戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第19話 ユキコの冒険談

ユキコside

 

こんにちは。ユキコです。私はクインシティに住んでいたのですが、ある日を境に人生が変わりました。

 

それは私がカメダ海賊団に所属する前の出来事……。私は家族と団欒していました。穏やかな日常……。こんな日がずっと続けば良いと思っていましたが、それが崩れるのはとても呆気なかったです。

 

「金目の物を出しやがれ!」

 

「逆らう奴等は皆殺しだ!!」

 

家に賊が侵入してきました。必死の抵抗をしていた両親でしたが、それも虚しくあっさりと殺されてしまいました。

 

「あとはこのガキだけだな!」

 

この時の私は泣き叫ぶ事もなく、震える事もなく、至って冷静沈着でした。恐怖心が一切ありません。

 

ユキコ(それは半分は諦めから、そしてもう半分は……)

 

 

ザンッ!

 

 

私は此処で死んでしまうのだろうかと思っていたら、賊の首が跳ねられていました。

 

「な、なんだ!?」

 

「い、何時から此処にいやがった!?」

 

ユキコ(もう半分はこの様に誰かが助けてくれる事を期待していたのかもしれませんね)

 

賊の首を跳ねたのは……。

 

ミライ「貴方達がその子の両親を殺した直後からかしらね」

 

これが私とミライさんとの出会いでした。

 

ミライさんは気配を消して賊の隙を伺っていたそうです。私も存在感の薄さには定評がありますが、ミライさんの気配遮断は見事なものです。

 

その後もミライさんは10人いた賊を全員首跳ねで殺していました。潜血を浴びながらも華麗な戦いを繰り広げるミライさんの姿を見て私はミライさんに弟子入りを志願したのでした。

 

ミライさんからは私の存在感の薄さを活かした情報収集能力や遠距離戦闘を中心に教えてもらいました。近接戦闘については私が忍の者だと教えるともっと忍らしくなる歩き方等を教わりました。

 

その後ミライさんは更に1人の弟子を獲得しますが、それはまた別のところで話しましょう。それから数十日が経過した頃にミライさんの紹介で出会ったのがベルさんでした。

 

ベルさん達はあの有悪名高く有名なカメダ海賊団に所属していました。ミライさんもその一員だと聞いた時はとても驚きました。

 

ユキコ(ベルさん達と出会ってからは色々な御仕事をしましたね)

 

例えば……。

 

 

~回想~

 

ユキコ(これが黒い瞳の果実と呼ばれるフルーツですか……)

 

それは数年に1度しか実らないと言われている幻の果実。カメダ海賊団のボスであるカメダが食べたいと我儘を言っていたので、修行がてら1人で行く事に……。

 

果実に集った虫や獣は1人で戦うにはかなりキツかったですが、ミライさんに教わった事を実践すると不思議な事に苦戦せずに倒して果実を持ち帰りました。

 

 

~現在~

 

ユキコ(最近だとこんな事がありましたね)

 

最近あった事を振り替える。

 

 

~回想~

 

パラボルトに寄った私は情報を集めているとベルさんから連絡が来た。

 

ユキコ「ベルさん?どうかしましたか?」

 

ベル『さっきパラボルトで有名だと吹聴している破落戸に絡まれてね。ユキコはそれがなんだかわかる?』

 

パラボルトで有名と吹聴している破落戸ですか……。確か悪質な人達が女性に性的暴行を働いている集団がいると耳にした事がありますが、それでしょうか?

 

ユキコ「……恐らくはこのパラボルトの一部で悪事を働く連中ですね。彼等に何人もの女性が被害にあったと聞いた事があります」

 

同じ女性として許せませんね。処してしまいましょう。

 

ユキコ「ですが実力は大したものではありませんので、気になるなら此方で始末しておきます」

 

ベル『……そうだね。被害がこれ以上出ない為にも御願いしておこうかな。頼める?』

 

ベルさんはベルさんで人の痛みがわかる人ですね。ミライさんの様なクールビューティーも良いですが、ベルさんの様に優しさが目に見える人も良い感じですね。

 

ユキコ「わかりました」

 

そう言って通話を切りました。では仕事をしましょうか。

 

「はぁっ……!はぁっ……!」

 

「さ、さっきの奴等はヤバかったぜ。まさかカメダ海賊団に入ってるとは……!」

 

見付けましたね。此処は丁度路地裏ですし、騒ぎにはならなさそうですね。

 

ユキコ「」タンッ

 

瞬歩で2人の前に立ち……。

 

 

ザンッ!ザンッ!

 

 

2人を切り付けました。叫び声をあげるまでもなく2人は絶命しました。

 

ユキコ「討伐完了です」

 

その呟きは誰にも聞こえる事はありませんでした。まぁ誰かが聞いていたら少し恥ずかしいですし、騒ぎになりますからね。

 

 

~現在~

 

あとはヘビヘビ団の残党を始末したり、ダイガザラ島でカメダ海賊団の人達を壊滅したりと大概人殺しですが、私にとっては必要な殺生ですし、賊やそれに準ずる人達は殺しても罪悪感は感じませんね。寧ろスッキリします。

 

ユキコ(まぁ向こうから仕掛けて来ない限りは何もしませんけどね)

 

今の私はユラリさんとシルヴィアさんと仕事をする事が多くなりました。こんな風景も悪くないですね。




今回はここまでです。

次回、カメダ海賊団から完全独立したベル達に新たなる出会いが……!
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