 

 

 

 

 

「・・・削岩用重鉄球『スパイク・スマッシャー』――――――――削り砕きます!」

 

 

 

 

高速回転する棘付き鉄球が当たって重い打撃音に続き、甲高い音と切削音が鳴り響き、完全に大蛇の頭を砕いた。四散する頭はやはり修復しようとまた戻るがその間に、高速移動で姿を消してエスの元に行く

 

 

 

 

「・・・・エスさん。頼みかあるんですが。」

 

 

 

 

 

「何でしょうか?ゴスロリの小猫さん。」

 

 

 

 

 

「・・・喧嘩売ってるんですか?いや、もう”その体”でそれなんですから、それだけでもムカつきますがってそんな事言っている場合じゃないんです。侵食用の防御陣をもう一度かけて貰えませんか。」

 

 

 

 

「お安いご用ですか、アレほどの物になると通用するか分かりませんよ?それでも良いのでしたら・・・。」

 

 

 

 

「・・・ありがとうございます。」

 

 

 

とべルヴェルクを戦鎚に軽く叩くと青白い幾何学な模様が染み込む様に浮かび上がり、それを確認するとその場から直に姿を消す。後に残ったのは強い突風だけだった。小猫は朱乃の方に向かいながらリアに

 

 

 

 

「・・・リア。かけられた侵食用防護陣の取り込みます。―――――――――行きますよ。」

 

 

 

《分かったよ!!――――――――eater get the power!!》

 

 

 

彼女が明るい翡翠の色のゴスロリが青白い色に染まり髪の先も同じ様に青白く染まり、光り出した小猫は

 

 

 

 

「・・・・侵食用防御陣の解析を完了しました。機能に転換します。」

 

 

 

 

《Overdrive!!!》

 

 

 

掛け声と共にさらに重くなる負荷を感じながら青白い残像を残しながら猛スピードで黒い大蛇を纏う朱乃に向かう。向かって来る大蛇を戦鎚で叩き飛ばしてからバトンの様に回転させながら棘付き鉄球を展開し、高速回転させながら射出して叩き砕く、さらに何十匹も黒い流体状の大蛇が向かってくる対して戦鎚の回転弾倉に弾頭が金属音を響かせ、装填しながら鉄球を戻し

 

 

 

 

「・・・弾種選択、誘導弾装填、目標を捕えました。『テリア・ランチャー』発射。」

 

 

 

 

向かってくる大蛇は一度止まった小猫に一斉に飛びかかり、彼女を貫いた様に見えたが血も何も出ていない状態で穴の空いている様にも見えず、ただすり抜ける様にしか見えない。それは彼女の残像であり、直に消えて本体は一度後方に退いて装填された回転弾倉型のミサイル発射管も兼ねている戦鎚を掲げていた。発射口から連続した炸裂音を響かせ、大量の白い発射煙を噴出しながら両サイドの合わせた十二発のミサイルが白い尾を引いて直撃した大蛇を爆発、粉砕して行った。

そして今までの攻撃の様に四散したりはするが直撃と同時にその威力や攻撃に転換されているエネルギーを吸収して、攻撃の度に力を増していたのが止まる、彼女がやったのは侵食用防御陣の特性をそのまま攻撃に転換して攻撃の時や接触する時のドレイン効果を無効化する事に成功したのだが、実際反発しているだけであの黒い力を払える訳で無いがこれ以上あの黒い力に力を与える事は無いだろう。

そんな彼女の顔は眉間に眉を寄せ、上がった息に酷い汗をかいていた。

 

 

 

《コネコ。大丈夫?》

 

 

 

 

「・・・大丈夫です。まだ行けます。」

 

 

 

 

