戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第2話 穴掘りで一山当てます

はい。私達はウンガルフのとある島にて穴を掘っています。ボス達が一般人を酷使していて、それはもう死にそうな表情をしていた。

 

マスミ「はぁ……。なんで私達がこんな事を……」ザックザック

 

アリス「全くです。大した実力もないのに、横柄な態度が腹立たしいですね」ザックザック

 

マスミもアリスも不満たらたらで穴を掘っている。私も不満しかないけどね。でも……。

 

ベル「この仕事が上手くいったら私達は組織から独立出来るかもだからね。それまでの辛抱だよ」

 

早く自由になりたいです!

 

ベル「そういえばアリスはデスポート号にいなくても良かったの?」

 

アリス「余りあの空間にはいたくありませんので……。それにヒガキさんがいれば何も問題はないでしょう」

 

アリスの言う事は尤もだけど、今私達がやっているのってゲームで言うところの『カメダ海賊団』っていうウンガルフの依頼だとするならばデスポート号はコンキスタ号にやられるんだよね……。

 

まぁまだ沈められる事はなさそうだから、向こうはヒガキさんに任せても問題なさそうかな?

 

グントラム「おい!グズグズすんな!!さっさと玉を見付け出せ!!」

 

あの狼頭の人使いが荒い荒い……。コンキスタ号が此方に来る頃にはデスポート号はやられてるだろうし、さっさと玉を掘り起こしたい……。

 

グントラム「ん……?おい、今何か光ったぞ」

 

「隊長!やりました!なんとかのオーブを見付けました!!」

 

……どうやらグントラム達が見付けたみたい。

 

「じゃあこれで俺達の仕事は終わりか……」

 

「やっと家に帰れる……」

 

グントラム「待て。まだおまえ達の仕事は残ってるぞ。全員さっさと掘った穴に埋まれ」

 

掘った穴に埋まれって……。

 

アリス「口封じする気ですね」

 

マスミ「どうするの?あのまま協力者が口封じされるとなんか目覚めが悪いんだけど……」

 

ベル「……放っておいても問題はないよ」

 

話を聞くにグントラムは暑い中穴掘りをやらせれて不機嫌だから、その鬱憤を晴らす為に協力者達を生き埋めにしようとしているようだ。

 

本来なら止めるべきだろうけど、そんな事をしたらグントラム達に悪印象を与えて面倒臭い事になるからやりたくない。まぁ態々私達が止めに入らなくても……。

 

???「そこまでだ!悪党共め!!」

 

「な、なんだなんだ?」

 

「何処にいる!?」

 

???「罪のない人々を使って強制労働とは酷い事をする……。此処で天の裁きを受けるがいい!」

 

何このクサイ台詞……。

 

アリス「クサイですね」

 

マスミ「クサイね」

 

どうやら2人も同じ事を思っていたらしい。協力者達は彼の事をヒーローと崇めているけど……。

 

グントラム「ガハハハハ!また会ったなクソガキ!!」

 

???「グントラム!俺の名前はキャプテンカイトだ!!」

 

ああ。あれがパワポケ13の主人公君か……。名前はカイトというらしい。

 

グントラム「はっ!どのみち此処でくたばるんだからどっちでも同じだろうが!!」

 

そう言ってキャプテンカイトと愉快な仲間達とグントラム達がドンパチし始めた。じゃあ私達は今の内に……。

 

ベル「皆、この場はヒーローに任せて今の内に此処から離れて」

 

「えっ?で、でも……」

 

ベル「……此処で死にたいなら残ってても良いよ。それが嫌ならさっさと消えて」

 

「は、はい~!!」

 

協力者達は私に怯えて逃げていった。……よしよし、グントラム達は戦いに夢中で気付いてないね。

 

ベル「よし、じゃあ私達も帰ろうか」

 

アリス「はい」

 

マスミ「それよりもそこに隠れている奴等は無視しても良いの?」

 

あー……。やっぱりマスミも気付いているよねぇ……。私達の目的は達成しているからさっさと帰りたいところだけど……。

 

アリス「マスミさんも気付いていましたか。ちょっとちょっかいをかけてみましょうか」

 

アリスは好戦的な性格なので、隠れている人物達を見逃す筈もなく、そこの物陰に向かって銃を構えて……。

 

 

バンッ!

 

 

???「わーっ!!」

 

???「す、スメラ様ーっ!」

 

隠れている人物の正体はスメラとトードのようだ。機会を伺って私達の持ってる玉を奪いに来たんだろうね。

 

ベル「君達は私達に何か用事があるのかな?」

 

スメラ「えっ?い、いや……」

 

ベル「用事がないならとっとと消えて」

 

トード「す、スメラ様!此処は帰るでゴワス」

 

スメラ「そ、そうだな!この場は見逃してあげようじゃないか。うん!」

 

そう言ってスメラとトードはそそくさと走っていった。

 

ベル「……さて、今度こそ帰ろうか」

 

目的を果たした私達はデスポート号に戻った。

 

 

 

カイトside

 

俺達はカメダ海賊団が住民を酷使して強制労働をさせているのを阻止する為にグントラム達と戦っている。

 

グントラム「おっとっと!ほお?腕を上げたじゃねぇか。デスポート号に見付からずにこの島に上陸しているとは驚いたぜ」

 

カイト「おまえ達の船ならやっつけたぞ」

 

グントラム「何……?」

 

カイト「沈んではいないが、痛め付けてやった」

 

何故か知らないが、なんかよたついていたから痛め付けた。

 

グントラム「ちっ!どうやら様子を見てきた方がいいみてぇだな!」

 

グントラム(そもそもヒガキやアリスが指揮を取ってるならコンキスタ号程度に遅れを取るとは思えん……。ボスが余計な事をしたのか?)

 

グントラム「あのクソメガネ……!」

 

なんか様子が可笑しいな……?

 

グントラム「じゃあなクソガキ。またその内に会おうぜ!」

 

そう言ってグントラムは去っていった。

 

カイト「……おいスメラ」

 

スメラ「ギクッ!……何かな?」

 

カイト「おまえは俺達とグントラムが戦っている間に玉を持ち逃げしようとしていただろう?」

 

スメラ「そ、そんな訳ないじゃないか!」

 

怪しいな……。

 

スメラ「それに玉は他の奴に持っていかれたぞ!」

 

カイト「な、なんだって!?一体誰に!?」

 

スメラ「わ、わからないが、多分海賊達に……」

 

まさかグントラム達は囮だったのか!?まさか他にも仲間がいたなんて……。

 

カイト「くそっ!」

 

早くカリムーの玉を取り返さないと……!

 

 

カイトsideout

 

 

 

 

戻ってきた私達はボスに玉を献上する。

 

カメダ「おおっ!これはまさしく技のオーブ!!」

 

ベル「目当ての物はそれで良かったかな?」

 

カメダ「間違いないでやんす。ではおまえ達はこれによってカメダ海賊団から独立でやんす!」

 

やったぜ!

 

カメダ「でもたまにはオイラ達を手伝うでやんすよ?」

 

ベル「まぁそれくらいなら……」

 

まぁそう遠くない内にグントラムから追放されるだろうし、コンキスタ号の人達によってカメダ海賊団は完全に瓦解するから、そうなったら今度こそ自由になるからそれまで我慢しよう。

 

カメダ「あと技のオーブはおまえ達に預けるでやんす。今回の仕事の報酬でやんす」

 

なんで……?




今回はここまでです。

次回、ヘブン……!
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