戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第5話 貴族の町は優雅で甘美なイメージ

私達はクインシティの中でも貴族達が沢山住んでいると言われているグレートクインにいる。

 

シロ「こ、此処があのグレートクイン……!」

 

マスミ「……私達って別に貴族って訳じゃないから、場違い感が半端ないんだけど」

 

アリス「とはいえ私達はボス達と違って別に犯罪を犯している訳ではありませんので、堂々としていれば良いのです」

 

一応私達はカメダ海賊団の一員だけど、今は独立してるし、独立前もほぼ別行動だったから顔を覚えられていないだろうしコソコソする必要ないよね。

 

ベル「アリスの言う通り堂々としていれば案外普通だと思うよ。この貴族の町と言われるグレートクインもね」

 

しかし辺りは結構ざわついてるね。何かあったんだろうか?気になったので、近くにいる人に話を聞く事に……。

 

「ああ。最近王女様がツンドランドの皇帝と結婚したんだよ」

 

ツンドランドの皇帝って確かジオットだよね?王女様っていうのも木村冴花(きむらさえか)ことブサイの事だと思うけど……。

 

ベル(成程ね……。シロを仲間にした島から数十日かけてこのクインシティに来たからその間に結婚騒動があったと考えるのが妥当かな)

 

この世界では時間の流れがとにかく速い。ミライの話によるとゲームでのリミットの9900日が経過しても別世界から来た私達は年を取る事がないので、この海の旅をゆっくりとするのも悪くないだろう。

 

……とりあえず仲間をもっと集めておきたい。

 

マスミ「そういえば天国蝶がいた島で出会ったメイド服の人が言っていた『イオリ』っていう人はこの辺りでも有名なレヴィン家の令嬢らしいね」

 

ベル「レヴィン家はグレートクインでもかなりの上流家庭って話だよ。ウンガルフの島で見たスメラと呼ばれた人もこのグレートクインでは有名なミカード家の住人らしいけど、レヴィンに比べるとかなり家柄のランクは数段落ちるだろうね」

 

アリス「貴族の間にも色々とありますからね……」

 

そういえばアリスは前の世界……もといパライソタウンでは有名な家柄なんだっけ。だったら貴族間での気苦労も身に染みているんだろうね。名家で生まれて育つのも必ずしも良いって訳じゃないみたい。

 

アリス「ところでベルさん、この町にはどういった用事で来たんですか?」

 

ベル「用事という用事はないよ。船の試運転も終わったし、一休みがてら観光に来ただけ」

 

シロ「あの船凄かったですね……。何かボタンを押したと思ったら突然カプセルになってしまうんですから……」

 

アリス「…………」

 

マスミ「…………」

 

シロ「あ、あれ?私何か変な事を言いましたか?」

 

ベル「……いや、何も言ってないよ。私達からしたら不自然な発言はなかったよ」

 

シロ「良かった……」ホッ

 

ベル(そう……。私達からしたら……だけどね)

 

当然だけど、この世界にはボタン1つで船がカプセルになるシステムなんて存在しない。アリスとマスミには前に見せた事があるから、大して驚いてないだけでシロからしたら驚きの対象なのは当たり前だ。

 

ちなみにシロが言っていた現象は私がいたドラゴンボールの世界で御世話になったホイポイカプセルと私が造った船を連結させて、カプセルの先端部分を押すと船が出現して、船にあるボタンを押すとカプセルに戻るというシステムの事である。

 

なのでこれで確信した。シロは私達とは別の世界からこの世界に来た人間だと……。

 

安堵しているシロを見てゆっくりと話せる場所を探して今日は休もうと思った。数十日の航海は疲れたからね……。




今回はここまでです。

次回、ベルはシロと話をする……。
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