戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
埋め立て地で石川さんを仲間にした私達は今港にいます。
鈴音「此処が港だね」
十一郎「ああ、本来なら此処にボートとかあるんだが……」
有栖「誰かがハタ人間から逃げるために乗っていったのか、ハタ人間が乗っていったのか……。1隻もありませんね」
十一郎「此処から逃げるという選択肢はなさそうだな……」
梨子「ねぇねぇ、それなら此処で釣りをしたらどうかな?」
釣りか。それなら食料確保にも繋がるけど……。
鈴音「釣竿とかはどうする?」
十一郎「釣竿なら俺の家にあるから……」
鈴音「小波君、家に帰れるの?」
家にはハタを立てた御両親がいるんだよね?無理じゃん。
十一郎「そうだった……。どうしよう?」
私なら最悪潜っていけばいいけど、他はそうもいかないだろう。特に坂柳さん。自由に動けるようになったとはいえ、彼女は身体が弱いから潜水は駄目だろうし。
鈴音「とりあえず1回他の場所に行こうか。何時までも此処で時間を浪費する訳にもいかないしね」
十一郎「そうだな」
とりあえず此処を移動しようとすると……。
カッ!
十一郎「な、なんだ!?」
突然1つの光が発生した。へぁぁぁぁっ!目がぁぁぁぁっ!!
有栖「これはなんの光でしょうか……?」
本当だよ。一体なんの光だよ全く……。あっ、光が止んだ。って……。
十一郎「なっ!」
有栖「これは……」
梨子「もしかして宇宙船!?だったら例の宇宙人が乗ってるかも!」
そう、これはどう見ても宇宙船。もしかして本当に宇宙人が乗ってるのだろうか……。
ギギィ……。
あっ、開いた。
???「はぁ、やっと出れた……」
出てきたのは宇宙人ではなく人間。しかも小波君にそっくりだ。
???「おっ、場所的には成功みたいだな。港に着くように設定してたって教授が言ってたし」
十一郎「あの、貴方は……?」
小波君が宇宙船から降りた人に尋ねる。するとその人は小波君を見ては溜め息を吐いた。
???「ああ、そこにいる少年は……。はぁ時間の流れって残酷だなぁ……」
話の内容から察するにこの人は恐らく……。
???「自己紹介がまだだったな。俺はそこにいる坊主の未来の姿さ。まぁ名前呼びだとそこにいる坊主と被るから俺の事は小波とでも呼んでくれ」
十一郎「えっ!?」
梨子「はっ!?」
有栖「へぇ……」
鈴音(やっぱりね……)
彼は小波君の未来の姿。よくよく見るとタイムマシンも前に私がいた世界の物に類似してるからもしかしてと思ったんだ。
小波「しかし期待してた反応をしたのは2人だけか。となると……」
小波さんが私達……というか私を見てはブツブツと何か呟いていた。
しかし未来から来た……か。宇宙人(ギャスビゴー星人)、未来人(小波さん)、異世界人(私と未来)……。あれ?この場に超能力者がいたらSOS団じゃね?
こうして私達が初めて仲間にした大人は未来から来た人でした。
今回はここまでです。
次回、倉庫に行った未来達はとある人物に出会う……。