戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

129 / 178
今回もよろしくです。


第28話 歌は人の心に響くものであり人の命を絶つものでもある

うちの主力メンバーにミクを紹介し終わったので、今度はミクに船内の案内をしている。

 

ミク「凄いですね。こんなに内装が豪華な船……。初めて乗りました」

 

ベル「そう言って貰えると設計した甲斐があったよ」

 

ミク「この船ってベルさんが造ったんですか?」

 

ベル「うん。外観も内装も一応私が考えたよ」

 

ミク「本当に凄い……。部屋もとても綺麗です。正直海賊船ってもっと汚いものを想像してました」

 

ベル「まぁ紹介した仲間も皆女の子だしね。快適に過ごしたいと思うから、掃除には特に気を付けてるよ」

 

デスポート号にも何回か乗った事あるけど、滅茶苦茶汚かったもん。鼠やゴキブリが出るのは当たり前。しかもビスケットはカビてるし、本当に不潔だったよ。その辺りに気を遣っていたのはヒガキさん位だったし……。

 

ベル「……でこの部屋が自分達を鍛える為の所謂鍛練室だね」

 

ミク「これからは此処で鍛練をすれば良いんですか?」

 

ベル「そうだね。鍛練用の部屋は幾つかあるからそれぞれがそれぞれの鍛練をしているよ」

 

近距離戦闘や遠距離戦闘の訓練や私とミライ専用の修行場所とか……。これからはミクも私とミライが使っている方になるのかな?

 

ベル「そしてこの部屋が今日から船で仕事に行く時にミクが休む為の自室ね」

 

ミク「わぁ……。広い……!」

 

ベル「基本的にはミクの部屋だから、ミクの好きな物を置いても良いからね」

 

ミク「はいっ!ありがとうございます!」

 

凄く嬉しそう。喜んで貰えて何よりだよ。

 

ベル「さて……。案内はこれで一通りかな?」

 

他に案内してない所はあったかな……。

 

ミク「そうですね。調理場も御風呂場も御手洗いも全部確認しました」

 

じゃあ基本的な所は全部案内し終わったかな?あとは娯楽等々を行う部屋だけど、これはまた後日に時間がある時に案内するとしよう。

 

ミク「あれ……?」

 

ベル「どうしたの?」

 

ミク「この部屋……外観が他の部屋よりも強固ですね。なんの部屋なんだろう……」

 

ミクが見付けた部屋はシルヴィアが1日数時間は利用しているカラオケルームだった。私もストレス発散させる事を目的でたまに利用してる。

 

ミク「此処ってなんの部屋ですか?」

 

ベル「そこは歌を歌う為に設けた部屋だよ。外観が強固なのは防音だからかな。よくシルヴィアが使ってるね」

 

ミク「あの歌姫が使っている部屋……!」

 

なんか凄いうっとりしてる……。ミクの一挙手一投足を全部ミライで想像してしまう私からするとミライのキャラ崩壊が超ヤバいと思っちゃうね。

 

ベル(そういえばシルヴィアは世界的に有名な歌姫で通ってるんだっけ?)

 

ミクもシルヴィアのファンの1人なんだろうね。シンフォギアでも翼さんのファンだったと思うし。

 

ベル「良かったら覗いてく?今日はシルヴィアの他にも何人かで歌いに来てる筈だよ」

 

なんならあのアリスも参加してる程だからね。アリスはカラオケの類いは興味ないのかと思ってたよ。

 

ミク「はいっ!」

 

折角だから私も今日はこのままカラオケタイムと洒落込もうとしようか!ミクの親睦会も兼ねてミクにも参加して貰おう。

 

そう思ってノックをして扉を開けると……。

 

アリス「」

 

シルヴィア「」

 

マスミ「」

 

シロ「」

 

ユリ「」

 

リミ「」

 

ベル&ミク「何事!?」

 

アリス達が倒れていた。なんで?

 

ベル「ちょっ、一体何が……!?」

 

この状況に困惑しているとシルヴィアがいち早く意識を取り戻す。

 

シルヴィア「ベル…さん……」

 

ベル「シルヴィア、これはどういう状況?」

 

シルヴィア「犯…人は……!」

 

ぷるぷると震えたシルヴィアの指先には……。

 

ルナ「皆一体どうしたの?」

 

この状況が飲み込めていないルナがいた。じゃあこの惨状を生み出したのはルナって事!?

 

ユキコ「ルナさんが防音部屋で皆と歌うとナナさんから聞いて急いで来てみましたが……。遅かったようですね」

 

ベル「ユキコ……」

 

ユキコ「ルナさんの歌はとても酷いものです。彼女が初めてこの部屋で歌った時は被害が私だけでしたので、これ以上被害者を増やさない為にも目を光らせていました。手遅れでしたが……」

 

ルナ「失礼だよユキコちゃん!私はちょっと歌が苦手だから、今回はその克服も兼ねて皆に私の歌を聞いて貰おうと……」

 

ユキコ「何がちょっと苦手ですか?その結果がこの惨状でしょう。ルナさんの歌は最早音痴とかそういう次元ではありません。例えるなら海鼠の内臓が突然耳に入り込むレベルです」

 

ルナ「酷い!?」

 

何それ気になる。

 

ベル「ちょ、ちょっと聞いてみたいかもね……。怖いもの見たさっていうか……」

 

ユキコ「……好奇心は猫を殺すという言葉があります。自殺願望でもない限りは止めておいた方が良いかと」

 

そ、そんなに酷かったんだ……。ミクの親睦会はカラオケにしようと思ったけど、こんな光景見ちゃったら考え直す必要があるね。




今回はここまでです。

次回、開けゴマ……?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。