そう言って黒い紫電をかわしながら突っ込んで行く小猫はあまり余裕が無かった。最初に力を大分吸収されたのもあり、クロスした時に少し回復したが、以前のガルゴフォーム以上の戦闘力に見合った付加の掛かるこのフォームは彼女の精神力と体力をガスガスと削って行く為、シンドイ所の問題じゃない。どうにかクロスが解けない様に精神力で持たせいる彼女にとってはあまり思考を割ける余裕が無いし、技一つ一つでかなり消費する。後は小技を数回、一回大技が撃てるかどうかだ。短期勝負で決める為に一発で彼女が纏わり着いている黒いオーラの様な大蛇を粉砕する。反発するのなら彼女から吹き飛ばす事も出来る筈だ。そう言う思考に至った彼女は向かって来る大蛇の頭を戦鎚で殴り飛ばして直接、黒いオーラを纏っている鉄仮面の表情の朱乃にジグザグに残像を残しながら接近して横から思いっきり戦鎚を叩きこむのを前と同じ様にとぐろを巻いた大蛇を盾に防ぐが、防いでいる上から強引に吹き飛ばし、小猫は

 

 

 

「・・・・・リア!!」

 

 

 

 

《分かったよ!!――――――Strike・Bit!!purge!!》

 

 

 

 

鉄球についている翡翠の水晶の様な棘が淡い翡翠の輝きを持ち、接続が外される様な金属音と共に全部射出されて、飛び回る。

そして小猫は反回転してようやく止まる朱乃に手を翳すと、彼女を中心に大きな逆三角形の頂点に一機づつ、棘が針を前に向けて配置され、翳した手の前に残りの五機のビットが五角形に同じ様に配置されると広がり、巨大な力をその中心に翡翠のレーザー光が収束させて翡翠色のエネルギー球が生成され、逆三角形に配置された三機のビットが翡翠の輝きを強める。

 

 

 

 

《エネルギー充填完了!!重力誘導弾道!!構築!!――――――行けるよ!!》

 

 

 

 

 

「・・・その黒い力だけを吹き飛ばします。『GT・ブレイザー』!照射!!」

 

 

 

 

 

充填されたエネルギーは三点のビットに吸収されて互いにレーザー光で繋ぎ、逆三角形状の極大光線が大気を焼き巨大な大蛇を同じ様にとぐろを巻く様に盾にした朱乃に向かって行く、一度拮抗したが、それを物ともせずに丸々全部翡翠の光が呑み、光が止むと同時に辺りに響き渡る程の大爆発を起こす。そんな中、朱乃の意識は暗黒の世界の中で一人だけスポットライトに当てられ、その場に佇んでいる。

そんな彼女は辺りを見回して

 

 

 

 

「今さっき黒い何かに呑まれたのは覚えているのですが、此処は一体・・・?」

 

 

 

 

 

アレから大分時間が経った様な感覚を感じながら完全に孤立してしまった彼女はどうやってここから脱出しようかと思いながら考えているとふと背後に気配を感じて振り返ると

 

 

 

 

 

「――――――っ!?あ、アーシアちゃん?貴方も此処に呑まれてしまったのですか?」

 

 

 

 

 

彼女の可愛らしい後輩である彼女が同じ様に呑まれてしまったのかと思って少しコカビエルの事を思い出しながらもおっかなびっくりで声をかける。そんなアーシアは何かに脅えている様な素振りで自分を見ているのに疑問を持ち

 

 

 

 

「ど、どうしたんですか?アーシアちゃん。」

 

 

 

 

「――――――――っ!?!」

 

 

 

 

何か言っているがよく聞こえない。近づこうとして脚を運ぶとさらに怯えて足が竦んで動けない様だ。そうして彼女に近づいて行くと怯える彼女がさらに悪化して行く、彼女にはどう言う事か分からず。手を差し伸べられる程近くに行った彼女はアーシアの口から聞いた言葉は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――――――いやぁ!!こ、来ないください!!お願いです。殺さないで!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言っている意味がわかない。だが後ろを見ても誰もおらず、その言葉はどう考えても自分に向かられている。何でなのか問い掛ける暇もなく、彼女の左から殺気を感じて後ろに飛び退くと見覚えのある赤い籠手が目に入り

 

 

 

 

 

 

 

「またアーシアを殺す気か!!――――――――。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ――――――――――――――――――――――この堕天使!!!―――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう叫ぶ声を自分は耳を疑った。視線を上げるとリアスを望まない婚約から勇ましく救った赤龍帝”兵藤 一誠”がアーシアの守るように彼女に立ちはだかっていたからだ。一体どう言うの事なのか聞こうと声を上げ

 

 

 

 

 

 

「私は堕天使などでは―――――――。」

 

 

 

 

 

