戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
ユキコside
噂で聞くだけで、到達出来ないとまで言われていた幻の島にいるなんて夢みたいです。見た事のない生物が沢山です。この島はどういう仕組みなんでしょうか?現れたり消えたりしている島……それは浮いたり沈んだりという意味ならこの島の正体は……!
等と考えているとコンキスタ号の人達もこの島に来ているようで、それぞれ会話をしていた。そして……。
アンドウ「……久し振りでござるな。ユキコ殿」
ユキコ「そうですね。私が里を出て以来でしょうか?」
コンキスタ号の人達にアンドウさんが着いて行ったという話は耳にしていました。なので何れはこの様に遭遇する事もあるとは思っていましたが……。
アンドウ「そうでござるな。まさか幻の島と言われている場所で再会する事になろうとは……」
ユキコ「……里の皆さんはどうしていますか?」
アンドウ「それを拙者に聞くのは野暮でござろう。拙者は既に抜け忍の身……。もしも里の者に見付かったら追われてしまうでござるよ」
まぁそうでしょうね。私も見付かってしまったら追われる身となってしまうでしょう。
ユキコ「コンキスタ号の人達はカリムーの宝を見付けたようですね」
アンドウ「うむ、まさかあのような物が宝と呼ばれるとは……。世の中何があるかわからないものでござる」
ユキコ「そうですね」
全くおめでたいですね。カリムーの宝は既にミライさんが目撃しているのに……。ですがこの段階では知らない体を貫いておきましょう。
アンドウ「それにしても流石、情報が早いでござるな。我々がカリムーの宝を見付けたというのはまだ極一部しか知らない情報……。里の広報部隊でも随一の情報力を持つユキコ殿でござる」
ユキコ「私はそんな大層なものではありませんよ。只知りたいから情報を集めているんです。知らないと不安だから真相を求めているんです。それは里にいた時も、そして今でも……。この島についてもそうなんです」
そこから導き出される答えを求めてこの島の正体を探っているだけに過ぎません。ベルさんは恐らく気付いているでしょうね。この島の正体、実態を……。何故この島が浮いたり沈んだりを繰り返しているのかを……!
アンドウ「……そちらは元気でやっている様で良かったでござる」
ユキコ「そうですね。アンドウさんも元気で何よりです。私は里を出て間もない頃に両親が賊に殺されてしまいました」
アンドウ「……!」
ユキコ「そして同時に出会いもありました。今はこの場にいませんが、私はその人に着いて行こうと決意したその日から私は皆の役に立てるよう情報収集を担当しています。私にとっては今が最高です」
アンドウ「……それが聞けて何よりでござる」
ユキコ「願わくば貴方達とは敵対せずにやっていきたいですね」
アンドウ「そうでござるな……」
ですがそれは難しいでしょうね。ミライさん曰く近い内に開かれる異界ゲートの存在……。それはもしかするとこの島が関係している可能性があると言われています。
そして我々がカメダ海賊団の残党である事がバレた時。その時が来たら彼等と戦う必要があるでしょう。それも時間の問題ですね。
その時が来るまではこうして仲良しごっこをしていましょう。
ユキコsideout
カイト「あの2人にも色々あるんだな……」
うんうん。ユキコもアンドウさんに伝えたい事は伝えたみたいだし、私が知りたかった事も知れた。ありがとうユキコ。
ベル「そうだね。積もる話もこの機会にしか出来なかったのかもね。それよりも準備しておいた方が良いと思うよ?」
カイト「……?どういう意味だ?」
ベル「この島はそろそろ姿を消す頃だと思うからね。もうちょっと島を見ていたかったけど、そうも言ってられないみたい」
カイト「なんだって!?」
ベル「だからまたね。次に会う時も友好的でいられると良いね」
そう言って私達は船へと戻った。勿論彼等に悟られない様に急いでね。なんとか私達の船も見られずに済んだしね。
~そして~
船に戻り暫くすると島は沈んでいった……。
マスミ「まさかあの島自体が生き物だったとは……」
アリス「ですが現れたり消えたりしていた理由がわかりましたね」
シルヴィア「あ~あ、もっと見たかったなぁ~。あの島には見た事のない生物がいるんでしょ?」
ナナ「島っていうかなんていうか……」
ユキコ「そう言う人もいるだろうと思っていたので、持ち帰ってみました」
ユリ「持ち帰った……?」
ユキコ「これです」
そう言ってユキコが見せてきたのは……。
ルナ「これは……玉?人1人分位の大きさはあるんだけど……」
ユキコ「赤、青、黒とありましたので、それぞれ持ち帰りました」
リミ「こ、これを1人で持ち帰ってきたの……?」
ユキコ「無理を言ってベルさんにも手伝ってもらいました。本当にありがとうございます」
ベル「私は気にしてないよ」
ユキコ「これ等を部屋に持って帰って研究してみます」
本当に幸せそうだねユキコ……。
今回はここまでです。
次回、残党……。