戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。 作:銅英雄
レンを安全な場所まで避難させた後は私も戦い合流するも……。
アリス「ベルさん、申し訳ありませんが、弾が切れました」
エンゼル「ごめん!此方も弾切れだ~!」
ジュン「此方も弾切れです!」
シルヴィア「私も弾切れだよ!」
えぇ……。4人同時に……?
ベル「とりあえず1人ずつ弾が入っている袋を投げるから、それまで頑張って!特にカイト」
カイト「な、なんで俺だけ!?」
ベル「仕方ないでしょ?君以外銃を使っているんだから、弾切れが起こるのは……」
それでも4人同時は予想外だったけどね!
カイト「仕方ない……。うぉぉぉっ!」
おお……。まるで悪鬼羅刹の如し……。持っている武器がオニキリなだけに。
ベル(さて、私も負けてられないね。本来は格闘戦の方が特異なんだけど、この場にあるのはオニキリだけだし、しかも2本余っているし……)
まぁ考えても仕方ない。この場にあるオニキリ全てを私は両手と口で持つ。所謂三刀流だね。
ベル(さて、この亡霊達を此方に引き寄せて、その間に皆には休んで貰わないとね)
その為に私は降霊術の要領で亡霊達を全て自分の元に引き寄せた。
「オオオオオッ……!」
ベル「鬼……」
「オオオオオッ……!」
カイト「亡霊達が皆ベルさんの所に!?」
エンゼル「あのままじゃ取り憑かれちゃうよ!?」
シルヴィア「その心配はないと思うよ」
ジュン「えっ?」
ユキコ「ベルさんはこういった事態を想定して今回持参している武器や私達が装着している眼鏡を前々から準備していたのです。そして今回も……。ですよねアリスさん?」
アリス「当然です。ベルさんは私達3人は勿論、コンキスタ号の皆さんの分も対策の道具を一生懸命造っていました。そしてあの人は私達では遠く及ばない実力を持っています」
ベル「斬りっ!!」
ズバッ!ズバッ!ズバッ!
カイト「す、凄い……。亡霊達が次々と消えていく……」
アリス「ベルさんの力はまだまだあんなものではありません。もしも敵対するのなら、それを頭に入れておいてください」
カイト「それってどういう……?」
アリス「さて?それは何れわかる事でしょう。ベルさんが1人で頑張ってくれているのはその間に私達が休める様にです。しっかりと休んでおきましょう」
ふと向こうを見るとアリスが皆を休ませてくれていた。流石アリス。私の意思を汲み取ってくれている。
ベル(じゃあもう一頑張りしようかな……!)
ベル「虎……」
「オオオオオッ……!」
ベル「狩りっ!!」
ズバッ!ズバッ!ズバッ!
よし!この調子でどんどんいこう!!
~そして~
これであと3分の1位かな?それでも無茶苦茶いるけど……。そもそもこの遺跡の亡霊が可笑しいだけだからね!?
「オオオオオッ……!」
カイト「……ん?なんだ?亡霊達が集まっていくぞ?」
アリス「何をするつもりでしょうか?」
カイトが言う様に残った亡霊達が全て一ヶ所に集まっていく。あれ?この現象何処かで……。
エンゼル「え、あれって合体してない!?」
ベル(あ~、思い出した。ドラクエでスライムがキングスライムになる方法であんな感じに複数のスライムが合体するってやり方があったっけ?)
っていう事はあの亡霊達は……!?
「オオオオオッ……!」
ジュン「亡霊達が合体して、人の形に……!?」
ユキコ「まるであれがあの亡霊達の本来の姿……!」
人の形になった亡霊達は……!
「立チ去レ……!此処から立チ去レ……!」
自我を持ち、私達に立ち去る様に脅してきた。しかも……。
ベル(あれはヤバい……。あの亡霊滅茶苦茶強い。少なくとも1対1で勝てるのは私とユキコだけ……。いや、ユキコだと相性次第ではかなり劣勢になる位の実力だ……!)
それでもキチンと作戦を練って、陣形を整えれば勝てない相手じゃない。だけど普通の武器じゃ攻撃が当たらないときたもんだ。
さて……。どうするべきかな?
今回はここまでです。
次回、手強い亡霊に対してベル達は……!