戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
現在私達は埋め立て地に来ております!
鈴音「そういえばこの埋め立て地は何をする所なの?」
十一郎「それが俺もよくわからないんだよ……」
確かこの埋め立て地のどっかに宇宙人の基地かなんかがあったような気がする。あれは特定の鍵がいるんだっけ?
恵理「この辺りは工事をしていた筈だけど……」
有栖「人1人いませんね」
鈴音「とりあえずこの辺りをそれぞれに別れて見渡してみよう。ハタ人間には注意してね」
十一郎「わかった」
それにしてもこの辺何もないな……。此処に宇宙人の基地があるのかが疑わしくなっちゃうくらい。
~そして~
私が入口に戻ってきたのとほぼ同時に皆が戻ってきた。
十一郎「う~ん、この埋め立て地は本当に何もないな……。そっちはどうだった?」
恵理「特に何もなかったわ。坂柳さんはどうかしら?」
有栖「此方も特に何もありませんでした。鈴音さんはどうですか?」
鈴音「私の方も何もなかったよ」
それにしても埋め立て地といえばな人がいたような気がするんだけど、気のせいだったのかな?
???「痛た……。もうなんなの!?変な奴はいるし、十一郎はいないし!……ん?」
十一郎「とりあえず1回外に出ないか?」
恵理「そうね。此処をまた散策するならもう少し時間がたってからにしましょう」
有栖「鈴音さんはそれで大丈夫ですか?」
鈴音「私はそれでいいと思うよ」
???「はぁぁぁ!?十一郎何やってんのよ!?」
???(ひょっとしてあたし苛められてる……?いや、そんなことよりも)
???「とにかく十一郎を追い掛けないと!」
「ああああっ!」
???「ちょっと!あたしは十一郎を追い掛けるんだから邪魔しないでよ!!」
「ああああっ!」
???「なんなのよーっ!」
十一郎「……?」
鈴音「どうしたの?」
十一郎「いや、誰かいたような……」
鈴音「また此処に来たら会えると思うよ」
十一郎「……そうだな」
十一郎(リコ……!)
~そして~
あの後白木さんが基地に戻って基地にいる人達の様子を見に行くと言っていたので、彼女がハタ人間に襲われないように全員で基地に戻り、再びこの埋め立て地に来た。ちなみにメンバーは白木さんを抜いた3人ね。
十一郎「再び埋め立て地に来たけど……」
ヒューン……ッ!
鈴音「……?今なんか音がしたような」
十一郎「えっ?」
カコンッ!
十一郎「ぐはっ!」バタッ!
えっ?なんか小波君が急に倒れたんだけど。そんな小波君の足元に何か転がっていた。これは……。
十一郎「痛て……。これは空き缶?」
空き缶って事はもしかして……。
十一郎「っていう事は……!」
???「やっほーーーっ!!」
十一郎「やっぱりおまえかリコ!?」
石川梨子。空き缶と埋め立て地とは切っても切れない縁がある緑髪伝説を大きくさせた少女。パワポケを知ってる人間で彼女を知らない人は極小しかいないと言われる少女。私結構好きなんだよね~。
梨子「やっと見つけたよ十一郎。さっき見た時もハタ立ててる奴に追い回されて……」
十一郎「……?どうした?」
梨子「ちょっと、なんで他の女といるの!?」
怖っ!梨子さん怖い。ヤンデレとかメンヘラなんじゃないかと思ってしまう程に怖い。
十一郎「ちょっ、落ち着けリコ!」
梨子「しかも……」
小波君が宥めるも彼女には逆効果。そして坂柳さんに視線を移す。
梨子「なんでよりにもよって坂柳なんかと一緒なの?」
有栖「これはこれは。御挨拶ですね石川さん」
梨子「あたし、アンタの事が嫌いだから。十一郎に近寄らないで」
有栖「御断りします。普段ならともかく、今は非常事態……。その解決の為に彼といるにすぎませんから。それに私は小波君の事を玩具としか思っていません」
梨子「十一郎を玩具にしていいのはあたしだけだから。なんか足が治ってるみたいだけど、あんまり調子に乗らないでよね」
……この2人に何があったんだろうね。2人の目に火花散ってるのが見えるし。
十一郎「おい、2人共。喧嘩は止めろ。そしてさりげなく俺を玩具扱いするんじゃない!」
鈴音「それにこのままだと話が進まないよ」
私と小波君で2人を止める。梨子を仲間にする時にその場にいる女性陣によってイベントが変化するんだけど、これは人選を誤ったっぽいね。
有栖「……鈴音さんがそう言うなら」
坂柳さんはこれで矛をおさめてくれるから、まだ理性的だね問題は……。
梨子「そもそもアンタ誰?」
この子だよねぇ……。凄い冷たい眼差しで此方見てるんだけど。まぁ未来程じゃないけどね!
鈴音「私は大宮鈴音。訳ありで今起こっている事件の解決を勤めているよ。小波君達はそれに協力してくれているんだ」
梨子「訳?」
鈴音「詳しくは話せないけど、今起こっている事について話しておくね」
私はハタ人間を作っている宇宙人について話した。
梨子「宇宙人……。良い響きだね!」
十一郎「この説明で目を輝かせられるのはおまえだけだぞ……」
梨子「まぁ事情はわかったよ。あたしは坂柳が余計な事をしないように見張ってればいいんだよね?」
十一郎「わかってないじゃないか!」
有栖「少なくとも石川さんにだけは言われたくありませんね。それに私が鈴音さんに迷惑がかかるような行為をするわけがありません」
なんか信用されてるのは嬉しいんだけど、私は坂柳さんにおくすり作っただけだよ?しかも坂柳さんの先天性疾患が治ったのは成り行きにすぎないし……。あと喧嘩止めて!せめてこの騒動が終わってからにして!
梨子「鈴音だっけ?あたしは十一郎に着いていくから。それだけはよろしくね。坂柳は帰ってもいいよ」
有栖「私は鈴音さんに着いていきますので。石川さんの都合は関係なく小波君が鈴音さんと行動する限りは私がいると思ってください」
また喧嘩始めてるし……。この2人本当に相性悪いなぁ……。
さて、次は橋とか港にも行ってみたいなぁ。もしかしたら未来達が行ってるかもしれないけど、場所だけでも覚えておきたいね。
今回はここまでです。
次回、大人が現れる。