戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
ユキコ「……見えません」
ベル「何をしているの?」
ある日の事。常時陸地で情報収集をしているユキコがここ数日は船内の窓から外を眺めている。それを皆が気にしており、代表で私が聞く事になった。まぁ私もそんなユキコが気になっていたし丁度良かったのかもね。
ユキコ「幻の島の話を聞いた事がありますが?」
ベル「幻の島……?」
ポケモンであった都市伝説みたいなやつ?あれって確か専用のカートリッジが必要なんじゃなかったっけ?
ユキコ「様々な海域で現れたり消えたりする不思議な島の事ですね。色々と言われていますが、その島にはあのカリムーの宝をも越える宝が眠っているだとか、島が幽霊的な存在なんじゃないかとか、その島そのものが宝なんじゃないかとか……」
ベル「そ、そうなんだ……」
め、滅茶苦茶饒舌……。
ユキコ「更にはその島が空間を破り新たな世界を開拓するんじゃないかと噂になっています」
ベル「……!」
空間を破る……?もしかしてこの世界に来る前にミライが言っていたゲートが開くってやつかな?
それからもユキコの演説は1時間にわたった……。
ユキコ「……とこの様に沢山の説がありますが、1番有力なのはカリムーの宝よりも凄い宝が眠っているという事からその島は『新宝島』とも呼ばれています』
『新宝島』……?あの音ハメ動画で社会的現象とまで言われた音楽の事?
ベル「……しかし意外だよね。ユキコはそういった根も葉もない噂は信じないタイプだと思っていたけど」
ユキコ「確かに根も葉もない風評等は信じませんが、ロマンがあるものは常に追い求めています。カリムーの宝も然りです。様々な噂が飛び交って、その真相を推理する事にロマンを感じます。今回の幻の島もそうです。私なりに色々と考えていましたが、中々思った解答は出ませんでした」
再びユキコの演説は1時間にわたる……。ユキコが情報収集好きなのもその先にあるロマンを探し続けていたからなのかもしれないね。
ユキコ「……だから今の私は陸地では色々な人から話を聞き、船に乗っている今は幻の島が出現しないかと目を光らせています」
ベル「じゃあ次の町でもその幻の島について聞いて回るつもり?」
ユキコ「勿論です。情報が、真相が、そしてロマンが私を待っていますから!」フンスッ
こんなに興奮しているユキコを見るのは初めてかも……。
ベル(しかし幻の島……新宝島か。ミライにも何かないか聞いておこうかな?話によるとユキコは独自で調べているみたいだし)
町に着いた瞬間にユキコは今まで見た事のないダッシュで船を降りた。
シロ「い、今ユキコちゃんが凄いダッシュで船を降りたけど、何かあったのかな……?」
ベル「……そうだね。とりあえず切欠を話すよ」
折角だからミライに聞いた後で私も調べてみようかな?
今回はここまでです。
次回、出現……!