戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第31話 その頃療養組は……

ユキコside

 

ベルさん達が獄炎島は向かったのを見送り、私は宿で死にかけている皆さんの治療に専念する。

 

アリス「うぅ……。ベルさん……!」

 

ユキコ「いい加減諦めてください。ベルさんはアリスさんの事を想って今回は留守番をしてもらっています」

 

アリスさんはベルさんに依存しきっていますね。同姓なのに、恋愛感情を抱いているようにも見えます。

 

アリス「……それでも私は…ベルさんの…右腕…です。行かなければ……!」

 

ユキコ「ベルさん達を信じましょう。留守番をしている私達の仕事はそれだけです」

 

今回の仕事は色々と不確定要素が多い……。それに対しての面子は万全の態勢で行った方が良いでしょう。そう考えると完全にルナさん達の歌う時間が足を引っ張ってしまっています。

 

シルヴィア「それにしてもルナちゃんがまさか……だったとは」

 

ユキコ「シルヴィアさん、ハッキリと音痴と言っても構いませんよ。本人には私から厳しく言っておきますので」

 

マスミ「いや、あれは最早音痴とかそういう次元じゃないような気がする……」

 

ユリ「そ、そうだね。あれは例えるなら海鼠の内臓の様な……」

 

意識が完全に回復したシルヴィアさん、マスミさん、ユリさんがルナさんの歌にそれぞれ同じ評価を下す。やはりルナさんの歌声は海鼠の内臓ですね。ハッキリわかります。シルヴィアさんはルナさんに気を遣っていますが、あそこまで下手だと気遣いなんて必要ありません。

 

アリス「うぅ……!」

 

リミ「」スゥスゥ

 

シロ「うっ……!」

 

一方でまだ回復しきっていないアリスさん、リミさん、シロさんは寝入るように疲弊している。リミさんは普通に寝ていますが。

 

ユリ「今回の仕事はなんか変わっているよね。獄炎島の調査って……」

 

マスミ「前に行った感じだと特に何もなかったと思うけどね」

 

ユキコ「ミライさんが言うには何やら空間を破る扉が出現する可能性があるとの事ですが……」

 

いまいち信憑性に欠ける話です。ミライさんが嘘を吐くとは思えませんが、空間を破る扉は些かオカルト染みています。

 

シルヴィア「空間を破る……?」

 

ユリ「比喩表現とか?」

 

ユキコ「いえ、そのままの意味です」

 

マスミ(空間……。ゲートの事?私とアリスがベルさんとミライさんにパライソタウンから連れてって貰う時に利用したあれに近いものと考えるのが妥当か……。もしかしてシロがこの世界に来た時も誰かによってゲートが使われていたのか?)

 

ユキコ「マスミさん?」

 

マスミ「……なんでもない」

 

マスミ(ミライさんなら既に知ってると思うけど、念の為に報告しておこう……)

 

とにかく考えても纏まらない以上宿を出て情報を集める必要がありますね。

 

 

ガチャッ!

 

 

ベル「戻ったよ」

 

ユキコ「御疲れ様です」

 

アリス「ベルさ……!」

 

ベルさん達が戻ってきたようです。アリスさんが嬉しそうにした後に顔を引きつっていますね。原因は恐らく……。

 

メッチー「メッチ~!」スリスリ

 

ベルさんの胸に顔を埋めてスリスリしている謎の生物でしょうね。




今回はここまでです。

次回、報告……。
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