戦いの世界を生き抜いた女主人公は様々な世界で冒険するようです。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第42話 徐霊完了

突如駄洒落を言い出した。しかも……。

 

「フトンガフットンダ……!ネコガネコロンダ……!」

 

しかも他にも駄洒落を連発しているし……。正直つまんね。

 

アリス「これはあの亡霊が成仏しかけている……と見ても良いのでしょうか?」

 

ユキコ「わかりませんが、苦しみだしている事から察するにその手前まできていると判断して間違いないでしょう」

 

アリスとユキコの言う様にあれは成仏の兆しだとは思うけど……。

 

「クッ……!」

 

亡霊王は私達に勝てないと践んだのか、私達を割り込んで走って行った。ちなみに亡霊王は足あるよ。

 

ベル(確か外にはレンがいた筈……。これまでの傾向から察するにレンに乗り移って私達と戦う可能性が高い)

 

ベル「とにかくあの亡霊の跡を追おうか」

 

カイト「……そうだな。あのまま外に出す訳にもいかないしな」

 

私達は陣形を崩さない様に亡霊王を追った。

 

 

~そして~

 

「ククク……。丁度良イ身体が落チテイル。コイツニ乗リ移ッテアイツ等ヲ殺シテヤル……!」

 

亡霊王は未だに気絶しているレンに乗り移ろうとしていた。まぁ意識のない人間に憑依するのはとても容易らしいね。前にミライから聞いた事があるけど……。

 

カイト「ああっ!亡霊がレンに乗り移ろうとしている!」

 

エンゼル「その場合あたし達がレンちゃんと戦う事になるの!?」

 

ベル(やっぱりね。でも……!)

 

「……?何故ダ?何故コノ娘ニ乗リ移ル事ガ出来ナイ!?」

 

カイト「えっ……?」

 

ジュン「どういう事……?」

 

「何ヲシタ……!?」

 

ベル「君が他者に乗り移り、冒険者達を殺し続けていた事は事前に調べていてね……。私達と戦った時にレンがその場にいない事を確認して、もしもの時は乗り移って同士討ちさせようとした……。でも生憎此方で先手を打たせて貰ったよ」

 

「クッ……!?」

 

ベル「じゃあそろそろ止めといこうか。皆、一斉に攻撃してこの亡霊を成仏させよう!」

 

カイト「ああ!」

 

アリス「はい」

 

ユキコ「わかりました」

 

シルヴィア「了解!」

 

エンゼル「うん!」

 

ジュン「はい!」

 

「チクショウ……!」スゥゥ

 

カイト「消えた……って事は終わったんだよな……?」

 

ベル「うん、そうだね」

 

エンゼル「見て!遺跡が……!」

 

カイト「えっ!?」

 

エンゼルの言葉に振り向くと遺跡は失くなっていた。

 

カイト「どういう事だ……?」

 

ベル「さてね。考えられるのはインカの遺跡そのものが亡霊で成り立っていた……って事だろうね」

 

しかし怨霊によって造られた遺跡か……。一体どれ程の無念が遺跡を形成していたのか……?謎は深まるばかりだね。

 

ジュン「見て!彼処に何かあるよ!」

 

カイト「なんだって!?」

 

ベル「あれは……宝箱だね」

 

本来は遺跡があった場所の奥だったんだろうね。

 

シルヴィア「何が入っているんだろう……?」

 

アリス「形状からすると刀剣の類いでしょうね」

 

ベル「とりあえず開けてみようか」

 

カイト「だ、大丈夫なのか!?」

 

まぁ問題ないでしょ。本当に危険ならその場で破壊してるし。

 

 

ギギギィ……!

 

 

開けるとそこにはアリスの指摘通り剣が入っていた。随分禍々しいな……。

 

ユキコ「これは……!」

 

シルヴィア「ユキコちゃん、何か知ってるの?」

 

どうやらユキコはこれが何か知っているようだ。

 

ユキコ「間違いありません。これはあらゆる生物を全て斬り、その代償として生気を吸いとっていると言われている……。魔剣村正……!まさか本物が見れるとは思いませんでした感動です」

 

凄く嬉しそう。そういえばユキコは趣味として様々な刀剣を集めているんだっけ?あの魔剣村正とやらはこの世界で販売されているムラマサとは別の物だ。パワポケ7の裏サクセスに出てきたムラマサともまた別のようだ。

 

ユキコがコレクションしている刀剣は今ジュンが装備しているカネサダ、他にはイクリプス、ヴァーミリオン、ナガミツ、マゴロク、ムラマサ、カネサダと同じ短刀であるニクハミ、サモンジ……。

 

私が『合成』した宇宙ムラマサ、コスモミキサー、ライトサーベル、プラズマブレード、ビーストエッジ、雷神剣、風神剣、グロンドクロス、カデンツァ、ギフトシュランゲ、ジャマダハル、クヴァール、ハートシーカー、ヴェンデッタ、そして今回私が渡したオニキリもコレクションとして加えるようだ。

 

私が『合成』した剣の性能を見たユキコは驚きの後に興奮した様子でコレクションにしたいと言っていたっけ?そこからユキコが刀剣をコレクションし始めた様な気がする……。

 

……話が逸れて、今はユキコが魔剣村正を握っている。

 

ユキコ「…………!」

 

カイト「だ、大丈夫なのか!?生気が吸われているんじゃ……」

 

ユキコ「……ふぅ。どうやらこれは乱用するのは不味そうですね」

 

……あの刀はミライに見て貰った方が良さそうかも。

 

カイト「……良ければその刀はそっちで貰ってくれ」

 

ベル「……良いの?」

 

カイト「ああ、今回はベルさん達がいなかったら俺達は死んでいたかもしれない。俺達が生きているのはベルさん達の協力があってこそだ。だからこれは貰ってほしい」

 

ベル「……そういう事なら頂くよ。そしてこれはユキコにあげるね」

 

ユキコ「オニキリに続いて魔剣村正まで……。ありがとうございます」

 

本当に嬉しそうだね。




今回はここまでです。

次回、コレクション整備……。
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