「――――――それならその背中にある汚ねぇ黒い羽根はなんなんだよ!!」

 

 

 

 

 

そう言われて改めて後ろ、自分の背中を見ると自分が忌み嫌っていた堕天使と同じ黒い翼がその黒い羽根を舞わせながら存在していた。何かが皹の入る音を耳にしながらそんな彼女に

 

 

 

 

 

 

「―――――――――また俺達をだますんだろ!!俺を殺したみたいに!!アーシアもそれで殺された!!そんなことされたのに信じられるわけねぇだろ!!」

 

 

 

 

その言葉に自分は違うと言葉を出したいが、彼等が堕天使に受けた自分の利益の為に行われた非道な行いを考えば同一の存在をそう思ってしまうのは必然だと思って非難の苦しさの余りに目を背けてもいろんな者の目が彼女を奇異など存在を否定する様な目を向けて来る。その中でも自分の信じた赤い髪を持つ自分の主を含めた仲間までもが彼女をそう言った目で見る。

そして耐えられたくなって目を閉じ、また目を開けると今度は誰かに抱かれているので前が見えないが、この温もりは

 

 

 

 

 

「お母様・・・・!?!」

 

 

 

 

そう思って呼ぼうとするが、彼女の体は力無く横倒しになって動かない。背中には幾つもの刃物で刺し込まれた様な傷がある。そして視界が見える様になった彼女は和室の隅で彼女を囲む様に居る角ガリに口ひげを蓄えた屈強な体格の一人の堕天使の男が自分に忌々しいそうな顔を向けて

 

 

 

 

 

「まったくこんな弱々しい人間と我ら誇り高き堕天使の血を混ぜよって!!この異端者が!!あの方もそんなおぞましい事をよくやれるな。まったく気が知れぬ。―――――貴様はこの世に望まれぬ子だ。小娘。我らを冒涜する罪としてその者と共に死して償え!!」

 

 

 

 

 

そこから何度も同じ様なセリフを繰り返し、繰り返し、まるでビデオを逆再生してまた再生している様に何度も何度も刺し貫かれる。

苦痛も自分の心に突き刺さるようにズタズタにされていく、そんな行為に我慢できなくなった彼女は

 

 

 

 

 

 

「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

声にならない様な悲鳴を上げて頭が狂いそうな光景に発狂した。

そしてその頃、大きな爆煙から黒い煙の尾を引いて、服はボロボロでも無傷そうな朱乃が落ちて行くのが見えるが、これ以上動く事が出来ずに小猫も墜落する。互いに離れてグラウンドに落ちて土煙を上げ、次第にその姿を現し、彼女はなんとか意識の朦朧とする状態で立ち上がり、倒れている朱乃を確認する。

 

 

 

 

「・・・・やりましたか?」

 

 

 

 

《アケノに纏わり着いていた膨大なエネルギーは今の攻撃で吹き飛んだみたいだよ。――――――っ!?これって!?!》

 

 

 

 

「・・・リア。どうかしましたか?」

 

 

 

《アケノの中から纏っていた物と同じエネルギーを感じる!!》

 

 

 

 

その言葉と同時に倒れた彼女の周りを大量の黒い稲光が響き渡り、小猫は腕で目を隠す様に周りもコカビエルでいっぱいいっぱいの中、その変化に目を向ける。黒い光に包まれた彼女のボロボロであった服装が元に戻る所か、巫女服の上にどす血の様に赤い着物を羽織って落ちない様に前で黒い紐が結ばれ、巫女服に金属質なボタンの様な物で止められており、背中に悪魔の様な大きな翼を広げて、手には肘まで覆う程の鉄鋼の手甲の付いたどす黒いグローブをつけ、手に持っているのは青紫で身丈以上の柄が長い小さい叩く部分が普通の金づちと同じサイズの戦鎚。

そして額には鬼の様な二本の角に中央にバッテンの傷の付いた額当てを付けた。さっきと変らない鉄仮面のままの朱乃が体中に黒い紫電を纏わり着かせて浮いている。そんな彼女が黒い紫電を放ってきたので戦闘態勢に入ろうと”ラビット・スター”を構えようとするが、足に力が入らなくなって前のめりにこけ、こけたと事で黒い紫電は当たらなかったが前のめりに倒れた状態から動けない。

