戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
カイトside
俺達はデジーマで一休みをしている。するとこんな話を耳にした。
「おいおい聞いたか?カメダ海賊団の残党が活動しているらしいぞ」
「そうなのか?」
「ああ、なんでも今は鬼ノ島って所を拠点にしているらしい」
「鬼ノ島って此処からそう遠くないよな?だとしたらまたカメダ海賊団の連中に好き勝手されるのか?」
「わからん。だがそうなるとヤバイな……。その前に何処かに逃げた方が良いかもな」
話をしていた男達はそう言いながら去って行った。
ハーシバル「……今のを聞いたかカイト?」
カイト「……ああ。今の話が本当ならなんとかしないといけないな」
カンドリー「奴等の拠点は鬼ノ島って言ってたよな?」
カイト「……前に俺達がリコと行ってた所だな」
レン「カメダ海賊団って事はミライって人にまた会うんでしょうか……?」
カイト「そうなるだろう」
エンゼル「あの人恐ろしく強かったよね。しかもあっちからは一切攻撃してこなかったし……」
確かに彼女は俺達の攻撃を捌くだけで、彼女からは攻撃をしていない。もしもあの時彼女が攻めに転じていたら俺達は……。
カイト(そういえば彼女はこう言っていたな)
ミライ『この世界はそういう風に仕組まれているのだから』
カイト(あの時はガンダーロボっていう兵器と戦うだけで手一杯で考えてなかったが、あれは一体どういう意味だ……?)
ハーシバル「カイト……?」
カイト「……いや、なんでもない。鬼ノ島はかなり危険な場所だから、入念な準備をしてから行こう」
カメダ海賊団の残党という事は彼女がいる筈……。その時にあの言葉の意味を聞かなきゃな。
???「…………」
俺達は潜んでいた人影に気付く事なく話し合いを進めていた。
カイトsideout
ミライ「そう……。わかったわ。態々デジーマからありがとうユキコ」
ユキコ『気にしないでください。丁度デジーマに用事がありましたので』
ミライ「用事が済んだら新しい拠点に一足先に向かってなさい。ベル達も後で行かせるわ」
ユキコ『了解しました』ブツッ
鬼ノ島の整備をしているとミライが連絡機器で何やら話していた。ユキコからかな?
ベル「ユキコから?」
ミライ「ええ。この場所が私達の拠点の1つだという事がコンキスタ号の連中にバレたようね」
コンキスタ号の人達か……。まだミライ以外の人達は私も含めてカメダ海賊団の残党だという事に気付いていないけど、どうやってバレたのかな?
ミライ「デジーマ周辺でカメダ海賊団の残党がこの鬼ノ島で活動をしていると噂になっているようね」
ベル「……誰かに見られたの?」
ミライ「恐らくね。カメダ海賊団は悪い意味で有名な組織……。私達の内の誰かがカメダ海賊団の一員と認識されている可能性は高いわ」
その可能性はあるね。とはいえミライ以外の主力で私達の存在を知っているのは……!
ベル(……ウンガルフでカリムーの宝を探してい時か。じゃあ私とアリスとマスミの3人はコンキスタ号の人達にはバレてないにしてもその時に穴を掘っていた一般人には私達3人がカメダ海賊団だとわかっているって事かな……)
あとは私の事を姐さんと呼んでいる連中位だね。
ミライ「数十日以内には此処にコンキスタ号の連中が来るからそれまでの間に新しい拠点に移動する必要があるわ」
そうなるよね。鬼ノ島は修行場所としてかなり気に入っていたのに勿体無いなぁ……。
ミライ「彼等に顔が割れている私が此処に残るわ。念の為に整備要因として何人か一緒に残ってもらうけれど……」
ベル「そうだね。誰に残ってもらおうかな……」
ミライ「主力が残る必要はないわ。貴女を姐さんと慕っている人達で充分でしょう」
ベル「ミライがそれでも良いなら構わないけど……」
ミライ「私なら大丈夫よ。問題ないわ」
ミライ(それに丁度試してみたい事もあったしね)
ベル「じゃあ此処の事は任せるよ」
ミライ「ええ。貴女達は早く次の拠点に行った方が良いわ」
ベル「うん。でもその前に……」
ミライ「……?どうしたのかしら?」
いやいや、何時言うか迷ったよ?それが気になり過ぎて島の整備が身に入らなかったもん。
ベル「じゃあ言わせてもらうね?」
私は深呼吸して疑問をぶつけた。
ベル「ミライは遂に影分身を習得したの?」
???「?」
ミライの横にいるミライに瓜二つの女の子を見ながらミライに尋ねた。
今回はここまでです。
次回、ミライの分身の正体は……。