戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
私達は今デジーマから北に数十キロ行った鬼ノ島という場所にいる。
面子は私、アリス、ユキコ、シルヴィアの4人。船はカプセル化しているので、他の人達はデジーマで待機となった。
シルヴィア「鬼ノ島か~。一体どういう所なの?」
ユキコ「私の聞いた話によりますと……。この島はかつて鬼達が生活していた場所であり、その鬼達に人々は恐怖を抱いて付けられた島だと言われています」
そんな裏話があったとは……。ゲームプレイだけだとまず耳にしない話だよね。ユキコの情報収集能力は流石と言わざるを得ないよ。
ユキコ「更に鬼ノ島は世界で初めて恐竜やドラゴンが出現した島とも言われており、別名『ドラゴンアイランド』と呼ばれているらしいですね」
シルヴィア「ド、ドラコン……!?」
アリス「成程……。よく見てみるとあちこちに恐竜らしき生き物が歩いていたり、ドラゴンみたいな生き物が飛んでいたりしますね」
確かにそれらしき生物が滅茶苦茶いる。歩いているのは恐竜とラプターだし、飛んでいるのはビードラゴンやらパワポケ13ではいない筈のドラコまでいるし……。
その他にもロック鳥や人喰い虎、地獄蝶もうようよしている。ハッキリ言って超カオス。
ベル「私達のパワーアップには最適の場所だね。また全員でこの島を訪れてみようか」
アリス「そうですね。それで今日のところはどうしますか?」
ベル「そうだね……。今日はこの島の下見に来たつもりだったけど、折角だから軽く運動して帰ろうか。3人共準備は大丈夫?」
シルヴィア「ドラゴンとか言われてちょっと萎縮しちゃったけど、全然いけるよ!」
ユキコ「鬼ノ島に行くという時点で入念な準備をしていました。なので此方も大丈夫です」
アリス「勿論問題ありません。オールグリーンです」
3人は近辺を彷徨いている敵に対してそれぞれの武器を構える。頼もしい。
ベル「じゃあ行こうか。この島を隅々まで回りにね……!」
さて、軽くレベルアップといこうじゃないか!
~そして~
アリス「辺りの敵は大方倒しましたね」
ユキコ「あとは最深部にいる敵だけですね」
シルヴィア「いや~、思ったよりも上手く戦えて良かったよ」
この3人とても強い。アリスについてはある程度知っていたけど、ユキコは近接、遠距離と打ち分けて闘えていたし、シルヴィアは近接戦闘に関しては3人の中で群を抜いていた。
私も負けじと近接戦闘で敵を倒していったよ。
シルヴィア「それにしてもベルさん凄いよね。まさに疾風怒濤って感じ!」
アリス「ベルさんの本気はまだまだあんなものではありませんよ」
ユキコ「私達も遅れを取る訳にいきませんね。最深部の敵も今まで以上に張り切って倒していきましょう」
な、なんかこそばゆい……!
ベル「そろそろ休憩は終わりにしようか。身体は休まった?」
アリス「はい。充分に」
他の2人も問題なさそうにしている。それでは行動再開!
~そして~
「グォォォォッ!!」
デ、デカっ!
アリス「あれはビードラゴンですね……」
シルヴィア「さっきまで戦っていた奴よりも一回り大きいよ~!」
ユキコ「最深部の主ですね。この島の最深部の主は日毎に変わると言われています。今日はビードラゴンのようですが……」
何それ怖い。
ユキコ「最深部のモンスターはそれぞれで殺し合い、喰い千切りを繰り返して成長していっていますので、今までに比べると段違いの強さです」
通りで辺りが血生臭いと思ったよ……。
ユキコ「ちなみに極稀に主が2体いる事があります」
シルヴィア「……私の見間違いじゃなかったらあの大きいビードラゴンが2体いるんだけど」
うん。それは私も思った。
アリス「これは倒し甲斐がありますね」
ベル「じゃあそれぞれ陣形を整えていこうか。焦らずに処理していこう」
私達は対ボス敵用の陣形で通常よりも倍近くの大きさのビードラゴンに向かい討つ。
今回はここまでです。
次回、再会……?