 

 

 

 

「・・・・え、なんで?」

 

 

 

《コネコ!!?!――――――うわぁ!?」》

 

 

 

ヘッドホンから聞こえていた音声が聞こえたと同時に体が光って小さい小動物の様な元の姿のリアが弾き出される。彼女も倒れたまま土の付いた制服に戻る。そして転がったリアは少し動いたかと思ったがいきなり押し寄せる様に圧し掛かる膨大な負荷と疲労に直に気絶してしまい、同じ物を受けている彼女はどうにか意識があるが動けない。

 

 

 

 

 

 

「・・・こ、こんな肝心な所で―――――!?」

 

 

 

 

 

悔しそうな声を上げるが、思った以上の負荷に体がもたなかった様で顔を上げて朱乃の方に目を向けると彼女は巨大いな黒い電撃を纏わせている手を向けている。それも段々と大きくなっており、倒れている状態でもその電熱を自分の肌に感じる。後もう少しだったのに何で肝心な所で動けない自分が悔しい。そんなこと思う彼女に追い打ちをかける様に目の前の現実が自分の心に突き刺さる。

気付いた頃にはもう遅く、一誠がコカビエルに阻まれ、他のアーシアやリアス、刀舞など仲間達が向かおうとするが間に合わない。放たれようとした瞬間、あまりのも膨大な力に影どころか何もかもが消えてこの場で自分達が消えることを覚悟した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初陣そうそうやってくれるな。――――――――――――だが、此処で皆を守れなきゃ!!コイツの名前がただのお飾りになっちまう!!その攻撃!!止めさせて貰うぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな聞き覚えのある声が彼女に耳に響き渡り、突如出現した彼女の前に出現した黒い影、黒い閃光を両腕に持っている巨大な盾で完全に防いでいる。耳に響き渡る大気を焦がすような雷の閃光が止む。

そして長身の影が段々と光の所為でボヤけていた視界がはっきりして行き半身を彼女の方に向けてから彼女が聞きたかった声が

 

 

 

 

 

「間一髪だったな小猫の嬢ちゃん。無事か?―――――――最強の盾を携えて、太陽龍王こと霊烏路 悠。只今参上。出てきた所がいきなり射線上とか正直驚いたけどなんとかなったな。」

 

 

 

 

その姿は何時もの気さくな笑顔に何時もと服装が違って緑のロングジャケットに黒のYシャツ、黄色いネクタイを付け、引き締まった黒のパンツスーツにこげ茶色皮靴を履いて、頭や首などに包帯を巻いた悠。

そして両腕に剛腕には逆三角形の分厚く推進機を付けた巨大な盾を付け、手の甲に共通して翡翠のモニターが備えられている。朱色を基調とした色と重厚なフォルムな両腕が目立つ彼は

 

 

 

 

 

「まぁ、守る事ならこの太陽龍王の鱗盾《ソーラー・シーズシールド》にお任せあれってね。――――――つか、どういう状況?今時悪落ちヒロインとか早らねぇぞ。朱乃嬢。」

 

 

 

 

 

なんか何時も道理にバカみたいな事言ってはいるが、見ただけで今の彼女の状態を良い当てるのは流石と思える。そんなこと思いながら彼に

 

 

 

「・・・こんな切迫した状況で何言っているんですか?まぁ言っている事が当たっている分どうかと思いますが。」

 

 

 

 

「――――――っえ?マジで悪落ち?」

 

 

 

 

「・・・おおよそ当たっています。いきなり黒い何かに呑まれたかと思ったらあんな事になりました。私が戦っていた時より強化されているので気おつけてください。私しんどいんで寝ますけど後、頑張ってください。――――――寝ている事を・・・・良い事に、何か・・・したらボコ、り・・・・ます。」

 

 

 

 

そんな安心したら瞼が段々重くなってどんどん目が閉じられていく、後は任せましたよ。悠先輩。と続けた彼女は目を閉じた時に耳にここちの良い声が残る。

 

 

 

 

 

 

 

                ―――――――後は任せな。小猫の嬢ちゃん。――――――

 

 

 

 

 

 

 

それを聞いて彼女の意識は落ちて行った。




ではまた次回


※GT・ブレイザーのGTはゴールデントライアングルの略
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